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生徒

開倫塾に小4から通塾し茨城県立古河中等教育学校に合格した方への合格者インタビュー(31)

藤野 宏さん(仮名)
本番を想定した「適性検査と集団面接」対策を徹底し、公立中高一貫校に合格!
インタビューに回答してくれた人:本人、お母さま

生徒プロフィール

通った塾
開倫塾
住まい
茨城県古河市
性格
なんでもバランスよく取り組めるタイプ
偏差値推移
小4:偏差値 なし
小5:偏差値 なし
小6:偏差値55〜60

私の受験ポイント

塾選びは、公立中高一貫校特有の「適性検査」「集団面接」対策を重視

小3〜小4の理科・社会の教科書を丁寧に熟読し、自分の言葉で解答できるように

夏休み以降は「模擬選抜ゼミ」に参加。本番そっくりの環境で適性検査・面接を練習

受験情報

受験年度
2022年
受験校数
2校

合否

志望順 学校名 合格判定 受験結果
1 茨城県立古河中等教育学校 直前模試:なし 合格
2 常総学院中学校 直前模試:なし 合格

入試スケジュール

12月4日
:常総学院中学校
1月8日
:茨城県立古河中等教育学校

学校選び

次世代のリーダーを育成する「公立中高一貫校」を目指す

お母さまにお聞きします。志望校はどのように決めていきましたか?

古河中等教育学校ができて、5年前に兄が入学しました。現在高校に通っていることもあって、自然と弟の宏も「受験しようか」という流れで志望校を決めました。第二志望の常総学院は、「第一志望に合格するための練習」のような位置付けで、塾の先生から提案されて決めました。

古河中等教育学校は、県立中高一貫校ですね。受験対策も私立中とは違っていますか?

そうなんです。県内のすべての公立中高一貫校で、共通の試験問題が出題されます。内容としては「適性検査I」「適性検査II」、さらに集団面接や作文の対策も必要になります。常総学院は、そうした形式に非常に似た入試問題を導入しており、同じ塾に通っていた子たちもみんな併願して受けていました。

宏さんにお聞きします。古河中等教育学校の説明会には参加しましたか?

はい。印象に残っているのは、「Σ(シグマ)ソフィア・プロジェクト」に関する説明です。中高6年間で継続した教育を行い、次世代のリーダー育成を目指すという内容でした。高校の学習内容を一部先取りしたり、研究課題にも積極的に取り組んだりすると聞いて、「けっこう大変そうだな…」と率直に思いました。

塾について

長男と同じ『開倫塾』に通い、「模擬選抜ゼミ」で本番同様の受験対策

メインで通っていた塾
開倫塾
指導方法
集団授業
頻度
週2回
科目
中高一貫受験クラス(文系・理系)、国語、算数、英語
通塾時期
小4〜小6
授業時間と費用
小4:英数国各週1回(1回80分)、月3万円
小5:週3日(中高一貫週2回:1回90分/英数国各週1回:1回80分)、月3万円
小6:週3日(中高一貫週2回:1回90分/英数国各週1回:1回80分)、月3万円
転塾:
併塾:

お母さまにお聞きします。『開倫塾』を選んだ理由について教えてください。

「適性検査」の問題が学校で習っている内容とは大きく違っていたので、塾に通うことは必須でした。『開倫塾』を選んだ理由は、自宅から通いやすく、長男の受験でもお世話になったからです。受験期間中も、以前からの習い事だったスイミングとそろばん教室に続けて通っていましたので、自宅から近く送迎がしやすいかどうかは大切なポイントでした。

また、『開倫塾』で本番直前に行なっている「模擬選抜ゼミ」の内容がとても素晴らしいと、長男の時の経験から知っていたので、合格に結びつきやすいのではないかと考えました。

『開倫塾』に通って良かった点は?

やはり本番を想定した「模擬選抜ゼミ」を受講できたことですね。適性テスト・集団面接の練習が何度も繰り返しできて、解説まで丁寧にしてくれます。夏休み中から始まって、本番さながらの環境で取り組めるんです。特に集団面接では、他の教室に通っている生徒同士でグループを作って、全員が初対面の状態で進めていきます。受験日が近づいて受験票が配られると、受験番号が近い生徒同士で練習しました。月1〜2回は必ず「模擬選抜ゼミ」の時間があったので、本当に助かりました。

それから出願時に「志望理由書」として作文を書くのですが、何度も添削してくれた点は非常に良かったです。5〜6回は書き直したでしょうか。「絶対に親が口を出さないでください」と塾の先生から念押しされていましたので、ついつい言いたくなってしまう気持ちをグッと抑えながら見守りました。先生からは「ここに自分の意見を盛り込んで」などと細かく添削していただいたからなのか、最初に書いた下書きと提出した清書を読み比べるとだいぶ仕上がりが違っていました。

受験勉強について

適性検査の対策は、小3〜小4の理科・社会の教科書を熟読すること

勉強時間
小4 塾:週1(1回80分)、自宅:1日30分以下
小5 塾:週3(1回80分~90分)、自宅:1日30分以下
小6 塾:週3(1回80分~90分)、自宅:1日30分〜60分

お母さまにお聞きします。受験勉強を振り返って「やってよかった勉強法」について教えてください。
理科と社会で学んだ範囲を振り返り、基礎から見直しをしました。特に暗記科目の社会はそれほど得意ではなかったので、小3レベルまで戻って繰り返し問題を解きました。

一般的な入試問題とは違い、古河中等教育学校では「適性検査I」「適性検査II」「面接」で合否が分かれます。「適性検査I」は理科・算数の思考力について問う内容です。「適性検査II」は国語・社会に関する思考力が問われます。記述解答が多く、インタビュー形式の長文読解や、自分の意見を100字以上で記す問題などもあります。

こうした試験問題に対応していくためにも、理科・社会を基礎から丁寧に取り組む必要がありました。塾の先生からも、「小3〜小4の理科や社会の教科書を最初からよく読んで、ワークに取り組んでみてください」とアドバイスをいただきましたね。実は高学年で学ぶ範囲よりも、中学年の頃に学んだ知識を応用した問題が、頻出しているのだそうです。ただ基本的に家では学校の宿題を1時間ほどするぐらいで、ほとんど勉強はしていませんでした。

他に意識して取り組まれたことはありましたか?
「面接で質問された時のために、新聞を読んだ方がいい」と塾から教えてもらい、子ども向けの「読売KODOMO新聞」を積極的に読んでいました。本番の面接でも「SDGsについて」や「絶滅危惧種をどう守っていくか」について聞かれたそうなので、役立ったかもしれません。

最初は「受験対策のため」と思って読み始めたのですが、だんだんと自分の興味のあるニュースも目に入るようになり、普通に読みものとして楽しめるようになりました。

家庭のサポートについて

メリハリをつけて生活できるように、あえて習い事は最後まで続けた

お母さまにお聞きします。受験を振り返って「やってよかった家庭での取り組み」はありますか?

最後まで習い事を続けていたことが、今振り返ると良かったかなと思っています。スイミングは週2回、そろばん教室は週3回通っていました。さすがに6年生の時は「つかれた」とつぶやいていましたけど、気分転換にはなっていたみたいです。メリハリのついた生活ができたので、結果的にはよかったのかなと感じています。

同じようにサッカーを続けながら受験勉強をして、古河中等教育学校に合格したお友だちもいました。都会の受験対策とは少し違っているかもしれませんが、生活と勉強のバランスを取りながらいろいろやってみて良かったですね。

宏さんとしては、どうでしたか?もうちょっと「工夫できたこと」はありますか?

基本的には100%やり切った気持ちでいっぱいですが、強いていうならもうちょっと家で勉強できたら良かったかもしれません。

特に受験だからといって、何かを制限していたわけでもありませんでした。だから、ついゲームがしたくなって始めると、キリのいいところまで進めたくなり、結果として何時間も続けてしまい…母から注意されることもありました。

学校生活について

授業はグループワークが多く、議論も活発。行事にも積極的に参加

学校名
茨城県立古河中等教育学校
部活
水泳部

宏さんにお聞きします。「古河中等教育学校」に入学してみていかがですか?

楽しいですよ!特に授業中のグループワークが多く、最高です。例えば数学の授業では、みんなで問題の解き方について議論しています。「こういう解き方はどう?」「こんな解き方もあるよ」と話し合うんです。学ぶ意欲の高い友だちが多いと感じています。

印象的な行事などはありますか?

もうすぐ創立10周年の記念式典があるので、今はその準備をしています。代表として式典に参加し、たくさんの来賓客の前で発表するメンバーにも選ばれました。

他には文化祭ですかね。1年生は「お客様」として先輩たちの出し物を見て回るので、面白かったです。お化け屋敷に行ったり、カジノで遊んだりしました。教室の中にカジノを設営していて、ポーカーやルーレットに参加できるんです。コインを賭けて勝ったらお菓子と交換なのですが、全然勝てませんでした。

中3の時にはニュージーランドへの海外研修を予定しているので、それも楽しみにしています。

目指している未来があれば教えてください。

教師になってみたいなと思っています。志望理由書にも「小学校の先生になりたい」と書きましたが、全然違う進路を選ぶ可能性もあります。もしかしたら変わるかもしれませんが、これからいろいろな経験を重ねてじっくり選んでいきたいです。

取材して

古河中等教育学校は茨城県内の公立中高一貫校。現在は県内に14校あり、県が実施する適性検査2科目の受験と集団面接によって、合否を決定します。「以前はここまで中学入試が盛んではなかったが、公立中高一貫校ができたことがきっかけで勉強に力を入れる家庭が増えた気がする」との声も、お母さまからお聞きしました。適性検査は記述による解答が多く、発想力・思考力が問われる総合問題も出題されます。宏さんのように、普段の生活からさまざまなことに興味を持ち、自分の言葉で伝える機会を多く持つことが合格への道につながっているのではないかと感じました。

※上記は、2022年9月時点での取材をもとに作成しています。

この記事はインタビューを基に執筆されました。

文:林美夢/編集:塾選(ジュクセン)編集部

通った塾について

長男と同じ『開倫塾』に通い、「模擬選抜ゼミ」で本番同様の受験対策

開倫塾

  • 小学生
  • 中学生
  • 高校生
  • 大学生
  • 集団指導
  • 個別指導

ココがポイント

  • 栃木、茨城、群馬、東京で地域密着。中高一貫校や公立高校受験対策ができる
  • 熱心な講師による「満足度98.8%の授業※」で、学校の先取り学習ができる
  • 集団・個別・自立型・映像授業など目的に合わせて最適な指導形式が選べる