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生徒
西大和学園中学校 (奈良県) 合格
藤田 陽菜さん(仮名)
小学4年生から併塾で受験対策。個別指導塾は苦手科目対策、集団塾は志望校対策と使い分けて第一志望合格へ。
インタビューに回答してくれた人:お父さま

生徒プロフィール

住まい
兵庫県西宮市
性格
こだわりが強い、集中できる時間が短い、算数・理科のほうが得意

私の受験ポイント

小学4年生から個別指導塾と集団塾の併塾で受験対策。完全個別指導の『名門会』で苦手科目の国語を克服できた

受験という共通の目的をもって芽生えた友情。友達と一緒に学べる塾の自習室の環境が成長の原動力に

第一志望の受験チャンスを増やすために、海外会場も含めた複数回受験を計画。模試のような感覚で取り組めたシンガポール会場で見事合格を勝ち取る!

受験情報

受験年度
2023年
受験校数
3校

合否

志望順 学校名 合格判定 受験結果
1 西大和学園中学校 A判定 合格
2 洛南高等学校附属中学校 A判定 合格
3 四天王寺中学校 (医志コース) A判定 合格

入試スケジュール

12月3日
:西大和学園中学校
1月13日
:四天王寺中学校
1月15日
:洛南高等学校附属中学校

偏差値推移

小4:偏差値71
小5:偏差値75
小6:偏差値75

学校選び

志望校は「大学受験」を見据え、大学への進学実績も踏まえて決めた

志望校選びについて教えてください。

「西大和学園中学校」を第一志望に決めたのは、指導方針や授業内容を見て、大学受験を意識した取り組みをおこなっていると感じたからです。それでいて、学校行事にも力を入れていた点も良かったですね。いろいろな経験を積みながら学力を伸ばしていける校風に魅力を感じました。実際に大学への進学実績も良かったので、好印象を持ちました。

また、「西大和学園中学校」の入試は東京や札幌、福岡、シンガポールなど多くの場所でおこなっているのですが、これも良いと感じた取り組みの一つです。学校近辺に住んでいる生徒だけを対象とするのではなく、生徒との出会いの場を積極的に広げているのだと感じました。

独自の入試制度があるんですね。

そうですね。娘もこの入試制度を上手く活用し、合格を勝ち取ることができました。

私たちは兵庫県に住んでいたので、通常であれば国内の他会場で複数受験することはできませんが、塾の先生から「シンガポール受験を検討してはどうか?」「去年までは海外在住者が対象だったけれど、今年から国内在住者も受験できるようになった」と教えてもらいました。

第一志望である「西大和学園中学校」の受験チャンスが増やせるのであればと考え、まずはシンガポールで受験。上手くいかなかった場合は日本で受験することを計画したんです。

シンガポール受験はいかがでしたか?

母親と一緒にシンガポールに行って受験しましたが、娘はあまり緊張しなかったようです。ここで受からなくても国内で受験できると思っていたのもあってか、模試の感覚で取り組めたようでした。

その他の志望校はどのように決めましたか?

「洛南高等学校附属中学校」「四天王寺中学校」は説明会にも参加したうえで、学力で決めました。あと、私としては「娘にとって良い学校かな?」と思って「神戸女学院中学部」も候補に入れて説明会にも参加したのですが、本人はあまりピンと来なかったみたいで結局受験はしませんでした。性格的に男っぽいところがあるので、女子校よりも共学に興味をもっていたようです。

塾について

個別指導塾で苦手を克服し、集団塾で志望校対策!各塾の良さを活かして受験に挑む

メインで通っていた塾
プロ家庭教師の名門会
指導方法
個別指導
頻度
週1回
科目
算数、国語
通塾時期
小学3年~
授業時間と費用
転塾:
併塾:
指導方法
集団授業
頻度
週3回
科目
算数、国語、理科、社会
通塾時期
小学4年4月~
授業時間と費用

通われていた塾について教えてください。

小学1年から地元の塾に通っていて小学3年から個別指導の『名門会』に通い始めました。小学4年で福岡から兵庫に引っ越すことになり、『名門会』は校舎を変更して継続しながら、大手集団塾の併塾も始めました。

『名門会』に通って良かった点は何ですか?

本人の理解度や学力に合わせて、個別で指導をおこなってくれる点です。問題を解いて間違った場合でも、時間をおかず、その場で解説してもらえるので理解がより深まると考えていました。集団塾ではフォローしてもらいにくい苦手・弱点などを、個別指導の『名門会』でカバーしてもらいました。

特に国語は『名門会』で指導してもらうようになってすごく伸びましたね。以前は模試によって得点にバラつきがありましたが、苦手だった記述式を強化してもらったことで、安定的に得点が取れるようになったと思います。

他の科目は、成績の変化はありましたか?

国語だけでなく、算数・理科・社会、全ての科目で成績を伸ばすことができました。もともと得意だった算数は、難しい問題がどんどん解けるようになって、本人も楽しく勉強している様子でしたね。

学力についてはわりと早い時期から合格判定がでていましたが、あまり安心はしていませんでした。志望校の多くは女子の定員が非常に少なく、狭き門であることは認識していたので、家庭でも「油断せずに最後まで頑張ろう」という話をよくしていました。

集団塾を併塾されたのはどんな理由からだったんですか?

志望校対策の重要性を強く感じていたからです。2歳違いの兄も中学受験をしたのですが、過去問対策をしっかりやったことで、非常に良い成績で第一志望校に合格できたんですね。ですから過去問研究はしっかりやったほうがよいと強く感じていました。

娘は家に問題集があっても自分から手に取るタイプではなかったので、個別指導では苦手科目の対策に集中して、志望校対策は集団塾のほうで対応してもらうことにしたんです。集団塾では授業のなかで志望校の過去問を扱ってくれたので、早い段階から対策ができたと思います。

受験勉強について

受験という共通の目的をもった友達の存在が、過酷な受験勉強を乗り越える支えに

勉強時間
小4 塾:週4~5回(1回120~150分)、自宅:1日60~90分
小5 塾:週4~5回(1回120~150分)、自宅:1日60~90分
小6 塾:週4~5回(1回150~180分)、自宅:1日60~90分

受験勉強で苦労したことは何ですか?

暗記系の勉強が苦手だったので、社会には苦労していましたね。本人のモチベーションが少しでも上がるようにと、親と一緒にクイズ形式にして暗記してみたり、漫画「日本の歴史」を購入してみたり…いろいろ工夫をしていく中で、少しずつ成績が伸びていきました。

それから“楽しんで勉強ができるように”という意味では、名門会の先生にお勧めの漫画リストを作成してもらったことがありました。

そうなんですね。その目的は?

語彙力や読解力を高めるためです。塾の先生から「読書が最適」と言われていたのですが、娘は本をたくさん読むタイプではなかったんです。その話をしたところ、息抜きも兼ねて、ストーリーが難しめの漫画を読んでみては?と提案をもらいました。『鬼滅の刃』や『SPY×FAMILY』など、時代設定やキャラクター設定が特殊な漫画を読むことで、語彙力や読解力を高められたらと考えていました。

受験勉強を振り返って、印象に残っているエピソードがあれば教えてください。

受験勉強を通じて、友だちがたくさんできたことですね。

娘は友達付き合いが得意なタイプではなくて、学校でもなかなか周囲に馴染めずにいたところがあったんです。けれど、塾に通うようになって、「◯◯ちゃん、今回の模試ですごく成績が良かったんだ、少し負けて悔しかった」「今日は◯◯ちゃんと一緒に勉強するんだ」など、嬉しそうに話をしていましたね。

毎日、学校から帰って塾に行き23時すぎまで勉強するような生活でしたから、精神的にも体力的にも大変だったと思います。けれど、楽しく最後まで通うことができたのは、受験という共通の目標をもった友人の支えがあったからなのではないかと思っています。

家庭のサポートについて

兄妹でもタイプは違う。反省を踏まえて、本人が気持ちよく学べる環境づくりに集中

ご家庭ではどのような関わり方を意識していましたか?

中学受験をした兄がいるのですが、兄と同じ方法を押し付けないように注意しました。

受験勉強を始めたばかりの頃は、兄と同じ勉強方法を娘にも提案していたのですが、途中から思ったように進まなくなったことがあったんです。過去には先取り学習を意識しすぎて、どんどん進めていったところ、解けない問題が増えてしまって。娘が学習意欲をなくしてしまったことがありました。

いま考えれば、兄妹といえど一人ひとりタイプが異なるので、同じようにやったからといって上手くいくわけはないんです。そのことに気づくまでは、娘に負荷をかけてしまったなと反省をしています。

そうだったんですね。

そこからは、娘のタイプに合った環境づくりに気をつけました。娘は親に言われたことよりも、“自分のやり方でやりたい”という気持ちが強かったので、そこは本人と『名門会』の先生に任せることにしたんです。

本人が気持ちよく、楽しんで学べる環境が何かを考え、親ができる範囲で整えていく。そんな心構えで中学受験に臨みましたね。

学校生活について

個性を大事にしてくれる学校で、充実した学校生活を送ってほしい

学校名
西大和学園中学校
部活
なし

合格おめでとうございます。その後、娘さんはどのように過ごしていますか?

12月に第一志望に合格した後、1月の第二志望・第三志望の中学校も受験をしました。親としては、受験せずに入学に向けて準備をしたら?と思いましたが、「塾の友達は、これから受験なので最後まで一緒に勉強する」と言ってましたね。最後の入試を終えたタイミングで合格を手にして、やっと一息つけたみたいです。

ただ、4月の入学までのんびりできるわけではなくて、2月に課題やテストがあるようです。先日、学校で課題を受け取ってきたのでそれに取り組んでいます。

入学後は、どのような学校生活を送ってもらいたいですか?

娘はいろいろなことに対してこだわりが強いタイプなので、本人にあった学習法を見つけて、充実した学生生活を送ってくれたらと思っています。「西大和学園中学校」は、大学受験に向けて厳しく勉強する一方で、しっかり成果を出していれば、個人のやり方を認めてくれる学校だと思っているので、そういう意味では娘に合っているんじゃないでしょうか。

将来の夢があれば教えてください。

「児童精神科医」が主人公の漫画を読んで、その仕事に興味を持っていました。私の仕事は医者なので、娘も同じく医者をめざしてくれたらとても嬉しいですね。大学は医学部に進学できたら良いなと思いますが、最終的な判断は本人に任せたいと思います。

取材して

今回取材させていただいたのは、西大和学園中学校に合格した娘さんを持つお父様。取材では、「娘には申し訳ないことをしたという気持ちがあるんです」と本音をお話ししてくれました。もともと福岡に住んでいたけれど、2歳違いのお兄さんが灘中学校に入学するタイミングで、兵庫に引っ越しすることにしたのだそう。「小学4年から馴染みのない土地で暮らすことになり、学校生活も受験も大変だったと思う。私も兄の受験経験を参考にしすぎて、娘に辛い思いをさせてしまったところがある」とのこと。

そこから大事にしたのは、本人が気持ちよく、楽しんで学べる環境が何かを考えること。そして、親ができる範囲でその環境を整えていくことだったと言います。比較することなく、娘さん「個人」としっかり向き合うお父様の姿が印象に残りました。

※上記は、2024年2月時点での取材をもとに作成しています。

この記事はインタビューを基に執筆されました。

文:有藤千夏/編集:塾選(ジュクセン)編集部

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