関西個別指導学院に高2の3月から通塾し甲南大学に合格した方への合格者インタビュー(21)
生徒プロフィール
- 通った塾
- 関西個別指導学院
- 住まい
- 兵庫県尼崎市
- 性格
- 物事にじっくり取り組むのが得意なタイプ
- 偏差値推移
- 高1:偏差値50
高2:偏差値53
高3:偏差値55〜60(学年1位)
私の受験ポイント
苦手な数学は「基本問題」を毎日繰り返し復習。定期テスト50点→90点へ!
推薦入試の準備と並行し、一般入試の勉強も継続。内申点UPにつながった
毎日の学習内容はタスクシートで管理。集中して勉強できる仕組みを導入
受験情報
- 受験年度
- 2019年
- 受験校数
- 2校
合否
志望順 | 学校名 | 合格判定 | 受験結果 |
---|---|---|---|
1 | 甲南大学 (経営学部 経営学科) | C判定 | 合格 |
2 | 関西学院大学 (商学部) | D判定 | 不合格 |
入試スケジュール
- 11月
- :甲南大学
- 11月
- :関西学院大学
学校選び
商業科で得た資格が活かせる大学を選び、推薦入試でチャレンジ
志望校はどのように決めたのですか?
私の高校での出身学科が商業科だったので、今までに学んだ専門知識が活かせる商学系・経営系の大学に進学したいと考えていました。まずは気になった学校を5校ほど選んで、学校説明会に参加してみました。
具体的には関西学院大学、甲南大学、同志社大学、近畿大学、関西大学です。その中で一番印象に残ったのが、甲南大学でした。また、塾のコーチからのアドバイスも、参考になりました。私の興味関心について聞いてもらった上で、「この大学の学部の特徴は…」「こんな学問が学べるよ…」などと詳しいアドバイスをいただけたので、選ぶ際の参考になりました。
甲南大はどのような点が印象に残りましたか?
マーケティングの授業を90分、みっちりとやってくれたことです。教授が普段と同じような授業形式で、「シンキングロジック」などの専門的な内容を解説してくれました。「大学生ってこんなふうに授業を受けているんだなあ」と感じて、入学後の学生生活がリアルにイメージできましたね。授業内容は難しそうでしたが、将来的に役立つかもしれないというワクワク感もありました。
最終的には甲南大の推薦入試の要件を満たし、11月の推薦入試にチャレンジできることが決まって、嬉しかったです。一般入試での受験も考えてスケジュールを立てていましたが、狭き門でもチャンスがあれば活かしたいと思っていたので挑戦することにしました。
塾について
塾の指導でしっかりと基礎固め。数IIBが50点から90点へ急上昇!
- メインで通っていた塾
- 関西個別指導学院
- 指導方法
- 個別指導
- 頻度
- 週2回
- 科目
- 英語、数学
- 通塾時期
- 高2の3月〜高3の3月
- 授業時間と費用
-
高2:週2(1回90分)、月3〜4万円
高3:週2(1回90分)、月3〜4万円
『関西個別指導学院』を選んだ理由について教えてください。
自宅から通いやすい場所にあったからですね。自宅と学校のちょうど中間地点にあったので、学校帰りに立ち寄りやすく、自然と勉強モードになれるところが良いなと思いました。自習スペースが充実していたのも、ポイントが高かったです。
さらに塾の先生の出身学部が幅広く、進路の相談にも積極的に乗ってくれました。私自身、経済学部と経営学部の違いがよく分からなくて、「何がどう違うの?」と相談したこともあります。心理学、数学、理工学、経営、商学などさまざまなジャンルの卒業生が揃っているので、進路を選ぶ上でもかなり心強いなと感じました。
『関西個別指導学院』に通って良かった点は?
短期間で苦手だった数学の点数が急上昇した点が、特に良かったと思っています。入塾した頃の数学IIBの点数は、50点もなかったんです。ところが最終的には、85〜90点をキープすることができるようになりました。
急上昇できた要因は、基礎固めを毎日繰り返すカリキュラムだったのではないかと思います。まず簡単な問題から解き始めて、100%理解できるまで繰り返します。すべて答えることができたら、ちょっとずつステップアップし、100%完答できるようにしていきます。最初は難易度を上げながら、1ヶ月ほど集中して「基礎固め」に取り組みました。集中するために週2回の塾の授業とは別に、自習スペースに毎日通って取り組んでいましたね。分からないところがあればすぐに先生に質問し、マンツーマンで教えてもらいながら完答を目指しました。質問は無料でできるので、使わないともったいないですし!最終的にはかなり難しい応用問題も、すべてできるようになっていました。そうなると、学校の定期テストでも安定して90点を超えられるようになりましたね。
改善してほしいと思う点はありましたか?
特に国語、現代文の問題文が気軽にコピーできない点が残念でした。著作権を遵守していることは理解しているのですが、問題集や赤本を購入したり、書き写したりしなければいけなかったりすると、ちょっとモチベーションが下がりましたね。勉強に取り組むための準備に手間が取られてしまうような気がして、「簡単にコピーできたら良かったのに」と思いました。
受験勉強について
1日の目標設定を「タスクシート」で管理。一般入試の勉強も続けた
- 勉強時間
-
高1 塾:なし、自宅:1日30分~60分
高2 塾:週2(1回90分)、自宅:1日60分~90分
高3 塾:週2(1回90分)、自宅:1日180分以上(22:00まで自習室)
受験勉強を振り返って「やってよかった勉強法」について教えてください。
1日にどの科目を、どれだけ勉強すれば良いかを把握する「タスクシート」を作成し、1つずつ潰していく方法が良かったです。塾からのアドバイスを受けて、「1日の目標設定」として作り、何をすべきかを明確に意識して勉強していました。
例えば数学の場合は、「基礎固めの問題:3本」「教科書の例題:4ページ」など、具体的に取り組むタスクを書きます。英語であれば「参考書:5ページ」「問題集:2ページ」と書いて、完了したら消していく。それを繰り返しているうちに、自然と勉強に集中できるようになりました。
一般入試のための勉強も続けていたのですね。
はい。自習室が閉まってしまうギリギリの時間まで残って勉強し、毎日22時に帰宅していました。11月まではセンター試験を受験する予定で勉強していたので、バランスよくいろんな科目に取り組んでいたんです。その結果、成績が全体的に上がり、内申点UPにもつながりました。
またモチベーションを高めるために実行していたのが、「好きな科目を勉強したら、その倍の時間を苦手科目にさく」という方法です。日本史を1時間勉強したら、次は数学を2時間勉強。その後はまた好きな英語をやってみてと、やる気を落とさないように工夫していましたね。ただ、苦手だった数学も最後の方は失点が減っていたので、問題を解くことへの負担感はなくなっていました。
推薦入試のための勉強はどのようにしていましたか?
入試科目は小論文と面接、さらに自分の持っている資格によって総合的に判断されるものでした。資格は日商簿記1級、情報技術者検定をすでに持っていたので、力を入れたのは小論文の構成と面接の練習でした。
そのため塾の先生にお願いして、「自己紹介文」を添削してもらったり、面接の練習相手になってもらったりしました。大学入学の志望理由と、自分の将来の方向性が具体的であればあるほど、合格に近づくのではないかと思います。私自身は、「国際的な人材を目指し、経営学を学びたい。将来は航空管制官として活躍してみたい」と書きました。
家庭のサポートについて
土日はボランティア活動に従事。良い気分転換につながった
受験を振り返って「やってよかった勉強以外の取り組み」はありますか?
高3の夏にテニス部を引退した後、「勉強以外に何かしたいな」と感じてボランティアを始めたんです。それが、受験期の自分を支えてくれたなと思いました。
内容としてはさまざまで、介護施設を訪問してお年寄りと触れ合ったり、動物の保護活動をしたりといった取り組みを仲間とやっていました。普段は知り合わないような幅広い年齢層の人たちと一緒に、何かに取り組むこと自体が気分転換になっていましたね。学校や塾とは全く関係のない、別のコミュニティに関われて視野も広がりました。
両親や周囲の友だちとの関わりはいかがでしたか?
両親は大学受験にそれほど詳しくなかったため、相談してもうまく伝わらないと感じることもありました。基本的には「自分で調べて、決めていいよ」という自由なスタンスでした。自分を信じてくれていると嬉しく感じる反面、迷った時の相談相手としてはちょっと物足りない部分もありましたね。友だちもほとんどが一般入試を受けていたので、推薦入試に関する悩みを共有できる相手がいなかったのは、ちょっと辛かったです。自分の気持ちを誰かに聴いてほしい時には、塾の先生に伝えていました。
学校生活について
いろいろなタイプの学生が多数!実践的なカリキュラムで経営を学ぶ
- 学校名
- 甲南大学
- 部活
- なし
「甲南大学」はどのような雰囲気だと感じていますか?
問題解決型の授業など、ユニークなカリキュラムが多いですね。学生は本当にいろいろなタイプの人がいて、ちょっとびっくりすることもあります。「この人に問題解決なんてできるのかなあ」と思ってしまうぐらい頼りないタイプの学生が、意外と成果を出していたりしますね。意見をまとめるのに苦労した授業もありましたが、勉強にはなっていると思います。
目指している未来があれば教えてください。
実は留学を目指していて、近い将来、韓国へ行く予定です。引き続き、経営学を学びながら、世界中から集まってくる学生の中で揉まれてみたいと考えています。大学卒業後は、韓国の日系企業や外資系企業に就職し、自分の力を試してみたいです。
取材して
推薦入試で受験するために、まず「県代表」に選ばれなければいけなかった木村さん。狭き門へのチャレンジが万が一失敗してしまった時のために、一般入試対策も並行しながら、受験勉強を続けた努力家です。しかしそうした努力が功を奏し、成績は急上昇。一時は50点未満だった数学も、90点以上が取れるまでになりました。日々の学習の積み重ねは、内申点UPにもしっかりと反映されるのだと感じました。
※上記は、2022年9月時点での取材をもとに作成しています。
この記事はインタビューを基に執筆されました。
文:林美夢/編集:塾選(ジュクセン)編集部
通った塾について
塾の指導でしっかりと基礎固め。数IIBが50点から90点へ急上昇!
ココがポイント
- 全教室直営で地域密着型!学校別で定期テスト5教科の対策ができる
- 担当講師が科目ごとに「探せる・選べる・変えられる」
- ベネッセグループの豊富な情報力をもとに、一般選抜や推薦対策が可能!