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  4. 村田 雄一郎さん(仮名)
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生徒

個別指導塾 1対1のATOM(アトム)に小5から通塾し公文国際学園中等部に合格した方への合格者インタビュー(71)

村田 雄一郎さん(仮名)
習い事と中学受験の両立に挑戦!個別指導塾でのアドバイスを受け、国語の長文読解は俯瞰で捉えられるように
インタビューに回答してくれた人:お母さま

生徒プロフィール

住まい
神奈川県横浜市
性格
決めたことは最後までやり抜く粘り強いタイプ
偏差値推移
小4:偏差値35
小5:偏差値40
小6:偏差値45
受験当時の習い事
サッカー週2日、水泳週1回

私の受験ポイント

水泳・サッカーと中学受験が両立できるよう集団塾と個別指導塾を選択。苦手な分野は細やかにフォローしてくれる個別指導で対策

国語の問題は全体の流れが俯瞰で見えるようにアドバイスをもらい、長文読解ができるように。1月の模試ではB判定を獲得

理科や社会の暗記は、マンガを積極的に活用。毎日少しずつ読み進め、楽しくコツコツと続けられた

受験情報

受験年度
2019年
受験校数
7校

合否

志望順 学校名 合格判定 受験結果
1 公文国際学園中等部 E判定 合格
2 山手学院中学校 D判定 合格
3 関東学院中学校 B判定 合格
4 法政大学第二中学校 E判定 不合格
5 青稜中学校 E判定 不合格
6 長崎日本大学中学校 なし 合格
7 大宮開成中学校 なし 合格

入試スケジュール

1月10日
:大宮開成中学校
1月10日
:長崎日本大学中学校
2月1日
:山手学院中学校
2月1日
:関東学院中学校
2月2日
:青稜中学校
2月3日
:公文国際学園中等部
2月4日
:法政大学第二中学校

学校選び

文化祭での印象と生徒を尊重する校風が決め手に

志望校はどのように決めていきましたか?

高校からの入学がない中高一貫校ならば、息子の得意なサッカーに集中できる点に魅力を感じて、公文国際学園中、山手学院中や成城中に見学に行きました。

息子と一緒に文化祭に出かけ、自分たちの目で学校の様子を確かめながら決めていきましたね。生徒さんに直接話しかけて、「学校生活はどう?」「毎日お弁当ですか?」とリアルな声をヒアリングしていったので、入学後の過ごし方についていろいろと知ることができたと思います。

公文国際学園中を第一志望校した決め手は?

「文化祭が本当に楽しそうだったからです。さらに進学実績についても学校主導ではなく「生徒の希望を優先して選ぶ」というところにも共感しました。学校の進学実績を上げるために、行きたくもない大学を受験するのは抵抗があったんですね。そうした無理な進路指導は一切行わず、生徒一人ひとりを尊重してもらえることを学校説明会でもおっしゃっていて、本当にそうだなと感じました。

息子も「中学受験は正直乗り気じゃなかったけど、公文国際学園中なら通ってもいい」と納得。自主性を重んじているところが、やはり気に入ったそうです。他の併願校は、偏差値や入試日程を考えながら決めていきました。

塾について

水泳・サッカーの練習と中学受験が両立できそうな環境を求めて入塾

メインで通っていた塾
個別指導塾 1対1のATOM(アトム)
指導方法
個別指導
頻度
週1〜2回
科目
算数
通塾時期
小5〜小6
授業時間と費用
小5:週1(1回60分~90分)、月1~2万円
小6:週2(1回60分~90分)、月1~2万円
転塾:
併塾:
併塾していた塾
栄光ゼミナール
指導方法
集団授業
頻度
週3回
科目
国語、算数
通塾時期
小6

『個別指導塾 1対1のATOM』に通うことにした理由は?

最初は中学受験を視野に入れて集団塾に通うことにしたものの宿題の量が多く、内容も難しいものが多い点に課題を感じていました。私も仕事が忙しいので、しっかりサポートするには限界もありました。特に算数に関する学習の遅れが気になっており、個別指導で丁寧に教えてくれる『個別指導塾 1対1のATOM』にもあわせて通ってみようと考えたんです。

『個別指導塾 1対1のATOM』に通って良かった点は?

生徒2人に対して、先生1人が授業を行う個別指導だったので、細やかに学習アドバイスをしてくれる点が良かったです。先生と息子の相性もよかったみたいで、「こうやって勉強してみて」と教わった方法を取り入れ、グッと成績を伸ばしていました。そのため、「なるべくいつも同じ先生に教わりたい」と塾に相談。そうしたリクエストも聞いてもらいやすかったです。

先生からは毎回、学習状況に関する「報告のお手紙」をいただいていて、自習を進める際の目安にもなっていました。例えば「この分野が苦手ですので、今週は宿題を出しました」と書いてあるんです。そうすると「来週までに宿題を終えておけばいいのか」と、こちらもスケジュール管理ができます。そうしたコミュニケーションの取りやすさも、かなり良かったです。

塾長も中学受験に関する情報や受験校の分析について非常に詳しく、頻繁に相談させていただきました。私にとっても初めての受験経験だったので、全力投球で挑みましたね。本番の2ヶ月前からは国語も追加。最後の特訓として「解き方のコツ」も教えてもらいました。

改善してほしいと思う点は?

先生によってはその「報告のお手紙」に書かれている内容がいろいろでした。「算数のこのあたりにつまづいているので、計算に戻ってやり直しましょう。振り返りが必要です」と改善点まで書いてある先生もいれば、「この範囲までやりました。問題を解くのに苦戦していました」ということもあったので。

集団塾で『栄光ゼミナール』を選ばれた理由は?

小6のタイミングで、受験当初に通っていた集団塾から転塾する形で『栄光ゼミナール』に入りました。理由は、水泳とサッカーをずっと続けていたこともあって、スケジュールが重ならずにゆとりを持って通えるからです。習い事と中学受験の両立に挑戦するには、この2つの塾が良いのではないかと判断しました。

受験勉強について

「鳥になってみて」とアドバイスを受け、俯瞰で問題文が読めるように

勉強時間
小4 塾:週2(1回60分~90分)、自宅:1日30分〜60分
小5 塾:週2(1回60分~90分)、自宅:1日30分~60分
小6 塾:週3(1回60分~90分)、自宅:1日30分〜60分

受験勉強を振り返って「やってよかった勉強法」について教えてください。

印象に残っているのは、国語です。9月ごろから、公文国際学園中の過去問に取り組み始めたのですが、かなり難しい問題文が出題されていました。問題文のボリュームが多く、たくさんの文字数を書かせる記述問題があるんです。そのせいで、最初は解答用紙がまったく埋められず、点数も散々でした。

ところが塾の教室でがっかりしている息子に対し、先生がこう言ったそうなんです。「問題を鳥みたいに眺めてごらん。鳥になって解いたらできるようになるよ」──とても変わったアドバイスに聞こえますが、息子には何か刺さったようでした。それから急に長文の記述もできるようになり、成績も上がりました。ある時には解答用紙の余白に鳥の絵が描いてあって、笑っちゃいました。きっと問題文を俯瞰的に読めるようになったんでしょうね。それから漢字が苦手だったので、毎日10問ずつコツコツと書き取りを続けました。

他にオススメの勉強法はありましたか?

基礎知識を習得するために、マンガも活用しましたね。理科の謎解きマンガ、歴史マンガを50冊ほど密かに用意して、毎週少しずつ渡して読ませました。内容も面白いですし、ビジュアルで解説されると覚えやすいようで、いつも楽しく手にとってくれていました。

模試の結果などには影響がありましたか?

冬期講習が終わり、いよいよもうすぐ本番を迎える1月になって、ようやく模試の成績が上がってきました。B判定の学校も出てきて、やっとラストスパートでエンジンがかかったとホッとしました。12月までは良い判定が出ず、『栄光ゼミナール』の先生からは「志望校の変更を検討した方が良いかも」と声をかけられたくらいです。それでも初志貫徹で、第一志望は変えずに受験をしようと決めました。もし不合格になったとしても、今まで勉強を積み重ねてきたプロセスはムダにはなりませんから。「どこにも受からなければ、地元の公立中に行けばいいか。友だちもいるし」と前向きに考えて、最後まで予定通りに受験しました。

家庭のサポートについて

水泳、サッカーと塾を両立。タイムスケジュールの管理を常に意識

受験を振り返って「やってよかった家庭での取り組み」はありますか?

塾の他にも習い事をギリギリまで続けていたので、タイムスケジュールの管理と体調管理は徹底していました。私も仕事があったので、「サッカーの練習したら、次は塾へ向かってね」など出社する前に何度も伝えて、息子に守ってもらうようにお願いしました。小学校の学校生活も何も変わらずに過ごしてもらっていたので、生活リズムが崩れず、風邪をひくこともありませんでした。ただ時々、仕事から帰ってくると疲れてソファで寝ている息子がいてギョッとしたことも。「この時間は、塾に行っているはずでしょ!」となることも多々ありました。

寝ると言えば、睡眠時間の確保も大切な取り組みのひとつでしたね。「午後10時には寝ようね」と声をかけて、メリハリをつけて過ごせるように気を配っていました。

「反省点」はありますか?

テレビやゲームの誘惑に負けている姿を見ると一生懸命やっているように思えず、口を挟みたくなってしまっていたのですが、実は当時はいろんな気持ちを抱えていたらしいんです。

「もしかしたら中学校で友だちができないんじゃないか」と不安に思うこともあったらしいのですが、そういう悩みがあるとは私はまったく気がつきませんでした。本当はもっといろんな気持ちを聞いてあげられたら良かったと反省しました。

学校生活について

信頼できる先生と多様な友人たち。自由な校風のもとで楽しむ学校生活

学校名
公文国際学園中等部
部活
サッカー部

「公文国際学園中等部」はどのような雰囲気だと感じていますか?

ひと言で表すと「自由」です。私服で校則もないので、授業参観に行くと「まるで大学みたいだな」と感じます。体育祭や文化祭などの学校行事も自分たちで主体的に決めていますし、先生たちとの距離感も程よいみたいです。もうちょっと関わってくれていいのにと思うぐらいですね。

先日も二者面談で先生とお話しましたが、「今はこの成績ですが絶対に大丈夫です。男子はもう少し経つと、急にスイッチが入って成績が上がりますから」とおっしゃっていました。生徒への信頼がとても強くて、本当によく見守ってくれています。

どのような生徒が多いですか?

帰国子女や外国にルーツを持つ生徒も多くて、多様性を感じます。さまざまな環境で学んできた子どもたちと一緒に過ごす中で、息子もたくさんの学びを得ているみたいです。

目指している未来があれば教えてください。

釣りが好きだったりするので、海洋系に関する仕事に興味があるようです。魚に関わっていける進路へ進むのも、面白いのかもしれません。

取材して

今回取材をさせていただいたのは、公文国際学園中等部に通う息子さんを持つ村田さん。「小学4年生の夏休みにドリルを終わらせる約束を守れず、できるまでパパと頑張っていました。その頃から粘り強い性格でしたね」とのエピソードも伺いました。最後まで目標に向かって頑張り抜く姿勢と体力を幼少期から育み、受験に活かすことができたのではないかと感じました。「小4であれだけ頑張れたのだから、きっとできる」と信じ、親子で励まし合いながら合格を掴んだ様子が印象的でした。

※上記は、2023年1月時点での取材をもとに作成しています。

この記事はインタビューを基に執筆されました。

文:林美夢/編集:塾選(ジュクセン)編集部

通った塾について

水泳・サッカーの練習と中学受験が両立できそうな環境を求めて入塾

個別指導塾 1対1のATOM(アトム)

  • 小学生
  • 中学生
  • 高校生
  • 大学生
  • 個別指導

ココがポイント

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