個別教室のトライに小5の4月から通塾し淑徳与野中学校に合格した方への合格者インタビュー(20)
生徒プロフィール
- 通った塾
- 個別教室のトライ
- 住まい
- 埼玉県さいたま市
- 性格
- 自分の考えをしっかり持っている芯の強いタイプ
- 偏差値推移
- 小4:偏差値50台後半
小5:偏差値60台
小6:偏差値60台
私の受験ポイント
泣くほど嫌だった国語。大好きな理科の知識が活かせる読解問題で面白さに開眼
国語の演習問題に積極的に取り組むようになり、50点から80点へ点数が大幅UP
長文や漢字に普段から親しめるよう、アニメ&マンガ原作の小説を一緒に読破
受験情報
- 受験年度
- 2021年
- 受験校数
- 2校
合否
志望順 | 学校名 | 合格判定 | 受験結果 |
---|---|---|---|
1 | 開智中学校 (先端クラス先端コース(先端1)) | C判定 | 不合格 |
2 | 淑徳与野中学校 (普通科) | B判定 | 合格 |
入試スケジュール
- 1月10日
- :開智中学校
- 1月13日
- :淑徳与野中学校
学校選び
キーワードは #理数系を伸ばす環境 #思考力UP #科学部
中学受験について意識したのはいつですか?
中学受験をしようと考え始めたのは、小4の頃からでした。親の目から見て「人間関係がちょっと苦手なのかもしれないな」と感じていたため、いろいろなタイプの子どもが集まる忙しい公立中よりも、じっくり勉強しながら将来についてのんびり考えられる私立中に進みたいと思うようになりました。
志望校はどのように決めていきましたか?
家から通える範囲の学校の中から2校を選び、説明会に足を運んでみて決めました。娘も一緒に見学して、「ここなら大丈夫そうかな?」と確認してもらいました。
第一志望の開智中学校は、学校の趣旨・方針に惹かれました。娘は幼い頃から理科が大好きで、生き物事典をいつも眺めていたんです。得意な理数系科目を伸ばしてくれる環境で、さらに思考力を高められるのかもしれないと思ったのが受験の決め手となりました。
第二志望の淑徳与野中学校は女子校なのですが、見学前の反応はイマイチ。男の子の友だちが多かったため、「女子と仲良くなれるかな」と心配していたみたいです。でも実際に見てみたら、自分と性格の合いそうな落ち着いた雰囲気の生徒が多く、「意外と大丈夫そう」とホッとした様子を見せていました。さらに部活に科学部があったのも、ポイントが高かったみたいです。
塾について
苦手科目の楽しさを伝えるアプローチで、半年で30点も点数UP
- メインで通っていた塾
- 個別教室のトライ
- 指導方法
- 個別指導
- 頻度
- 週2回、受験3ヶ月前程度から週3回
- 科目
- 国語、算数、社会
- 通塾時期
- 小5の4月〜
- 授業時間と費用
-
小5:週2(1回60分~90分)、月1万円以下
小6:週2(1回120分~150分)、月5万〜10万円
『個別教室のトライ』を選んだ理由について教えてください。
科目ごとの得点にばらつきがあったため、家から通いやすい場所にある塾で弱点を補ってみようと思い、『個別教室のトライ』を選びました。入塾前には体験授業があり、私も様子を見に行きました。先生は最後まで娘に合わせて、分かりやすく話をしてくれているなという印象を持ちましたね。娘にも「どうだった?」と感想を聞いてみたところ、「楽しかった!」と笑顔で答えてくれたので、相性も良さそうだと感じ、入塾を決めました。
『個別教室のトライ』に通って良かった点は?
学ぼうというモチベーションを高めて、バランスよく勉強する習慣を身につけてくれたことですね。娘は理科が大好きで得意だった反面、他の科目にはあまり興味が持てず、成績も伸び悩んでいました。「理科だけを勉強したい!」と主張する娘の気持ちに共感しながら、国語や算数、社会の面白さも伝えてくれました。
例えば国語の読解問題では、動物について書かれた内容をピックアップして取り組んでいました。娘も「このお話、読んでみたら面白かった」と言いながら、もくもくと解いていましたね。他にも昆虫や好きなゲーム、アニメと関連するテーマを上手に選んでくれたので、算数や社会にも興味を持ってもらえるようになりました。少しずつ苦手意識も薄れてきて、理科以外の科目も楽しんで学習するようになったんです。
通い始めて、成績に変化はありましたか?
通い始めて半年ほどで偏差値60台をキープできるようになりました。
理科のテストは毎回80〜90点台を必ず取れていたので心配なかったのですが、あまり興味のない国語は50点台だったこともありました。特に漢字、読解問題に苦手意識が強く、時には辛くて泣いてしまったり…「もうテキストも見たくない!」という状態だったのが、70〜80点台を安定して取れるようになりました。国語は塾のテキストや先生のフォローを中心に勉強を進めていたので、苦手意識の克服が大幅な点数UPに繋がったのだなと実感しました。
改善してほしいと思う点はありましたか?
先生によって授業の質に差があると感じたこともありました。本当に献身的に話しかけてくれて、疑問点や不安がないか細かく見てくれる面倒見の良い先生がいる一方で、テキストどおりに授業を進めて、演習問題を解かせて終了、といった先生もいました。先生の指導について気になった時には塾長に相談して、対応してもらいました。すぐに相談し、応えてもらえた点は良かったかなと思っています。
受験勉強について
苦手な国語アレルギーを和らげるために、一緒に学習を楽しんでみる
- 勉強時間
-
小4 塾:なし、自宅:1日30分〜60分
小5 塾:週2(1回60分~90分)、自宅:1日60分〜90分
小6 塾:週2(1回120分~150分)、自宅:1日90分〜120分
受験勉強を振り返って「やってよかった勉強法」について教えてください。
苦手科目を好きになってもらうように意識をしながら声をかけたり、私も一緒に勉強したりしていました。
特に国語は、苦手意識が強かったので工夫が必要でした。国語の演習問題に関しては塾の先生がうまく進めてくれていたので、家では楽しく学ぶためのモチベーションを高めてみようと思ったんです。まずは私自身が歴史物のゲームやマンガ、アニメが好きだったので、積極的に読んで娘に勧め、興味を持ってもらうところからスタート。親しみが持てるようになったと感じたら、短めの小説を紹介して長文を読むトレーニングに取り組む。最近はアニメの番外編が小説になっていたりすることもあって、意外と楽しみながら読んでくれましたね。
また漢字が苦手で、「どうして書き順を守らないといけないの?」「漢字が読めないから、長文も読みたくない!」と当初は反発していましたが、塾に通ううちに自分から問題と向き合うようになりました。
他の教科はどうでしたか?
社会に関しては毎日「この問題集をやろう」と目標を決めて、集中して解くように声をかけていました。最近は歴史マンガもいろいろな作品が出ているので、理解してもらうために一緒に読んで、流れを覚えたり…コツコツと少しずつ、根気強く続けていたと思います。算数や理科は、学校の課題を中心に進めてもらっていましたが、まったく心配ありませんでした。
家庭のサポートについて
モチベーションを高めるために将来について語り合った
受験を振り返って「やってよかった家庭での取り組み」はありますか?
将来に関する話をしながら、「どうして今勉強をがんばっているのか」について考えられたらよいなと思っていました。たとえば、「研究者になってみたいな」という娘に対して、「好きな勉強はもちろん、苦手な勉強もやってみないと夢を叶えるのは難しいよ」と話をしたこともあります。私自身、理系の大学に進みましたが、1教科だけ突出して得意なだけでは研究者になるのは難しいんです。そうした現場のリアルな状況を知っているだけに、「今から国語や社会をがんばろうね」と励ましました。
頑固ですが、筋が通っていれば違う意見にもスッと耳を傾けてくれるタイプなので、何度も話をするうちに、娘も納得してくれるようになって。塾の課題にも一生懸命取り組んでくれるようになりました。
学校生活について
女子だけの環境に新鮮さを感じながら、大好きな理科と向き合う毎日!
- 学校名
- 淑徳与野中学校
- 部活
- 科学部(週2回)
「淑徳与野中学校」に入学してみていかがですか?
第二志望の学校でしたが、とても満足しているようです。特に週2回の科学部の活動が楽しいみたいですね。「今日はこんな実験をしたよ」と時々、報告してくれます。仲の良い友達もできて、よくゲームの話題で盛り上がっていますね。女子だけの環境だったので私自身も少し不安でしたが、上手になじんでくれていてホッとしています。
苦手な国語の勉強は続けていますか?
続けてくれたら嬉しかったのですが、最近はすっかり優先順位が下がってしまっています。やっぱり理科を勉強している時が一番楽しいらしいです。またやる気を出してもらうには、あと1年ぐらいかかってしまうかもしれません。
目指している未来があれば教えてください。
理系の大学に進学し、化学や生物について学んでみたいと考えているそうです。将来的には研究者として、活躍したいと思っていると話していました。小さい頃から好きだった分野で、夢を叶えていく姿を応援したいと思います。
取材して
今回取材をさせていただいたのは、淑徳与野中学校に通う娘さんを持つ河合さん。「嫌いな科目はやりたくない!」と強く反発する気持ちを、塾と一緒に受け止めていた様子が印象的でした。少しずつやる気を引き出し、前向きに学習に取り組んでもらえるコミュニケーションを工夫することによって、成績が急上昇。国語に対する苦手意識を半年かけて和らげ、最大30点UPに成功しています。現在は科学部で、大好きな理科を楽しそうに学んでいるとお聞きし、娘さんのがんばりに拍手を贈りたくなりました。
※上記は、2022年9月時点での取材をもとに作成しています。
この記事はインタビューを基に執筆されました。
文:林美夢/編集:塾選(ジュクセン)編集部
通った塾について
苦手科目の楽しさを伝えるアプローチで、半年で30点も点数UP
ココがポイント
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