あすなろ学院に小学4年7月から通塾し宮城県宮城第一高等学校に合格した方への合格者インタビュー(642)
生徒プロフィール
- 通った塾
- あすなろ学院
- 住まい
- 宮城県仙台市
- 性格
- 活発・活動的、リーダータイプ、集中できる時間が長い、文系の暗記問題が得意
- 偏差値推移
中1:偏差値57(みやぎ模試)
中2:偏差値60(みやぎ模試)
中3:偏差値69(みやぎ模試)
私の受験ポイント
部活も勉強も諦めない。カリキュラムや部活の評判、通いやすさまで考慮して志望校を選んだ
授業スタイルが選べる塾で、少人数の集団授業を選択。質問しやすい環境で理解が深まり、偏差値は10以上アップ!
「まとめノート」で弱点を見える化。直前期はいろいろな問題に触れて傾向をつかみ、不安を潰した
受験情報
- 受験年度
- 2025年
- 受験校数
- 2校
合否
志望順 | 学校名 | 合格判定 | 受験結果 |
---|---|---|---|
1 | 宮城県宮城第一高等学校 (国際探究科・理数探究科) | A判定 | 合格 |
2 | 尚絅学院高等学校 (特別進学コース) | A判定 | 合格 |
入試スケジュール
- 1月30日
- :尚絅学院高等学校
- 3月4日
- :宮城県宮城第一高等学校
学校選び
部活も勉強も全力で取り組みたい。海外への研修旅行や部活の環境、通いやすさまで考えて志望校を決めた
志望校はどのように決めていきましたか?
中学ではソフトボール部に所属していて、高校でも本気で続けたいという思いがありました。部活の先生から「やるなら宮城第一高校がいいよ」と勧められたこともあり、宮城第一を意識するようになりました。
当初は、学力的に届きそうな仙台南高校を志望していましたが、中学2年生の頃から徐々に宮城第一への憧れが強まっていって。「部活に本気で打ち込めるのは高校までかもしれない」という思いもあって、ソフトボール部の評判がいい高校を優先して考えるようになりました。学校説明会での出来事もきっかけになったと思います。
学校説明会で何が決め手になりましたか?
宮城第一の学校説明会では、講堂で探究科の説明を聞いたんです。「ここ、すごく面白そう!」と一気に心が動いたんですよね。2年生の冬にオーストラリアへの研修旅行があると聞いて、「海外に行けるなんてすごい」とワクワクしました。姉妹校との交流や、今までにない授業にチャレンジできる探究活動にも惹かれました。そこから「宮城第一で学びたい」という気持ちが強くなりましたね。
先に参加した仙台南の学校説明会も好印象だったんですよ。ソフトボールの体験会にも参加して、広々としたグラウンドや先生方の雰囲気が気に入り、「ここいいな」と思っていたんです。でも宮城第一の学校説明会に参加したときに、進みたい道がはっきりと固まりました。
進路については誰に相談していましたか?
小学4年生から通っていた塾の教室長と、父です。父も塾に勤務しているので、受験校の選び方については早くから相談できる環境がありました。父からは倍率や平均点、入試傾向などの具体的なデータをもとに戦略的なアドバイスをもらいました。教室長からも実践的な勉強法や最新情報を聞きながら、一緒に進路を考えていきました。学力のことはもちろん、部活の環境や通いやすさなども含めて、総合的に考えて宮城第一を第一志望に決めました。
塾について
「わからない」はその場で解決。質問しやすい少人数制で力がつき、偏差値10以上アップ!
- メインで通っていた塾
- あすなろ学院
- 指導方法
- 集団授業
- 頻度
- 週3〜5回
- 科目
- 英語、数学、国語、理科、社会
- 通塾時期
- 小学4年7月~
- 授業時間と費用
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中1:週2(1回100分)、月1~2万円
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中2:週3(1回90分~120分)、月2~3万円
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中3:週3〜5(1回180分以上)、月3~4万円
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『あすなろ学院』を選んだ理由について教えてください。
『あすなろ学院』を選んだ一番の理由は、父が勤めていたことです。ただ、それだけではなく、周囲の影響も大きかったと思います。自宅の近くにはいくつか塾がありましたが、『あすなろ学院』に通う友人が多かったので。「受験するならあすなろ」という空気もあり、受験期には学校の先輩や後輩も大勢『あすなろ学院』に通っていました。私は小学4年生の頃、日々の学習をサポートしてもらう目的で入塾し、そのまま高校受験まで通い続けました。
『あすなろ学院』に通って良かった点は?
一番良かったのは、「勉強する習慣」が自然と身についたことです。通っていれば必ず机に向かう時間が確保されるので、サボれないんですよね(笑)。それが結果的に学習リズムの定着につながりました。
授業スタイルを自分に合わせて選べる点も魅力でしたね。個別・映像・集団と形式がありましたが、私は中学3年生から集団授業を選びました。とはいえ、最大8名の少人数制だったので、質問しやすい雰囲気でした。クラスのみんなとすぐに仲良くなれましたし、授業中に「ここがわからない」と思ったらすぐに質問できる環境が好きでした。質問が長くなりそうな場合は、授業後に対応してもらうこともできます。わからないことはそのままにせず、必ずその日のうちに理解できるまで質問を繰り返しました。
志望校合格のための勉強については?
基本は中学校の教科書に沿った内容です。1〜2年生の頃は定期テスト対策にもそのまま活用できました。2年生からは、学校のワークを自分のペースで進める習慣が身につくようにしていきます。基礎的なことは日頃の学習で自然と身につけ、受験期には模試で得点を取るためのコツや解法を中心に学ぶ。このようなカリキュラムを組んでくれたおかげで、自然と得点力が上がり、気づけば偏差値が57から69へと10以上アップしていました。
塾の施設についてはどうでしたか?
自習室の存在は本当にありがたかったです。家ではなかなか集中できない日も多かったので、ほぼ毎日塾に通っていました。各席に仕切りがあり、一人で集中できる環境が整っていました。わからないことがあれば、その場にいる講師にすぐ質問できて、まるで個別指導のように丁寧に教えてもらえる点が特に良かったです。集団授業に通いながらも、自習の時間は1対1でフォローが受けられたのはとても大きかったですね。
改善してほしいと思う点は?
特に大きな不満はありませんでした。中学3年生になると授業の内容もさらに充実していましたし、満足して通っていました。あえて言えば、日曜日にも自習室が使えたら、もっと勉強時間を確保できて良かったかなとは思います。「今日はもう少し塾で勉強したいな」と思う日もあったので。
受験勉強について
「まとめノート」で苦手を整理。未知の問題をなくす工夫で不安を解消した
- 勉強時間
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中1 塾:週3〜5回(1回90分~120分)、自宅:1日60分~90分
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中2 塾:週3〜5回(1回90分~120分)、自宅:1日60分~90分
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中3 塾:週3〜5回(1回180分以上)、自宅:1日150分~180分
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受験勉強を振り返って「やってよかった勉強法」について教えてください。
塾ではとにかくいろいろな問題に取り組み、家ではその復習やまとめをしていました。塾で間違えたところはそのままにせず、「なぜ間違えたのか」を整理して不安を少しずつなくすようにしていたんです。具体的には、ルーズリーフに縦線を引いて、左に問題、右に間違えた理由やポイントを赤字で書いていく「まとめノート」を作っていました。そうしたノートを何冊も作っていて、見返すことで安心感にもつながっていました。
入試直前期には、私立・公立どちらの過去問も数多く解きました。一冊の問題集を繰り返すというよりも、同じような傾向の問題ばかりにならないよう、いろいろなパターンの問題に触れることを意識していました。見たことのない問題をなくすことで、入試本番の不安を減らすのが自分なりの対策でしたね。特に、公立高校入試の最終問題が苦手だったので、それに特化した問題集を買って、毎日1問ずつ解くことを習慣にしていました。
受験勉強で大変だったことは?
人との関わりと勉強の両立が難しかったです。私立を先に受けて合格した友達は少し気が緩んで遊び始めることもあって…。仲のいい子たちから誘われるのは嬉しいけれど、自分はまだ本番が残っていて。受験勉強を続けなければならない状況とのギャップに、正直しんどさを感じました。中学3年生の最後の時期だったので、「今しか友達と過ごせないかも」と思う気持ちもあって、人との時間も大切にしたかったんですよね。
また、模試や問題演習でケアレスミスが続いたときは、「全然伸びてないな…」と落ち込む時期もありました。そんなときは、教科ごとに「自分がしやすいミス」をまとめたノートを作っていました。たとえば数学なら「単位の書き忘れ」、国語なら「字数制限に注意する」など。本番前や模試前に見返して、同じミスを繰り返さないよう意識していました。
受験勉強での反省点はありますか?
直前期に焦って理科と社会のワークを「一から全部やり直そう」としてしまったことです。すでに理解できていた内容にも時間をかけてしまって。それは今思うと少しもったいなかったなと感じます。「わかっているところに時間をかけすぎない」「復習は効率よく」を、もっと意識できていれば良かったと思います。
家庭のサポートについて
早朝の送り迎えに環境づくり、勉強のフォローまで。家族みんなの支えが心強かった
受験を振り返って「ありがたかった」と思う家庭でのサポートはありますか?
朝早く起きて勉強していた私に合わせて、母が朝ごはんを用意してくれたり、図書館に行くときは車で送ってくれたりと、いつもサポートしてくれて本当にありがたかったです。弟はまだ小学2年生ですが、私が勉強しているときは静かにしてくれて、「協力してくれているな」と感じる場面がたくさんありました。父も勉強面で積極的にサポートしてくれて、わからないところは一緒に考えてくれました。家族みんなの支えが、受験期の大きな力になっていたと思います。
「もう少しこうしてほしかった…」と思うことはありますか?
特にありません。家族みんなが本当に協力してくれて、受験勉強に集中できる環境が整っていたことに感謝しています。とても恵まれていたなと感じています。
学校生活について
「高校ってやっぱり大変」。部活も勉強も頑張りながら、中学教師の夢に向けて前進中
- 学校名
- 宮城県宮城第一高等学校
- 部活
- ソフトボール部

「宮城第一高等学校」はどのような雰囲気だと感じていますか?
毎日とても楽しく過ごしています。ただ、中学校と比べると授業のペースがかなり速くて、復習が追いつかないことも…。部活動との両立も大変で、「やっぱり高校生活ってハードだな」と日々実感しています。
入学前とのギャップはありましたか?
学校説明会での印象から、「自由な校風」というイメージを持っていました。でも実際に入学してみると、意外とルールがしっかりしていて驚きました。たとえば、運動部の生徒は基本的に髪を染めていませんし、一方で文化部の生徒の中には自由な髪色の子もいて。そういった「メリハリ」のある雰囲気が印象的です。
それから、校庭が工事中だったこともギャップのひとつです。学校説明会のときには「入学までに完成する予定」と聞いていたのですが、実際はまだ工事中で…。完成は9月と聞いているので、それまでの間はちょっと残念です(笑)。
将来の夢を教えてください。
将来は中学校の先生になりたいと思っています。中学時代が本当に楽しくて、小学校からの友達が集まっていたこともあり、クラスの雰囲気もとても良かったんです。あの空気感がとても好きでした。だからこそ、自分のクラスを持って、生徒一人ひとりとしっかり向き合える先生になりたいと思うようになりました。将来は教員免許が取得できる大学の学部に進学して、夢に一歩ずつ近づいていきたいです。
取材して
今回取材をさせていただいたのは、宮城県宮城第一高等学校に通う長谷川ひまりさんです。受験期を通して自分なりの学習スタイルを築き上げ、不安や苦手に丁寧に向き合う姿が印象的でした。特に、間違えた問題をまとめ直し、「不安を見える化して一つずつ解消していく」という工夫には、彼女らしい冷静さと粘り強さがあらわれていました。また、取材の中で何度も口にしていたのが、家族や塾、友人への感謝の言葉。周囲の支えを素直に受け取り、前向きなエネルギーに変えていく姿勢が、彼女の強さの源なのだと感じました。「中学校の先生になりたい」と語るときのやわらかな笑顔も印象的で、生徒一人ひとりに寄り添える、誠実な先生になるのだろうと感じさせてくれる取材でした。
※上記は、2025年8月時点での取材をもとに作成しています。
この記事はインタビューを基に執筆されました。
文:谷口勇人/編集:塾選(ジュクセン)編集部
通った塾について
「わからない」はその場で解決。質問しやすい少人数制で力がつき、偏差値10以上アップ!

ココがポイント
- 宮城県内の受験情報に40年以上、精通した指導で、県内トップ校に合格者を多数輩出
- 個別指導では習熟度・集中力・宿題のサポートと、授業担当・担任2名の講師が連携し学力をアップ
- 中学生は集団指導・個別指導・映像授業を選択もしくは併用で、それぞれのメリットを活用