個別教室のトライに高校3年4月から通塾し甲南女子大学に合格した方への合格者インタビュー(63)
生徒プロフィール
- 通った塾
- 個別教室のトライ
- 住まい
- 兵庫県(現在は、カナダ留学中)
- 性格
- 活発・活動的、チャレンジ精神旺盛、リーダータイプ
- 偏差値推移
- 高1:偏差値50
高2:偏差値52
高3:偏差値55
私の受験ポイント
塾では苦手科目に対する手厚いフォローがあった。苦手な科目が、一番得意に!
世界史はストーリーで覚える。コツをつかんで偏差値は20ほどアップ!
「家では休憩、塾や学校では勉強」と場所で切り分け、環境づくりを工夫!
受験情報
- 受験年度
- 2021年
- 受験校数
- 5校
合否
志望順 | 学校名 | 合格判定 | 受験結果 |
---|---|---|---|
1 | 立命館アジア太平洋大学 (アジア太平洋学部) | D判定 | 不合格 |
2 | 関西大学 (外国語学部) | D判定 | 不合格 |
3 | 関西大学 (社会学部) | E判定 | 不合格 |
4 | 甲南女子大学 (国際学部 多文化コミュニケーション学科) | A判定 | 合格 |
5 | 甲南女子大学 (国際学部国際英語学科) | A判定 | 合格 |
入試スケジュール
- 2月2日
- :立命館アジア太平洋大学
- 2月3日
- :関西大学
- 2月4日
- :関西大学
- 2月6日
- :甲南女子大学
学校選び
重視したのは、「留学制度」が充実しているかどうか。
大学選びで重視していたポイントは?
一番重視していたのは、「留学制度が充実しているかどうか」です。幼少期から英会話教室に通っていたり、叔母がハワイに住んでいたりなどこれまで英語にふれる機会が多くありました。海外に長期滞在することもあって、「いつか留学をして、苦労なく英語が話せるようになりたい」という思いは強く持っていました。
とはいえ、大学を休学して留学するとなるとそれなりの費用もかかります。親に迷惑をかけたくないので、留学しながら大学の単位もしっかり取れることが留学の条件だと考えていました。
具体的な大学はどのように選んでいきましたか?
「立命館アジア太平洋大学」は、学校の先生から勧められて興味を持ちました。そもそも学部内に外国籍の学生が多く、日本にいながら海外留学しているような環境とのことで魅力的に感じたんです。
他にも「留学制度」を調べていく中で、関西大学と甲南女子を候補にしました。関西大学は、オープンキャンパスに参加したのですが、当日は説明を聞くだけだと思っていたら、過去問を解く時間があって…。答え合わせしてみると、全くできてなくて落ち込んだことを覚えています(笑)。
塾について
苦手科目に対する手厚いフォロー!一番苦手が、一番得意になった。
- メインで通っていた塾
- 個別教室のトライ
- 指導方法
- 個別指導
- 頻度
- 週3回
- 科目
- 英語、世界史、国語
- 通塾時期
- 高校3年4月〜
- 授業時間と費用
- 高3:週3(1回90分~120分)、月3~4万円
『個別教室のトライ』を選んだ理由は?
自宅から数分の場所にあって、立地の良さから高校受験のときにも通っていたことがあったんです。当時、とても親身になって教えてくださった先生がいて、希望の高校に合格できたのはその先生のおかげだなと感じていました。「塾に通うなら、またあの先生に教わりたいな」と思っていて、現在もその教室にいらっしゃると分かり『個別教室のトライ』に入塾を決めました。
通って良かったことは?
苦手科目に対する手厚いフォローです。たとえば、「世界史」に関しては「単語を覚えるのではなく、ストーリーで覚えたほうがいいんじゃない?」とアドバイスをいただきました。これまでは、教科書にかかれている重要語句を赤シートで消しながら暗記をしていたんです。でも、そうするとその国での出来事だけしか頭に入らず、同時進行している他国の様子が分からなかった。そうではなくて、歴史を縦軸で覚えていくよう教えてもらって。最初に歴史の漫画を読んで大枠の流れを理解して、そこから細かな情報を付け加えていくようにしました。
成績は伸びましたか?
はい!だんだんと世界史の勉強が楽しくなっていき、学校の授業も分かるようになり…最終的には偏差値も40から60ぐらいまでアップしました。成績が伸びだしてからは自分でも積極的に勉強するようになって、芸能人が解説しているYou Tubeを見たり、友達と一緒に問題を出し合ったり、ストーリーをイラストにしてみたりと楽しみながら受験勉強できたなと思っています。
「苦手克服を乗り越えるきっかけ」を教えてもらったんですね。
そう思います。もう一つ苦手だった「古典」に関しても、分かりやすく教えてくれる古典の先生を紹介してくださって、苦手を克服するための方法を一緒に考えてくれました。これまではただ問題を解いているだけで、物語を理解していなかったので、古典の代表的な物語を読むことを勧められました。あらすじを理解していたほうが、圧倒的に圧倒的に難易度が下がりますし、多くの作品に触れることで“物語の構成”を理解できるようになりました。
合わせて単語も覚えていったら、苦手科目が得意教科にまでなりました。1年・2年の頃は本当に苦手で…。学校の授業は基礎が分かっている状態で進んでいたので、私はかなり遅れをとっていたんです。恥ずかしながら、補習に呼ばれるぐらい。でもその基礎の部分を塾でしっかりフォローしてもらえたので、最終的には全科目で一番高い偏差値になりました!
塾に対しての改善点はありますか?
小学生・中学生・高校生がいる塾だったので、夕方はだいぶ賑やかでしたね。しょうがないかな…とは思いながらも、部屋が分割されているなどの工夫があったら良かったなと思います。
受験勉強について
単語や熟語は、何度も口に出して覚える!
- 勉強時間
-
高1 塾:なし、自宅:1日30分以下
高2 塾:なし、自宅:1日30分以下
高3 塾:週3(1回90分~120分)、自宅:1日90分~120分
英語については、どのような勉強方法をされましたか。
昔から好きな科目ではありましたが、めちゃくちゃ得意というわけではないんです。苦手科目との違いは、勉強をするのが苦ではなかった点でしょうか。「単語の意味が分かる」「熟語が理解できる」ことに、成長を感じられるんです。英語の勉強は、そのまま“英語が話せるようになる”ことにつながっている感覚でしたね。
私の単語や熟語の覚え方は、何度も口に出して覚える方法です。塾では声を出すのが難しかったので、自分の部屋で勉強している際は大きな声で発音するようにしていました。それでも覚えられない単語や熟語は、英作文を作ってみるようにしていましたね。
英語の勉強で気をつけたことはありますか?
私はリーディングに時間をかけすぎてしまって、最後まで解き終わらないことがありました。なので、時間をしっかり測って何度も挑戦。自分の中で“模擬入試”として取り組んでいきました。
受験を振り返って、改善点はありますか?
高校ではダンス部に入っていたのですが、かなりハードだったんです。朝練もありましたし、帰宅時間も遅かったので、家での勉強時間を確保するのが難しかった。部活との両立は難しく、ほとんど勉強していなかったんですよね。
けれど単語や熟語、文法はもう少し前から対策をしておけばよかったなぁと思います。高校1年生からできる受験対策なので。通学時間などスキマ時間を見つけて単語を覚えるだけでも、受験勉強のやりやすさが変わってきたのかも、と思います。
家庭のサポートについて
「家は休憩する場所、塾や学校は勉強をする場所」と切り分けた
家族のサポートで良かったことは?
本格的に受験勉強をスタートさせる頃、新型コロナウイルスの影響で学校が休みになってしまいました。家にいることも多くなり、けれど勉強をしないといけない…。そんな様子を見かねて、母が毎日のスケジュールを立ててくれました。この時間はこれをやる!と決められたことで、勉強にも集中できたように思います。
勉強内容については、お母様も把握されていたのですか?
いいえ、そこに関しては全て任されていました。どのぐらい勉強したのか?何をしたのか?といった話は一切なかったです。自分が思うやり方で勉強をして、両親はそれを信じてくれている感じでした。受験前もプレッシャーを与えるのではなく、いつも通りの対応だったのもありがたかったです。
塾に通うようになってからはいかがでしたか?
コロナ禍においては自宅での勉強が中心でしたが、どうしてもだらけてしまって。なので、塾に通い始めてからは、なるべく家で過ごす時間をへらすようにしました。家は休憩する場所と考えて、学校や塾を受験勉強の場所と決めていましたね。周囲に勉強している人がいるので、それは刺激になったと思います。
学校生活について
現在は夢を叶えて、カナダ・バンクーバーに留学中!
- 学校名
- 甲南女子大学
- 部活
- 弓道部
大学はどのような雰囲気ですか?
甲南女子大学は、世間的には「お嬢様大学」と思われていますが、実際に入学してみると想像していたものとは違っている印象をうけました。周りの友人も派手というよりは、素朴なタイプ。優しくて落ち着いた友人が多いですね。
あとは「国際学部」ということもあって、留学を考えている生徒が多いです。学部としては、全員留学を前提にしていたのですが、コロナでなかなか難しい状況になっていました。私が入学した時は、希望者全員が留学できる状況ではありませんでした。
入学後のギャップはありましたか?
大学の授業が思ったよりも簡単で、学校に行く意味が分からなくなってしまった時期がありました。もし浪人していたら、もう少し上の大学に行けたのかな…第一志望の大学と比べると偏差値も高くないので、就職も不利なのかも…など気持ちが落ち込んでしまったんです。さらに、留学できるか分からない状況だったので、余計に不安になってしまいました。
現在は、カナダに留学中ですよね?
はい、不安も多かったのですが、無事に留学することができました。カナダを選んだのは、2人の叔母がカナダに留学した経験があって、そこでの話をたくさん聞いていたので親近感を持っていたんです。英語の発音も綺麗ですし、アジア人の留学生も多くいたことも大きかったです。
将来はどのような道を考えていますか?
1年間カナダ留学をして、大学を卒業をした後はワーキングホリデーを使って海外で働くか、日本で就活をしてテレビ局か新聞社に入りたいと思っています。就職した場合は、特派員になって、海外を飛び回るような仕事ができたらいいなと考えています。
取材して
カナダとのオンライン取材では、「海外留学」をキーワードに大学受験に臨んだエピソードがとても印象に残りました。入学後は、コロナの影響もあって留学できるかどうか分からない状況になり、ご本人も気持ち的にとても滅入ってしまったのだそう。しかし、現在は無事にカナダのバンクーバーに留学中。画面越しからも、海外生活を存分に満喫されている様子が伝わってきて、こちらまで嬉しくなりました。大学合格はあくまでも通過点として捉えていて、その先にある夢をしっかり見据えていた点も大事なポイントだったのではないでしょうか。
※上記は、2022年12月時点での取材をもとに作成しています。
この記事はインタビューを基に執筆されました。
文:有藤千夏/編集:塾選(ジュクセン)編集部
通った塾について
苦手科目に対する手厚いフォロー!一番苦手が、一番得意になった。
ココがポイント
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