プロ家庭教師の名門会に小学5年9月から通塾し開成中学校に合格した方への合格者インタビュー(312)
生徒プロフィール
- 通った塾
- プロ家庭教師の名門会
- 住まい
- 東京都文京区
- 性格
- のんびり、社交的、パズル系の問題が大好き、国語・社会のほうが得意
- 偏差値推移
小4:偏差値70(全国統一小学生テスト)
小5:偏差値67(全国統一小学生テスト)
小6:偏差値78(全国統一小学生テスト)
私の受験ポイント
校風や教育方針、学習環境、生徒の雰囲気も考慮して志望校を選択した
集団塾で競争心を育み、個別指導塾で苦手科目に特化。併塾の効果を活かして実力アップ!
塾がない日も家庭学習は8時間確保。継続的に過去問演習に特化した
受験情報
- 受験年度
- 2025年
- 受験校数
- 4校
合否
志望順 | 学校名 | 合格判定 | 受験結果 |
---|---|---|---|
1 | 開成中学校 | A判定 | 合格 |
2 | 海城中学校 | A判定 | 合格 |
3 | 栄東中学校 | A判定 | 合格 |
4 | 本郷中学校 | A判定 | 合格 |
入試スケジュール
- 1月10日、12日
- :栄東中学校
- 2月1日
- :開成中学校
- 2月2日
- :本郷中学校
- 2月3日
- :海城中学校
学校選び
校風や教育方針を重視。学習環境の充実度、生徒の雰囲気も考慮して志望校を選択
志望校はどのように決めていきましたか?
中学受験を何となく考え始めたのは、息子が小学校1年生の頃からです。幼稚園の頃から受けていた学力テストの成績がわりと良かったことから、中学受験を意識するようになりました。受験を意識し始めると塾の広告にも目を向ける機会が増え、開成中学校が自宅から近かったこともあり、自然と私立中学校の受験を視野に入れるようになりました。
本格的に志望校について考えるようになったのは、小学校4年生の頃です。この頃から候補となる中学校の文化祭や学校説明会に足を運び、校風や教育方針などを確認するようになりました。開成中学校は雰囲気が落ち着いており、生徒たちも穏やかで知的な印象を受けました。先生方の説明も明快でわかりやすく、クラブ活動も充実しています。「ここなら息子の好奇心や可能性を十二分に伸ばせる」と感じ、開成中学校を第一志望に決めました。
その他の志望校に関してはどうですか?
最終的には、開成中学校を第一志望として、海城中学校、栄東中学校(東大特待)、本郷中学校の4校を受験しています。大学の附属高校は選択しませんでした。高校で自分のやりたいことや進みたい方向性を広い選択肢のなかで見つけ出し、そのうえで進学先を選んだほうがいいと思ったからです。
受験した学校はそれぞれに魅力的でした。例えば海城中学校は語学教育に力を入れている印象です。栄東中学校は東大特待の試験を受けましたが、こちらも校風は良く、学習環境としては申し分ありませんでした。本郷中学校はレベルとしては滑り止めという設定でしたが、自由な校風を持ちつつも生徒の自主性が尊重されている印象を受けました。前向きに通わせたいと感じた学校でしたね。
学校説明会に参加してどうでしたか?
学校説明会に参加することで、パンフレットや口コミだけではわからないことに気づけます。開成中学校の説明会では、先生方が教育方針を丁寧に説明してくれたので、生徒をしっかり育ててくれる学校であると安心感を覚えました。
実際の生徒の雰囲気も説明会に参加することでわかります。生徒の雰囲気や学業に向かう姿勢、学校生活全体の充実度も伝わってきました。たとえば麻布中学校も候補だったので説明会に参加したのですが、結局は受験を見送りました。生徒一人ひとりの自主性を重んじる明るい校風だと感じましたが、息子にはもう少し落ち着いた学校が合っているかな、と感じたのです。海城中学校も柔軟な学びの環境が整っており、生徒が自分のペースで成長できる雰囲気がありました。栄東や本郷もそれぞれ特色がありましたが、最終的には開成中学校の教育方針や学校の雰囲気に惹かれ、第一志望となりました。
塾について
集団授業で競争心を育み、個別指導で苦手を克服。併塾の効果で実力アップ!
- メインで通っていた塾
- プロ家庭教師の名門会
- 指導方法
- 個別指導
- 頻度
- 週1回
- 科目
- 算数
- 通塾時期
- 小学5年9月〜
- 授業時間と費用
-
-
小5:週1(1回120分)、月7~8万円
-
小6:週1(1回120分)、月7~8万円
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- 併塾していた塾
- 早稲田アカデミー
- 指導方法
- 集団授業
- 頻度
- 週2〜4回
- 科目
- 国語、算数、理科、社会
- 通塾時期
- 小学3年2月〜
通った塾を選んだ理由について教えてください。
3年生の2月からまず集団塾に通い始めました。選んだ理由は、体験授業での印象がとても良かったからです。先生が明るく、授業のテンポも良く、息子自身が「この塾なら楽しく勉強できそう!」と言ったのが決め手です。
5年生の夏頃からは、個別指導の『名門会』にも通い始めました。併塾をすることにしたのは、年次が上がるにつれて集団塾の、特に算数の授業スピードが息子に合わなくなっていたからです。息子は算数については理解ができないわけではないのですが、次々に進んでいくスピードに追いつくため苦戦していたんです。理解が追いつかないままになんとか追いつくスタイルではなく、しっかり復習をして理解するための学習が必要だと感じました。個別指導であれば、息子のペースに合わせて苦手な部分の学習に力を入れてもらえます。集団授業で学習ペースをつくり、個別指導で足りない部分の理解と定着をしっかり行いたいと考えて併塾を決めました。
それぞれの塾に通って良かった点を教えてください。
集団塾は少人数制なので、クラスの雰囲気が良く友達ができたことが息子にとって良かったようです。周りの子も同じように中学受験という目標を持っていることもあり、共に学びながら競争心も自然と芽生えたようです。先生方も熱心で、授業も子どもが飽きないように工夫されていて、楽しく学ぶことができたと聞いています。
『名門会』は、皆プロ講師なので安心感がありました。また、個別指導なので細かい部分までしっかりとフォローしてくれる点が良かったです。塾のペースに合わせるのではなく、本人がつまずいたところを重点的に復習してくれます。おかげで、算数の苦手な単元も徐々に克服できたようです。『名門会』には集団塾に通っていることも伝えていました。集団塾の授業でよく理解できなかった問題を、『名門会』でも先生に見てもらい、一緒に解き直すことでしっかりと理解ができたようです。それが徐々に成績にも現れてくるようになりました。
志望校合格のための勉強についてはどうでしたか?
集団塾では、5年生の後半頃から過去問対策が本格的に始まりました。最初はなかなか合格点に届かず、特に算数では苦戦していたようです。でも6年生に入る頃には、過去問を繰り返し解くことに慣れて実力も上がってきて、苦戦することが減っていったようです。
『名門会』の受験対策は、苦手な単元の徹底強化が中心です。たとえば、計算スピードを上げるための特訓や、ケアレスミスを減らすための対策などに注力することで、試験本番での精度が上がっていきました。個別指導の良さは、一人一人のペースに合わせて、必要な部分を重点的に学べるところですね。併塾によって、集団授業と個別指導のバランスを取りながらも、効率よく学習できたのが良かったと思います。
その他、塾に通って良かった点を教えてください。
中学受験は親子の二人三脚ですが、塾の先生方のサポートがあったおかげで、親が一方的に手助けする必要がなかったことは、大変ありがたかったです。特に受験直前の6年生頃になると、子ども自身もストレスを感じることが多くなります。そんな時、塾の先生が励ましてくれたり、勉強の進め方をアドバイスしてくれたり、勉強以外の精神的な支えにもなってくれました。
受験勉強について
休みの日には8時間の家庭学習。過去問演習の特化と継続的な学習で実力を強化した
- 勉強時間
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小4 塾:週2(1回90分)、自宅:1日60分~90分
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小5 塾:週4(1回90分)、自宅:1日90分~120分
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小6 塾:週4〜5(1回90分)、自宅:1日150分~180分
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受験勉強を振り返って「やってよかった勉強法」について教えてください。
志望校の過去問に早めに取り組んだことは良かったと思います。特に第一志望の開成中学校は特徴がある問題が多く出るので、その傾向を掴むために5年生の後半から本格的に取り組み始めました。6年生になると時間を計りながら問題を解き、本番のテストのような環境や雰囲気で演習を重ねました。最初はなかなか点数が取れませんでしたが、繰り返すことで問題のパターンや傾向に慣れてきて、着実に効果が現れました。
塾がない日には8時間ほど家庭学習を行ったことも、良い結果に繋がった要因だと思っています。塾からの課題の量が多く、それをこなすだけでかなりの時間がかかりましたが、諦めずに継続して課題に向き合うことで着実に力がついていったと思います。
受験勉強での反省点はありますか?
もっと計画的に勉強を進めるべきだったと反省しています。受験直前に、これもやっていない、あれもやっていない、と焦りが出始めてしまって…。もっと余裕を持って取り組んでおけば良かったと感じることが多かったです。また試験の直前期になって、基礎的な問題でつまずくこともありました。親としては、この基本問題がわからないの?と不安になることもあったので、もっと計画的に進め、直前は調整期間に当てられるよう計画のサポートができれば良かったと感じています。
家庭のサポートについて
睡眠と健康管理を最優先。成績の浮き沈みには冷静に対応し、勉強時間の確保に徹底した
受験を振り返って「やってよかった家庭での取り組み」はありますか?
家庭では、とにかく睡眠をしっかり取らせることを意識していました。受験勉強は長時間に及ぶことが多く、睡眠不足になると体調も崩しやすくなるので、健康管理は最優先です。また、本人の意志だけではなかなか集中力が続かないこともあったので、塾がない日は勉強がはかどるように声をかけながら、学習を続けるようサポートしました。
「反省点」はありますか?
特に大きな苦労は感じませんでしたが、成績を見ても顔には出さないように気をつけていました。成績が良くても悪くても、子どもに不安を与えないよう、冷静に接することを意識していました。また、息子は6年生の夏頃から急に態度が変わったんです。それまで素直に勉強していたのに、親の言うことを聞かなくなることがあったんですよ。ただ、あまり強く言い過ぎると逆効果になってしまうため、喧嘩にならないように気を遣ってサポートしました。
学校生活について
勉強だけでなく、多様な経験を大切に、未来を切り拓くための時間にしたい
- 学校名
- 開成中学校

「開成中学校」に入学してどのようなことを期待していますか?
開成中学校はイベントが多いと聞いています。特に運動会には力を入れているようなので、体を動かして心身ともに鍛えてほしいなと思っています。今まで長い間塾通いをし、受験勉強に集中してきたので、中学校では勉強以外のことにも挑戦してほしいですね。クラブ活動などを通じて、新しい経験を積んでくれたら嬉しいです。
目指している未来があれば教えてください。
将来については、まだ息子も特に何がしたいという目標や夢が定まっていないようです。母親としては、大学も専門分野も、特にこだわりがなく、ただ本人がやりたいことや進みたいと思う道を選んでくれれば良いと思っています。中学校やこの先の高校などでも、いろいろなことを経験しながら、息子が夢中になれるものを見つけていってほしいと思っています。
取材して
今回取材をさせていただいたのは、開成中学校への入学が決まった香取晃さんのお母様です。学習環境を整えるためのサポートに加え、成績やモチベーションの浮き沈みにも一喜一憂せず、ただ冷静に見守りサポートする姿勢を大切にされていたことが印象的でした。受験を終えた今は、勉学だけでなくクラブ活動にも積極的に参加し、新たな経験を積んでほしいと期待を寄せています。ご両親の関わり方やサポートの仕方が、お子様の成長や進学にどれほど影響を与えるのかを感じた取材でした。
※上記は、2025年3月時点での取材をもとに作成しています。
この記事はインタビューを基に執筆されました。
文:谷口勇人/編集:塾選(ジュクセン)編集部
通った塾について
集団授業で競争心を育み、個別指導で苦手を克服。併塾の効果で実力アップ!

ココがポイント
- 全国の難関中学~旧帝大・医学部まで。志望校合格までの個人別カリキュラム
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