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生徒

モチベーションアカデミアに高校3年5月から通塾し関西大学に合格した方への合格者インタビュー(279)

松本綾さん(仮名)
部活の実績と留学で感じた問題意識を志望理由でアピール。合格の可能性を広げるため総合型選抜に挑戦
インタビューに回答してくれた人:本人

生徒プロフィール

選んだ受験の種類
総合型選抜, 学校推薦型選抜
住まい
大阪府大阪市
部活・委員会活動
陸上部, インターアクトクラブ
取得検定回りの情報
英検2級
性格
おしゃべり好き, こだわりが強い, 真面目にコツコツ, 文系の暗記問題が得意
評定推移

高校1年生:3.1
高校2年生:3.8
高校3年生:3.5

偏差値推移

高校1年生:50.9(全統記述模試等)
高校2年生:54.4(全統記述模試等)
高校3年生:52.8(全統記述模試等)

私の受験ポイント

第一志望は関西大学。合格の可能性を広げるため総合型選抜に挑戦

部活でのリーダー実績や留学経験で感じた問題意識を志望理由書でアピール。将来のビジョンも具体的に言語化して伝えた

徹底した自己分析で興味分野と強みを深掘り。複数の講師から志望理由書のチェックを受け、フィードバックをもらい磨きをかけた

受験情報

受験年度
2024年

合否

志望順 学校名 受験結果 受験種類
1 関西大学 (経済学部 経済学科) 合格 総合型選抜
2 同志社女子大学 (現代社会学部 社会システム学科) 不合格 学校推薦型選抜
3 神戸女学院大学 (文学部 総合文化学) 合格 学校推薦型選抜

入試スケジュール

書類提出 9月5日
:関西大学
面接 10月20日
:関西大学
筆記試験 11月9日
:神戸女学院大学
筆記試験 11月10日
:同志社女子大学

学校選び

第一志望は関西大学。両親も兄も通った憧れの大学に照準を絞りながら、伝統ある教育に信頼がおける女子大も候補に入れた

志望校はどのように決めましたか?
子供の頃から憧れていた関西大学を第一志望にしました。両親とも関西大学出身で、兄も現在関西大学の4年生です。特に兄はAO入試で入学していて、その話を聞いて「私も同じような方法で関西大学に入学できたらいいな」という想いを強く持ちました。
学部は経済学部を選びました。高校2年生の頃にアメリカのテネシー州に留学した経験が大きなきっかけです。現地では、裕福に暮らす人たちと、それとは逆に日々の生活さえままならない人たちの姿を目にしました。その格差の大きさに衝撃を受けたんですよね。それ以降「なぜこんなに格差が生まれるんだろう?」と疑問を抱き、経済学に興味を持ちました。
関西大学の経済学部には、英語で経済学を学べる独自のプログラムがあります。そのプログラムを知ったとき、「まさにこれだ!」と直感的に思いました。私が学びたいことが全て詰まっていると感じたんです。それが関西大学の経済学部を第一志望に決めた理由です。

試験内容のリサーチはどのように進めましたか?
先ほどお話ししたように、兄が関西大学にAO入試で合格しているので、そのときの話をいろいろと聞かせてもらいました。「こういうことを準備したほうがいいよ」とか、「面接でどんな質問をされたか」みたいな話もしてくれて。また、母は高校の教員で、大学受験の種類やコツもよく知っていたので、いろいろとアドバイスを貰いました。もちろん関西大学の公式サイトから経済学部に関して入念に調べるなど、自分でも情報収集には力を入れました。

お母様からのアドバイスは具体的にどのような内容でしたか?
複数の入試方式を併用することで、合格の可能性を広げることが大事だとアドバイスをくれました。また、女子大を候補に入れるようにも勧められました。女子大は伝統があって教育がしっかりしている割に、受験人数は少ないため合格しやすいというメリットがあるようです。そこで神戸女学院大学を学校推薦型選抜で受験することを決めました。他にも武庫川女子大学や京都女子大学も受験候補に挙がっていたのですが、関西大学に総合型選抜で合格できたので出願はやめました。

受験対策について

部活でのリーダー経験や留学経験で感じた問題意識を志望理由書でアピール。自分の興味関心を深掘り将来のビジョンを言語化した

「総合型選抜」「学校推薦型選抜」の受験対策を始めたのはいつ頃ですか?
高校3年生の5月頃からです。それまでは部活と、インターアクトという社会活動に力を入れていました。部活の引退が近づいてきたタイミングで、そろそろ本腰を入れて受験対策しないと!と思って、塾に通い始めました。

「総合型選抜」「学校推薦型選抜」での受験を選んだ理由をお聞かせください。
部活やインターアクトでは部長やリーダーを務めた経験もあるので、その点を評価してもらえると思ったからです。一般入試のように学力テストだけで評価されるのではなく、志望理由書や面接、小論文で自分の考えをアピールできる点がいいなと感じました。また、母のアドバイスもあり、複数の入試方式を活用することで合格の可能性を広げられるとも思いました。

志望理由書ではどのようなことをアピールしましたか?
部活動でのリーダーシップ経験をアピールしました。部長を務めた陸上部では、練習方法の改善やメンバー間の意見調整を行うなど、チーム全体のパフォーマンスを上げるために率先して行動しました。
高校2年時の留学経験もアピールしています。現地で貧富の差を目の当たりにして経済格差について考えるようになったこと、それが経済学を学びたいという目標につながったことを記述しました。留学経験から得た気づきを具体的に伝えることで、自分の考えや将来のビジョンも明確にアピールしています。
一見、経験や課題意識はバラバラに見えますが、どうしてこういったことに取り組んできたのかを考えると、「誰かの役に立ちたい」という気持ちが根本にあることに気づいたんですよね。そこで、将来的には経済格差という社会課題を解決するための組織行動に取り組みたい、という目標にたどり着きました。具体的には、国際経済学を学んだうえで青年海外協力隊に参加したいと思っています。経験を通じて得た目標を志望理由としてまとめました。

「総合型選抜」「学校推薦型選抜」を受けるにあたって苦労したことはありましたか?
苦労したのは自己分析です。自分の経験や性格、将来の目標を掘り下げて考えることが大変でした。「どうして関西大学に行きたいのか」「経済学を学んで将来何をしたいのか」を自分なりに納得できる形でまとめることに苦労しました。
志望理由書の作成も難しかったです。伝えたいことを限られた文字数でまとめるのが大変で、最初は内容がバラバラだったり、抽象的すぎたりしていました。書きたいことはたくさんあるのに文字数の制限もあって、どう書けば一番伝わるのかを考えるのに頭を悩ませました。なんとか書き終えると、塾の講師にフィードバックをもらい、また書き直して…。その繰り返しを2ヶ月ほど続けて、ようやく納得のいくものに仕上がったんです。
しかし、自分が納得するまで考え抜くことで、大学で学ぶ目的や将来やりたいことを言語化することができました。これは総合型選抜に取り組んだからこそ得られたものだと思っています。

スランプや中だるみを感じることはありましたか?
総合型選抜や学校推薦型選抜って、一般入試とは違い、模試などで「この成績なら受かる確率が高い」というようなはっきりしたラインがないんですよね。だから、ずっとモヤモヤした不安を抱えながら進めることになり、それが精神的にきつい時期もありました。
それでも諦めずに取り組めたのは、一般入試一本に絞るより、合格の可能性を広げたいという気持ちがあったからだと思います。「まずは目の前の推薦入試を頑張ってみよう!」と、自分を奮い立たせて、なんとか踏ん張ることができました。

一般選抜について

一般入試についてどのように考えていましたか?
総合型の対策をしながら、一般入試の準備も並行して進めていました。もし総合型がダメだったら一般入試を受ける予定だったので、どちらの選択肢もちゃんと残しておきたかったんです。ただ、全部を一緒にやるとどっちつかずになるので、メリハリをつけるように意識していました。たとえば、志望理由書や面接の対策に集中する期間と、一般入試の基礎を固める期間をしっかり分けて進めるようにしていましたね。

一般入試に関してはどのような戦略を考えていましたか?
関西大学の経済学部が第一志望でしたが、一般入試で受験する場合は、人間健康学部とか社会学部など、比較的入りやすい学部も視野に入れていました。どの選択肢になっても関西大学に入りたいという気持ちは変わらなかったですね。合格するためにできることは全部やろうって決めていました。科目の勉強も受験を意識し始めた頃からコツコツ続けていましたよ。

塾について

徹底した自己分析で興味分野とアピールポイントを言語化。講師の多角的な視点やフィードバックで志望理由書に磨きをかけた

総合型選抜・学校推薦型選抜対策で通っていた塾
モチベーションアカデミア
指導方法
個別指導
頻度
週2回
科目
小論文, 志望理由書, 面接対策
通塾時期
高校3年5月〜
授業時間と費用

高3:週1〜2(1回80分)

転塾:
併塾:

『モチベーションアカデミア』を選んだ理由について教えてください。
学校では総合型選抜の対策よりも、どちらかというと一般入試に向けた準備を重視する方針だったんです。だから面接とか小論文の対策をしっかりしてもらえる環境ではなくて…。「これは塾に入らないと厳しいな」と思いました。それで母に相談したところ、たまたま母の友人が「この塾いいよ」と紹介してくれたんです。体験授業に行ってみたら、すごく自分に合うと感じたので、「モチベーションアカデミア」に決めました。

合格に結びついたと感じるのはどんなことですか?
塾ではまず、志望理由書を書く前に自己分析から始めました。自分の性格を改めて見つめ直し、どんな学部や学びに興味があるのかを深掘りしました。その次に、「大学で何を学びたいか」を具体的に考えてから、ようやく志望理由書を書き始めました。この徹底的な自己分析のおかげで、自分のアピールポイントをしっかりと言語化できるようになったと思います。
また、基本的には担当の講師は固定なのですが、「他の講師にも見てもらったほうがいいよ」と勧められたので、複数の講師に志望理由書を読んでもらい、フィードバックを頂きました。講師によってアドバイスの視点が違うので、いろいろな声をもらうことで志望理由書の完成度が上がったと思います。別の校舎の講師も含めて4~5人くらいの講師に見てもらいました。自分ひとりでは気づけなかったことをたくさん指摘してもらえたので、それが合格につながったと思っています。

『モチベーションアカデミア』に通って特に伸びたと感じるのはどんなことですか?
  一番大きかったのは、自己分析のスキルが身についたことですね。思考力がついたなと実感しました。自分がどんな性格で、何に興味があって、将来何をしたいのかをしっかり言葉にできるようになったんです。このスキルが、志望理由書を書くときだけではなく、面接でもとても役立ったと思います。

他にも良かった点があれば教えてください。
「未来カレッジ」というオンラインのプログラムが良かったです。月1回、Zoomで同じ総合型選抜を受ける受験生と意見交換をするプログラムです。他の受験生の意見を聞くことで、「そんな考え方もあるんだ!」って驚くことが多くて。さまざまな考え方を知ることで、自分の考えもより深まった気がします。それも受験準備の一部として、本当に有意義で、新鮮で面白かったですね。

学校生活について

部活ではチームを支えるマネージャーに挑戦したい。将来の夢は青年海外協力隊に参加して途上国を支援すること

学校名
関西大学

関西大学で挑戦したいことを教えてください。 
大学では国際経済コースに進みたいと考えています。国際的な視点から経済を理解できるスキルを身につけたいなと。また、陸上部のマネージャーにも挑戦してみたいですね。高校の陸上部でキャプテンを務めていた経験を活かして、今度は選手一人ひとりの練習メニューを管理したり、大会の準備を整えたり、チーム全体を支えたいと思っています。

「総合型選抜」「学校推薦型選抜」での受験を行って良かったと思うことはどんなことですか?
一般入試だと、どうしても学力試験の点数だけに意識が向きがちです。総合型選抜では大学での学びや自分の目標について深く考える時間が大切なので、結果的に大学生活への期待や目標が具体的になりました。漠然と大学に行きたいという気持ちではなく、入学後に自分が何を学びたいのか、どんな目標に向かうのかをじっくり考える機会になりました。総合型選抜での受験を選んで良かったなと思っています。

目指している未来があれば教えてください。 
これから変わるかもしれないですが、将来は青年海外協力隊に参加したいと考えています。発展途上国の貧富の差や社会問題に向き合って、直接支援できる仕事に携わりたいという想いがあります。そのためにも、国際的に役立つ人材となれるよう、しっかり知識や経験を積んでいきたいです。

取材して

今回取材をさせていただいたのは、関西大学経済学部に進学予定の松本綾さんです。総合型選抜での受験を通じて、自分の強みを見つめ直し、将来への目標を具体化していきました。その中で、青年海外協力隊に参加したい、という夢を育まれてきた姿がとても印象的です。「自己分析を通して将来を深く考える時間を持てたことが、総合型選抜ならではの大きなメリットです」と語る松本さん。彼女の姿勢は、多くの受験生にとって受験方式を考える際の一つの指針となるのではないでしょうか。

※上記は、2024年12月時点での取材をもとに作成しています。

この記事はインタビューを基に執筆されました。

文:谷口勇人/編集:塾選(ジュクセン)編集部

通った塾について

徹底した自己分析で興味分野とアピールポイントを言語化。講師の多角的な視点やフィードバックで志望理由書に磨きをかけた

モチベーションアカデミア

  • 中学生
  • 高校生
  • 個別指導
  • 完全個別指導
  • オンライン対応あり

ココがポイント

  • 最適な勉強法を知り、定期テスト対策から難関大を含めた受験対策ができる
  • 面談満足度98.9%※!コーチングによりやる気や学習習慣を身につけられる
  • 総合型選抜・学校型推薦選抜対策専門の講師による完全1:1指導が受けられる