大学受験ディアロ【Z会グループ】に高校2年5月から通塾し千葉大学に合格した方への合格者インタビュー(107)
生徒プロフィール
- 通った塾
- 大学受験ディアロ【Z会グループ】
- 住まい
- 東京都江東区
- 性格
- 社交的、リーダータイプ、好きな教科ばかり勉強してしまう、文系の暗記問題が得意
- 偏差値推移
- 高1:偏差値55(全統模試)
高2:偏差値60(全統模試)
高3:偏差値63(全統模試)
私の受験ポイント
政治を学べる国立大学を第一志望に選択。現役合格をモットーに、通うことになっても後悔しない視点で併願を選んだ
アドバイス量が豊富な個別指導塾に入塾。AI学習とプレゼンの反復トレーニングで学びを深めた
共通テスト前に思わぬ入院。逆境を逆手にとって基礎力を見直す対策に切り替えた
受験情報
- 受験年度
- 2023年
- 受験校数
- 6校
合否
志望順 | 学校名 | 合格判定 | 受験結果 |
---|---|---|---|
1 | 千葉大学 (法政経学部) | C判定 | 合格 |
2 | 青山学院大学 (国際政治経済学部) | D判定 | 合格 |
3 | 立教大学 (法学部) | C判定 | 不合格 |
4 | 中央大学 (総合政策学部) | C判定 | 合格 |
5 | 法政大学 (社会学部) | B判定 | 合格 |
6 | 國學院大學 (法学部) | B判定 | 合格 |
入試スケジュール
- 2月3日
- :國學院大學
- 2月5日
- :法政大学
- 2月9日
- :中央大学
- 2月13日
- :立教大学
- 2月17日
- :青山学院大学
- 2月25日
- :千葉大学
学校選び
政治を本格的に学べる国立を第一志望に。併願校は現役合格を優先して、入学しても後悔しない大学を選んだ
志望校はどのように決めていきましたか?
もともと政治に興味があったので、政治を本格的に学べる大学にしようと思っていました。また、両親は私立よりも国公立を勧めてくれたのですが、国公立で政治を学べて通学できる大学となると「東京大学」か「千葉大学」の2校に絞られました。学力的に「東京大学」はハードルが高くて。一方で「千葉大学」は高校も千葉県内だったこともあり身近に感じていたので、第一志望は千葉大学の法政経学部に決めました。
政治にはいつ頃から興味がありましたか?
両親が新聞を毎日読んでいて、その影響もあって僕も幼い頃から新聞を読む習慣が身についていました。新聞を読んでいたら自然と政治や世の中について興味が強くなったんですよね。政治を学ぶだけでなく、将来的には政治に関わる仕事にも興味があります。
併願も政治が学べるところを選んだのですか?
はい、すべて政治が学べる学部を選びました。私立の併願校は第一志望の千葉大学を中心にして組み立てていきました。数学を利用して千葉大学を受験するので、同じ科目を利用して受験できる私立をレベルや試験日程等も考慮して選択するという流れです。また、浪人は視野に入れていなかったので、現役で必ずどこかに入学することを考えての選択になります。学校の先生や浪人経験のある先輩から、浪人はモチベーションと成績の維持だけでも大変と聞いていたので極力避けたいと思っていました。もし通うことになっても後悔しないような大学を併願に選びました。
塾について
個別指導塾で「わかったつもり」を解消。AI学習とプレゼン型のアウトプットを併用して学びを深めた
- メインで通っていた塾
- 大学受験ディアロ【Z会グループ】
- 指導方法
- 個別指導
- 頻度
- 週1〜週3回
- 科目
- 国語、数学、英語
- 通塾時期
- 高校2年5月〜
- 授業時間と費用
-
高2:週1(1回45分)
高3:週3(1回45分)
『大学受験ディアロ』を選んだ理由を教えてください。
集団授業が個人的に少し苦手で、個別指導塾がいいなと思っていました。高校が進学校だったこともあり、集団で勉強する環境は学校で十分な気もしていました。集中力が続くタイプではないので、自分が理解できていないところや疑問をすぐにピンポイントで聞ける環境を求めていたんですよね。そんな時に駅で「大学受験ディアロ」の看板を見て、調べたら良さそうだったので見学に行きました。他の塾と比較もしたのですが、講師からのアドバイス量が豊富で、両親も良さそうと言ってくれたので、大学受験ディアロに決めました。
『大学受験ディアロ』に通って良かった点は?
大学受験ディアロでは講師を「トレーナー」と呼ぶのですが、トレーナーの親身なサポートが良かったですね。たとえば受験科目を数学利用にするか、日本史利用にするか悩んでいたのですが、トレーナーにアドバイスをもらい、当時の自分の成績や得意・不得意に基づき、志望校・併願校に合わせた科目選択をすることが大事だと実感して、最終的には数学を利用することに決めました。
他にも良かった点があれば教えてください。
大学受験ディアロでは、教わるのではなく伝えることがトレーニングになる、という方針を掲げています。わからない問題については受け身の姿勢でただ教わるのではなく、生徒自身で発表して自発的に理解しようとしていく方針です。自分が理解できていないことって、人に説明しようとしてもできないんですよ。説明の途中でつまずいてしまい、わかっているつもりでも本当はわかっていなかったポイントに気づくことも多くありました。この授業方針で理解度が増して成績も伸びました。また、自習の方法や自主的に購入する教材のアドバイスもくれました。塾以外のことへのアドバイスやフォローが手厚いところも良かったです。
志望校合格のための勉強はどのように進めましたか?
大学受験ディアロのカリキュラムには、「atama+(アタマプラス)」を使うインプットと、「対話式トレーニング」を行うアウトプットがあります。対話式トレーニングは先ほどお話しした、講師の前でわからないところを発表するトレーニングのことです。「atama+」は、タブレットを利用したAI学習です。自学習では「atama+」を利用して予習や復習を行います。この学習のいいところは、できなかった単元は戻ってやり直すことが簡単にできることです。解けなかったら戻る、を繰り返す反復学習で解き方や知識が定着していきます。
改善してほしいと思う点はありましたか?
大学受験ディアロは日曜日と月曜日が休みで、基本的に14時に開きます。そのため、自習室は日月以外の14時以降しか利用できません。自習室が使える時間と曜日が限られているので、そこを改善してほしいと思いました。開いていない時は図書館を利用していたのですが、塾の自習室のほうが集中できる環境だったので、もっと利用したかったです。
受験勉強について
オンオフをうまく切り替えて勉強に取り組んだ。2度の入院を逆手に取って基礎力を底上げした
- 勉強時間
-
高1 塾:なし、自宅:1日60分~90分
高2 塾:週1(1回45分)、自宅:1日90分~120分
高3 塾:週3(1回45分)、自宅:1日150分~180分
受験勉強を振り返って「やってよかった勉強法」について教えてください。
オンオフをしっかりと切り替える勉強法は効果的です。日中は集中的に勉強する時間として使い、塾と学校の自習室などで難問や応用問題に取り組みました。家に帰ったら、逆にリラックスするオフの時間です。ただ完全にオフではなく、リラックスしながら基礎を少し見直します。英単語や塾の復習を簡単に見直す程度です。肩肘張らずに見直すことで、逆に集中しているときよりも覚えることができたり、気づかなかったミスに気づいたりすることもあるんですよね。気合いを入れすぎないことでいい効果もあるようです。オンオフを切り替えると言いましたが、完全に何もしないオフではなく、その時の体力や気持ちに合わせて勉強するというものです。
スランプはありましたか?
学力については特にスランプはなかったのですが、受験前の11月と12月に病気を患ってしまいました。塾の帰りに急に胸が痛くなって、翌日も治らないので病院に行ったら即入院です。突発性の気胸になってしまいました。2週間の入院中は腕を挙げることもできなかったので、単語帳を少し見る程度しか勉強はできませんでした。1度目は無事に退院したのですが、翌月には再発してしまい…。再発した場合は手術しかないと言われていたので手術をして、そこからまた1週間入院することになってしまったんですよ。手術後もしばらく痛みがひどくて勉強どころではありませんでした。
大変な状況でしたね。どのように乗り越えられたのですか?
「逆境を楽しむ」、それしかなかったですね。「こんな状態でも受かったら面白いじゃん!」と思いました。もともと逆境は楽しめるタイプだったのでそう思えたのかもしれません。でも、そのときできる最善の努力はしましたよ。入院するまでは英単語を疎かにしてしまっていたところがあるので、いい機会だと思い単語帳をじっくりと見直しました。今思い返すと、受験直前に基礎をもう一度固めることができたことは、逆に良かったのかもしれません。
ただ、共通テスト2週間前にはかなり焦りが出てきてしまったんですよね。本来焦りとかを感じるタイプではなかったのですが、思いがけなく病気になったことが尾を引いてしまっていたようです。気持ち的にも落ち込んでしまいました。このときも「今できる最善のことをしよう!」と思い直し、一気に追い込みをかけることにしました。たった2週間で共通テストの過去問を10年分はこなしましたよ。
受験を振り返って反省点はありますか?
勉強すればする程有利だと思うので、もう少し早く受験に対して本格的に取り組んでおけば良かったと反省しています。僕のように急に思いがけない事が起こってしまうことも考えられます。早めに取り組んでおくことは、そういう面でのリスク回避にもなります。また、基礎をしっかり固めること、志望校の過去問を積極的に取り組むこと、これらも大切だったと思います。国公立を志望していても、私立の過去問にも取り組める余裕があると、より安心感につながったと思います。
家庭のサポートについて
身の回りのこと、精神的なこと、大変なことはすべて快くサポートしてくれた
受験を振り返って「ありがたかった家庭での取り組み」はありますか?
身の回りのことを全てサポートしてくれていたので本当に感謝しています。特に病気になってしまったときは両親がいなければ何もできませんでした。必要なことがあれば何でも快くケアしてくれました。共通テスト前の精神状態は本当に辛かったのですが、「絶対うまくいくよ!」とポジティブな言葉をたくさんかけてくれて。両親のサポート全てが苦しさを乗り越える心の支えになっていました。
病気になる前にも学校の成績を常に気にしてくれて、成績があまり良くないときは親身に気にかけてくれました。高校は学食がなかったので、毎日のお弁当もありがたかったですね。毎朝作るほうは大変だったと思います。大変なことも僕のことになると何でも快く支え続けてくれた両親には感謝しかありません。
学校生活について
環境活動で新しい発見に出会えた。将来政治への道を目指せるよう、今できることに最善を尽くしたい
- 学校名
- 千葉大学
- 部活
- なし
「千葉大学」はどのような雰囲気だと感じていますか?
千葉市内には都内のように大学が乱立しているわけではないので、千葉大生は地域でも目立つ存在です。学生は真面目で、しっかりしていて、遊ぶときは遊ぶけれど、ハメを外しすぎない。高校の先輩にも千葉大学への進学者が多いのですが、入学前に聞いてイメージしていた様子とあまりズレは感じていません。授業に出てレポートに取り組んで、アルバイトをして、思い描いていた大学生活を過ごせています。
授業以外に何か取り組んでいることはありますか?
社会経験のために「環境ISO学生委員会」に入りました。社会人と一緒に環境啓発のイベントをしたり、小学校の学童でワークショップを行ったり、千葉テレビにも出演させていただきました。実はこれ自体が授業の単位にもなるんですよ。単位取得という目的も少しありますが、実際に活動してみると環境についていろいろ学べて新しい発見があります。高校とは違った友人もできて、みんなで頑張って活動しているのでサークルのようで楽しいですよ。
目指している未来があれば教えてください。
将来の目標についてはまだぼんやりしています。政治に関わる仕事をしたいという思いはあるのですが、ひとえに「政治」といっても難しいです。政治家になりたいからといって簡単になれるわけではないですし。そういう側面もあるなかで、現実的にどのような方向がいいのかは模索中です。すぐに政治家を目指すというよりは、一旦就職して社会のことをよく知った上で政治の道に進むということも考えています。今できることに最善を尽くし、将来の目標に向かっていきたいと思います。
取材して
今回取材をさせていただいたのは、千葉大学法政経学部に通う立川雄飛さんです。将来政治に携わりたいという明確な目標を持って志望校を選択しました。高校が進学校だったこともあり、学校では補えない部分を塾でカバーしてもらうことで強みを伸ばしていったそうです。受験前の逆境にも負けず合格を手にしたことは、立川さん自身にとって大きな自信につながったのではないでしょうか。これからも持ち前のプラス思考で、将来への道を切り開いていってほしいですね。
※上記は、2024年8月時点での取材をもとに作成しています。
この記事はインタビューを基に執筆されました。
文:谷口勇人/編集:塾選(ジュクセン)編集部
通った塾について
個別指導塾で「わかったつもり」を解消。AI学習とプレゼン型のアウトプットを併用して学びを深めた
ココがポイント
- Z会グループの高品質な教材と対話式トレーニングで驚くほど理解が深まる
- 普段の勉強をしながら、総合型選抜・学校推薦型選抜にも直結する力が身につく
- トレーナーとの毎回のカウンセリングで学習進捗管理&モチベーションUP