個別指導学院フリーステップに小6の7月から通塾し履正社中学校に合格した方への合格者インタビュー(16)
生徒プロフィール
- 通った塾
- 個別指導学院フリーステップ
- 住まい
- 大阪府
- 性格
- 最後まで諦めずに頑張る、粘り強いタイプ
- 偏差値推移
- 小4:偏差値50
小5:偏差値50
小6:偏差値51〜54
私の受験ポイント
塾の先生と連携し、入試問題を研究。出題傾向をつかんだことが合格への後押しに
塾が作成したオリジナル模擬テストを何度も解き直し、偏差値が+10もアップ!
受験時のモヤモヤは交換日記に書いて共有。面と向かって話すよりも冷静になれた
受験情報
- 受験年度
- 2015年
- 受験校数
- 2校
合否
志望順 | 学校名 | 合格判定 | 受験結果 |
---|---|---|---|
1 | 履正社中学校 | B判定 | 合格 |
2 | 仁川学院中学校 | A判定 | 合格 |
入試スケジュール
- 1月
- :履正社中学校
- 1月
- :仁川学院中学校
学校選び
実際の授業を見学し、入学後のイメージが湧いてきた
第一志望の「履正社中学」の説明会には参加されましたか?
はい。参加して、実際に授業も見学しました。授業中の先生の取り組み方が細やかで、好印象だったことが志望校を選ぶ決め手になりましたね。生徒さんたちの発表の様子も見たりして、入学後の具体的なイメージが沸きました。娘も「すごく楽しそう!」と言っていて、気に入った様子で。授業参観のような形で見学をしたので、先生から生徒さんへの問いかけの様子を見たり、答えを発表したりする活発な様子が印象に残りました。自分の性格と似ているような落ち着いた雰囲気の生徒さんが多くて、安心したみたいです。
その他の志望校に関しては、いかがでしたか?
学力的なレベルを考えて、偏差値とのバランスを考慮しながら選んでいきました。その中で、実際に見学に行ったのが仁川学院中学でした。ただ、娘が「女子校はちょっといやだ」と考えていたようで、ちょっと反応が薄めでした。やはり履正社中学の授業のインパクトに比べると、それほど心を惹かれなかったのかもしれません。「きれいな校舎だね」と言ってはいましたが。
ただ高望みしすぎるのは避けたかったので、偏差値が高かった仁川学院中学を第二志望として受験することにしました。
塾について
学ぶ楽しさを知ってから成績が急上昇!偏差値が+10もアップ
- メインで通っていた塾
- 個別指導学院フリーステップ
- 指導方法
- 個別指導
- 頻度
- 週2回
- 科目
- 算数、国語
- 通塾時期
- 小6の7月〜3月
- 授業時間と費用
- 小6:週2日(1回90分~120分)、月5~10万円
- 転塾する前に通っていた塾
- 開成教育セミナー
- 指導方法
- 集団授業
- 頻度
- 週2回
- 科目
- 算数、国語
- 通塾時期
- 小6の4月〜7月
小4〜小5までは『ファロス個別指導学院』に通っていましたが、転塾されたのですね。
はい。本人の様子を見ていると全く楽しそうじゃなかったので、転塾をしました。算数も国語も全然できなかったため、通いやすい場所にあった塾に入りましたが、勉強している内容がよくわからなかったそうです。通っているときの本人の表情が気になり、「ちょっとしっくりきていないのかな?」と感じました。そこで娘に「塾を変えてみようか」と提案しました。娘も勉強が楽しくないと気づき始めていたようで、「変えてみたい」と素直に応じてくれました。
新たに入塾した『開成教育セミナー』を選んだ理由は?
通っていた小学校の近くにあったので、「ちょっとお試しで通ってみよう」と短期間だけ行ってみることにしました。そうしたら、そこで出会った国語の先生がとても素敵だったんですね。勉強することの楽しさを教えてもらったというか。とても面白い授業をされていたんです。
例えば、設問をそのまま読み上げるのではなく、「こんな問いが書いてんけど、これなに?」みたいなフランクな話し方で授業を進めてくれました。娘もとても親近感が沸いたそうで、あっという間に勉強が好きになったと言っていました。その後『個別指導学院フリーステップ』を選んだ理由について教えてください。
『開成教育セミナー』は集団授業だったのですが、なかなか成績が伸びませんでした。やはり集団授業よりも、個別指導で娘のペースに合わせた学習をする方があっているのかもしれないと悩んでいたんです。そこで『開成教育セミナー』と同じ系列の『個別指導学院フリーステップ』に変えてみることにしました。楽しく勉強が続けられるかどうかは不安でしたが、3ヶ月間お世話になった『開成教育セミナー』の先生が「何かあったら私がフォローしますよ」とおっしゃってくれたのが、入塾の大きな決め手になりましたね。
娘と先生とのコミュニケーションがしっかり取れていましたし、『開成教育セミナー』と同じようなフランクな授業形式であれば、苦手な科目も楽しく学べそうだと思いました。通い始めてみて、成績はどのくらい伸びましたか?
偏差値40台前半だったのが、最後には偏差値54になり、+10ほどアップしました。さらに、塾の先生たちと仲良くなり、過去問や模擬テストの出題パターンについて教われたことが合格に結びついたのではないかと思います。特に入試問題は出題傾向に特徴があり、「テスト作成者が3年ぐらいで変わっている」との情報を得ることができました。次にどんな問題が出題されそうかを考える上で、参考になったと感じました。さらに過去問と照らし合わせながら、娘専用の模擬テストをいくつも作成してもらえました。解答の時間配分も本番と同様に設定し、5回分は用意してくれたと思います。個人の学習レベルに応じてくれるこうしたサポートは、本当にありがたかったです。
改善してほしい点はありましたか?
どのような意図で問題が出題されているのかを、教えてもらえたらよかったなと思いますね。勉強する意義を、もう少し娘に伝えてくれたらよかったなと後から感じました。
過去に娘から「どうしてつるかめ算って、鶴と亀が出てくるんだろう?」と質問されたことがあったんですが、私自身、うまく答えられなかったんです。娘は問題を見た時に「なんのために鶴の足と亀の足の本数を計算しているんだろう?」と不思議に思ったみたいで。ただ塾の授業では、「つるかめ算を学ぶ目的はね…」などといちいち解説することはないわけです。本当は今、取り組んでいる問題自体にどのような意義があって、こんな学びが得られるんだよというところまで伝えてくれたら嬉しかったなと思います。受験勉強について
100%理解できるまで、模擬テストの解き直しを何度も反復
- 勉強時間
-
小4 塾:週2(1回30分~60分)、自宅:1日60分~90分
小5 塾:週2(1回30分~60分)、自宅:1日60分~90分
小6 塾:週2(1回90分~120分)、自宅:1日60分~90分
受験勉強を振り返って「やってよかった勉強法」について教えてください。
塾が用意してくれた模擬テストの解き直しですね。国語も算数も、最低3回は解き直していました。
最初はもう一度、理解度を確認するためにすべて解き直します。もしかしたら偶然正解して「ラッキー!」となっている問題もあるかもしれませんので。その上で、娘と答案を見ながらじっくり話し合いました。「ここはどうして分からなかったんだろう?勘違いしていたのかな?」と穏やかに聞きながら、一緒に考えていきます。そうすると、「いや実は○○だと思って、答えを書いた」と解答した時の思考プロセスを教えてくれるようになるんですよね。ただ、間違えた背景が理解できたところで、やっぱりすぐに学んだことは定着しません。そこで、2回目、3回目と繰り返して解き直しました。さすがに3回目を迎える頃には全問正解となって、クリアできていました。
クリアできたら、とにかく褒めました。「へえ、すごいねえ!!」と褒めまくったので、自信を持って勉強に向かってくれるようになったと思います。その結果、最終的に偏差値54まで成績を上げることができました。
そのほかに、重点的にやったことはありましたか?
計算問題は毎日やりました。時間を決めて、「○分以内に20問解く!」と目標を立てて取り組んでいました。また、入試問題に図形がよく出題されていたので、おもちゃのパズルを買って五感を使いながら理解できるようにしてみました。遊び感覚で物事を柔軟に捉えてもらい、理解も進んだのかなと感じています。
家庭のサポートについて
本音を引き出す「交換日記」を導入し、メンタル面をサポート
受験を振り返って「やってよかった家庭での取り組み」はありますか?
娘との交換日記です。普段は弱音を吐かない娘でしたが、いつもと違う表情をする時もありました。「どうしたのかな?」と思ったのですが、何を感じているのかをじっくり待って聞かないと、どう接していいかも分かりませんよね。そこで、「交換日記をやってみようか」と提案しました。
面と向かって話すのが難しくても、「思いを書く」ことは娘の性格にあっていたようです。以前から書くこと自体は好きで、苦にならなかったのも良かったみたいですね。とはいえ、毎回長文を綴るのはお互い大変なので、「今日はなぞなぞを書きます」とか、気分を変えて遊びの要素を混ぜたりもしていました。
振り返ってみると、娘のメンタル面を理解しながらサポートできて、とても良かったなと思っています。
今だから分かる「やっておけば良かったこと」はありますか?
机の上の勉強だけでなく、自然体験や科学実験などにもっと触れさせてあげたかったですね。ちょっと引っ込み思案なタイプでもあったので、「実験教室」や「体験学習」などに参加するチャンスがあっても積極的に取り組んだりはしませんでした。
もしもっと小さい時に、参加できる機会があったら、後々の勉強で役に立ったのかもしれないなと考えたこともあります。学びは、机の上で完結するものだけではありませんから。
学校生活について
豊かな人間関係が築けた中高時代。今は管理栄養士を目指す大学生に
- 学校名
- 履正社中学校
- 部活
- バレーボール部

「履正社中学」はどのような雰囲気だと感じていますか?
履正社中学は野球部が有名なので「スポーツに力を入れているのかな」と思っていましたが、娘が入部したバレーボール部はのびのびと活動していました。週3日程度の練習で、楽しく体を動かしていたようです。
また、中高一貫クラスは1つしかなかったため、高校卒業までクラス替えがありませんでした。そのため、お友だちとは長い付き合いになり、とても仲良くなっていましたね。
どのような生徒が多いですか?
おとなしいタイプや優しいタイプ、個性の強いタイプ……いろいろなタイプのお子さんがいたのも、印象的でした。豊かな人間関係を築いて、毎日楽しそうに通っていましたよ。
目指している未来があれば教えてください。
現在、娘は大学生になり、管理栄養士を目指して勉強を続けています。卒業後は「食品メーカーやコンビニの商品開発をしてみたい」と言っていました。食べることが好きなので、休みの日はいつも自分で「新メニュー」を作っては、楽しく過ごしています。
取材して
娘さんの気持ちをじっくり聞き、メンタルを支えていくために「交換日記をしよう」と提案したとのエピソードには、思わず涙しそうになりました。現在は大学生になった娘さんですが、交換日記をいまだに大切に保管しているそうです。「受験勉強」が親子で向き合うための大切な時間だったことも伝わってきました。塾と連携しながら、短期間で成績をグッとあげることができたのも、親子のコミュニケーションが密に取れていたからなのではないかと感じました。
※上記は、2022年9月時点での取材をもとに作成しています。
この記事はインタビューを基に執筆されました。
文:林美夢/編集:塾選(ジュクセン)編集部
通った塾について
学ぶ楽しさを知ってから成績が急上昇!偏差値が+10もアップ

ココがポイント
- 年間8000人以上がテストの点数UP。 圧倒的指導力で難関大合格も目指せる
- 講師:生徒=1:2。 点数アップを可能にする個別指導
- 学習効果が見える化された独自のシステムと学習プランナーによるアドバイス