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生徒
東大寺学園中学校 (奈良県) 合格
加藤 周さん(仮名)
集団塾では仲間と切磋琢磨し、個別指導塾では苦手科目の理科を克服。模試の得点も大幅にアップ!
インタビューに回答してくれた人:お母さま

生徒プロフィール

住まい
大阪府大阪市
性格
すぐに友人ができるタイプ、学習管理されたほうが勉強が進むタイプ

私の受験ポイント

個別指導では苦手科目の理科を克服。息子に合った指導で模試の得点もアップ!

小6の秋頃からは過去問中心に勉強。「灘中学」は10年分の過去問をやりきった!

家庭では「一緒に勉強をして、一緒に丸付けをして、一緒に解説する」を実践!

受験情報

受験年度
2023年
受験校数
4校

合否

志望順 学校名 合格判定 受験結果
1 灘中学校 C判定 不合格
2 東大寺学園中学校 A判定 合格
3 西大和学園中学校 A判定 合格
4 北嶺中学校 合格

入試スケジュール

1月8日
:北嶺中学校
1月14日・15日
:灘中学校
1月15日午後
:西大和学園中学校
1月16日
:東大寺学園中学校

偏差値推移

小4:偏差値60
小5:偏差値60
小6:偏差値60

学校選び

第一志望は「灘中学」。日本トップレベルを目指した

学校はどのように選びましたか?

第一志望は「灘中学」です。小学3年生頃から息子も「日本でトップレベルの中学校だから受けたい」と言っていましたし、通学時間も1時間程度だったので第一志望に決めたんです。

第二志望の「東大寺学園」は友達と文化祭に足を運んで、すごく楽しかったみたいですね。各クラスで出し物をしていて、お化け屋敷だったり、野球ゲームがあったり…自分も主催する側になってみたいと思ったようでした。

第三志望の「西大和学園」の説明会にも参加しました。ここは他の2校に比べて先生がしっかり管理している印象を受けました。学習スケジュールも決まっていたり、宿題や課題が多かったり。親としては安心感がありましたけど、子どもの間でもなんとなく“西大和学園は勉強させられるぞ”という話はしていたみたいですね。

親御さんと本人の間で、志望校のズレはありませんでしたか?

改めて振り返ってみると…私たちは「目指せるなら一番上がいいんじゃない?」と思っていて、息子もそれに引っ張られていたところはあったと思います。話をしていると「本当は東大寺学園が第一志望なのかな?」と感じることがありましたから。最終的には「灘中学」は不合格となってしまい「東大寺学園」に通うことになりましたが、本人にとっては一番良い選択だったのかも…と思っています。

塾について

個別指導では苦手科目・理科を対策。息子にあった勉強法で克服!

メインで通っていた塾
その他(大手進学塾・大手塾など)
指導方法
集団授業
頻度
週5回
科目
算数、国語、理科
通塾時期
小学4年の4月~
授業時間と費用
小4:週4(1回90分~120分)、月7~8万円
小5:週4(1回90分~120分)、月7~8万円
小6:週5(1回90分~120分)、月15万円弱
転塾:
併塾:
併塾していた塾
プロ家庭教師の名門会
指導方法
個別指導
頻度
週2回
科目
算数、理科
通塾時期
小学5年の夏~
授業時間と費用
小5:週2(1回90分~120分)
小6:週2(1回90分~120分)

塾はどのように選びましたか?

中学受験に向けて最初に入ったのは大手進学塾です。最終的な決め手になったのは、勉強の管理がしっかりしていると感じたからですね。たとえば、決められた宿題が終わっているかどうかのチェック、もしできていなかったらきちんと指導してくれる点が良いと思いました。息子のタイプ的にも自分で計画立ててやるほうではなかったので、このあたりのフォローが手厚い大手進学塾を選ぶことにしたんです。

実際にフォローは手厚かったですか?

そうですね。かなり細かく見てくださっていたと思います。6年生になると、生徒数人に対してチューターが付いてくれるのですが、学習の進捗や理解度だけじゃなくてメンタル面もサポートしてくれて。成績が思うように伸びず落ち込んでいたりすると、息子に寄り添って励ましてくださいました。

大手進学塾をメインにしながら、『名門会』にも通われたんですね。

得意科目の数学を伸ばしつつ、苦手科目の理科を克服したいと思い、個別指導塾を検討しました。

苦手科目については、息子は分からなかったからといって自分で質問に行くタイプではなくて、どちらかというとそのままにしてしまうことが多かったんですね。最初は私が解説していたのですが、だんだんと難しくなってきて息子の疑問に答えられなくなってきて…。なので、1対1でプロの講師がしっかり見てくれる塾がいいなと思っていたところ、同じく子どもが中学受験をしている会社の同僚から『名門会』を勧められて入塾することにしたんです。

良かった点は?

息子の性格を見ながら指導してくださった点がとても良かったですね。こういう勉強法が合っているのでは?とアドバイスももらえました。理解も深まってだんだんと点数が伸びてきて、“理科は苦手じゃないかも!”と本人の自信にもつながったように思います。実際に灘中学のプレテストでも、かなりできていました。理科については最終的には50点ぐらいだったものが、70点ぐらいにまで伸びたと思います。

他にも良かったところは?

受験全体のスケジュールと学力、理解度などを見ながら「今やるべき勉強」についてアドバイスいただけたのはありがたかったです。特に入試前の12月ぐらいからは何を優先して取り組んだらよいのか分からなくなってしまったところもあったので、入試に精通したプロから意見をいただけたのは助かりました。この時期は大手進学塾よりも、『名門会』の先生に相談する場面が多かったですね。

こうだったらよかったな…と思う点は?

振り返ってみても、特にないですね。本当に満足しています。挙げるとしたら、料金面でしょうか。小6の一年間は、二つの塾を掛け持ちしたこともあって大変でした。

受験勉強について

秋頃から過去問に重点を置いて勉強。「灘中学」は10年分やりきった

勉強時間
小4 塾(大手進学塾):週4(1回90分~120分)、自宅:1日60分~90分
小5 塾(大手進学塾):週4(1回90分~120分)、塾(名門会):週2(1回90分~120分)、自宅:1日60分~90分
小6 塾(大手進学塾):週5(1回90分~120分)、塾(名門会):週2(1回90分~120分)、自宅:1日150分~180分

受験勉強全体を振り返って、やってよかった勉強法は?

小6の秋頃からは、それぞれの志望校の過去問に取り組みました。灘中学で10年分、東大寺学園で5年分、西大和学園で2年分ぐらいやったと思います。中学ごとの入試傾向が掴めたのは大きかったと思います。

ただ、まだまだやりきれなかったという気持ちもあります。灘中学であれば10年分は解いたものの、繰り返し解くことができませんでした。間違った問題をやり直すぐらいの時間しかなかったのも事実ですね。もう少し早めにチャレンジしていってもよかったのかな、と思っています。

集団塾と個別指導塾の二つに通ったことについては?

費用の面は苦労しましたけど、両方通えてよかったのかなと思っています。集団授業では、友達が一緒なのでそこで頑張れたのもあると思うんですね。泊まりの合宿もありましたし。楽しみながら競争している感じはありました。あとは、入試当日も友人たちにも会えて、緊張せずリラックスして臨めたようです。

個別指導塾は得意科目を伸ばしつつ、苦手科目を克服することができたのでこちらも満足です。『名門会』に通い始める前、小5の夏頃だったと思います。理科の点数が伸びず、他の科目もひっぱられて全体的に落ち込んできてしまった時期があったんです。そこで苦手科目をなくす重要性を感じていたので解決できたのは良かったですね。個別指導のおかげだと思っています。

家庭のサポートについて

「一緒に勉強をして、一緒に丸付け、一緒に振り返り」を実践

家庭での取り組みで良かったことはありますか?

できる限り、息子と一緒に勉強をするようにしていました。一人で黙々と勉強をしているとだんだん辛くなってくるだろうと思ったんです。会話をしながら丸付けも一緒に取り組みました。

ただ、問題が難しくなってきてこちらも準備が大変でした(笑)。私が国語担当で、主人が理科担当だったのですが、それぞれ事前に勉強しておいて、息子が解いて一緒に振り返りながら解説していくのが流れでしたね。こちらが解説していくほうが、一人で読んでやるより理解も早かったように思います。

学校生活について

息子が興味を持っていた「東大寺学園」に合格!自主性を育てながら学校生活を満喫してほしい。

学校名
東大寺学園中学校
部活
未定

受験を終えての感想は?

残念ながら、第一志望の「灘中学」には落ちてしまったのですが、息子が興味を持っていた「東大寺学園」に行くことが決まって良かったなと思っています。本人も、入学が楽しみのようですね。

受験を終えてからは、のんびりすごしています。将棋教室に通ったり、1年分を取り戻すかのように寝ていたり…。お疲れ様と声をかけてあげたいですね。

4月に入学予定ですが、どのような学生生活を送ってもらいたいですか?

本人は野球と将棋が好きなので、どちらかのクラブに入りたいと思っているみたいです。自主性を大事にしながら、のびのび過ごしてもらいたいです。

取材して

今回の取材では、お母様がやっておけばよかったと思うことはありますか?とお聞きしたところ、「自立心が育っていないなと感じた。いろいろ手を出しすぎてしまったのかも…」との返答をもらいました。学習スケジュールが決まっていたり、目の前に問題があればやれるけど、自分の意志で動くのはとても苦手でした、と受験当時を振り返られていました。だからこそ、中学では自主性を大事にしてほしいのだそう。中学受験を経験される中で、新たにお子さんとの接し方を考えるよい機会になるのだと感じました。

※上記は、2023年1月時点での取材をもとに作成しています。

この記事はインタビューを基に執筆されました。

文:有藤千夏/編集:塾選(ジュクセン)編集部

通った塾について

個別指導では苦手科目・理科を対策。息子にあった勉強法で克服!

ココがポイント