1. 塾選(ジュクセン)
  2. 合格者インタビュートップ
  3. 中学受験 合格者インタビュー一覧
  4. 植村 真一さん(仮名)
C141290000010
生徒
佐賀県立致遠館中学校 (佐賀県) 合格
植村 真一さん(仮名)
公立中高一貫校を受験。全国の過去問にチャレンジし、家族全員で問題を出し合って楽しく学んだ
インタビューに回答してくれた人:本人、お母さま

生徒プロフィール

住まい
佐賀県佐賀市
性格
最後まで諦めずに挑戦するタイプ

私の受験ポイント

塾では自習室を上手に活用。毎日のように自習室の机に向かい、学習習慣を身につけるところからスタート

全国の中高一貫校の過去問を繰り返して解き、出題傾向を把握。最初はまったく歯が立たなかったが、本番2ヶ月前にはスラスラと解けるように

家族も「受験モード」に協力し、リビングに集まって勉強。お互いに問題を出し合い、楽しく学んでいた

受験情報

受験年度
2022年
受験校数
1校

合否

志望順 学校名 合格判定 受験結果
1 佐賀県立致遠館中学校 D判定 合格

入試スケジュール

1月15日
:佐賀県立致遠館中学校

偏差値推移

小4:不明
小5:不明
小6:偏差値48

学校選び

姉が通っていた公立中高一貫校を第一志望に

お母さまにお聞きします。志望校はどのように決めていきましたか?

「二人の姉がいるのですが、長女は公立の「致遠館中学」に通っていたので、同じ学校に通ってみてはどうだろうと思い、第一志望に決めました。

中学受験については、最初それほど真剣には考えていなかったんです。ただ、本人ののんびりした性格を見ていて、「高校入試よりも、中学入試の方が頑張れそうかも」と思い、受検を決めました。次女も中学受験をしたのですが残念ながら不合格で、高校受験ではかなり頑張って勉強をしていましたね。

その他の志望校は受験しなかったのですか?

私たちが住んでいる地域は、中学受験がそれほど盛んではありません。周りの友だちのほとんどは地元公立中に通います。そのため、「チャレンジしてみてもしダメだったら、歩いて通える近くの公立中に行こう。勉強したことは決してムダにはならないから」と話して、1校のみを受験しました。

成績がそれほど良いわけでもなかったので、正直「合格は難しいだろうな」と感じていました。「落ちても大丈夫だよ」と言い続けていたことが、かえって変なプレッシャーを感じなくて済んだのかもしれませんね。

真一さんにお聞きします。「致遠館中学」について、どんな印象を持ちましたか?

「楽しそう」というのが第一印象でした。致遠館中学は理数教育に力を入れているSSH(スーパーサイエンスハイスクール)で、理系科目の授業が充実している点にも興味を持ちました。一番目の姉からはいつも「けっこう宿題が多いよ」と聞いていて、大丈夫かなとちょっと心配になったりもしましたが。それでも楽しそうだったし、やってみようと思いました。

塾について

先生がいつも声をかけ、励ましてくれた。自習室で学習習慣を身につけた

メインで通っていた塾
ITTO個別指導学院
指導方法
個別指導
頻度
週2回
科目
適性検査、算数
通塾時期
小5の4月
授業時間と費用
小4:なし
小5:週1(1回50分)、月1~2万円
小6:週2(1回50分)、月1~2万円
転塾:
併塾:

お母さまにお聞きします。『ITTO個別指導学院』を選んだ理由について教えてください。

次女が『ITTO個別指導学院』へ先に通っていたので、自然と一緒に通うことになりました。公立中高一貫校は私立中学の受験とは違い、「適性検査」2科目を受検します。国語・社会の総合問題である「適性検査1」と、算数・理科の総合問題である「適性検査2」です。それぞれに応じた対策が必須だったのですが、塾では専用のクラスも設けられていたので安心でした。姉と一緒ならば心強いでしょうし、私も安心して送り出せました。塾に通って自習室で机に向かうことで、毎日のように勉強する習慣が身についたと思います。

真一さんにお聞きします。『ITTO個別指導学院』に通って良かった点はありますか?

自習室の環境が整っていた点が良かったです。いつも自習室内に先生がいて、分からないところはすぐに質問できました。過去問を見て「適性検査1」も「適性検査2」もかなり難しいと感じたのですが、だんだんとコツが掴めるようになりました。先生のサポートのおかげですね。人見知りなので最初は姉以外、誰も知り合いがいなくて不安でした。でも先生からはいつも声をかけてもらい、励ましてくれて嬉しかったです。

受験勉強について

全国の公立中高一貫校の過去問を研究。出題傾向を掴み、しっかり対策

勉強時間
小4 塾:なし、自宅:1日30分以下
小5 塾:週1(1回50分)、自宅:1日30分~60分
小6 塾:週2(1回50分)、自宅:1日60分~90分

真一さんにお聞きします。受験勉強を振り返って「やってよかった勉強法」について教えてください。

適性検査の解き方に慣れようと思い、過去問をたくさん解いたのは良かったです。第一志望の「致遠館中」だけでなく、全国にある公立中高一貫校の適性テストも解いて、傾向を掴みました。いろいろと比べてみると、どんなパターンが出題されやすいのかが分かってきます。間違えた問題は「解き直しノート」を作って、まとめていました。そうして繰り返し解いているうちに、最初は全くできなかった問題も、スラスラ答えられるようになっていったんです。本番の1〜2ヶ月前ぐらいから「あれ、前よりもかなり分かるようになった」と気づきました。

特に社会の地理に関する問題は、各県の特徴について問う問題が多いですね。「佐賀県の○○について、40〜50字で書きなさい」という内容が頻繁に出題されていた気がします。

お母さまから見て、印象に残っている勉強法はありますか?

次女を巻き込んで、一緒に社会の勉強をしていましたね。「47都道府県の県庁所在地を覚えて、チェックしよう」と次女に誘われて、なかなか答えられずに悔しい思いをしていたようです。祖父からは大河ドラマを見ながら、歴史について話を聞いていたからか、興味関心を持って学んでいたそうです。家族みんなで関連書籍を読んだこともありましたね。

お母さまにお聞きします。受験勉強での反省点はありますか?

本番当日までモチベーションを保つことが難しかったですね。模試も1回しか受けなかったのですが、「D判定」でした。その判定を見てから、本人は頑張っていたのですがなかなか本気が出なくて、勉強に身が入らないようでした。ようやく本番3週間前に火がついたみたいで、「もうちょっと前から真剣になってくれたらな」と思いました。

真一さんは、もっとこうしていたら良かったと思うことはありますか?

もう少し前から勉強ができていれば、算数を強化したかったです。「適性検査2」でよく出題されていた問題で、ひらめきが問われると感じた内容のものがありました。「水槽に入っている球体を出した時、水槽内に水はどのぐらい残っているか」を問われるような問題は、あんまり得意じゃなかったんです。そういう対策に時間を使えていたら、自信を持って本番に臨めたように思います。

家庭のサポートについて

家族と一緒にリビングで勉強を続け、余計なプレッシャーを感じず合格

お母さまにお聞きします。受験を振り返って「やってよかった家庭での取り組み」はありますか?

姉といつも一緒に、リビングで勉強していたことはとても良かったと思っています。勉強面だけでなく、家庭や学校生活も大切にしてほしかったので、よく家族で会話をするように心がけていました。志望校について話し合ったり、受かった時のイメージをみんなで描いたりしましたね。「もし落ちても、心配しないで」と伝え続けて、励ましていました。

きっと不合格だろうと思っていたので、合格発表で「合格」の2文字を見た瞬間は本当に驚きました。本人も「神頼みが効いたのかも?」と呆然としていました。

学校生活について

優秀な同級生たちと一緒に学び合う毎日。将来は理系の道に進みたい

学校名
佐賀県立致遠館中学校
部活
書道部(週2回)

「致遠館中学校」はどのような雰囲気だと感じていますか?

1学年に120人ぐらいいて、いろいろなタイプの友だちがいます。姉の言う通り、授業の進みは早くて宿題も多いですが。お互いに分からないところを教えあったりしていて、かなり雰囲気は良いです。みんな、本当に優秀ですね。男子がちょっと少なめな点は、意外でした。

最近楽しかったのは、「英会話体験プログラム」に参加したことです。長崎のハウステンボスに行き、園内での会話をすべて英語で行なう学習プログラムに参加しました。スタッフが英語で話しかけてくるのですが、発音が良すぎて聞き取れなかったです。それも含めて、楽しい思い出になりました。

目指している未来があれば教えてください。

姉二人が理系に進んでいる姿を見て、自分も理系に進んでみようかなと考えています。「物理はけっこう楽しいよ!」と話しているので、僕も興味が湧いてきました。マイペースに勉強を続けていけたらいいなと思います。

取材して

「合格してもしなくても、勉強したこと自体は決してムダではないよ」と繰り返し語りかけ続けた、お母さまの言葉がとても印象的でした。真一さんもプレッシャーから解放されて、リラックスしながら勉強を続けていた様子が伺えます。また家族全員が一緒に学ぼうと声を掛け合っていた姿は、とても微笑ましいものでした。真一さんだけが孤独に机へ向かうのではなく、家族全員で楽しく受験を味わっていたように思います。そうした家庭の雰囲気づくりが功を奏し、合格に繋がったのではないかと感じました。

※上記は、2022年12月時点での取材をもとに作成しています。

この記事はインタビューを基に執筆されました。

文:林美夢/編集:塾選(ジュクセン)編集部

通った塾について

先生がいつも声をかけ、励ましてくれた。自習室で学習習慣を身につけた

ITTO個別指導学院

  • 小学生
  • 中学生
  • 高校生
  • 個別指導
  • 完全個別指導

ココがポイント

  • 個別ひとすじ!マンツーマン指導(1対1、1対3)
  • 一人ひとりに合ったオリジナルカリキュラム
  • 定評のあるITTO模試や特別授業で万全のテスト対策