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都立高校偏差値ランキング中上位校を徹底解説! 現役塾講師が教える、自分にあう高校の選び方

更新日:
高校受験
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塾選ジャーナル編集部

編集部

塾選ジャーナル編集部

大山雅司

ひのき進学教室 三軒茶屋校講師

大山雅司

高校受験で志望校を考えるとき、「都立高校で偏差値の高い学校を目指したい」「どんな高校が自分にあっているのか分からない」というお悩みを持つ方も多いのではないでしょうか。今回ご紹介する「都立高校偏差値ランキング中上位校」は、偏差値61以上70未満の都立高校。進学率の高さや部活動の実績に定評のある学校など、さまざまな特色があります。
子どもにあう高校を見つけられるように学校選びの観点のほか、各学校の特徴などもあわせてご説明します。

目次

都立高校偏差値ランキング中上位校ってどんな学校?

ここでご紹介する「都立高校偏差値ランキング中上位校」は、「進学指導特別推進校+進学指導推進校」を指しています。比較的偏差値の高い学校となるため、入学するためにはしっかりとした準備が必要です。一口に「中上位校」といっても複数の高校があり、高校の教育方針や特徴、進路指導などは学校ごとに異なります。今回は、「進学指導特別推進校+進学指導推進校」全22校の中から、14校をピックアップ。子どもに合う学校を選べるように、各学校の特徴や進学率、選び方のポイントを説明していきます。

小山台高校

最寄り駅
東京メトロ南北線 武蔵小山駅
特徴
理系の進学実績が強い。一致団結の気風、連帯感が強い。

国分寺高校

最寄り駅
JR中央線 国立駅
特徴
地方国公立大学や近隣国公立(学芸・都立大)への進学率が高い。行事・部活・学習すべてに全力投球。

新宿高校

最寄り駅
JR山手線 新宿駅
特徴
進学指導特別推進校。国公立合格数は最難関校に匹敵する。

竹早高校

最寄り駅
東京メトロ丸ノ内線 茗荷谷駅
特徴
進学指導推進校。国公立、私立どちらにもバランス良く進学者を輩出。少数精鋭で難関国公立にも合格し始める、自由だが落ち着いた校風。

国際高校

最寄り駅
京王井の頭線 駒場東大前駅
特徴
海外大学進学のノウハウが最も蓄積されている。多様性を具現化したような高校。

駒場高校

最寄り駅
京王井の頭線 駒場東大前駅
特徴
広大な施設、運動設備は随一。国公立・難関大への合格者輩出を目標に掲げる

城東高校

最寄り駅
都営新宿線 西大島駅
特徴
スポーツ面での実績の高い学校。高校としても”スポーツの城東”を自負している。

三田高校

最寄り駅
JR山手線 田町駅
特徴
私立大学への進学が多い学校。特に早慶上理、GMARCHへの進学実績が高い。伝統的に女子受験者が多いことも特徴。

文京高校

最寄り駅
JR山手線 大塚駅
特徴
陸上競技や軽音部など、部活動が盛んな学校。学年人数が都立最大規模。

北園高校

最寄り駅
東武東上線 下板橋駅
特徴
生徒たちが引き継ぐ自由な校風。第二外国語の選択が可能。

豊多摩高校

最寄り駅
京王井の頭線 浜田山駅
特徴
生徒会の自主性が強く、生徒の自由度が高い学校。敷地も広く、のびのびとした学生生活が期待できる。

日野台高校

最寄り駅
JR中央線「日野駅」から徒歩約10分
特徴
文武両道を目指す生徒が多く、学業と部活動の両立に力を入れている。進路サポートが手厚く進学実績が安定しており、国公立大学や有名私立大学への合格者を多く輩出している。

昭和高校

最寄り駅
JR青梅線「昭島駅」から徒歩約10分
特徴
部活動が盛んで、特に陸上部や吹奏楽部が高い実績を誇る。生徒の自主性を重んじる校風で、生徒会活動や学校行事も活発。新校舎になって以降、人気が上昇している。

多摩科学技術高校

最寄り駅
京王線「聖蹟桜ヶ丘駅」からバスで約10分、多摩モノレール「高幡不動駅」からバスで約15分
特徴
東京都内唯一の科学技術系専門高校で、理系分野に特化した教育を行っている。ロボット制作やプログラミング、先端技術の研究ができる環境が整っています。

自分に合った都立偏差値上位校を選ぶ3つの決め手

Image Etc

学校を選ぶ際、学校の知名度や偏差値などを意識される方も多いと思います。しかし、学校名や偏差値のみで選んでしまうと、入学後に「こんなはずではなかったのに」「イメージしていた生活と違った」など、ミスマッチが起きやすくなります。

偏差値中上位校のなかから志望校を絞り込むときは、高校進学後にかなえたいことを視野に入れて学校選びをすることがおすすめです。

何を大事にしたいかは人によって違うため、大きく3つの観点を用意しました。自分が高校で実現したいことを考えて志望校選びを進めてください。

①目標があり卒業後の進路を重視したい

目標や将来の夢から逆算して、高校を選ぶ考え方です。すでにやりたいことがあったり、行きたい大学が見えているのであれば、そこに近づける高校を選びましょう。学習カリキュラムは高校ごとに異なり、生徒たちに超えてもらいたいハードルから逆算して進行します。自分が目指す大学への進学実績が高い学校は、その大学への合格に近づける学習カリキュラムであることが考えられます。すでに行きたい大学が決まっている方は各高校が出している大学合格実績と照らし合わせて見れば、どれくらいのレベルの高校を目指したら良いのかが見えやすくなるのでおすすめです。

●国公立大学への進学率が高い

・国分寺高校
・小山台高校
・新宿高校
・竹早高校
・日野台高校

国公立を見据えているのであればこの5校をおすすめします。国分寺高校、小山台高校、新宿高校は進学指導特別推進校に制定されており、実際に国公立大学の合格者数を多く輩出しています。竹早高校も国公立大学進学に強く、理系学部に進む生徒が多い傾向にあります。日野台高校は国公立大学を目指す生徒向けに手厚い進路指導が行われており、毎年一定数の合格者を輩出。進学指導推進校にも位置づけられています。

●私立大学への合格者数が多い

・三田高校
・国際高校

私立大学への進学率が高い学校には小松川高校、三田高校が上げられます。小松川高校、三田高校はGMARCHの合格実績が高い傾向があります。

②高校生活の3年間で自分の将来を考えたい

高校に入ってから次の進学先や自分の将来について考えたいという方は、校風を確認することがおすすめです。自分の行動は自分で決めたいという気持ちが強い方は自由な校風の学校、進学のことなどある程度学校にリードしてもらいたい方は進路サポートが手厚い学校というように、自分が求めていることから学校選びを行いましょう。

学校行事も、高校生活を送る上で重要な要素のひとつ。行事が盛んで活発な校風であれば、その中でも力を入れているのが体育祭なのか文化祭なのか、活動的な校風なのか落ち着いた校風なのかということも各学校のパンフレットやホームページ、学校説明会などで事前に確認しておけると安心です。

●進路サポートが手厚い学校

・小山台高校
・小松川高校
・駒場高校
・日野台高校

やりたいことを見つけるなら進路指導や先生からのアドバイスを得やすい学校をおすすめします。小山台高校、小松川高校、日野台高校は進路指導に力を入れており、学校全体で生徒をしっかりサポートしてくれる校風です。先生が生徒を引っ張っていく指導スタイルが特徴です。駒場高校は国公立合格者の増加に向けた指導が増えていることが特徴なので、国公立を目指したいと考えている方にもおすすめです。

●比較的自由で、のびのびとした校風の学校

・豊多摩高校
・国際高校
・北園高校
・竹早高校 
・城東高校 

竹早高校、豊多摩高校は私服通学が可能で、自由度が高い学校です。国際高校、北園高校ものびのびとした校風に定評があり、特に国際高校はグローバルな環境を大切にしていることからも分かるとおり、自由な校風が人気です。北園高校は伝統的に生徒間で自由が受け継がれていることが特徴的です。城東高校では、生徒が主体的に考え、行動できるようサポートする教育方針が採用されています。城東は「スポーツの城東」の愛称もあり、学業だけでなくスポーツを通じた人間教育にも力を入れています。

③強みや個性を伸ばしたい

やりたいことや得意なことがすでにあり、高校卒業後もそれを伸ばしていきたいと考えている方は、自分が求めるカリキュラムや特徴のある学校を選ぶと良いでしょう。理系に特化したコースのある高校や留学制度が整っている高校など、目的をかなえるための学びがある学校を選ぶことで自分の個性や特徴を伸ばし、次の進路に役立てることができます。

●特色のあるカリキュラムを提供している学校
・国際高校
・北園高校

国際高校はグローバルな教育環境が整えられており、海外大学への進学実績が豊富です。北園高校は第二外国語を選択できるため、語学に力を入れたい方におすすめです。選択できる言語はスペイン語やドイツ語など幅広い選択肢が用意されており、ほとんどの都立高校では履修することができない言語を学ぶことがことができます。

まとめ

今回ご紹介した都立高校偏差値ランキング中上位校は「進学指導特別推進校+進学指導推進校」の14校。進学校で、それぞれに進学実績や自由な校風、部活動など多様な魅力があります。学校ごとに国公立大学や私立大学への進学実績が異なるほか、特色ある教育やカリキュラムを提供している学校が多くあるため各学校の特徴を確認して志望校を選ぶと良いでしょう。また、毎日の通学を考えると通いやすさというのもチェックしたいポイントです。家からの距離はもちろんですが、通学手段の数や最寄り駅から校舎までの距離なども志望校選びの際に調べておくと安心です。志望校を選ぶ際は、進学実績や学校の特色、行事、立地などを考慮し、高校進学後の自分の希望に合う学校を選ぶことが大切。さらに高校生活をどんな環境や校風の中で送りたいかということも重要です。

各学校の校風やカリキュラムをしっかりと理解し、進学後にがっかりしない高校選びを行いましょう。

「都立高校偏差値ランキング中上位校」のほかにも、進学指導重点校を含む8校の「都立高校偏差値ランキング上位校」を紹介している記事もあります。この後「都立高校偏差値ランキング中堅校」を紹介する記事も公開予定なので、ぜひチェックしてください。

執筆者プロフィール

塾選ジャーナル編集部
編集部
塾選ジャーナル編集部

塾選ジャーナル編集部です。『塾選ジャーナル』は、日本最大級の塾検索サイト『塾選(ジュクセン)』が提供する、教育・受験に関する総合メディアです。保護者が知っておきたい受験や進路情報をお届けします。

執筆者プロフィール

大山雅司
ひのき進学教室 三軒茶屋校講師
大山雅司

塾講師として中学・高校・大学受験指導を行っている。2020年にYou Tubeチャンネル「ひのき三軒茶屋」を開設し、主に高校受験に関する内容を配信中。2024年8月には都立高校の口コミ・データサイト「都立合格.com(ドットコム)」の運用を開始。“受験を少しでも面白く乗り越える”手助けを行うことを目標に動画制作を行っている。

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