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高3冬休みに実践するべき「大学受験直前期の勉強法」を科目別で徹底解説!

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編集部

塾選(ジュクセン)編集部

高校3年生の冬休みは、まさに大学受験の直前期。悔いを残さず受験を終えるために、ラストスパートをかけなければいけません。しかし具体的には、どのような勉強を進めていけばよいのでしょうか?今回は高3冬休みのおすすめ勉強法を、科目別に紹介します。学習するときのポイントも一緒に解説するので、受験直前期の勉強の参考としてください。

目次

【高3冬休み】英語の勉強法

高校3年生の冬休みになると、基本的にほとんどの子どもは志望校が決まっていることでしょう。英語は受験する大学・学部・学科によって、出題される分野や内容が異なるため、まずはどのような問題が出ているのかを確認してください。

これまでに英語学習をきちんとこなし、基礎固めができている場合は、過去問や予想問題に取り組み、出題傾向に沿った形で勉強を進めていきましょう。語彙や文法が多く出題される場合は、単語をできるだけたくさん覚えたり、英文法の問題に取り組んだりします。長文読解が多く出題されるのであれば、長文読解の練習をたくさんこなしてください。

英語は積み上げ式の科目のため、短期間で大きく点数をアップさせるのは難しいです。しかしその中でも、単語や熟語の知識をできる限り暗記したり、英作文などで使える構文の数を増やしたりすることは、点数アップに直結しやすいといわれています。入試のレベルに合った単語帳や構文集などを活用して、少しでも多く知識を増やしておくとよいでしょう。基礎固めができていない子どもは、単語と英文法の勉強に力を入れてください。

【高3冬休み】数学の勉強法

数学も英語と同じように、基本的には志望校別の過去問や予想問題演習に取り組んでください。大学入学共通テストと国公立大学の2次試験、私立大学の一般入試、どれも大まかな出題傾向があるため、それぞれに合わせて対策をすることが大切です。

問題演習をする際は量をこなすだけでなく、1つの問題に対して粘り強くさまざまな観点から解答を考えてみましょう。1つの解法で問題が解けないと感じたら、すぐに他の解法で解けないかを考えてみてください。思考訓練の積み重ねが、本物の数学力育成に役立ちます。

複雑な計算がたくさん出題される場合、時間が足りなくて問題をすべて解き終えられないこともあるでしょう。普段から正確・迅速に計算できるよう心がけ、できるだけたくさんの問題を解くことが計算力アップにつながります。

記述式問題が課される大学を受験する子どもは、冬休み中に記述対策にも力を入れたいところです。採点者が読みやすいような、コンパクトでまとまりのある文章を書くトレーニングをしてください。問題集の解答を参考にして、もう一度自分で書いてみるのがおすすめです。

【高3冬休み】国語の勉強法

国語は現代文と古文、漢文に分けて、冬休みの勉強法を紹介します。

現代文の勉強法

現代文も過去問を使って、問題演習を中心に取り組んでください。時間内に文章を読み、問題を解き終えられるように、問題演習をする際は制限時間を設けましょう。時間配分も意識して取り組むと、本番でも時間内に解き終えられるようになります。

現代文が苦手な子どもは、最低でも毎日1題の問題を解くことが大切です。解説が詳しい問題集を活用して、答え合わせの際に「自分が読み取った文章の意図が合っていたか」「解答へ至った理由が正しかったか」なども細かくチェックしてください。

記述式問題が課される場合は、文章の内容を100字程度で要約する訓練がよいでしょう。

古文の勉強法

古文は単語と文法の知識があれば、多くの問題が解けるようになります。高3の冬休みの段階で、まだ単語と文法の基礎ができていない場合、集中して覚えるようにしてください。

基礎知識を身につけたら、その後は問題演習で実践力を養っていけば大丈夫です。

漢文の勉強法

漢文も古文と同じように、基礎知識の暗記で多くの問題に対応でいます。句形や句法の知識を頭に叩き込み、問題演習をくり返してください。また余裕があれば、絶句や律詩などの知識も深めておくとよいでしょう。

【高3冬休み】理科の勉強法

理科は物理と化学、生物、地学に分けて解説します。

物理の勉強法

物理は力学・電磁気・波動・熱力学の各分野を一通り復習し、理解漏れがある箇所をなくしましょう。特に力学は多くの入試で頻出事項のため、率先して取り組む必要があります。

基礎知識が習得できたら、その後は志望校別の問題演習をくり返してください。

化学の勉強法

化学で高得点をマークするためには、知識と計算をバランスよく勉強することが欠かせません。

基礎固めができていない場合は、まず教科書レベルの知識の習得を徹底させてください。周期表や炎色反応、モル計算、酸化還元反応、イオンなどの知識をひたすら暗記します。計算は問題集を通じて基礎力を養い、その後で過去問演習に取り組みましょう。

生物の勉強法

大学入学共通テストレベルの生物は、教科書レベルの知識だけで高得点をマークできます。教科書や基礎的な参考書を用いて、基礎知識をひたすら頭に入れましょう。

ただし記述問題が課される場合は、知識の暗記だけでは解けないものもあります。大学によっては大量の論述問題を課すところもあるでしょう。知識の暗記だけではなく、本質理解が求められます。特定のテーマについて、数十字以内で論述するトレーニングが効果的です。

地学の勉強法

地学は理科の科目の中で、最も短期間で得点アップが見込めるものです。そのため地学が苦手だったとしても、あきらめる必要はありません。

教科書レベルの基礎知識を徹底的に暗記した後で、問題演習に取り組んで解答力を養いましょう。特に地層は頻出単元のため、絶対に取りこぼしのないようにしてください。

【高3冬休み】社会の勉強法

社会は日本史と世界史、地理、政治経済に分けて勉強法をチェックしていきましょう。

日本史の勉強法

日本史で大切なのは歴史の流れを押さえること、用語と年号を暗記することの2つです。大学入学共通テストレベルの問題なら、高得点が期待できます。

歴史の流れで押さえたいが各時代の背景や主要人物の名前、主要人物が取った行動や政策などです。時代ごとの出来事や人物名などをふり返り、まずは大まかな歴史の流れを押さえてください。どうしても教科書や参考書の内容が頭に入ってこない場合は、マンガを使う方法もあります。

次に用語と年号の暗記です。一問一答式の問題集や、語呂合わせの年表などを活用すると、どんどん覚えられるはずです。

世界史の勉強法

世界史は各地域の縦の流れと、同時期に他の地域で何があったのか、横の流れを一緒に勉強することが大切です。

日本史と同じように歴史の流れを押さえたら、細かい用語や年号を覚えていきます。やはりマンガや一問一答式の問題集、語呂合わせの年表などを使うと、勉強の効率性も上がるでしょう。志望校にもよりますが、ヨーロッパ史や中国史は頻出分野です。

地理の勉強法

地理はテーマ別に学習する系統地理と、地域別に学習する地誌に分けて勉強を進めていきます。

系統地理を勉強する際は、物事の因果関係を考えなら進めていきましょう。特定の事象に対して「なぜなのか?」と理由を考えながら勉強することで、知識の定着率がアップします。

系統地理の学習が終わったら、地誌の学習に移ってください。系統地理である程度の知識が入っていれば、地誌の勉強はさほど苦労しません。その後は時間が許す限り、問題演習に取り組みましょう。

政治経済の勉強法

政治経済は基礎レベルの知識で解ける問題がたくさんあります。まずは教科書レベルの基礎用語を暗記しましょう。知識を習得したら、すぐに問題演習に取り組みます。

また普段から、ニュースや新聞などに目を通しておくのもおすすめです。時事問題が出題されることもあるので、最新の政治や経済情報にアンテナを張っておきましょう。

【高3冬休み】大学受験直前期の学習ポイント

大学受験の直前となる冬休みを上手に過ごすためには、いくつかの学習ポイントがあります。主なものを全部で7つ見ていきましょう。

入試スケジュールを書き出す

高校生によっては複数の大学を受験するかもしれません。大学ごとに受験日や受験科目などが異なり、特に受験先が多いと、子どもによっては混乱してしまいます。

余計な混乱を防ぎ、直前対策に集中できるよう、入試スケジュールを書き出して整理しておきましょう。カレンダーに書き込むと、視覚的に理解しやすくなります。

焦らずに基礎を固める

受験直前になると、多くの高校生3年生は焦り始めます。たとえばまだ基礎が固まっていないにも関わらず、焦って志望校の過去問や予想問題に取り組んだりする子どもがいるかもしれません。

しかし大学入試では、基礎ができていない状態でいくら過去問や予想問題にチャレンジしても、思ったような成果は得られないでしょう。焦る気持ちをグッと抑え、基礎固めに専念してください。

過去問を解く

どの大学を受験するにしても、冬休み中に過去問を解くことは必須です。大学入学共通テストや国公立大学の2次試験、私立大学の一般入試など、実際に受験を予定している過去問演習に取り組んでください。

基礎固めができている子どもの場合、高3冬休みのメイン学習は過去問演習です。同じ受験科目だったとしても、志望校ごとにある程度の出題傾向があります。過去問を通して出題傾向がわかり、直前対策をより効果的なものに変えられるでしょう。

問題は解きっぱなしにしてはいけません。間違えた箇所は解説をしっかり読み、必要に応じて教科書や参考書の該当箇所に戻りましょう。時間をおいて再び同じ問題にチャレンジして、すんなり解けるようになっていればOKです。

勉強スケジュールを立てる

短い期間の冬休みを有効活用するためには、必ず勉強スケジュールを立てましょう。勉強スケジュールを細かく立てることで、毎日やるべきことが明確になり、目標達成に向けて途中で迷わずに済みます。

まずは「大学入学共通テストの、過去問演習を5年分おこなう」「英語は長文読解の問題集を、3周する」など、冬休み中の目標を明確にさせましょう。そして目標に対して、毎日取り組むべき学習内容を細かく決めていきます。

優先順位をつける

やるべきことに優先順位をつけるのもおすすめです。現在の状況と志望校合格に必要な条件などを照らし合わせて、何に取り組むべきかどうか、優先順位をつけましょう。

志望校合格にはバランスの良い勉強が欠かせません。たとえば苦手科目にばかり時間をかけるのではなく、得意科目でも入試の配点が高い場合は、しっかり取り組む必要性も出てくるはずです。

体調管理を徹底する

いくら学力が合格点に達していたとしても、体調をくずし、入試本番で実力を発揮できなければ不合格になってしまうかもしれません。冬休みが明けるとすぐに入試が始まるので、休み中は体調管理を徹底させてください。

特に風邪やインフルエンザが流行る時期のため、できるだけ外出を控えましょう。外出する際はマスクを着用し、帰宅後に手洗いとうがいをすることが大切です。また栄養バランスが整った食事、1日8時間の睡眠なども心がけてください。

冬期講習を活用する

有意義な冬休みを過ごすためには、塾や予備校で開催している冬期講習へ参加する方法もあります。直前対策としてさまざまな講座を開催しているので、ニーズに合った箇所を探してみるとよいでしょう。

塾や予備校によっては自習室や自習スペースも完備しており、空き時間にも利用できます。大学受験に向けたおすすめの冬期講習情報は、下記の記事で解説しています。ぜひご覧ください。

【2023年最新】大学受験におすすめの冬期講習16選!費用相場や参加メリットを塾ごとに紹介

高3冬休みの勉強時間の目安

高3冬休みに目指したい勉強時間は、1日10時間以上です。具体的に必要となる勉強時間はケースによって異なるものの、受験直前期であることを考えると、毎日10時間以上の勉強を目指してください。

できるだけたくさんの勉強時間を持つことが理想ですが、勉強のし過ぎで体調をくずしてしまっては意味がありません。毎日8時間の睡眠時間はしっかり確保できるように、勉強時間を調整していくとよいでしょう。

まとめ

高校3年生の冬休みが明けると、すぐに大学入試がスタートします。悔いが残らないように受験本番を迎えるためにも、冬休み中は計画的な勉強を心がけましょう。

受験科目ごとに取り組むべき内容をピックアップし、1分1秒も無駄にせず、効率的な勉強を進めていってください。冬期講習の中には直前対策に特化したカリキュラムを組んでいるところもあるので、ニーズに合った場所があれば、冬休み中の学力アップに役立つはずです。

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塾選(ジュクセン)編集部です。実際に学習塾の運営経験がある者や大手メディアの編集経験がある者などで構成されています。塾選びにお悩みの保護者や学生の方に向けて有益な情報をお届けします。

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