河合塾マナビスに高1の1月から通塾し帝京平成大学に合格した方への合格者インタビュー(38)
生徒プロフィール
- 通った塾
- 河合塾マナビス
- 住まい
- 神奈川県座間市
- 性格
- 最後まで勝負を諦めずに取り組むタイプ
- 偏差値推移
- 高1:偏差値 不明
高2:偏差値50程度
高3:偏差値50程度
私の受験ポイント
文系高校に進学したが、「薬剤師になりたい」と一念発起!高校の履修科目になかった理系科目を「映像授業」ですべてカバー!
英語はbe動詞まで戻って毎日コツコツと復習。高2で英検2級に合格し、最後は得意科目に!
定期テスト対策のおかげで基礎学力もアップ。推薦入試は残念な結果だったが、一般入試を突破できる力が養えた!
受験情報
- 受験年度
- 2019年
- 受験校数
- 4校
合否
志望順 | 学校名 | 合格判定 | 受験結果 |
---|---|---|---|
1 | 東京薬科大学 (薬学部) | 直前模試:なし※推薦入試 | 不合格 |
2 | 昭和大学 (薬学部) | 直前模試:なし※推薦入試 | 不合格 |
3 | 帝京平成大学 (薬学部 薬学科) | A判定 | 合格 |
4 | 高崎健康福祉大学 (薬学部 薬学科) | A判定 | 合格 |
入試スケジュール
- 10月6日
- :東京薬科大学
- 11月末
- :昭和大学
- 1月30日、31日
- :帝京平成大学
- 2月3日
- :高崎健康福祉大学
学校選び
「大学に行きたい」と直感し、本気で進路について考えた
学校選びでは、最初から薬学部を目指そうと思ったのですか?
いえ、実は中学生の時に不登校であまり学校には通えていませんでした。高校になってちゃんと通えるようになったところで、薬学部どころか大学へ行くこともまったく考えていませんでした。
そんな中、大学進学を初めて意識したのは、高1の5月頃です。学校から配られた大学のパンフレットを見て、「行ってみたい」と直感的に思いました。そこから「自分の好きなことってなんだろう」と考えながら、進路について調べまくりました。「興味のある美術史を学ぶ?いやいや、理系がいいかもしれない…農業大?」などといろいろ考え、最終的に薬学部を志望したのは高2になってからでした。
「薬学部」を選んだ理由は?
高校時代に取り組んでいたボランティア活動を通じて、薬学部に興味を持ちました。不登校児だった私のように生きづらさを抱えている人に寄り添って、一緒に考えていけるような活動ができたら…そんな想いでボランティアを始めたんです。
そして、ボランティアに取り組む中で、「災害時に薬を仕分けたりするためには、薬剤師資格がないとできない」と知りました。薬剤師は生活に身近な科学者なのだと感じて、チャレンジしてみたいと興味を持って。それから、薬学の知識はやはり大学へ通わないと深められないと思ったのも、進路を選ぶ際の決め手になりましたね。
受験校は、どのように決めていきましたか?
10校ほどの薬学系大学の説明会に参加し、入試対策や学生の雰囲気について比較しながら決めていきました。最終的に重視したのは、自宅からの通学のしやすさと最新の実験機器・設備が揃っているかどうかでした。
また薬学部は単科大学が多いのですが、タイプの異なる学生がたくさんいるような学園生活に憧れていたので、できれば総合大学に入学したいと考えていました。
塾について
ライバルたちと一緒に学べる環境が、やる気を倍増させてくれた
- メインで通っていた塾
- 河合塾マナビス
- 指導方法
- 個別指導
- 頻度
- 週4回
- 科目
- 化学、数II・B、英語
- 通塾時期
- 高1の1月〜
- 授業時間と費用
-
高1:週4(1回120分〜150分)、1万円
高2:週4(1回120分〜150分)、1万円
高3:週5〜6(1回120分〜150分)、1万円
- 転塾する前に通っていた塾
- CG中萬学院
- 指導方法
- 個別指導
- 頻度
- 週1〜2回
- 科目
- 数学
- 通塾時期
- 高1の5月〜
- 授業時間と費用
- 高1:週1〜2(1回90分)、不明
受験勉強をするにあたって最初に『CG中萬学院』を選んだ理由について教えてください。
大学のパンフレットを見て、「大学に行こう!」と決めたのが高1の5月。急に「やる気のスイッチ」が入ってしまい、とにかく勉強がしたくて仕方なくなりました。そこで自宅から近く、先生に気軽に質問でき、自習室が充実している『CG中萬学院』を選んで入塾しました。
ただ『CG中萬学院』は小中学生が中心の塾で、高校生はほんの一握り。もうちょっと同じ目標に向かって頑張るライバルと机を並べて勉強したかったですし、数III・Cや化学などの教科についてしっかり教えてもらえる環境で学びたいと考え、転塾をしました。
『河合塾マナビス』へ移ってみて、いかがでしたか?
「私が想像していたような環境だ!」というのが第一印象でした。中学時代は不登校だったので勉強はほとんどできておらず、誰でも入れるようなレベルの高校に入学しました。いわゆる進学校ではなかったので、真剣に勉強している友だちもそんなに多くなかったんです。
ところが『河合塾マナビス』では、自分とは次元が違うぐらい勉強してきた生徒が大勢いました。私は中学時代の勉強から全教科やり直さないと、とてもついていけなかったのでちょっと焦りました。だからこそ、頑張りたいという気持ちに火がついた気がします。
志望校合格のために、取り組んで良かった点はありますか?
高校は文系の高校で、履修できる理系科目はわずかでした。薬学部を目指すためには自力で化学を学ばないといけなかったんです。数学II・B、数学III・Cも同様でした。『河合塾マナビス』でそうした科目の授業を受けて、分からなかったところはチューターに質問して、すぐに教えてもらえる点は、本当にありがたかったです。
映像授業に出ている先生は全員教え方がうまいので、どの授業も頭に入りやすかったと思います。
他にも良かった点があれば教えてください。
センター試験の日程に合わせて、『河合塾マナビス』の生徒全員で過去問にチャレンジするイベントがありました。本番と同様の時間割で行ない、今の実力で何割ぐらい得点できるのかを味わってみるものです。参加者も多く、緊張感も味わえたので良かったですよ。とはいえ、センター試験の本番当日はめちゃくちゃ緊張しました。
改善してほしいと思う点は?
生徒数が多いので、どうしても席を確保したり、質問するために並んだりするんですよね。仕方ないのですが、受験本番が近づいてくるにつれてちょっと不満を感じていたことも事実です。
受験勉強について
「定期テストは常に95点以上」を目標に、中学レベルからやり直し
- 勉強時間
-
高1:週4(1回120分〜150分)、自宅:1日120分〜150分
高2:週4(1回120分〜150分)、自宅:1日150分〜180分
高3:週5〜6(1回120分〜150分)、自宅:1日180分以上
受験勉強を振り返って「やってよかった勉強法」について教えてください。
当初は推薦入試も狙っていたので、まずは内申点アップを目指しました。「定期テストは常に95点以上でオール5」をキープするために、学習習慣をつけるところからスタートしました。数学であれば、授業前に2回ほど教科書をよく読んで予習します。授業中は集中して演習問題を2回解き、さらにテスト前にもまた復習をします。合計5回復習することで、普段からずっとテスト対策をしている状態にしたんです。そうして基礎知識を身につけてからは、『河合塾マナビス』のテキストが大活躍で。応用問題や重要ポイントだけが抜き出されてまとまっているので、重宝しました。
英語も最初は苦労しましたね。中学時代はほぼ勉強していないので、「be動詞すら理解が怪しく、動名詞もうろ覚え…」な状況でしたから。ただ、高校に教えに来てくれていた玉川大の先生の授業がとても楽しくて、興味が持てるようになってから少しずつ成績も伸びていきました。応用問題の範囲も取り上げたオリジナルプリントをたくさん作ってくれて、どんどん知識が増えたんです。高2になる頃には英検2級を取得!大きな自信になりました。
勉強を続けていて、スランプなどはありましたか?
10月、11月に受けた推薦入試に落ちてしまったことが、メンタル的に辛かったですね。薬学部を一般受験でチャレンジする難しさを実感していたので、「ここまで頑張ってきたけど、どこにも受からないのでは」という気がして…。一生懸命勉強しても、結局覚えられず、本番で大失敗してしまうのではないかと、とても不安になりましたね。最終的には一般入試で受験し、合格できたのでホッとしました。学校の勉強を続けてきた努力の積み重ねが、私を救ってくれました。
振り返ってみて、反省点などはありますか?
計算ミスが目立ってしまったので、もうちょっと時間をかけて取り組めたら良かったなと思います。数学はもちろん、化学でも必ず計算が必要な問題が出題されますから。計算は毎日の積み重ねが大切なので、得点率を安定させるためには毎日少しずつでもやっておくことをおすすめします。
家庭のサポートについて
何度ぶつかっても、最後まで味方でいてくれた家族に感謝
受験を振り返って、印象に残っている家族とのやり取りはありますか?
ついつい、家族に八つ当たりしてしまったこともありましたね。食事を作ってくれたり、塾に通わせてもらったりしているのに、つい冷たくしてしまって。今は感謝の気持ちを伝え、コミュニケーションを取ることの大切さを強く感じています。振り返ってみると、生活リズムを崩さないように、いろいろと気を遣ってくれていたと分かりましたから。
学校生活について
国家資格の合格を目指して勉強中。将来の夢は子どもホスピス立ち上げ
- 学校名
- 帝京平成大学
- 部活
- 地域連携サークル
「帝京平成大学」はどのような雰囲気だと感じていますか?
真面目な学生が多く、勉強するにはピッタリだと思います。先生方もとても親身で、国家試験対策にも定評があります。外部の講師による実習の実施や、国家試験対策に向けて予備校の先生による授業が受けられるなど、学びの場が充実していると思います。
それと、想像以上に校舎がきれいでした!設備も整っていますし、アクセスも都心に近いので通いやすいです。帰りにちょっと寄り道して買い物をすることもできて、満足しています。
その一方で、テストが多く、しっかり勉強しておく必要があります。でも薬剤師の国家資格を取るためには当然ですから、頑張っています!5〜6年前は、こんなに自分が何かに頑張っているなんて想像もできませんでした。大変なこともありますけど、不登校だった中学時代や勉強に明け暮れた高校時代と比べたら全然。こんなに毎日学校に行っていること自体、自分でもすごいと思いますし、「強くなれたな。変われたな」って思っています。
目指している未来があれば教えてください。
薬剤師資格を取って、子ども向けのホスピスを立ち上げてみたいですね。若くして難病と闘っている人やホスピスがなくてケアが難しい現状について、ニュースやYoutubeで見聞きするたびにずっと気になっていたんです。私自身もまだまだ勉強が必要な分野なので、学びながら何かしら携わっていければ嬉しいですね。
取材して
「こうして今、大学に通っている自分をすごいと思う」と語っていた水口さん。中学時代の不登校経験を経て新しい道を見つけた時のエピソードには、私も思わず釘付けになりました。高校では履修できない理系科目を自力で学ぶという決断ができたのも、「大学に行きたい」という想いが強かったからこそではないでしょうか。塾に通っていたとはいえ、その決断は容易なものではなかったはずです。推薦入試が残念な結果になってもなお、水口さんは最後まで諦めずに挑み続けました。そのしなやかな心を支えたのは、たくさんの人との出会いと、今までの自分を変えようという勇気だったのではないかと感じた取材でした。
※上記は、2022年10月時点での取材をもとに作成しています。
この記事はインタビューを基に執筆されました。
文:林美夢/編集:塾選(ジュクセン)編集部
通った塾について
ライバルたちと一緒に学べる環境が、やる気を倍増させてくれた
ココがポイント
- 河合塾トップ講師による受験テクニック満載の映像授業を、自分のペースで必要な分だけ受講できる
- 受験指導のプロであるアドバイザー(社員)が学習状況に合わせてプランを考え、進路相談にものってくれる
- 学習内容を自分の言葉で説明する「アドバイスタイム」で授業理解度を確認。わかったつもりで終わらせない!