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C113310300071
生徒
高輪中学校 (東京都) 合格
中野 悠二さん(仮名)
勉強から逃れたくて仮病を使ったほど、追い込まれた受験期。最後まで励ましてくれた塾の先生と一緒に掴んだ合格
インタビューに回答してくれた人:お母さま、本人

生徒プロフィール

住まい
東京都北区
性格
型にはまらず自分なりのやり方で挑戦したいタイプ

私の受験ポイント

ハイペースで学習を進める勉強法が合わないと気づき、1人ひとりの学習レベルに合わせてくれる個別指導に転塾

白紙で答案を出していた国語や、まったく暗記が進まなかった社会。何度も根気強く指導してもらい、平均点を超えられるまでに成長

メンタル的に落ち込んでしまった時期も、塾の先生がしっかりサポート。いつも声をかけてもらい、受験本番までの頑張りにつながった

受験情報

受験年度
2022年
受験校数
5校

合否

志望順 学校名 合格判定 受験結果
1 渋谷教育学園渋谷中学校 F判定 不合格
2 芝中学校 C判定 不合格
3 高輪中学校 A判定 合格
4 順天中学校 A判定 合格
5 大宮開成中学校 A判定 合格

入試スケジュール

1月10日
:大宮開成中学校
2月1日
:渋谷教育学園渋谷中学校
2月1日
:順天中学校
2月2日
:高輪中学校
2月4日
:芝中学校
2月5日
:渋谷教育学園渋谷中学校

偏差値推移

小4:偏差値55
小5:偏差値53
小6:偏差値58

学校選び

本人の「この学校に行きたい!」という気持ちを最優先させて決定

まずはお母さまにお聞きします。どのように学校選びを進めていきましたか?

息子と一緒に見学に行き、「ここを受けたい」と気に入ってくれた学校を第一志望にしようと思っていました。私が一番印象に残った学校は武蔵中学。キャンパスが広くて、理数教育に力を入れている点が素敵だなと思いました。尊敬している恩師が武蔵中学出身だったこともあり、ちょっと憧れもありましたね。

ところが息子は「渋谷教育学園渋谷中学に行きたい。自由だし、設備も整っているからここが良い!」と目を輝かせていましたね。

息子さんにお聞きします。渋谷教育学園渋谷中学を第一志望にした決め手は?

苦手な水泳の授業がなかったこと、そして学校の校風も自由で自分にとって最高の環境が整っていると感じたからです。僕はずっとプログラミングを習っていて、コンテストで優秀賞を獲得したこともあります。これからもずっとプログラミングを続けていきたいと思っていたので、学校内の環境が整っているかどうかは重要でした。

息子さんの反応をみて、お母さまはどのように感じられましたか?

「そんなに行きたいんだ!」と感心しながら、のびのびと過ごせるならば応援したいと思いましたね。また、同じぐらいの偏差値レベルで受験できる学校説明会にも、引き続き参加しました。それぞれの学校の校長先生の話を聞き比べて、息子と相談しながら受験校を決定。「この学校なら通ってみたい」と思えるかどうかを大切にしながら、決めました。

塾について

集団塾の雰囲気が合わず、個別指導へ。苦手科目も根気強く教えてくれた

メインで通っていた塾
個別指導塾TESTEA(テスティー)
指導方法
個別指導
頻度
週3回
科目
国語、算数、理科、社会
通塾時期
小4〜小6
授業時間と費用
小4:週2(1回90分)、月2万〜3万円
小5:週3(1回90分〜120分)、月5万〜8万円
小6:週3〜5(1回90分〜120分)、月8万〜15万円
転塾:
転塾する前に通っていた塾
早稲田アカデミー
指導方法
集団授業
頻度
週4〜5回
科目
国語、算数、理科
通塾時期
小3の1月〜小4の1月
授業時間と費用
小3:週1〜2(1回90分)、不明
小4:週2〜3(1回90分)、不明
併塾:

お母さまにお聞きします。最初は『早稲田アカデミー』に通われていたのですね。

入塾して1年間、通ってみたのですが「ちょっと息子の性格と合わないかも」と感じてしまって転塾をしようと決めました。土曜日も朝からずっと授業で、日曜日は模試…。常に勉強に追われているのに、成績は下がってしまい、さらにコロナ禍で塾自体もお休みになりました。塾の授業をこなすことで精一杯で、自分で勉強する時間すら取れませんでした。小4までは最大週3回だった塾通いが、小5になると週4回に増えます。私自身もサポートが辛くなりそうだと感じ、思い切って集団塾ではなく、個別指導に変えてみることにしたんです。

『テスティー』へ移ってみて、お母さまはどう感じていましたか?

『早稲田アカデミー』のクラスは少し騒がしかったので、落ち着いて学習できる環境ではありませんでした。一方、『テスティー』は息子の学力レベルに合わせて励ましながら指導してくれましたし、静かで落ち着いた雰囲気でした。どうすれば苦手な分野がカバーできるのかを丁寧に、一緒に考えてくれたと思います。

息子さんは『テスティー』に入塾してみて、どんな印象を持ちましたか?

対応が全然違っていて、驚きました。記述式で答える問題が特に苦手で、国語や社会の授業で苦労していたんです。でも「頑張ろうね」と声をかけてくれて、すぐそばについて教えてくれるので自然とやる気もアップしました。空き時間は先生が話し相手になってくれて、小さなことでも質問したり、相談したりできる関係が築けたと思います。

お母さまにお聞きします。改善してほしいと思う点はありましたか?

合否の可能性を判断する情報量は、もしかして大手塾の方が持っていたのかもしれないなと感じたことがありました。受験本番が近づいてくると、やはり親も冷静な精神状態ではいられなくなってきます。「過去問の点数が取れているなら、きっと大丈夫!」と息子にも自分にも言い聞かせて、受験会場へ送り届けた学校もありました。でもふと冷静になり、「普段の成績では合格が難しいような難関校に、よく送り出したな」と我に返ってしまって。

大手塾であれば、「A校にはXX人が受験していて人気が高いから、ライバル校のB校は合格者数をふやすかも。そうなると合格点が低くなって、●点くらいだろう」といったように、分析も詳しくしてくれそうな気がしたんです。そうした情報は『テスティー』ではそれほど入手できなかったので、そこは少し物足りなかったですね。

受験勉強について

解答できずに白紙で提出していた答案が塾の指導で埋められるように

勉強時間
小4 塾:週2(1回90分)、自宅:1日30分以下
小5 塾:週3(1回90分〜120分)、自宅:1日30分〜45分
小6 塾:週3〜5(1回90分〜120分)、自宅:1日45分〜180分

お母さまにお聞きします。受験勉強を振り返って「やってよかった勉強法」について教えてください。

苦手だった「国語」と「社会」を克服するために、『テスティー』の先生に繰り返し学習を徹底してもらいました。

「国語」は記述問題がとにかくできなくて、「60字以内で答えなさい」といった設問はすべて白紙で解答していたくらいでした。何からどう書き出せば良いのかが、まったく分からなかったんだそうです。そのため、問題文を丁寧に読み、設問の意図を解説してもらいながら根気強く演習問題を繰り返していました。何回も練習していくうちに、だんだんと文字数も多く書けるようになって、得点も安定してきましたね。最後の方は白紙で提出することもなくなり、本番でも答案を完成することができました。

「社会」は語呂合わせで楽しく覚えつつ、何度も小テストを出してもらいながら反復学習を繰り返してもらっていました。息子の学力レベルに合わせた独自のプリントを作ってもらった記憶があります。縄文時代〜近代までの重要頻出語句を穴埋め形式で入れていくプリントでした。そのプリントに書いてあることが、ちゃんと覚えられているかをひたすらチェックしていくうちに、平均点以上の得点が取れるように。歴史が一番できていなかったので、どうにかしないとと思って対策をお願いしましたが、本当に助かりました。

息子さんは勉強を続けていて、スランプなどを感じましたか?

今日、初めて母に明かしますけど…小6の夏休みに勉強する気が起きなくなって、仮病を使ってかなりサボってしまったんです。

夏休み前に受けた模試の結果がかなり良くて、早稲田アカデミーから「特別クラスにご招待します」と声がかかったんです。母は「夏期講習みたいなものだろうから、気楽に行ってくれば」と思っていたみたいですが、実際はかなりみっちり勉強する内容でした。やっぱり僕の性格には、この独特な雰囲気が合わなくて、辛かったです。頭が痛くなってしまって、1週間は布団の中で過ごしました。夏休み明けもしばらくは学校にも行かず、仮病を使ってずっと休んだんです。今だから言えるけど、すごくしんどかった。

お母さまは初耳かもしれませんが、当時の様子はいかがでしたか?

私も薄々、「仮病かな。メンタル的なもので休んでいるのかな」と分かっていました。夏休み以降から、勉強にも身が入らなくなっているようだなとも感じていました。朝から晩まで机に向かって集中する勉強方法は、息子には合わなかったのでしょう。それでも親としては「せっかく招待してもらってるし、1回ぐらいは行ってみる?」と思ってしまったんです。その1回で調子を崩してしまうとは、思ってもみませんでした。

秋ぐらいからまた少し元気になったので、ホッとしましたね。『テスティー』の先生に喝を入れてもらったのも良かったのか、最後の追い込みに向けてものすごい集中力を発揮してくれました。先生には時に励ましてもらったり、ビシッと指導してもらったりと本当にお世話になりました。基礎的なところからさかのぼって、毎日コツコツと、本当に粘り強く教えてくれたと思います。

家庭のサポートについて

見守ってくれた家族のおかげで、もう一度真剣に受験と向き合えた

息子さんにお聞きします。ご自身の受験を振り返って、嬉しかった家族とのやり取りはありますか?

受験前日にラムネ菓子を買ってもらって、「試験の合間に食べてね」と言われたことをよく覚えています。勉強がイヤになった時期もありましたけど、ラムネを食べながら「最後は全力でできるところまでやろう」と思い、試験を受けましたね。

あとは学校説明会のオンライン予約をしてもらっていたので、ありがたかったです。すぐに満席になってしまい、とても大変だったみたいでした。文化祭なども中止になってしまった年だったので、学校の様子が感じられるチャンスは説明会だけ。貴重な機会でもあったので、とても感謝しています。

学校生活について

男子校ならではの賑やかな毎日。夢は研究者とプログラマーの両立

学校名
高輪中学校
部活
マルチメディア研究部

息子さんにお聞きします。「高輪中学」はどのような雰囲気だと感じていますか?

とても賑やかですね。第一志望だった渋谷教育学園渋谷中よりも、「僕には高輪中があっているかもな」と入学してすぐに思いました。男子校だからか、ノリの良い雰囲気もあって楽しいですよ。休み時間はみんなでゲームをしたり、プロレスごっこをしたりして、毎日笑っています。いじめもないし、特定のグループで群れることもなくて平和です。

現在はマルチメディア研究部に所属されていますが、どのような部活ですか?

パソコンを使って、なんでも自由に活動できる部活です。小さい時から続けていたプログラミングもできるので、僕にはピッタリだと思います。メンバーもそれぞれがやりたいことを、マイペースに取り組んでいる感じです。同じようにプログラミングしたり、ゲームで遊んだり、画像加工をしたり。そうやってみんなで好きに過ごせているので、居心地も良いです。

将来目指していることについて、教えてください。

万能プログラマーになって、人がいない山奥の田舎でゆっくり過ごしたいです。でも研究者になるのも良いかな。パソコンの前でカチカチとタイピングしながら仕事をして、時々は近くのスーパーに買い物に行って…みたいな未来を夢見ています。

取材して

全員が一斉に同じペースで勉強に集中する「集団塾の雰囲気」が合わず、自分なりの勉強方法でマイペースに受験に挑んだ中野さん。できるようになるまで寄り添って指導する『テスティー』と出会って少しずつ学ぶ意欲を取り戻したものの、夏休み中のスランプをしばらく引きずってしまったとのこと。お母さまはとても心配されたそうです。しかし最後は持ち前の集中力を発揮し、見事合格。「入学した高輪中が、自分にとって最高の環境」と語る笑顔は、明るく輝いていました。苦難を乗り越えて手にした合格だからこそ、喜びもひとしおだったと思います。ずっと続けていたプログラミングも部活で楽しんでいるそうで、中野さんらしく日々を過ごしている様子が伝わってきました。

※上記は、2022年11月時点での取材をもとに作成しています。

この記事はインタビューを基に執筆されました。

文:林美夢/編集:塾選(ジュクセン)編集部

通った塾について

集団塾の雰囲気が合わず、個別指導へ。苦手科目も根気強く教えてくれた

個別指導塾TESTEA(テスティー)

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  • 高校生
  • 大学生
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ココがポイント

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