個別指導塾サクラサクセスに高校3年6月から通塾し島根大学に合格した方への合格者インタビュー(609)
生徒プロフィール
- 通った塾
- 個別指導塾サクラサクセス
- 住まい
- 島根県松江市
- 性格
- のんびり・おっとり、心配性・保守的、数学・理科のほうが得意
- 偏差値推移
高1:偏差値51
高2:偏差値55
高3:偏差値55
私の受験ポイント
国立大学を第一志望に、将来を見据えて柔軟に学べる学科を選んだ
講師・環境・料金のバランスで個別指導塾を選択。自主的な学習を支えるサポートで苦手を克服
公式・英単語・古文の文法など基礎を徹底。王道の積み重ねスタイルで応用力までしっかり伸ばした
受験情報
- 受験年度
- 2025年
- 受験校数
- 2校
合否
志望順 | 学校名 | 合格判定 | 受験結果 |
---|---|---|---|
1 | 島根大学 (総合理工学部) | A判定 | 合格 |
2 | 岡山理科大学 (情報理工学部) | A判定 | 合格 |
入試スケジュール
- 2月5日
- :岡山理科大学
- 2月25日
- :島根大学
学校選び
国立大学かつIT系にも進める、柔軟な学びを重視。実家から通える安心感も大きな後押しに
志望校はどのように決めていきましたか?
第一志望は島根大学でした。実家から通える距離にあって、しかも国立大学という点が大きかったですね。高校2年生のときに文理選択があって、得意だった数学を活かしたいと思って理系を選びました。その頃からなんとなく「島根大学、いいかもな」と思い始めていて。でも当時はまだ学力的に届いていなかったので、憧れに近い気持ちだったと思います。
本格的に受験に向けて動き出したのは、高校3年生の6月、部活を引退してからです。そこからは「島根大学に行きたい」という気持ちが強くなって、第一志望としてしっかり意識するようになりました。ゲーム開発やプログラミングなどIT系にはもともと興味があったのですが、将来やりたいことはまだ明確には決まっていませんでした。
島根大学の総合理工学科は、従来の7つの学科が統合された新しい形で、1年次に理工分野を幅広く学び、2年次から専門を選べる仕組みになっています。進路が定まっていなかった自分にとっては、こうした柔軟性のある学び方がとても魅力的でした。
その他の志望校に関しては?
両親からは「大学には進学してほしい」と言われていて、まずは国公立を目指すという方針でした。ただ、「もしうまくいかなかったら、自分のやりたいことを優先して考えていい」とも言ってくれていて。ゲーム開発やIT系の分野には強い関心があったので、情報理工学を学べる岡山理科大学を併願校として選びました。
オープンキャンパスには参加しましたか?
はい、参加しました。島根大学と岡山理科大学に加えて、広島大学にも足を運びました。友達に誘われて一緒に行ったのがきっかけです。どの大学もキャンパスの雰囲気はすごく良かったです。ただ、先生たちの研究内容を見ても、「自分がここで何をやるのか」という具体的なイメージはなかなか持てなかった、というのが正直なところでした。
それと、遠くに下宿して通うというのはあまり現実味がなくて。やっぱり実家から通えるというのが、志望校を決めるうえで大事なポイントだったと思います。そういった理由で、最終的に島根大学と岡山理科大学の2校を受験することにしました。
塾について
自主的な学習がしやすい個別指導塾で弱点を重点補強。「この先生、すごい」、尊敬できる講師の存在が心強かった
- メインで通っていた塾
- 個別指導塾サクラサクセス
- 指導方法
- 個別指導
- 頻度
- 週1回
- 科目
- 物理
- 通塾時期
- 高校3年6月〜
- 授業時間と費用
-
-
高3:週1(1回60分~90分)、月1~2万円
-
『サクラサクセス』を選んだ理由について教えてください。
『サクラサクセス』に決めた理由は、月謝が比較的リーズナブルだったことです。高校のすぐ目の前にあって、通いやすかったのも大きなポイントでした。
それにもう一つ、中学3年生のときに1年間通っていた塾でもあったので、教室の雰囲気や授業の進め方に慣れていたという安心感もありました。「ここなら大丈夫」と思えていたので、大学受験でも「また通いたい」と自分から親に相談して決めました。リーズナブルだからといって、教え方の質が下がるようなことはまったくなくて。中学のときもそうでしたが、丁寧でわかりやすい指導で、満足度も高かったです。
『サクラサクセス』に通って良かった点は?
やっぱり一番良かったのは、講師の方です。『サクラサクセス』では大学生のアルバイト講師ではなく、受験に慣れた専任の講師が教えてくれます。僕の担当だった講師は、本当に頭の回転が速くて驚きました。問題を見せるとすぐに解き始めて、しかもとてもわかりやすくかみ砕いて説明してくれる。スムーズに答えに導いてくれる感じが気持ちよくて、「この先生、すごいな」っていつも尊敬していました。
志望校合格のための勉強については?
僕は物理のみ受講していましたが、基本的には事前に自分で解いた問題の中から、わからなかったところを授業時間内に質問するスタイルでした。授業中にゼロから一緒に解くというよりも、学校の教科書や模試、定期テストなどで間違えた部分を見直して、理解があいまいなところを補っていくような進め方です。自分の弱点を把握して、そこを重点的に強化していく勉強法です。
勉強や進路についてのサポートはありましたか?
はい、しっかりサポートがありました。定期的に塾長や社員の方との面談があって、受講していない科目についても、勉強法などをアドバイスしてくれました。進路相談ももちろんあって、「ここはもう少し頑張ったほうがいいね」といった、志望校に合わせた的確なアドバイスももらえました。
面談の雰囲気も押しつけがましくなく、優しく声をかけてくれる感じで話しやすかったです。ただ甘いだけではなく、「このままではちょっと厳しいかも」といった現実的な指摘もしてくれるので、気持ちを切り替えるきっかけにもなりました。精神的な面でも支えてもらえたと思っています。
他にも良かった点があれば教えてください。
自習室がすごく快適だったことです。実は塾に通いたいと思った理由の一つに「自習室を使いたい」という気持ちもありました。僕が通っていた教室は、1階がまるごと自習室になっていて、2階に授業用の教室と小規模な自習スペースがありました。特に1階の自習室はお気に入りで、仕切りがしっかりしているブース形式なので、周りがまったく気にならなかったんです。視線や音が遮られていて、他の人が見えないつくりになっているので、とにかく集中しやすかったです。静かで落ち着いていて、勉強に理想的な環境でした。
改善してほしいと思う点は?
特にこれといった不満はなかったです。ほかの塾に通っていた友達の話を聞いて、「そっちのほうが良かったな」と思ったこともありませんでした。
しいて言えば、『サクラサクセス』には授業以外でも自由に質問できる仕組みがあります。ただ、僕自身があまり積極的に質問しに行けるタイプではなくて、その制度をうまく活用しきれなかったことがもったいなかったです。もう少し講師のほうから声をかけてくれるなど、気にかけてもらえたら、さらにありがたかったかなと思います。
受験勉強について
「基礎→応用」のステップで着実に力を蓄積。映像授業を活用し、得意と苦手をバランスよく対策
- 勉強時間
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高1 塾:なし、自宅:1日30分~60分
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高2 塾:なし、自宅:1日60分~90分
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高3 塾:週1(1回60分~90分)、自宅:1日120分~150分
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受験勉強を振り返って「やってよかった勉強法」について教えてください。
一番やってよかったと思うのは、応用に入る前に基礎をしっかり固めたことです。特に英語は、まず単語から始めました。英単語の意味がわかるようになると、文章全体の内容もなんとなく見えてくるようになって。それがきっかけで長文読解もスムーズになって、1日3題くらい、ひたすら読み込むようにしていました。
数学や物理でも考え方は同じで、まずは数式や公式といった基本をしっかり理解することを大事にしていました。高校1年生レベルの内容から復習し直して、基礎を丁寧に積み上げていった感じです。
基礎を固めるために、どんな教材や方法を使いましたか?
塾では物理だけを受講していたのですが、それとは別に「映像授業」をオプションで利用できる制度があって。受講していない科目も自分で選んで視聴できるので、苦手だった化学や古文に活用していました。
特に古文では、映像授業の効果をかなり実感しました。サ変活用をしっかり覚えるだけで、点数がぐんと伸びたんです。これは本当におすすめですね。それから、受講していない教科についても講師に質問できる環境だったので、苦手なところを補うのにすごく助かりました。
応用的な学習はどう進めましたか?
応用は、赤本を使って過去問演習を中心にやっていました。自分で買ったのは直近3年分くらいで、それより前の分は学校で借りて、全部で6~7年分くらい解きました。やっぱり王道の勉強スタイルって、最後にはちゃんと力になるなと思います。人によっては「応用をやりながら基礎を身につける」というやり方もあると思うのですが、僕はやっぱり、基礎から応用へと段階を踏んで進めていくスタイルのほうが合っていました。
受験勉強での反省点はありますか?
第一志望には無事に合格できたんですが、今思えば受験勉強のスタートがちょっと遅かったかもしれません。もう少し早く始めていれば、もっと幅広く対策できたと思いますし、直前期に感じた焦りも少なかったんじゃないかなと思います。
それと、英語のリスニングはもっとやっておけばよかったなと反省しています。僕の受験では英語の配点はそこまで大きくなかったんですが、それでも時間があれば、文法やリスニングにももっと力を入れておけば良かったなと思います。英語全体への苦手意識も、早めに取り組んでいれば、もう少し軽くなっていたかもしれません。
家庭のサポートについて
「大学は将来の選択肢を広げる」。干渉しすぎない両親の言葉と支えが、進学への原動力になった
受験を振り返って「ありがたかった家庭での取り組み」はありますか?
僕は家ではあまり勉強しないタイプだったので、塾から帰るのはいつも夜の22時すぎ。それが高校3年の6月以降、ずっと続いていました。そんな生活の中で、毎日きちんと晩ごはんが用意されていたのは本当にありがたかったです。
「これをしなさい」「あれをやりなさい」といったような、過保護なサポートがあったわけではありません。でも、帰宅したときにリラックスできるような空気をつくってくれていたり、声のかけ方に気をつかってくれていたり…。そういう見えないサポートを、ちゃんと続けてくれていたんだなと感じています。
進路や将来について、ご家族からはどんな言葉がありましたか?
両親からは「大学には行っておいたほうがいい」と言われていました。「大卒という新卒カードは、今でも価値がある。将来の選択肢を広げるためにも、大学に行かせてあげるから、頑張りなさい」って。進路のその先にある将来まで見据えて、応援してくれていたのがとてもありがたかったですね。僕が自分の希望を持って進めるように、さりげなく背中を押してくれていたと思います。
「もう少しこうして欲しかった」と思うことはありましたか?
まったくありません。両親のサポートには本当に感謝しかないです。必要以上に干渉されることもなく、でも放っておかれるわけでもない。ちょうどいい距離感で、ずっと見守ってくれていたと思います。
学校生活について
自由に学べる日々が新鮮。興味を深めながら、未来を少しずつ描いている
- 学校名
- 島根大学
- 部活
- バレーボール部

「島根大学」はどのような雰囲気だと感じていますか?
とにかく楽しいです!高校生のときは想像もつかなかったくらい、自由な生活ですね。授業も自分で選べますし、朝から決まったスケジュールに縛られることもない。「高校の延長」だと思っていたら、まったく違いました。すべて自分で決めて行動できる感覚がすごく新鮮で、毎日が本当に楽しいです。
実際に入学して、想像と違った点はありますか?
授業時間の長さには少し驚きました。大学の講義は1コマ100分あるんです。集中力が続かないときも正直あります(笑)。でも今は、まだ専門に分かれる前の「共通基礎科目」の段階なので、内容自体はそこまで難しくありません。所属している学科では、IT、プログラミング、機械、自然科学など、さまざまな分野の履修モデルが用意されています。自分の興味や進みたい方向に応じて授業を選べるのが魅力です。
目指している未来があれば教えてください。
将来的には、ゲーム会社に就職できたらいいなと考えています。子どものころからゲームが大好きだったので、関われたら楽しいだろうなって。とはいえ、親が公務員ということもあって、安定した働き方や生活にも魅力を感じています。現時点では、「これを絶対にやりたい!」というより、まずはしっかりと定職に就くことが大事だと考えています。
最後に、これから受験を迎える方に何かアドバイスをお願いします。
大学選びに迷っている人は、まずはどこでもいいのでオープンキャンパスに行ってみてほしいです。実際の大学生活って、行ってみないとわからない。でも、キャンパスを訪れることで「こういう感じなんだ」とイメージできて、意識が変わるきっかけになります。早いうちに経験できれば、それだけ選択肢も広がりますし、自分と向き合う時間も増やせると思います。まずは気軽に一歩踏み出すことが大事です。
取材して
今回取材をさせていただいたのは、島根大学 総合理工学部に通う秋山淳さんです。印象的だったのは、「自分に足りないことを冷静に見つめ、それをどう補うかを自分で考えて行動する姿勢」。基礎を丁寧に積み重ねていく学習スタイルや、必要なときに必要なサポートを自ら選び取る判断力には、受験生としての芯の強さが感じられました。また、自分に合った環境や方法を選びながらも、常に周囲への感謝を忘れない姿勢に、彼の人柄の良さがにじみ出ていたように思います。大学生活について語るときの表情には、自由を楽しみながら、自分の未来を少しずつ描いている充実感がにじんでいました。これから秋山さんがどのような道を歩んでいくのか、とても楽しみです。
※上記は、2025年7月時点での取材をもとに作成しています。
この記事はインタビューを基に執筆されました。
文:谷口勇人/編集:塾選(ジュクセン)編集部
通った塾について
自主的な学習がしやすい個別指導塾で弱点を重点補強。「この先生、すごい」、尊敬できる講師の存在が心強かった

ココがポイント
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