河合塾に高校卒業後の4月から通塾し北海道大学に合格した方への合格者インタビュー(22)
生徒プロフィール
- 通った塾
- 河合塾
- 住まい
- 北海道札幌市
- 性格
- 目標に向かってコツコツと頑張る努力家タイプ
- 偏差値推移
- 高1:偏差値40〜50
高2:偏差値40〜50
高3:偏差値50
浪人時:偏差値60
私の受験ポイント
浪人時に改めて進路を熟慮。歯科医を目指し、受験勉強に集中!
数学は記述対策を徹底。間違えた問題は5〜6回復習し、偏差値50→60へ急上昇。
古文や地理は寝る前にテキスト熟読。英文法も基礎からやり直し、安定して偏差値60をキープ。
受験情報
- 受験年度
- 2022年
- 受験校数
- 3校 ※現役時は1校(北海道大学)のみ受験
合否
志望順 | 学校名 | 合格判定 | 受験結果 |
---|---|---|---|
1 | 北海道大学 (歯学部 歯学科) | B判定 | 合格 |
2 | 新潟大学 (医学部 保健学科) | A判定 | 不合格 |
3 | 静岡県立大学 (薬学部 薬科学科) | B判定 | 不合格 |
入試スケジュール
- 2月25日
- :北海道大学
- 3月8日
- :静岡県立大学
- 3月12日
- :新潟大学
学校選び
地元の北海道大学へ進学し、医療職の道を志そうと決めた
志望校はどのように決めていきましたか?
高校3年生の頃は「北海道大学の放射線科にチャレンジしよう」と考えていました。「医療職を目指そう」と思っていたので、最初は放射線技師になることを視野に入れて進学先を考えていました。きっかけは父方の親族です。がんを患っていた親族が多かったので、自然と興味を持つようになりました。卒業後に地元で就職したかったですし、経済的に私立大は厳しいと感じていたので北海道大学のみを選びました。
その後、現役合格はできなかったので浪人することになり、改めて考える時間ができました。そんな時に偶然、『命を救う歯科医療』という本を手に取ったんです。その本を読み、「歯科医療に携わるのも、良いかもしれない」と思うようになりました。例えば、持病のある高齢者の虫歯治療をする際には、命に関わるリスクもあるなど、今までに知らなかった歯科医療の現状を知って、歯科医師という職業に魅力を感じました。
そこで「歯学科へ志望変更しよう」と決意し、大学偏差値一覧と今までの自分の模試の結果を見比べながら、志望校をもう一度考えていきました。第一志望はやはり地元の北海道大学。ですが、他の大学についても調べながら柔軟に選ぶようにしました。
説明会には参加しましたか?
高3の時には、オンラインで行なっているオープンキャンパスに参加しました。大学の学部・学科紹介について話を聞きましたが、あまり印象には残っていないですね。浪人時代はHPや、大学のパンフレットを参考にしました。特に浪人中は北海道大学以外の選択肢をあまり真剣に考えていなかったので、積極的に参加することはありませんでした。
塾について
率直なアドバイスに惹かれ、現役時代はオンライン個別指導を活用。
- メインで通っていた塾
- 河合塾
- 指導方法
- 集団授業
- 頻度
- 週5〜6回
- 科目
- 国語、数学、物理、化学、地理B、英語
- 通塾時期
- 高校卒業後の4月〜翌年3月末
- 授業時間と費用
- 浪人:週5〜6日(1回90分)、月3~4万円
- 転塾する前に通っていた塾
- 家庭教師のトライ
- 指導方法
- 個別指導
- 頻度
- 週2〜3回
- 科目
- 数学、化学、物理
- 通塾時期
- 高3の9月〜3月
- 授業時間と費用
- 高3:週2(1回90分)、月4〜5万円
現役時代に『家庭教師のトライオンライン個別指導』を選んだ理由について教えてください。
自分で勉強していて「分からないな」と感じたら、いつでも質問できる環境で学びたいなと思ったからです。受験勉強を始めた当初は、「親に金銭的な負担をかけたくないから、自学自習でがんばろう!」と思ったのですが、次第に分からない問題が増えてきてしまって。それで家庭教師をお願いしようと決めました。
トライ以外にも家庭教師を探してみたのですが、結局一番現実的なアドバイスをしてくれたのが『家庭教師のトライ』だったのも最終的な決め手となりましたね。
どんなアドバイスだったのですか?
「北海道大に入りたいならば、この成績だと難しいよ。このペースだと間に合わないから、もっと学習時間を増やそう」とか、はっきりと伝えてくれました。そんな率直に話をしてくれる姿勢が信頼できると感じて、指導をお願いしました。
オンラインによる個別指導なので、ご自宅で受講していたのですね。
はい。指導自体はとてもわかりやすかったです。現役大学生が先生だったので、質問もしやすい雰囲気で丁寧に教えてもらえました。ただ偏差値はそれほど変わらず、成績もほとんど伸びずに受験当日を迎えてしまいました。
というのも、私自身、勉強の仕方をよく理解していなかったんです。まず何から手をつけて良いのか、全く分かっていませんでした。『家庭教師のトライ』では特に決まったテキストやカリキュラムがあるわけではなかったので、「分からないことがあれば質問してね」と言われても、どの部分が分からないのかが曖昧でしたね。自分のペースで勉強を進めて、分からない部分や苦手な分野について家庭教師の先生に教わるスタイルは、自分には合わなかったのかもしれません。
そうした反省点をふまえ、浪人時代は集団塾へ通うことにしたのですか
そうですね。集団で教わる予備校であれば、テキストが必ず用意されています。明確に「ここを学びましょう」と提示されているので、合格のために必要な勉強が一目瞭然で分かりますから。
集団塾の中でも『河合塾』を選んだ理由は、テキストに載っている問題が良さそうだったからです。しかも「北大コース」という北海道大学を目指したい学生向けの特化コースがあり、適切な学習レベルで勉強に集中できると考えました。
志望校合格につながったと感じる指導はありましたか?
実践形式の模試をたくさん受験できた点ですね。本番同様にシミュレーションできる模試が用意されていて、何度も受験しました。北海道大学のキャンパス内で受験できるので、本番のような緊張感を繰り返し味わううちに、落ち着いたメンタルで試験に臨めるようになったと思います。入試当日も、今まで受けた模試と同じように自分の実力が発揮できていると実感できました。
受験勉強について
間違えた問題は5〜6回ほど解き直し。その結果、偏差値が+10UP!
- 勉強時間
-
高1 自宅:1日30分~60分
高2 自宅:1日60分~90分
高3 塾:週2(1回90分)、自宅:1日180分以上
浪人 塾:週5〜6(1回90分)、自宅:1日180分以上
受験勉強を振り返ってみて、成績はどのように変化していきましたか?
『河合塾』では、夏までに基礎知識についてテキストでしっかり学び、それ以降は応用問題への取り組みが中心になっていきます。夏ぐらいまでは復習が追いつかなくて、成績もなかなか上がりませんでした。「放射線科から歯学科へ変えようかな」と進路について悩んでいたこともあり、それほど勉強に身が入っていなかったのも関係がありそうです。
「このままではさすがにヤバい」と焦って、チューターに話を聴いてもらいました。今の偏差値であれば、どのあたりの大学にチャレンジできそうなのかを相談して、ちょっとメンタルも落ち着きました。また、授業中に講師の先生が「この問題をよく復習しておいて」と具体的な課題を出してくれていたので、そうした問題は必ず取り組むようにして。先生が指摘してくれた箇所を中心に勉強し始めてからは、緩やかに成績が上がっていきました。それでも12月までは伸びたり停滞したりを繰り返し、そこからちょっとずつまた上がっていきました。
「やってよかった勉強法」について教えてください。
苦手科目だった古文や地理は、寝る前に何度もテキストを開いて毎日少しずつ読んで、覚えるようにしていました。1回ではどうしても覚えられないので、「何回も読もう」と決めて必ず取り組むようにしました。
数学や化学、物理でも、解けなかった問題は5〜6回やり直しました。解き方を覚えたら、似たような問題を探して解くことを繰り返していました。
一番伸びた科目は何でしたか?
数学です。特に「記述対策」をしっかりやっていたため、模試で何度も「あれ?この問題、前にやったことがあるな」と感じることがありました。テキストに掲載されている問題を繰り返し解いていたことが、活かされているなと感じました。それまでは偏差値50ぐらいでしたが、最終的には安定して偏差値60をキープできるようになりました。
英語も伸びましたね。英文法をイチから学び直した結果、同じように偏差値60まで上がりました。数学も英語も『河合塾』のテキストに載っている問題にコツコツと取り組み、何度も復習し直したことが良かったのだと思います。
家庭のサポートについて
進路先が変わっても、最��まで応援してくれた両親
受験を振り返って、嬉しかったご家族からのサポートはありましたか?
両親としっかり話ができたことが、嬉しかったです。高3の途中までは、成績がなかなか上がらない時期もあり、「大学進学するより、専門学校を選んだ方が良いのでは?」と提案されたこともあったんです。
ところが少しずつ成績が上向きになってきて、「やっぱり国立大にチャレンジしたい」と相談したら「頑張りなさい」と励ましてくれました。ずっと応援してくれていた気持ちが伝わってきて、嬉しかったですね。
それと時々、自分の部屋から出て、気分転換にリビングで勉強することもあったんです。そんな時は、なるべく静かに過ごしてくれて、気を遣ってくれているのかなと感じました。ありがたかったです。
学校生活について
刺激的で楽しい学生生活。将来は北海道で「歯科医師」になりたい
- 学校名
- 北海道大学
- 部活
- バスケットボールサークル
「北海道大学」はどのような学生が多いですか?
北海道以外の地域、全国から学生が集まってきているので、いろいろなタイプの人がいますね。私とは全く違った環境で育った人もいて、たくさん刺激を受けています。
入学してみて、学校生活はいかがですか?
楽しいですが、授業はやはり専門的で難しいです。歯科コースは6年間履修するので、先は長いですね。学校生活と言えば、入学してすぐに学園祭がありました。「世界の郷土料理コーナー」は楽しかったですね。アフリカ、トルコ、韓国などの郷土料理が楽しめて、美味しかったですよ。一番人気だったのは、「カエルの丸焼き」でした。長蛇の列に2時間並んで、やっと食べることができました!鶏肉のような味で、ジューシーでしたね。
目指している未来があれば教えてください。
ゆくゆくは北海道で歯科医師を目指したいです。歯科医院って、良いイメージがないじゃないですか。「痛い」とか「なんか行きたくない」とか、そうしたイメージを変えて気軽に通っていただけるような歯医者さんになりたいなと思っています。まだまだ道のりは長いですが、がんばって勉強を続けていきます!
取材して
今回取材をさせていただいたのは、北海道大学に通う坂巻さん。地元北海道の人々の健康を「歯」から支えていきたいと歯科医師を目指し、夢に向かってがんばっています。最初の受験では惜しくも不合格でしたが、2回目のチャレンジで見事、第一志望に合格。「勉強の仕方自体をきちんと分かっていなかった」と反省し、自信を持って応用問題に取り組めるまでに成長した様子が伝わってきました。偏差値を+10も伸ばせたのも、これまでにコツコツと努力を続けてきた結果なのではないでしょうか。
※上記は、2022年9月時点での取材をもとに作成しています。
この記事はインタビューを基に執筆されました。
文:林美夢/編集:塾選(ジュクセン)編集部
通った塾について
率直なアドバイスに惹かれ、現役時代はオンライン個別指導を活用。
ココがポイント
- 高い合格率を誇り受験生からも人気!
- 難関大学や医学部受験対策に特化した指導
- プロ講師による熱血授業で志望校合格へ