プロ家庭教師の名門会に中学2年10月から通塾し筑波大学附属駒場高等学校に合格した方への合格者インタビュー(378)
生徒プロフィール
- 通った塾
- プロ家庭教師の名門会
- 住まい
- 東京都荒川区
- 性格
- こだわりが強い、ひょうきん者、真面目にコツコツ、数学・理科のほうが得意
- 偏差値推移
中1:偏差値70(駿台テスト)
中2:偏差値72(駿台テスト)
中3:偏差値72(駿台テスト)
私の受験ポイント
大学受験を見据えて学習環境と実績を重視。通学のしやすさも考慮して開成高校への進学を決めた
集団塾と個別指導塾の併用で、得意を伸ばし苦手を克服。併塾のメリットを活かして国語の偏差値20以上アップ!
過去問演習は徹底的に復習。動画や音声アシスタントを活用してスキマ時間の学習も習慣化
受験情報
- 受験年度
- 2025年
- 受験校数
- 7校
合否
志望順 | 学校名 | 合格判定 | 受験結果 |
---|---|---|---|
1 | 筑波大学附属駒場高等学校 | C判定 | 合格 |
2 | 開成高等学校 | B判定 | 合格 |
3 | 渋谷教育学園幕張高等学校 | B判定 | 合格 |
4 | 栄東高等学校 | 合格 | |
5 | 市川高等学校 | 合格 | |
6 | 慶應義塾志木高等学校 | A判定 | 合格 |
7 | 早稲田大学本庄高等学院 | 合格 |
入試スケジュール
- 1月17日
- :市川高等学校
- 1月19日
- :渋谷教育学園幕張高等学校
- 1月23日
- :栄東高等学校
- 2月6日(1次)
- :慶應義塾志木高等学校
- 2月9日
- :早稲田大学本庄高等学院
- 2月10日
- :開成高等学校
- 2月12日(2次)
- :慶應義塾志木高等学校
- 2月13日
- :筑波大学附属駒場高等学校
学校選び
学習環境と実績を重視。「大学受験に強い」環境を求めて、第二志望の開成高校に進学を決めた
志望校はどのように決めていきましたか?
小学校6年生の頃から高校受験はなんとなく意識していて、そのときは都立の日比谷高校を第一志望にしていました。とはいえ、まだ学校ごとの違いもよくわかっていなかったので、「なんとなくここがいいかも」という印象だけで選んでいました。母が良さそうな学校をいくつかピックアップしてくれて、一緒に見学にも行きました。学費のことも考えると、日比谷高校から東京大学を目指すのがいちばん費用を抑えて高学歴を狙えるんじゃないかとも思っていました。でも、塾に通い始めてから周りの影響もあって、自然と目指す学校のレベルを上げていったんです。そうすると、都立だけじゃなくて私立も視野に入れるようになって、最終的には筑駒(筑波大学附属駒場高校)を第一志望に決めました。
第一志望に合格されて、最終的に第二志望の開成高校に進学を決めた理由を教えてください。
第一志望の筑駒と第二志望の開成(開成高校)、どちらに進学するかは本当に悩みました。でも最終的には、大学受験を見据えたときに、開成の方が学習環境がしっかりしていると思ったんです。筑駒は自由な雰囲気が魅力なんですけど、その分、受験対策は個人の自主性に任されるところがあって。開成は受験へのサポート体制が整っていて、安心感がありました。それに開成の方が家から近くて、通学もしやすかったんですよね。通ううえで負担が少ないというのも大きなポイントでした。筑駒もとても良い学校なんですが、大学受験までを見通して考えたとき、自分に合っているのは開成かなと思って、そちらに決めました。
学校説明会に行って、志望校への気持ちに変化はありましたか?
説明会はいくつか参加しましたけど、正直それが受験校を決める決定打にはならなかったですね。もちろん学校の雰囲気を知るうえでは参考になりましたが、最終的には大学受験を考慮して、進学実績や塾の講師からのアドバイスを重視して志望校を選びました。部活の内容や学校の自由度よりも、「どれだけ大学受験の対策がしやすいか」が大きなポイントでした。
塾について
集団塾で仲間と切磋琢磨、個別指導塾で苦手を克服。併塾の効果で国語は偏差値20以上アップ!
- メインで通っていた塾
- プロ家庭教師の名門会
- 指導方法
- 個別指導
- 頻度
- 週1回
- 科目
- 国語
- 通塾時期
- 中学2年10月〜
- 授業時間と費用
-
-
中2:月2〜週1(1回90分~120分)、月6万円
-
中3:週1(1回90分)、月6万円
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- 併塾していた塾
- 早稲田アカデミー
- 指導方法
- 集団授業
- 頻度
- 週4〜5回
- 科目
- 英語、国語、数学、理科、社会
- 通塾時期
- 中学1年4月〜
- 授業時間と費用
-
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中1:週4(1回120分)、月6〜7万円
-
中2:週4(1回120分〜150分)、月6〜7万円
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中3:週5(1回120分)、月12万円
-
塾へはいつ頃から通い始めましたか?
中学校に入る前から通っていました。具体的には、小学6年生の3月からです。いくつかの候補を見て、最終的に合格実績がよい集団塾を選びました。体験授業を受けて「ここなら頑張れそう」と思えたのが大きかったです。
中学2年の10月からは個別指導塾の『名門会』にも通い始めました。理由は、国語の偏差値がずっと30後半〜40前半で、どうにも伸びなかったからです。数学は偏差値80、英語も60後半くらいあったので、国語だけが目立って低くて…。「これは自力では厳しい」と感じて調べていたときに、SNSやネットで「理系が得意な人は国語の解法テクニックを身につけると伸びやすい」という情報を見つけて、試してみようと思ったんです。『名門会』はプロ講師による個別指導というのが魅力で、体験授業が本当にわかりやすく、「これだ!」と感じてすぐにお願いすることにしました。
それぞれの塾に通って良かった点を教えてください。
集団塾は、授業の質が高くて、内容もとてもわかりやすかったです。教室全体が真剣な雰囲気で、周りのレベルも高かったので、競争心が刺激されて、自分も自然と集中して取り組めました。授業は毎回参加型で、当てられて答えられたときの達成感が嬉しくて、塾に行くのが楽しかったですね。同じレベルの仲間と切磋琢磨できたことが、一番の収穫だったと思います。
一方、『名門会』ではプロの先生から個別で指導してもらえるのが大きな魅力でした。特に国語は、長文読解のテクニックを期待通り教えてもらいました。たとえばキーワードに線を引きながら読み進めるとか、指示語・接続詞に記号をつけるといったテクニックをルール化して教えてくれて、それがすごく自分に合っていました。おかげでずっと苦手だった国語も安定して点が取れるようになって、最終的に偏差値が20 以上も上がったんです。
志望校合格に向けた勉強はどうでしたか?
塾では、志望校に特化した講座が用意されていて、それがすごく役立ちました。集団塾には、「筑駒必勝」や「開成必勝」といった志望校別の特訓コースがあり、各校の出題傾向に合わせた演習をたくさんこなしました。
『名門会』でも、過去問に講師と一緒に取り組みました。「この問題はこう考えるといいよ」といった具体的な解き方のアドバイスをもらえたので、効率よく対策ができました。自分ひとりでは気づけない視点や解法を丁寧に教えてもらえたのは、個別指導塾ならではの強みだったと思います。
受験勉強について
過去問演習は徹底的に確認・復習。動画や音声アシスタントを活用して学習を生活の中に取り入れた
- 勉強時間
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中1 塾:週4(1回120分)、自宅:1日90分~120分
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中2 塾:週4〜5(1回90分~150分)、自宅:1日90分~120分
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中3 塾:週6(1回90分~120分)、自宅:1日180分以上
-
受験勉強を振り返って「やってよかった勉強法」について教えてください。
いくつかありますが、まずは過去問演習を徹底的にやったことです。塾でも過去問に取り組む時間はありましたが、それとは別に自分でも解きました。特に間違えた問題はしっかり見直して、どこで引っかかったのかを確認するように復習までしっかりして。
国語が苦手だったので、『名門会』に追加で通って解法を教えてもらえたのもよかったです。それまでは「国語は頑張っても伸びない」と半ばあきらめていたのですが、解き方のコツを学んでからは点数が安定するようになりました。
社会は、食事中に動画で学ぶスタイルが自分に合っていましたね。『ねこねこ日本史』や『中田敦彦のYouTube大学』を観ながら勉強することで、テキストよりもストーリーが頭に入りやすく、楽しく覚えられました。
暗記系はとにかく反復が大事なので、アレクサ(音声アシスタント)のリマインダー機能を使って、毎日決まった時間に漢字の練習を通知してもらっていました。「そろそろ漢字の時間だよ」と言われると、「あ、やらなきゃ」と気持ちを切り替えられて、習慣化にすごく役立ちましたよ。
受験勉強での反省点はありますか?
反省点は、文系の暗記項目を苦手なままにしてしまったことです。理系の暗記はすっと頭に入るのですが、文系はどうしても苦手意識があって、つい後回しにしていました。塾の講師にも相談しましたが、「やるしかない」と言われて(笑)。もっと早く本腰を入れておけばよかったなと思っています。
家庭のサポートについて
塾の宿題を最優先。帰宅後の10分間復習など、無理なく続ける習慣を家庭でサポートした
家庭のサポートについて、(同席していた)お母様にお聞きします。受験を振り返って「やってよかった家庭での取り組み」はありますか?
とにかく「塾の宿題をきちんとやる」ということを徹底させました。宿題が終わっていないのに、さらに追加で何かをやらせても意味がないと思ったので、まずは塾の内容を最大限活かすことに意識を向けてサポートしていました。たとえば、塾から帰ってきたらすぐに10分だけ復習する、という習慣がつくよう声かけをしていましたね。疲れている日でも、とりあえずノートを開いて見直すだけでも効果はあったと思います。無理やり勉強をさせるというよりは、「どうすれば効率よく学習内容が身につくか」を一緒に考えて寄り添うようにしていました。
「反省点」はありますか?
特に反省点はないですね。やれることはやったという気持ちですし、
学校生活について
高みを目指し、東京大学理科三類に挑戦!自分の興味も大切に将来の選択肢を広げたい
- 学校名
- 開成高等学校

開成高校に進学されますが、入学後に頑張りたいことはありますか?
まずはやっぱり勉強ですね。高校でもしっかり勉強を頑張りたいと思っています。中学では卓球部に入っていたのですが、高校での部活はまだ決めていません。でも開成にはたくさんの部活があるので、実際にいろいろ見てから決めたいです。
将来の目標を教えてください。
将来は東京大学の理科三類(医学部)に進学したいと思っています。医師を目指しているわけではないのですが、単純に一番偏差値が高いので、そこを目指してみたいという気持ちです。もともと手を動かして何かを作るのが好きなので、職人のような仕事にも興味があるんです。今はまだ具体的に決まってはいませんが、高校・大学と進む中で、いろんな可能性を探っていきたいと思っています。
取材して
今回取材をさせていただいたのは、開成高校への進学が決まった斉藤賢治さんです。受験勉強の工夫や家庭でのサポート、塾の活用法について詳しくお話を伺いました。斉藤さんは集団塾と個別指導塾を併用し、苦手科目の克服にも積極的に取り組んできました。特に国語や社会の対策には試行錯誤を重ねられ、ご家庭でも日常生活の中で自然に学習に向かえるよう工夫されていたのが印象的です。「やれることはやり切った」という言葉からは、親子で受験に真剣に向き合い、最善を尽くしてきた姿勢が伝わってきました。新たな環境でどのように成長していくのかが楽しみです。
※上記は、2025年3月時点での取材をもとに作成しています。
この記事はインタビューを基に執筆されました。
文:谷口勇人/編集:塾選(ジュクセン)編集部
通った塾について
集団塾で仲間と切磋琢磨、個別指導塾で苦手を克服。併塾の効果で国語は偏差値20以上アップ!

ココがポイント
- 全国の難関中学~旧帝大・医学部まで。志望校合格までの個人別カリキュラム
- 講師は社会人プロ講師のみ。第一志望校合格を見据えた最高品質の指導を提供
- 最難関校受験を知り尽くした「プロの教務担任」が合格を全面的にマネジメント