KEC近畿教育学院に中2の冬から通塾し関西外国語大学に合格した方への合格者インタビュー(55)
生徒プロフィール
- 通った塾
- KEC近畿教育学院
- 住まい
- 大阪府枚方市
- 性格
- 最後まで頑張る負けず嫌いなタイプ
私の受験ポイント
10名程度の少人数規模の環境へ転塾。仲間と切磋琢磨できる環境が良かった!
歴史の流れをまとめ直したオリジナルノートで好成績をキープ!
英単語は語呂合わせで暗記!語彙力を強化することで、長文読解力もアップ!
受験情報
- 受験年度
- 2019年
- 受験校数
- 3校
合否
志望順 | 学校名 | 合格判定 | 受験結果 |
---|---|---|---|
1 | 関西大学 (外国語学部) | C判定 | 不合格 |
2 | 関西外国語大学 (外国語学部 英米語学科) | A判定 | 合格 |
3 | 武庫川女子大学 (外国語学部) | A判定 | 合格 |
入試スケジュール
- 11月5日
- :武庫川女子大学
- 2月5日
- :関西大学
- 2月7日、8日
- :関西外国語大学
偏差値推移
高2:偏差値54
高3:偏差値58
学校選び
将来は海外で活躍したいと思い、外国語学部を第一志望に選択
外国語学部を受けてみようと思ったのはなぜですか?
将来は海外で、グローバルな仕事をしてみたいという気持ちがあって「外国語学部なら実用的で良いかな」と思ったからです。高校の同級生のほとんどが「関関同立」レベルの大学に進学していたので、私も自然と関西大学を第一志望にしたいと決めていました。知っている先輩も通っていて楽しそうでしたので。
実際に学校見学にも行ってみました。関西大学と同志社大学の学校見学に行ったのですが、学内の雰囲気が感じられてとても良かったです。駅からどのくらい歩くのか、ランチはどこで食べているのか。入ってみたいサークルはどんな雰囲気か。そういう細かい気になる部分も分かって、参考になりましたね。それぞれの大学の色というか、違いもはっきり分かって良かったです。ただ、あまりにも学生の数が多すぎてどこから見学すれば良いのか迷ってしまいました。さらに肝心の授業の中身や、勉強についてはあまり分からなかったので残念でした。
他の志望校はどのように決めていったのですか?
関西外国語大学は自宅から自転車で通える距離にあって、関西外国語大学に来た留学生のホームステイ受け入れをしていて、昔からつながりがありました。仲の良かった先輩が合格していたこともあって、親しみも感じていたんです。そのため第二志望に選び、見学にも行きました。とても国際色豊かな印象を持ちましたね。敷地内はそれほど広くありませんが、外国人留学生が多く、多国籍な環境で一緒に過ごせます。さらに「国際交流センター」という施設があり、日本人学生との交流をしながら学べる場も開かれていました。武庫川女子大学は、自分の偏差値を考えながら選びました。
最終的には第一志望の関西大学は不合格となり、第二志望の関西外国語大学に合格。今になって考えてみると、以前から親しみのあった大学に通っていてご縁を感じます。
塾について
塾の友だちとの良いライバル関係が、やる気を引き出した
- メインで通っていた塾
- KEC近畿教育学院
- 指導方法
- 集団授業
- 頻度
- 週5回
- 科目
- 英語、国語、日本史
- 通塾時期
- 中2の冬〜高3
- 授業時間と費用
-
高1:週2(1回90分)、月2~3万円
高2:週2(1回90分)、月2~3万円
高3:週5〜7(1回90分)、月3~4万円
『KEC近畿教育学院』を選んだ理由について教えてください。
中2までは個人経営の小さな塾に通っていたのですが、仲良しの友だちが『KEC近畿教育学院(以下KEC)』へ転塾してしまったんです。「私も一緒にKECに行きたい!」と思って、一緒に移ったのがきっかけでした。小さな塾では高校入試対策もきちんとできていなかったので、きちんと勉強できる環境に移りたかったという理由もあります。
『KEC』は集団授業でありながら、少人数クラスだったので和気あいあいとしていて良い雰囲気でした。家からも近くて、同級生も多かったので「全員がライバル」と思いながら勉強に気合いが入っていました。教えてくれる先生やアシスタントの大学生も、みんな仲が良くて寄り添いながら教えてくれたと思います。
『KEC近畿教育学院』に通って良かった点は?
もし休んでしまって授業が受けられなかった場合は、録画された映像を後から見て学べるシステムが導入されていた点です。教室の後ろにカメラが設置してあり、授業終了後にDVD化されていました。今のように映像授業が当たり前ではなかったので、とても画期的でした。もちろん分かりにくかった分野について復習したい時にも、映像を借りてチェックできましたね。自習室もいつも開いていて、自分のペースで勉強に集中できました。
あとは発言もしやすい雰囲気だったので、どんなこともすぐに質問できた点も良かったです。個別指導でももちろん質問しやすいと思いますが、10名ほどの生徒がいる中だと「あの人の質問内容、私もずっと気になっていたことだ」とか、「●●ちゃんはあの分野が苦手なんだな」と分かってかなり勉強になりました。結構負けず嫌いな性格なので、切磋琢磨しながら競い合って学び、受験へのモチベーションを高めていましたね。
改善してほしいと思う点は?
「生徒の数に対して部屋数が足りないのでは?」と思うほど、1つの教室に生徒がたくさん入っていたのが気になりました。特に自習室は、全学年の生徒が集まるので小学生〜高校生までが同じ空間で利用していたんですよ。「なるべく大学受験の生徒を優先してあげて」と言われている姿を見たこともあって、ちょっとかわいそうでした。もう少し、教室や自習室の広さを確保してほしいです。
受験勉強について
日本史は全体の流れを書いて理解。英語は語呂合わせで単語力強化
- 勉強時間
-
高1 塾:週3(1回90分)、自宅:1日30分〜60分
高2 塾:週3(1回90分)、自宅:1日30分~60分
高3 塾:週5(1回90分)、自宅:1日90分~120分
受験勉強を振り返って「やってよかった勉強法」について教えてください。
「日本史はストーリー仕立てで覚える」という方法がオススメです。ルーズリーフに重要な語句や出来事を書き出し、一冊のノートにまとめるんです。塾の先生からのアドバイスで作ってみたのですが、とても覚えやすかったですね。「年号」「歴史上の人物」「何が起きたのか」について、語呂合わせも加えながらまとめました。例えば鎌倉時代であれば、鎌倉幕府の将軍や執権をすべて書き、出来事と照らし合わせて覚えていきました。実はこの勉強法は中学時代から続けていて、高校入試の時には偏差値78までアップした実績もあります。こうやって歴史の流れを大河ドラマのように1つにまとめていくと頭に入りやすいと分かっていたので、高校時代も引き続き取り組んでいました。通っていた高校の生徒数は400名ほどでしたが、いつも日本史の成績は2桁台の順位。塾でもいつも成績上位者として、壁に張り出してもらっていました。
他の科目でも、試してみた勉強法はありましたか?
英語は、単語帳を使って語呂合わせで覚える方法で成績がアップしました。興味はあるけどそれほど得意科目ではなかったので、最初はどこから手をつけたらいいのか迷っていたくらいです。なのでまずは単語帳を覚えて語彙を増やし、文法問題にチャレンジするところから始めました。例えば「cheat(ずるをする、バカにする)」という単語を覚えようと思ったら、「ダイエットのcheat dayなのにバカにされた」と文章に組み込んで覚えていきます。自分なりに覚えやすいように工夫した結果、塾で行っている小テストで満点が取れるようになりました。今までは意味と単語を別々に覚えていたので効率が悪かったような気がしますが、成績も上がって長文読解もスラスラとできるようになったんですよ。学校の定期テストも100番台に上がりました。さらに楽しく英語が覚えられるYouTube動画もよく見ていました。
過去問対策などはしていましたか?
はい。塾にあった過去問を何冊も借りたり、自分でも買ったりして解いていました。志望していた大学はすべて同じぐらい時間をかけて解いていましたが、だんだんとできるようになっていくのが分かって嬉しかったです。
スランプなど苦労した点はありましたか?
夏になると推薦入試で合格した友だちが何人か出始めてきて…先に受験を終えて塾に来なくなってしまった友だちが多かったので、とても落ち込みましたね。「私は大丈夫かな?最後まで頑張れるかな」と不安になりましたし、勉強にも集中できなくなってしまったんです。友だちと一緒に頑張ることが、自分にとってモチベーションの起点になっていたと改めて気づきました。
そんな時に、アシスタントでKECに来ていた大学生が親身になって相談に乗ってくれました。大学受験に消極的になっていた私に「視野を広げるためにも、良い大学に行くことをオススメするよ。そこで出会う人はきっと素敵な人だから」と励ましてくれて、立ち直れました。
家庭のサポートについて
進路について温かく見守ってくれていた両親に感謝
受験を振り返って「やってよかった家庭での取り組み」はありますか?
自発的に勉強できる環境を整えようと思い、家は基本的に休憩する場所にしていました。塾の自習室を上手に使って勉強し、メリハリのある生活を送るようにしましたね。
両親は私の進路に全く干渉せずに、いつも応援してくれてありがたかったです。夏期講習や冬期講習は、普段通っていた場所とは違う校舎で授業がある場合も多かったのですが、毎回送迎もしてくれました。費用に関しても「心配ないから、行っておいで」と言ってくれて心強く感じていました。
「反省点」はありますか?
もうちょっと前の段階から、英語の勉強に力を入れておけば良かったです。苦手意識を克服したからこそ感じたことでもあります。早く始めておけば、より英語が好きになったかもしれません。
学校生活について
英語ばかりじゃない!幅広い学びが得られる授業が新鮮
- 学校名
- 関西外国語大学
- 部活
- なし
「関西外国語大学」に入学して、どのような印象を受けましたか?
ずっと英語ばかり勉強しているのかと思っていましたが、そうでもなくて意外な気がしました。国際経済学や数学、中国語、韓国語などの第二外国語も学びます。学べる分野も幅広くて、私にとってはとても魅力的な授業が多いです。
もちろん必修科目の英語の授業もありますよ。エッセイやプレゼンテーションの授業に加えて、中にはアメリカ文学史を学ぶコースもあります。授業の内容によって単位数も異なってくるので、自分の興味関心と取得できる単位数とのバランスがちょうど合っている教科を選んで学んでいます。
どのような生徒が多いですか?
みんなフレンドリーで、海外気質な人が多いかもしれません。言いたいことがあればはっきりと主張するし、とてもポジティブ。すぐに友だちになれる人ばかりです。私自身と似たようなタイプの人かも!
思っていたことと違った点は?
在学中に留学するには、かなり難しい条件をクリアする必要があることでしょうか。奨学金を得て留学するには、1000人中数名しかいない「成績優秀者」にならないと難しいです。英語力測定テストのTOEFLをハイスコアでクリアしないとダメですね。大学内の別の学部、例えば国際学部だと全員が必修で留学するのですが、私の入った外国語学部は条件が異なっていました。
目指している未来があれば教えてください。
卒業後は銀行への就職が決まっています。でも本当は、客室乗務員を目指したいと思っているんです。今はコロナ禍で新卒採用がなく残念ですが、どうしても叶えたい夢なんです。大学の先輩から「客室乗務員の仕事の魅力」について聞いてとても素敵だなと感じ、「私もなってみたい」と関心を持つようになりました。いつか夢を叶えるためにも、まずは社会人経験を積み、キャリアアップしていきたいと思います。
取材して
友人と一緒に切磋琢磨する中で、学ぶモチベーションを高めていった前野さん。一時期は仲の良かった友人たちが次々と受験を終えてしまい、落ち込んでしまったそうです。しかし、周囲の励ましをパワーに変えてすぐに立ち直ったとのこと。しかも「外国語学部なのに、英語がそれほど得意ではなかった」と聞き、そのポジティブさに、頼もしさを感じた取材でした。またどうすれば勉強した内容を深くインプットし、覚えていられるかを追求していた様子も印象に残りました。日本史の流れを記したオリジナルノートの作成や、語呂合わせで覚える英単語暗記方法など、ユニークな取り組みを自ら編み出すクリエイティビティも感じました。
※上記は、2022年11月時点での取材をもとに作成しています。
この記事はインタビューを基に執筆されました。
文:林美夢/編集:塾選(ジュクセン)編集部
通った塾について
塾の友だちとの良いライバル関係が、やる気を引き出した
ココがポイント
- 志望校別×少人数徹底指導で、定期テストの点数UPと同時に入試実践力も身につけられる
- 毎回の復習テストや、毎週・毎月の定着確認テストにより、授業内容の理解度・定着度を着実に高められる
- 自習室横の事務局には専任講師が常駐しており、わからないところを気軽に質問できる!