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生徒
愛知大学 合格
園田 のぞみさん(仮名)
苦手だった暗記は、語呂合わせで楽しく覚えて成績アップ。来春からはずっと夢だった「先生」に!
インタビューに回答してくれた人:本人

生徒プロフィール

住まい
愛知県
性格
メリハリをつけて気持ちを切り替えるのが上手なタイプ

私の受験ポイント

塾のオンライン授業で「学ぶ楽しさ」が開花。授業内容をテキストで復習し、テストで高得点が取れる好循環が生まれた

定期テストで赤点続きだった古典。語呂合わせで覚える単語集で学び、偏差値が48→59へ大幅アップ!

世界史はストーリーで記憶。分かるようになるまでとことん質問し、調べまくって平均点に近づけた

受験情報

受験年度
2018年
受験校数
5校

合否

志望順 学校名 合格判定 受験結果
1 愛知教育大学 (初等教育教員養成課程 教育科学選修) A判定 不合格
2 愛知教育大学 (初等教育教員養成課程 生活科選修) A判定 不合格
3 愛知大学 (国際コミュニケーション学部 国際教養学科) D判定 不合格
4 愛知大学 (文学部 人文社会学科) A判定 合格
5 兵庫教育大学 (学校教育学部 学校教育教員養成課程) D判定 不合格
6 中部大学 (現代教育学部 幼児教育学科) A判定 合格
7 椙山女学園大学 (教育学部 こども発達学科 初等教育) A判定 合格

入試スケジュール

2月
:愛知大学
2月
:愛知教育大学
2月
:椙山女学園大学
2月
:中部大学
3月
:兵庫教育大学

偏差値推移

高1:偏差値48〜49
高2:偏差値49〜50
高3:偏差値52〜53

学校選び

ずっと憧れていた「教師」になるために、第一志望を決めていた

志望校はどのように決めていきましたか?

小学生の頃から教師になりたくて、「第一志望校は愛知教育大学!」とずっと決めていました。自宅から近かったですし、教育大としての知名度もありましたから。「先生になって働いたら楽しそう」と感じた小さな時から、行きたい大学でした。

その一方で、私立大の受験校選びはとても悩みました。他に「ここに行きたい!」と思える大学がなかったんです。友だちに「どこの大学を受けるの?」と聞いてみて調べたり、学校の先生に相談してみたり。いろいろ考えました。模試の判定時になんとなく名前だけは知っている大学を入れてみて、自分の実力と照らし合わせてみたこともありました。

オープンキャンパスには行ってみましたか?

はい、3校の説明会に参加してみました。愛知大学、椙山女学園大学、そして愛知教育大学です。愛知大学はいくつかキャンパスがあるのですが、名古屋キャンパスを訪れました。移転したばかりでとてもきれいでオシャレなカフェもあり、設備が充実していましたね。英語にも興味があったので、国際コミュニケーション学部にも惹かれました。

椙山女学園大学は、最寄駅から遠かったなという印象です。その前に訪れた愛知大学の“キラキラ感”がすごかったので、少し霞んで見えました。愛知教育大学はずっと憧れていた大学だったこともあり、キャンパス自体は地味なのに「入学して絶対、ここを歩きたい!」とウキウキした気持ちになった記憶があります。実際に自分の目で確かめると、モチベーションも上がりますよね。

塾について

赤点だった古典がオンライン授業で得意科目に!偏差値48→59へアップ

メインで通っていた塾
東進ハイスクール/東進衛星予備校
指導方法
個別指導
頻度
週2回
科目
国語、数学
通塾時期
高2の3月〜
授業時間と費用
高2:週2(1回90分〜120分)、月4万〜5万円
高3:週2〜3(1回90分〜120分)、月4万〜5万円
転塾:
併塾:

『東進衛星予備校』を選んだ理由について教えてください。

学校から「東進に通ってみたら」と勧められたのと、校舎も近くて通いやすかったので選びました。学校で東進の模試を使っていて、成績データが累積されていた点も良かったのかなと思います。

入塾してみて一番印象的だったのは、授業のわかりやすさです。特に国語、古典は本当に伸びました。それまではずっと赤点で、何をどう勉強して良いかも分からなかったんです。ところがオンライン授業を見て、教材のテキストに載っている演習問題を繰り返し解いていたら、どんどん分かるようになって勉強が楽しくなりました。自分のペースで進めていく学習スタイルも、理解を深めながら進めたかったのでちょうど良かったです。

古典はどんなふうに勉強していたのですか?

授業でも使っていたテキスト「古文単語ゴロゴ」を使って、頻出単語を覚えていました。語呂合わせで暗記しやすいように工夫された単語帳で、面白くてついついページをめくってしまうんですよね。授業でもゴロゴに掲載されている単語を紹介していたので、楽しく学べました。結果的に国語の偏差値は48から59へアップ。模試も頻繁に受けていたので、その結果をもとにチューターと面談し、強化したい単元についてもよく相談していましたね。

改善してほしいと思う点は?

自習室の騒がしさです。私と同じ高校の生徒がたくさん通っていたので、ついつい友だちとしゃべって盛り上がってしまうんでしょうね。うるさくて勉強に集中できないこともありました。あまりにも騒がしいので、2〜3週間通うのをやめたこともあります。1つひとつの勉強ブースをもっと広くして、静かに落ち着いて学べる空間を作ってほしいなと思いました。

受験勉強について

語呂合わせで覚えたり、調べて覚えたり。苦手な暗記の仕方を工夫

勉強時間
高1 塾:なし、自宅:1日30分以下
高2 塾:週2(1回90分〜120分)、自宅:1日30分〜60分
高3 塾:週2(1回90分〜120分)、自宅:1日90分〜120分

受験勉強を振り返って「やってよかった勉強法」について教えてください。

「古文単語ゴロゴ」で単語を覚えたと先ほど話しましたが、実は私、暗記がとても苦手なんです。覚えたと思ってもすぐに忘れてしまうので、どうやって記憶に定着させるかをまず考えました。覚え方を工夫してみようと思ったんです。

古文単語のように、語呂合わせで楽しく覚える方法も一つありますね。化学記号も同様に語呂合わせで、印象に残るような覚え方でチャレンジしました。英単語は似ている関連用語を一緒に組み合わせて覚えて、思い出しやすいようにしてみたり…他には、「なぜだろう?」と思った疑問を調べていくと記憶に残りやすいと気づいて、先生に積極的に質問するようにしました。

他にも苦手を克服した勉強法はありましたか?

苦手だったのは世界史。語呂合わせにも限界がありますし、たくさん名前が出てくると全く覚えられなくて困りました。そこで、ストーリーの繋がりを意識しながら教科書を読むようにし、分からないところはとにかく先生に聞きました。少しでも「なぜだろう?分からないな」と思ったら、先に進まずに調べ尽くすことにしたんです。そうすると赤点ばかりだった定期テストも、ようやく平均点に近づいてくるようになりました。時間が経っても覚えておけるようになり、記憶力が高まったのかなと嬉しくなりましたね。

勉強を続けていて、スランプなどはありましたか?

高3の秋に、それまで伸びていた成績が上がらなくなってきてしまって、だんだんと勉強に身が入らなくなっているように感じていました。今思えば、ちょっと気持ちが切れちゃったんですかね。第一志望の模試の判定は「A判定」でしたし、「このままでも楽勝かな」とどこかで思っていました。塾に行かない日もけっこうあって、家の近くの図書館で仲良しの友だちと勉強して満足みたいな。

ところがセンター試験本番で、大失敗してしまったんです。得意科目の英語や国語も、思っていた以上に点数が取れなくてショックでした。「これだけ時間をかけて勉強したんだから、大丈夫だろう」と思い込んでいたんですよね。得意科目ができなかった時のことを想定していなくて、苦手科目の対策を疎かにしていたと反省しました。

家庭のサポートについて

勉強に集中する時間とリラックスする時間のメリハリをつけていた

受験を振り返って「やってよかった家庭での取り組み」はありますか?

タイマーを使って勉強していたのは、良かったと思います。時間を区切りながら勉強に集中できるように、意識して使っていました。

でもやっぱり家族の生活音は、気になってしまって(笑)。日曜の午後8時に笑い声がリビングから聞こえてくると、「絶対テレビのバラエティー番組、見てるじゃん!」と思って集中できなくなるじゃないですか。私も見たいけど、我慢しているわけですから。なので、「この問題を終わらせたら自分もリビングに行って、テレビを見よう」と決めて、頑張って問題に取り組んでいました。どうしても騒がしい時は、家族にお願いして外出してもらい、静かに過ごせる環境で勉強できるように協力してもらいました。今でも、とても感謝しています。

学校生活について

夢を諦めず、ついに来春から小学校の先生に

学校名
愛知大学
部活
なし

「愛知大学」はどのような雰囲気だと感じていますか?

愛知大学文学部があるのは豊橋キャンパスです。とても自然豊かで、静かな場所にあります。説明会で見学した国際コミュニケーション学部がある名古屋キャンパスのような華やかさは全くないですが、先生たちはとても親身で温かい雰囲気です。学食がちょっと高いなと感じますが…それ以外は、駅からのアクセスも良いですし、満足しています。

入学した「愛知大学」は第二志望でしたが、教員資格は取れたのですか?

はい。卒業に必要な単位にプラスして、教職のための勉強も必要になるのですが、無事に履修して教員資格を取ることができました。今、私は4年生なのですが無事に教員採用試験にも合格でき、来年春からは小学校の先生として働きます。

また2年前にはカナダへも留学できました。語学学校で英語を学びながら、英語を第二言語で学ぶ人を対象にした英語教師の資格TESOL(英語教授法)の勉強もしたんです。半年ほど過ごして日本に戻りましたが、とても良い経験になりました。

「第一志望の愛知教育大に行って先生に!」という最短ルートで夢を叶えようと思っていましたが、実際に先生になるための道のりはちょっと遠回りでした。愛知大の、しかも文学部から教員を目指したので取得する単位も多く、大変でしたが最後はちゃんと夢が叶いました!

取材して

「小4から小学校の先生になりたいと思っていた」という園田さん。その理由を伺うと、とても心温まるエピソードを紹介してくれました。「当時、一緒に住んでいた祖母が急死してしまいとてもショックでした。それでも頑張って登校していた私に声をかけ、辛い気持ちを親身に聞いてくれたのが担任の先生だったんです」──この体験から、同じように困っている生徒を助けたいと思ったのだそうです。いつも笑顔で楽しそうに過ごす先生が忘れられず、自分も同じような先生を目指そうと決めたとのこと。そんな園田さん自身も、とても素敵な笑顔でした。多くの人と出会い、支えてもらった感謝の気持ちが伝わってくる取材となりました。

※上記は、2022年10月時点での取材をもとに作成しています。

この記事はインタビューを基に執筆されました。

文:林美夢/編集:塾選(ジュクセン)編集部

通った塾について

赤点だった古典がオンライン授業で得意科目に!偏差値48→59へアップ

ココがポイント

  • 何万人をも志望校合格へ導いてきたエキスパートによる人気授業
  • 高速学習など、短期間で効率よく学力を高める学習システム
  • 志望校合格にむけた設計図作成&担任によるアドバイス