プロ家庭教師の名門会に小6の夏から通塾し灘中学校に合格した方への合格者インタビュー(7)
生徒プロフィール
- 通った塾
- プロ家庭教師の名門会
- 住まい
- 兵庫県西宮市
- 性格
- 慎重な性格で、コツコツ取り組めるタイプ
私の受験ポイント
集団塾をベースに勉強を進めながら、個別指導塾で弱点フォローや併願校対策!
1冊の参考書を最後までやり切り、算数の成績が大幅にアップ!
コツコツ取り組み、作ってきた国語の「語彙ノート」が自信につながった!
受験情報
- 受験年度
- 2022年
- 受験校数
- 6校
合否
志望順 | 学校名 | 合格判定 | 受験結果 |
---|---|---|---|
1 | 灘中学校 | 非公開 | 合格 |
2 | 東大寺学園中学校 | 非公開 | 合格 |
3 | 西大和学園中学校 | 非公開 | 合格 |
4 | 六甲学院中学校 | 非公開 | 合格 |
5 | 愛光中学校 | 非公開 | 合格 |
6 | 函館ラ・サール中学校 | 非公開 | 合格 |
入試スケジュール
- 1月8日
- :函館ラ・サール中学校
- 1月9日
- :愛光中学校
- 1月15日・16日
- :灘中学校
- 1月16日午後
- :西大和学園中学校
- 1月17日
- :東大寺学園中学校
- 1月18日
- :六甲学院中学校
学校選び
文化祭・説明会で学校の雰囲気を体感し、受験校を選択
まずはお母さまにお聞きします。志望校はどのように決めていきましたか?
3歳年上の長男も中学受験を経験していたので、割と早い段階で志望校を決めていきました。いろんな学校の文化祭に足を運んで雰囲気を感じたり、説明会で話を聞いたりして「ここが良さそうだね」と話し合っていましたね。
小3の頃は「甲陽学院が良いかも」と思っていたのですが、小4で灘中の説明会に参加してみて本人も「灘中を目指してみたい」というようになりました。図書室が充実している点も、大きなポイントだったようです。
その他の志望校に関しては?
関西方面は、関東ほど私立中学校の数が多いわけではないので、偏差値が決まってくるとある程度、受験する学校も固まってきます。その中から、実際に自分の目で見て学校を選んでいきました。
受験校を絞る段階では、私が積極的にいろいろな学校の説明会に参加して、比較しながら考えました。実際に受験した6校はすべて説明会に参加し、本人も遠方の学校以外は一度は行ったことがある学校でした。
塾について
個別指導を活用し、算数や国語の弱点をカバー。併願校対策も。
- メインで通っていた塾
- プロ家庭教師の名門会
- 指導方法
- 個別指導
- 頻度
- 週1回
- 科目
- 算数、国語、理科
- 通塾時期
- 小6の夏〜受験
- 授業時間と費用
- 小6:週1(1回90分〜120分)
- 併塾していた塾
- 馬渕教室
- 指導方法
- 集団授業
- 頻度
- 週5回
- 科目
- 算数、国語、理科
- 通塾時期
- 小4〜小6
- 授業時間と費用
-
小4:週3(1回120分)
小5:週4(1回120分〜180分)
小6:週5(1回120分〜180分)※1回の時間は学年による
『馬渕教室』に新小4になる2月から通い始めていたんですね。
中学受験をしようと早いタイミングで決めていたため、小4から『馬渕教室』に通っていました。入塾当初から最上位クラスに入塾できたのですが、やはり難易度は高かったようです。そこで頑張って得意だった算数が小4からグッと伸び出した時には、このまま成績も安定するかなと思ったのですが、小6の秋には少し伸び悩みがありました。
本人としては頑張っていたのだと思いますが、弱点が際立ってきたように感じました。そこで「しっかり弱点を振り返るチャンスだよ」と声をかけ、対策を強化するためにも名門会への入塾を考え始めました。
併塾として『名門会』を選んだ理由について教えてください。
お兄ちゃんの受験を考えている際に「名門会なら全国レベルの情報を持っている」と感じて入塾していて、先にお世話になっていたんです。本人が入塾する前から、スタッフの方が「下のお子さんの模試の結果はどうでした?」と気にかけてくださっていました。
最終的には最後の追い込みとして、模試の内容の分析や解答チェック、弱点のフォローを主にお願いすることにしました。
『名門会』に通って良かった点は?
『馬渕教室』も忙しかったので、状況に応じた柔軟なスケジュールを組みました。算数と国語をメインで見ていただき、時々理科を教えていただいていました。間違いやすい問題をピンポイントでチェックしていただいたところも良かったです。また、第一志望以外の学校の出題傾向を教わるなど、受験対策にも応じてくれました。集団塾ではフォローしきれない部分も一人ひとりに合わせてもらえるので、安心できました。保護者からのリクエストに対するサポートも手厚く、大変助かりましたね。
改善してほしいと思う点は?
コロナ禍でしたが、基本的には対面授業が中心でした。すでに改善されているかもしれませんが、状況に応じてオンライン授業にも取り組んでいただけると、嬉しいですね。柔軟な切り替えができると、より良いと思います。
受験勉強について
参考書を1冊やり抜き算数の成績アップ!国語は「語彙ノート」を作成
- 勉強時間
-
小4 塾:週3(1回120分)、自宅:1日60分
小5 塾:週3(1回120分~180分)、自宅:1日60分〜180分
小6 塾:週5(1回120分~180分)、自宅:1日180分~360分
受験勉強を振り返って「やってよかった勉強法」について教えてください。
小4の夏休みに、算数の参考書を1冊やり切りました。塾のテキストとは別に取り組んでいたのですが、最後までやり切ることで理解度も上がったのでしょう。急に算数の成績が上がって、自信もついたようです。
また、国語の知識・語句を覚えるために「語彙ノート」を作成していました。塾の先生にアドバイスをいただいた勉強方法でしたね。まずは勉強中に分からない語句が出てきたら、それをノートにまとめます。その後に書いた部分を隠し、覚えているかをチェックしていきました。
受験校の中には、例文作成が出題される学校もありました。そのため、入試対策のためにも調べて、コツコツと覚えていく習慣ができたことは良かったです。
結果はどうでしたか?
算数は小4の夏休み後にグッと成績が上がり、その後も少しずつアップしていきました。先ほどもお話したとおり、小6の秋から少し成績も停滞気味でしたが、最後まで頑張る力が身についたと思います。
国語も少しずつ力をつけていくことができたと思います。出題傾向があまりにも志望校とかけ離れている学校は、受験すること自体をすっぱりとやめました。そうした決断ができたのも、コツコツと続けてきた基盤があったからだと思います。
他に取り組んだ対策はありましたか?
第一志望の本番で緊張してしまわないかがちょっと心配でしたので、11月に行なわれたプレテストも受けました。本番同様に「受験票」もあって、本格的でした。さらに受験日の早い学校を受けて、本番と同じような環境に慣れるようにしましたね。
また、算数が好きな友だち同士で、問題を出し合っていたりしたようです。教えると自分自身の理解も深まるので、役立ったようでした。
家庭のサポートについて
本人の様子を見ながら声をかける心の余裕が大切
受験を振り返って「やってよかった家庭での取り組み」はありますか?
あまり親がヒートアップしないように、心の余裕を持って接するように意識しました。本人の状況をよく観察するようにしていましたね。なるべく子どもに気をつかわせないように、バランスを取って勉強だけに集中しすぎないようにしました。
長男から見ると「弟に優しすぎる!」と言われたりしたこともありましたが、時にはちょっと発破をかけるために「こういうふうにやってみたら」「今日のスケジュールはこうなってるよ」ときっぱり伝えたこともありましたね。
学校生活について
私服で自由な雰囲気。文武両道で頑張る生徒が多数
- 学校名
- 灘中学校
- 部活
- 野球部
ここからは、雄介さんにお聞きします。「灘中学校」はどのような雰囲気ですか?
私服なのは良いですね。制服がないので本当に自由な雰囲気です。校則も厳しくはないです。ただ、思っていたよりも「伝統的なところがあるな」とも感じました。不満とかではないんですけどね。例えば配られるプリントに使われている言葉のトーンが、ちょっとレトロな感じがして伝統を感じます。勉強は情報量が多くて、慣れるまでは大変かもしれません。でも楽しいです。
どのような生徒が多いですか?
けっこう遠くから通っている人もいて、岡山から3時間かけて通学している友だちもいますよ。部活と勉強を両立して頑張っている友だちも多いと思います。
部活は野球部に入っているんですね。
はい。小3から習い事で野球をやっていたんです。週1回ペースだったので楽しんでプレイしていたので、中学校でも続けたいなと思って入りました。今は週5回、練習があります。野球部の強豪校に比べたら大変じゃないかもしれないんですけど、けっこう忙しいですね。
目指している未来があれば教えてください。
恐竜が好きなので、古生物学者もいいなと思っていますが、まだ未定です。これからゆっくり決めていけたらいいなと思います。
取材して
今回取材をさせていただいたのは、灘中学校に通っている雄介さんとお母さま。中学受験を意識し始めた頃からしっかりと準備を重ね、対策を続けてきたことが伝わってきました。お母さま自身も中学受験の経験があり、その時の経験も合わせて柔軟に対応できたことも「合格」を引き寄せたのかもしれません。集団塾と個別指導塾がそれぞれに持っているメリットを掛け合わせながら、本人の気持ちを100%尊重する良い受験体験ができたのではないかと感じました。
※上記は、2022年8月時点での取材をもとに作成しています。
この記事はインタビューを基に執筆されました。
文:林美夢/編集:塾選(ジュクセン)編集部
通った塾について
個別指導を活用し、算数や国語の弱点をカバー。併願校対策も。
ココがポイント
- 全国の難関中学~旧帝大・医学部まで。志望校合格までの個人別カリキュラム
- 講師は社会人プロ講師のみ。第一志望校合格を見据えた最高品質の指導を提供
- 最難関校受験を知り尽くした「プロの教務担任」が合格を全面的にマネジメント