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C128310000148
生徒
滝川中学校 (兵庫県) 合格
関 博之さん(仮名)
苦手な算数克服が合格へのカギ。小2レベルから問題を解き直し、第一志望合格!
インタビューに回答してくれた人:お父さま

生徒プロフィール

通った塾
若松塾
住まい
兵庫県
性格
周囲の友だちと上手にコミュニケーションが取れるタイプ

私の受験ポイント

友だちと一緒に切磋琢磨できる方が、真剣に勉強できると考え、集団授業を選択

「算数」は小2レベルまで遡って復習。塾作成のオリジナル問題を何度も解き直し、偏差値59→63へ

息子の質問にすぐ答えられるよう、親も苦手な算数を勉強。一緒にサポートできる体制づくりに注力

受験情報

受験年度
2020年
受験校数
1校

合否

志望順 学校名 合格判定 受験結果
1 滝川中学校 (特進コース) A判定 合格

入試スケジュール

2月6日
:滝川中学校

偏差値推移

小4:偏差値58
小5:偏差値59
小6:偏差値63

学校選び

中学・高校時代は、受験勉強よりも好きなことに集中して欲しい

中学受験をしようと考えたきっかけは何でしたか?

小学校のうちに一生懸命、勉強をさせて、中学・高校は部活に専念させてあげたいなと思ったことがきっかけです。息子は小学3年生から週3回ピアノを習っていて、コンクールにも出ていました。好きなことに集中でき、将来の進学のことも考えて受験してみようと決めました。

志望校はどのように決めていきましたか?

ネットなどで調べてみて、自宅から通える範囲で、偏差値的にもちょうど良い「滝川中学」に絞って受験することにしました。神戸市周辺は偏差値の高い私立学校が多く、偏差値60以上はないと中学受験も厳しいエリアです。ただ滝川中学は偏差値56前後で入れて、大学進学実績も国公立大や関西の難関私大「関・関・同・立」がほとんど。学費は高いですが、塾などに通わせなくても大学進学ができるレベルの学力が身につくのだと感じました。息子に「受験をしよう」と話したのは、小5の時でした。

息子さんの反応はどうでしたか?

高学年である程度、自分の意志を持っているから「進学塾に通うと、友だちと遊べなくなる」と不満はあったようです。公立中へ進学すれば、今の友だちと一緒に通えるので本人としては嬉しかったのだと思います。最終的には将来について話し合って、素直に「受けてみる」と受け止めてくれました。

学校説明会には行きましたか?

私だけ参加しました。入学後のカリキュラムや入試スケジュールについて詳しく教えてもらい、説明会後は校内の施設見学もさせてもらえました。校舎自体は古いですが、食堂が利用できると知って驚きましたね。「食券を買ってごはんを食べるなんて、私立学校っぽい」と、ちょっと感動しました。帰ってから息子に「食堂で食べられるんやで」と、興奮気味に伝えたことを覚えています。

塾について

算数は小2レベルまで戻って解き直し。偏差値63へじわじわUP

メインで通っていた塾
若松塾
指導方法
集団授業
頻度
週4回
科目
数学、英語、国語、理科、社会
通塾時期
小5の夏〜小6
授業時間と費用
小5:週4(1回50分~120分)、月4~5万円
小6:週4(1回90分~120分)、月4~5万円
※夏期講習費用は別
転塾:
併塾:

『若松塾』を選んだ理由について教えてください。

1点目は、家から近かったこと。2点目は進学率が高かったことです。これもネットで調べましたが、進学実績が素晴らしく、皆さんとても優秀でした。

もう一つは、集団塾だった点です。個人指導にはもちろん独自の良さがあると思いますが、一方で塾の仲間から刺激を受け、切磋琢磨するのは難しそうかもな…とも感じていました。自分自身も小学生時代に個人指導の英語教室に通いましたが、どうしても真剣さに欠ける環境で、ピリッと勉強に集中できなかったんです。最終的に大手で知名度があり、集団授業に取り組んでいる『若松塾』を選びました。

『若松塾』に通って良かった点は?

仲良しの友だちができたことは良かったですね。小5の夏期講習から通いはじめ、集中講義もたくさんあって大変だったと思います。でも帰りに迎えに行くと、子ども同士で話し込んでいる様子をよく見かけました。すぐに馴染んだようで、「早く車に乗って帰りたいな〜」とこちらが思うほど、たくさん友だちを作っていました。切磋琢磨できる環境に身を置くことで、やる気も高まったようでした。

あとは英語も受講していたので、中学入学後にすぐ英検3級に合格しました。受験勉強と並行しながら英語も学んで、少しずつ力がついていたようです。最終的には第一志望の滝川中学にも合格しましたし、通って本当によかったです。

志望校合格のための勉強については?

塾からは「反復練習をしましょう」というアドバイスをもらいました。とにかく算数が苦手だったので、小2レベルから戻ってやり直しをしていましたね。基礎から徹底して学ぶので、数式もきちんと覚え直していました。

他の教科はわりあい成績も良く、テストでは80点以下は取ったことはありませんでした。。そのため算数に絞って学習を進め、塾で使っているテキスト・問題集に毎日コツコツ取り組みました。そうして繰り返すうちに、偏差値が3〜5ほどじわじわと上がり、小5で偏差値59だったのが小6では偏差値63をキープできるようになったんです。

改善してほしいと思う点は?

専用駐車場を作ってほしい。というのも、通っていた教室が坂道の途中にあり、ちょっと立ち寄るにしても停車しにくい場所なんです。もし駐車場が完備されていれば、安全に送り届けられそうだなといつも感じていました。

さらに塾内に待合室があると、とても良いですね。息子を待っている時間がとても長かったので、リラックスして過ごせる場所があればなお嬉しいなと思いました。

受験勉強について

小2レベルの「算数」から徹底的に復習。親も一緒に分数を学ぶ

勉強時間
小4 塾:なし、自宅:1日30分~60分
小5 塾:週4(1回90分~120分)、自宅:1日90分~120分
小6 塾:週4(1回90分~120分)、自宅:1日90分~120分

受験勉強を振り返って「やってよかった勉強法」について教えてください。

やはり「算数の反復学習」です。先ほども「小2から戻ってやり直した」とお話ししましたが、息子が苦手な部分だけをピックアップしてもらった「オリジナル問題」を塾に作成してもらい、それを繰り返し解き直しました。

解答だけでなく、問題の解き方をまとめた「解説」も配布してもらえたので、「けっこう親切やな」と思いました。分からないところは私も調べて、一緒に解説を見ながら考えました。もちろん塾の先生にも質問していたと思うのですが、もし子どもから質問が来て答えられなかったら、ちょっと気まずいですから。

特に「分数」が苦手だと分かったので、私自身も分数について最初から見直して、教えられるように勉強しました。私立文系出身の私にとっては、けっこうしんどかったです。「1/3×4/2」という式を見たところで、まったく興味が持てなくて…。でも「パパ、知らんやん」と言われないように、職場にこっそりテキストを持ち込んで復習し、自宅で一緒に問題を解く。そんな毎日を過ごしていました。

家庭のサポートについて

親のしんどさを感じさせないように、子どもと接していた

受験を振り返って「やってよかった家庭での取り組み」はありますか?

塾の送迎やお弁当づくりは、妻とローテーションを組んで最後まで頑張りました。私は主に送迎担当でしたが、妻も仕事をしているので、仕事と塾関連のタスクを両立するためのスケジュール調整が大変でした。

本音を言えば、送迎は思っていた以上にしんどかったんです。息子が塾から出てくるまで待っていなければならないので、自分の時間はなくなるし、「家に帰ってリビングでごろごろしたいな」と思うことも当然ありました。授業が終わるのは夜9時すぎで、遅いですしね。そう思っていることは、息子にはずっと隠しながら接していました。

しかも週3回のピアノレッスンは続けていたので、塾・自宅・ピアノ教室を移動しながら、最後までなんとか駆け抜けた2年間でした。

学校生活について

入学後は吹奏楽部に入部。ずっと続けていたピアノを継続中

学校名
滝川中学校
部活
吹奏楽部(ピアノ担当)

「滝川中学校」はどのような雰囲気だと感じていますか?

高校受験の心配がないので、自由でのびのびとしているようです。入学後は吹奏楽部でピアノを担当しながら、楽しく学校生活を過ごしています。

思春期を迎えた息子は口数も少なくなってしまって、最近は話す時間もほとんどないんですよね。でも様子を見守っている限りでは、友だちもたくさんでき、楽しくやっているみたいです。

入学後にはコロナ禍となりましたが、大変な時期もありましたか?

緊急事態宣言中は、在宅学習となりました。全員にタブレットが支給されているのですが、スペックが微妙だったので、結局専用PCを購入しました。緊急事態宣言が解除になってからも、休校や学級閉鎖が何度かあったので、購入して良かったです。オンライン授業を受けている息子の背後に映り込まないよう、気をつかって過ごしていました。

目指している未来があれば教えてください。

国立大学に進学し、公務員を目指してもらえたらいいなと期待しています。最近では進路について話す時間もないのですが、英語をはじめ文系科目が得意みたいなので、そういった分野が伸ばせる環境で学び続けて欲しいですね。

取材して

当初は「仲の良い友だちと遊べなくなる」との理由で、通塾に難色を示していた息子さん。しかしお父さまからの熱心な語りかけにより、合格までの道のりを歩み通しました。苦手だった算数にも親子で取り組み、成績も順調に上昇。送迎がお父さまの負担になることもあったと思いますが、本人の前では決してそう感じさせずに乗り切った姿が印象に残りました。取材中も「とても大変でした」と正直に答えていただき、きれいごとだけではない受験のリアルな苦労話を聞かせていただけました。

※上記は、2022年9月時点での取材をもとに作成しています。

この記事はインタビューを基に執筆されました。

文:林美夢/編集:塾選(ジュクセン)編集部

通った塾について

算数は小2レベルまで戻って解き直し。偏差値63へじわじわUP

若松塾

  • 小学生
  • 中学生
  • 集団指導

ココがポイント

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