東進ハイスクール/東進衛星予備校に高1の9月から通塾し長崎大学に合格した方への合格者インタビュー(43)
生徒プロフィール
- 通った塾
- 東進ハイスクール/東進衛星予備校
- 住まい
- 京都府京都市
- 性格
- 活動的。急な変更にも柔軟に対応できるタイプ
- 偏差値推移
- 高1:偏差値62.5
高2:偏差値59.3
高3:偏差値59.7
私の受験ポイント
予備校の動画授業で先取り学習。確認テストで間違えた箇所は何度も動画を見て復習!
世界史や化学など、暗記が必要な科目は「赤い暗記シート」が大活躍。すきま時間を使って80点以上をキープ
センター試験で得点に伸び悩み、急遽「私立大」も受験することに。本番まで3週間でも慌てず、今までに培ってきた学力を100%発揮
受験情報
- 受験年度
- 2019年
- 受験校数
- 5校
合否
志望順 | 学校名 | 合格判定 | 受験結果 |
---|---|---|---|
1 | 長崎大学 (薬学部 薬科学科(4年制)) | D判定 | 合格 |
2 | 北里大学 (薬学部 薬学科) | C判定 | 不合格 |
3 | 福岡大学 (薬学部 薬学科) | A判定 | 合格 |
4 | 京都薬科大学 (薬学部 薬学科) | A判定 | 合格 |
5 | 神戸薬科大学 (薬学部(センター利用出願)) | 不明 | 合格 |
入試スケジュール
- 2月1日
- :北里大学
- 2月3日
- :京都薬科大学
- 2月11日
- :福岡大学
- 2月25日
- :長崎大学
学校選び
センター試験の結果をもとに「6年制私立大薬学部」も受験
薬学部を目指すことにしたきっかけは?
小学4年生の時に「薬剤師」という職業があると知り、なんとなく自分の性格や興味関心にあっていそうだなと思っていたんです。大きくなってからもその想いは変わらず、進路を選ぶ際に「国立大の薬学部を目指そう」と決意しました。さらに自分の学力レベルと照らし合わせた結果、長崎大学ならば良さそうだと分かり、第一志望校に選びました。
薬学部には6年制と4年制がありますね。
はい。薬剤師になるには、6年制薬学部薬学科に進まなければなりません。4年制の薬学部薬科学科では、薬剤師免許の受験資格が得られないんです。当初は「絶対、長崎大の6年制薬学部に入って薬剤師になる!」と思っていたので、他の併願校対策はまったく考えていませんでした。
ただ、センター試験の結果が思うように伸びず…「このままでは薬剤師になれない」と慌てて私立大の6年制薬学部を目指すことに。ネットや知り合いの口コミ情報を調べ、京都薬科大に出願しましたね。重視したのは、やはり国家試験のストレート合格率です。全国の薬学部の中で京都薬科大は合格率80%を誇っていながら、学費も比較的安く魅力的でした。
また親が医療従事者なので、一緒に働いている同僚に聞いてくれた話も参考になりました。現役の薬剤師さんたちが「京都薬科大っていいよね」と高く評価してくれていたため、安心してチャレンジしようという気持ちになったと思います。
塾について
高クオリティの授業動画で化学の履修範囲を先取り&現代文が得意に!
- メインで通っていた塾
- 東進ハイスクール/東進衛星予備校
- 指導方法
- 個別指導
- 頻度
- 不定期
- 科目
- 国語、数学、化学
- 通塾時期
- 高1の9月〜
- 授業時間と費用
-
高1:週1(1回60分〜90分)、費用不明
高2:週1(1回60分〜90分)、費用不明
高3:週1(1回60分〜90分)、費用不明
- 併塾していた塾
- その他(家庭教師・個人塾など)
『東進衛星予備校』を選んだ理由について教えてください。
中学生の頃から週1回、英語の個人塾に通ってはいたのですが、「もうちょっと受験勉強に力を入れたい」と思うようになり、『東進衛星予備校』の体験授業に参加したことが入塾のきっかけとなりました。動画配信による授業を見て、自習を進めていくのですが、その動画に出演している先生方の話が本当に面白くて。「これなら楽しくできそうだ」と感じたんです。
またテストが定期的にあり、自分の理解度をしっかりチェックできる点にも惹かれました。入塾後にテストを受けて点数が伸びなくても、授業動画を何度も見て学び直せるので安心でしたね。結果として、苦手だった現代文が楽しくなり、得意科目になりました。学校の授業は興味が持てず、辛かったのですが長文も難なく読めるようになったんですよ。さらに「センター試験を解くときは、まず解答の選択肢をチェックすること。明らかに文脈と異なる選択肢は、最初から消してしまう」「本文は読み飛ばさずに、丁寧に最後まで読むこと」といったノウハウも教えてもらえましたし、得点UPにもつながったのでモチベーションも上がりました。
志望校合格のために、取り組んで良かった点はありますか?
学校の学習進度が遅かったので、予備校で早めに化学を履修し、勉強に取り組めた点は良かったと思います。島根県の田舎の高校に通っていたのですが、都会の中高一貫校の学習スピードと比べるとどうしてもゆっくりだったのがとても気になっていたんです。そのため、早めに予備校で授業を選択し、高3の夏には理科の単元をすべて終わらせました。
さらに予備校にいるチューターさんに進路について相談したり、受験校のアドバイスを受けたりできた点も、満足しています。学校では国公立大への進学支援を重視していたので、それ以外の情報が薄かったのが気になっていたんです。予備校であれば、全国の最新情報が共有されているのでとても頼りになりました。
受験勉強について
地道なセンター試験対策が、私大入試を突破する力を養った
- 勉強時間
-
高1 塾:週1(1回60分〜90分)、自宅:1日90分〜120分
高2 塾:週1(1回60分〜90分)、自宅:1日120分〜150分
高3 塾:週1(1回60分〜90分)、自宅:1日180分以上
受験勉強を振り返って「やってよかった勉強法」について教えてください。
国語の勉強法で試してみたのは、センター試験の「漢字対策」です。正解すれば確実に5点が取れるとわかっていたので、絶対に落とさないように練習しました。過去問をたくさん解いて解答形式に慣れたり、模試でミスした問題を赤い暗記シートを使ってチェックしたりとヒマを見つけてはちょこちょこと勉強しました。試験が終わって社会人になっても、漢字の知識はずっと使うので「自分の将来のためにもなる」と思って、続けていました。
化学は問題集を一冊選び、時間をかけながらじっくりと進めていきました。化学って、暗記が必要な分野と、法則を理解して問題演習に取り組む分野があると思うんです。問題集にはそれぞれの分野の攻略ポイントが書いてあったので、また赤い暗記シートを使って空き時間に覚えながら、演習を繰り返しました。最終的に模試で8割程度は安定して得点できるようになりましたね。
あとは世界史の「まとめノート」を作ったことです。学校の授業で配布されるプリントを元に、間違えた問題をピックアップしてまとめたオリジナルノートを作成。新しい問題を見た瞬間に「まとめノートのあのページに書いてある」と思い出せるようになるほど、覚えて作り込みました。
そうして迎えた試験の手応えはいかがでしたか?
こうした勉強法で日々、センター試験対策をしていたのですが、国公立大の6年制薬学部合格のためには「センターでの得点率が85%以上ないと厳しい」とのアドバイスをもらっていました。
本番当日は惜しくも85%に届かず、急遽、志望校の出願を見直して私大の勉強を始めました。センター試験後に初めて「私立大の6年制薬学部を受けよう」と決めたので、入試日までは残り3週間ほどしかなかったと思います。実際にやってみて思ったのは、続けてきた努力はムダではなかったということです。各私大の出題傾向を見ながら、今まで使ってきた参考書・問題集と照らし合わせておさらいをしました。医療系・理系の英単語が頻出だったので、そうした部分を重点的に学び直しましたが、他はほぼセンター試験対策が活かせたのではないかと思います。
ただ、ずっと頑張って長崎大の薬学部に向けて勉強してきたので、「長崎大も受験したい」という気持ちもありました。そこで、少しでも合格に近づくように長崎大の4年制薬学部「薬科学科」も受けたんです。記念受験ではありましたが、後悔したくなかったんですよね。結果として長崎大の4年制薬学部には合格して気持ちはスッキリしましたし、6年制の京都薬科大学にも合格できました。
振り返ってみて、反省点などはありますか?
物理が苦手で、センター試験対策を強化しようと勉強していたのですが、結果的にあまり点数を伸ばせずに終わってしまいました。今思えば、「センター試験」という出題形式に慣れることに意識が向きすぎて、理解を深めないまま問題を解いていたような気がします。もうちょっと早くから準備して、理科を完璧にしておくべきでした。
英語の勉強はどうだったのですか?
英語はずっと得意で、高校入学後はほとんど勉強していませんでした。個人塾に通い始めた中学生の時に英検2級を取ってからは、学校の定期テスト前にちょっと復習するぐらいで大丈夫だったんです。そのため、私大入試で得点源になってくれたのも「英語」。自信を持って解答できる科目でした。
家庭のサポートについて
世界史の流れをつかむために、家族も一緒にドキュメンタリーを視聴
受験を振り返って「やってよかった家庭での取り組み」はありますか?
自宅のテレビでいつもNHKドキュメンタリー「映像の世紀」を見ていました。世界史の流れをつかむためにも、オススメです。時には朝ごはんを食べながら見ることもあり、母からは「なんだか重たいテーマだね」と苦笑されましたが。
両親はいつも私を応援してくれて、最後まで支えてくれました。本当に感謝しています。途中から「私立大も受けよう」となった時も、入試日まで時間がない中、同僚の方達に「薬学部で良い大学ってどこ?」と聞いてくれていて…嬉しかったです。京都薬科大に合格してから父が、「私立大を目指しても良いと思っていたよ。でも国立大を目指して頑張って、学力レベルが伸びたから良かったな」と話してくれて、ありがたかったです。
学校生活について
ハイレベルな学力を持つ学生同士が切磋琢磨し、勉強に集中できる環境
- 学校名
- 京都薬科大学
- 部活
- 写真部、広報部
「京都薬科大学」はどのような雰囲気だと感じていますか?
単科大学だからか、とてもまじめな雰囲気です。国家試験に向けてコツコツと頑張ったり、研究に取り組んだりしている勉強熱心な学生が多いからかもしれません。全国でも通じる高い学力レベルですし、先輩たちもさまざまな場所で活躍しているそうです。就職先の幅も広いので、改めてそのすごさに驚いています。入学後の勉強内容も難しいので、まじめに取り組まないと単位を取るのは厳しいでしょうね。留年する学生も多いので、みんなしっかり準備して試験に臨んでいます。
目指している未来があれば教えてください。
今は、京都市の学生団体に所属し、記事を書いてWebサイトにアップするインカレサークルで活動しています。そこでの経験を通じて、薬学の知識を活かした記事制作ができたら楽しいかもと思うようになりました。薬剤師資格を取得し、昔からの夢である「薬剤師」になるのはもちろん、「メディカル系の知識があるライター」としての活躍にもチャレンジしてみたいです。
取材して
小学生の頃からの夢である「薬剤師」を目指し、今も勉強を続けている小柳さん。国公立大への進学を希望していましたが、「合格するにはセンター試験での得点率が85%は必要」と分かり、センター試験後に急遽「私立大」へ進路変更しています。本番まではわずか数週間でしたが、今までに培ってきた学習の積み重ねを信じて挑戦。見事、合格をつかみとりました。予備校をうまく活用しながら自分にあった学習方法を工夫するなど、順調に見えた受験生活でしたが、「試験日程の途中で不正出血があったりして、体にもだいぶ負担をかけていたようです」と話す一幕も。それでも最後まで諦めなかった姿に、小柳さんのメンタルの強さを感じました。
※上記は、2022年10月時点での取材をもとに作成しています。
この記事はインタビューを基に執筆されました。
文:林美夢/編集:塾選(ジュクセン)編集部
通った塾について
高クオリティの授業動画で化学の履修範囲を先取り&現代文が得意に!
ココがポイント
- 旧帝大を始めとする総合型選抜・学校推薦型選抜でも合格実績日本一!
- カリスマ講師陣による映像授業!楽しくてわかりやすい授業で学力アップできる
- 最新のAIなどの技術を採り入れた個別カリキュラムで志望校対策ができる!