岩手県の高校受験完全ガイド|スケジュール・勉強法・志望校の選び方

岩手県の高校受験は、公立高校・私立高校ともに、それぞれ異なる特徴や選抜方法があります。

2025年の高校受験から岩手県の公立高校の入試制度が変更され、特色入試の導入や学力検査と調査書の比率変更など、これまでと異なる選抜基準が適用されます。公立高校と私立高校の入試制度の違いやスケジュールについてしっかりを理解しておくことが、受験を成功させるカギといえるでしょう。

本記事では、岩手県の高校入試全般について詳しく解説します。公立・私立それぞれの特徴や受験対策のポイントを紹介するので、高校受験を控えている子どもは必見です。

岩手県の高校受験の基本情報

まずは岩手県の高校受験の基本情報を確認していきましょう。

2025年から岩手県公立高校の入試制度が変わる

2025年からの岩手県公立高校入試の変更点は、下記の3つです。

  • 入試日程の変更
  • 推薦入試が特色入学者選抜に変更
  • 選抜方法の見直し

それぞれの変更点を具体的に解説します。

入試日程の変更

これまでは1月下旬に推薦入試試験、3月上旬に一般入試試験を実施していましたが、2025年からは、3月上旬の2日間にわけて一般入試と特色入試を実施します。そのため、出願期間や合否判定、合格発表についてもの日程も変更となるため、最新情報をしっかり確認する必要があります。

推薦入試が特色入学者選抜に変更

現行の推薦入試では中学校長の推薦が必要でしたが、特色入学者選抜(特色入試)では中学校長の推薦なしで受験可能になります。

また、特色入試では部活動の成績などの実績ではなく、日常的な学習で培った資質や能力を評価する方式に変更されます。

特色入試の注意点

  • 第一志望の公立高校にのみ出願可能
  • 特色入試のみの出願は不可(一般入試も併願必須)

選抜方法の見直し

2025年からは、一般入試で評価する「学力検査」と「調査書等」の比率をそれぞれの高校で決めることができます。従来の試験では「学力検査500点:調査書等500点」という比率で評価されてきました。この比率を「学力検査700点:調査書等300点」や「学力検査400点:調査書等600点」など、学校ごとに比率を定めることが可能になります。

例:A校「学力検査700点:調査書等300点」
例:B校「学力検査400点:調査書等600点」

また、各高校の判断によって、一般入試では学校独自の検査を実施できるようになりました。この変更によって面接は必須ではなくなり、小論文や実技検査などを実施する高校もあります。

(参考:岩手県庁「令和7年度入学者選抜から県立高校の入試制度が変わります。」「令和7年度以降の岩⼿県⽴⾼等学校⼊学者選抜について」)

高校受験の流れ

・公立高校の場合

SEO Iwate 01

もし志望校に合格できなかった場合、以下の流れで二次募集を受けることができます。

SEO Iwate 02

岩手県の公立高校を受験する場合、中学3年生の11月中旬から12月上旬にかけて内申点が確定します。この内申点をもとに、12月に実施する三者面談で受験する高校を決定。2月上旬から始まる公立高校の出願期間に、志望校の願書を提出します。

特色入試と一般入試は、どちらも3月上旬に学力や面接などの検査が実施され、3月中旬に合格発表という流れになっています。

また、公立高校では、3月中旬に二次募集を受け付けています。3月中旬に出願し、3月下旬に学力検査・合格発表の流れです。

・私立高校の場合

11月中旬~12月初旬 内申点が確定し、三者面談で志望校を決定する
1月上旬~1下旬 志望校に願書を提出
1月下旬~2上旬 学力検査・合格発表

岩手県の私立高校を受験する際には、公立高校の流れを同じように11月中旬から12月初旬に内申点が確定し、12月に実施する三者面談で志望校を決定します。推薦入試の場合、1月上旬から1月下旬に志望校へ願書を提出。検査がある高校では、1月下旬頃に試験を実施し、約1週間前後で合否が発表されます。

一般入試の場合、1月上旬から中旬までに願書を提出します。試験は1月下旬から2月上旬に実施され、試験後から約1週間で合否が発表される流れです。

公立高校と私立高校の受験制度の違い

ここからは、岩手県の公立高校と私立高校の受験制度について紹介します。

公立高校の受験制度

  • 入試の種類:特色選抜(旧推薦入試)と一般選抜の2種
  • 選考方法(特色選抜):内申点+志願理由書+検査
  • 選考方法(一般選抜):学力検査+ 内申点 + (高校によっては)学校独自検査
  • 倍率:2025年の平均倍率は0.8倍と低いが、人気校の倍率は2倍を超えることも。全体的に特色選抜(旧推薦入試)の方が倍率が高い傾向にある
  • 学費:原則授業料の納付が必要だが、就学支援金対象者は授業料等の納付が不要
  • 特色:学校ごとに学力検査と内申書等の重視する割合が異なる

 岩手県の公立高校では、特色入試と一般入試の2種類にわけられています。特色入試では、面接・小論文・作文・実技・口頭試問・プレゼンテーションなどの中から1~2種類の検査が実施され、調査書と志願理由書を踏まえて合否を判定します。

一般入試は5教科の学力検査と、面接・小論文・作文・実技の中から1~2種類の検査を実施。調査書・学力検査・学校独自の調査をすべて評価して、合否判定をします。

私立高校の受験制度

SEO Iwate 03

  • 選考方法:学校ごとに異なり、推薦入試・一般入試がある
  • 学費:公立よりも高額だが、奨学金や補助制度が利用可能
  • 特色:学校ごとに特色あるカリキュラムや付属大学への進学ルートがある

岩手県の私立高校の入試は、推薦入試と一般入試(専願・併願)の2種類です。推薦入試は、調査書推薦入試・クラブ推薦入試・自己推薦入試など学校によってさまざまな形式で試験を実施。基本的には、調査書などの提出書類と面接で合否が決定しますが、学力検査を実施している高校もあります。

一般入試は、専願と併願どちらを選ぶかによって試験内容が変わります。専願受験の場合は、学力検査が5教科から3教科に変更になったり、試験が面接のみになったりすることがあります。

公立高校の特色入学者選抜とは?

特色入学者選抜とは、中学校長の推薦が不要で、誰でも出願できる選抜です。部活動などの実績ではなく、生徒の自主性やさまざまな活動で身につけた資質・能力を評価して、合否が決められます。

特色入学者選抜は、一般入試の第1志望の高校・学科のみに出願が可能で、特色選抜のみの出願は不可となっています。募集定員が限られており、合格する確率は決して高くありません。あくまで一般入試で公立高校を第一志望にしている受験生にとってチャンスが広がる試験です。一般入試で合格できるように、内申点対策と学力検査対策をしっかりしておくことが大切です。

検査内容は、面接・小論文・作文・実技・口頭試問・プレゼンテーションなどから1~2項目実施します。

受験科目と配点

岩手県の公立高校と私立高校では、学力検査の科目数や配点にも違いがあります。

公立高校の受験科目・配点(特色入学者選抜)

募集定員 普通科及び普通・理数科は定員の10%以内(体育、芸術に関する学系は50%以内)
上記以外の学科は定員の20%以内
検査内容 調査書、志願理由書、検査(面接、小論文、作文、実技、口頭試問、プレゼンテーション等の中から1~2項目)
※ 志願者が多い場合は、提出書類により一次選考を実施することがある

公立高校の受験科目・配点(一般入学者選抜)

募集定員 定員から特色入学者選抜の合格者数を除いた数
出願について 原則、第1希望のみで出願
特定の高校では第2、第3希望まで選択可能
志願変更は1回のみ可能
学力検査 5教科(国語、数学、英語、理科、社会)の学力検査
各教科50分
各教科100点満点、合計500点満点
その他の検査 各高校の判断により学校独自検査を実施(面接・小論文・作文・実技の中から1~2項目)
実施する場合は最大100点
選抜方法 「学力検査500点:調査書500点」の比率を学校ごとに「5:5」「6:4」「7:3」「4:6」「3:7」の中から選択して選抜する

岩手県の多くの公立高校では、国語・数学・英語・理科・社会の5教科の学力検査を実施しています。配点は各教科100点満点で、合計500点満点として合否が決定します。

学力検査と調査書で合計1000点(内訳は学校により異なる)、学校独自検査を実施する場合は最大100点までが追加され、合計1000~1100点となります。

私立高校の受験科目・配点

出願について 日程が重ならない限り、複数の高校に出願可能
志願変更は1回のみ可能
学力検査 3教科(国語、数学、英語)または5教科(国語、数学、英語、理科、社会)の学力検査
各教科50分
各教科100点満点
その他の検査 学校によっては面接のみ行われる場合もある
選抜方法 学校によって異なる

私立高校は、国語・数学・英語の学力検査を実施するのが一般的です。なかには国語・英語・数学・理科・社会と5教科の学力検査を実施している高校もあります。配点は各教科100点満点で採点します。

受験スケジュール(2025年)

ここでは、岩手県の高校受験のスケジュールを紹介します。

まずは公立高校の入試日程です。

岩手県公立高校入試日程

出願受付日 2025年2月5日(水)〜2月12日(水)
志願変更日 2025年2月14日(金)〜2月20日(木)
検査日 2025年3月5日(水)・3月6日(木) ※
追検査日 2025年3月11日(火)・3月12日(水)
合格発表日 2025年3月14日(金)
備考 ※学力検査は3/5に実施。

私立高校については、出願受付期間や試験日、合格発表の日程が高校によって異なります。受験を検討している高校のスケジュールは、事前に調べておきましょう。

2025年の公立と私立の高校受験スケジュール比較表

日程 岩手県の公立高校 岩手県の私立高校
1月中旬   推薦・一般入試出願受付期間
1月中旬   推薦・一般入試試験日
1月下旬   推薦・一般入試合格発表
2月5~12日 特色・一般入試出願受付期間  
2月14~20日 特色・一般入試志願変更期間  
3月5日 一般入試学力検査日  
3月6日 一般入試学校独自調査日・特色入試の検査日  
3月11・12日 特色・一般入試追検査日  
3月14日 特色・一般入試合格発表  
3月17~19日 一般入試二次募集出願受付期間  
3月24日 一般入試二次募集試験日  
3月26日 一般入試二次募集合格発表  

(出典:岩手県庁「令和7年度岩手県立高等学校入学者選抜実施要項」)

岩手県の高校受験における内申点の基本

SEO Iwate 04
内申点は公立高校の受験結果を左右する要素の1つです。しかし「内申点の計算方法がわからない」「どの期間の成績が内申点に影響するの?」と内申点について疑問を持っている人もいるのではないでしょうか。

ここからは、岩手県の高校受験における内申点の基本を解説します。

内申点の計算方法

岩手県公立高校の一般入試では、以下の方法で内申点を計算します。

学年 計算方法 満点
中学1年生 5教科の5段階評価の数値×2
+
実技教科4教科の5段階評価の数値×3
110点満点
中学2年生 5教科の5段階評価の数値×4
+
実技教科4教科の5段階評価の数値×6
220点満点
中学3年生 5教科の5段階評価の数値×6
+
実技教科4教科の5段階評価の数値×9
330点満点

内申点は、合計660点満点となり、この数値を500点満点に換算して評価されます

たとえば、中学1年生から中学3年生までのすべての教科の評価が「3」だった場合、中学1年生は6点、中学2年生は132点、中学3年生は198点となり、内申点の合計は396点です。

一方、特色入試でも中学1年生から中学3年生までの成績が対象となりますが、内申点の評価基準や算出方法は高校によって異なります。特色入試を検討している人は、事前に志望校の内申点の評価基準を確認しておきましょう。

内申点の対象期間

岩手県の高校入試の場合、中学1年生から中学3年生までの内申点が評価の対象となります。岩手県の中学校では、学期ごとの5段階評価とは別に、学年ごとに総合的な評価をつけているのが特徴です。学年ごとの5段階評価の数値が内申点の計算に使用されます。

内申点を上げる方法

SEO Iwate 05
定期テストの点数を上げるのは、内申点アップに不可欠です。1点でも高い点数を取ったほうが内申点が上がりやすくなります。定期テストの前には、出題範囲をしっかりと確認したうえで、テスト本番までにしっかりと計画的に勉強を進めていきましょう。

定期テスト対策と同じくらい大切なのが、授業態度です。授業中に話をしっかり聞くだけでなく、積極的に発言したり、わからない所を質問できたりすると、評価される可能性が高くなります。

また、提出物もきちんと期限までに提出することで、内申点アップにつながります。ただし、提出物を最後まで仕上げていなかったり、雑に書き込んだりすると、マイナスに評価されることも。提出物は丁寧に最後まで仕上げて提出しましょう。

志望校の選び方

志望校を決める際には、複数の高校を比較して、自分に合った学校を選ぶことが大切です。ここからは、志望校の選び方を解説します。

偏差値だけで決めない!適切な学校選び

志望校選びでは、偏差値だけでなく、学校の校風やカリキュラムも重要です。

校風は、高校によって大きく異なります。学校行事に力を入れている高校や、英語の教育に特化している高校などさまざまです。気になる高校の資料を見て、どのような校風なのか事前に確認しておきましょう。

また、高校を選ぶ際にはカリキュラムのチェックも不可欠です。特に大学進学を目指している場合は、志望大学の受験に適したカリキュラムになっているか確認しておく必要があります。自分の将来の夢や目標に向けたカリキュラムが充実している高校であれば、有意義な学生生活を送れるでしょう。

公立高校 vs 私立高校のメリット・デメリット

 次に公立高校と私立高校のメリット・デメリットを紹介します。

  公立高校 私立高校
メリット ・費用が安い
・比較的自由度が高い
・全国共通のカリキュラムを採用している
・面倒見がよい
・大学受験対策に力を入れている
・施設・設備が充実している
デメリット ・生徒一人ひとりのサポートが私立高校より手厚くない
・数年ごとに教師が変わることがある
・費用が高い
・校風が合わない場合がある

公立高校は、費用が安い・自由度が高いなどのメリットがある一方で、私立よりも学習サポートが手厚くないというデメリットがあります。自由度が高い分、生徒自らが積極的に学習をしなければ、勉強についていけなくなる可能性もあるでしょう。

一方、私立高校は、大学受験対策に力を入れていて、生徒の面倒見のよさが魅力です。しかし、公立高校に比べて高校ごとの校風が大きく異なるため、入学後に校風が合わない場合もあります。

志望校のオープンキャンパス活用法

SEO Iwate 06

志望校を選ぶ際には、複数の高校のオープンキャンパスに参加し、比較・検討することをおすすめします。オープンキャンパスでは、授業の体験や入学ガイダンス、部活体験など高校ごとにさまざまな催しを実施しています。

高校のオープンキャンパスで確認しておきたいポイントは、下記のとおりです。

在学生の雰囲気

在校生の様子を見れば、どのような校風か、何となくつかめます。生徒の自主性を重んじる高校もあれば、伝統ある趣きで落ち着いた雰囲気の高校もあります。

教師の様子

高校によっては、体験授業が受けられます。どのような雰囲気で授業が進むのかを確認しましょう。

施設・設備の充実度

校舎、体育館、プール、グラウンドのほか、学食や購買の有無など、自分がこの高校でどのようなことをしたいかを想像しながら必要な施設を考えましょう。またトイレや更衣室の清潔さもチェックしておきたいポイントです。

学習カリキュラム

文系・理系の決定時期、クラス分けが成績別かどうか、定期テストや大学進学に対するサポートなどは、自分の進路に関わるため重要です。

部活動の様子

部活動の加入率や入りたい部活動があるかなどを確認しておきましょう。

通学の利便性

通学にかかる時間や、電車の場合は利用経路などを調べておきましょう。自転車や徒歩の場合は、天候が悪い日でも通学しやすいかも考えてみましょう。

オープンキャンパスは、高校の資料や先輩からの話などではわからないリアルな雰囲気を感じられる貴重な機会です。在学生・教師の雰囲気や通学の利便性、授業の様子などは、実際に見ておくことで入学後の生活が想像でき、自分に合った高校かどうか見極めるときの参考になります。

少しでも気になる高校があれば、積極的にオープンキャンパスに参加しましょう。

進学実績・大学合格実績の確認

大学受験を検討している人は、進学実績をチェックしておくことが大切です。なぜなら進学実績を見ることで、その高校の進路指導の充実度を確認できるためです。

大学への進学実績が豊富にある高校では、個別相談や進学セミナーなど大学進学へのサポートが充実していると考えられます。高校によっては、指定校推薦枠を設けている場合もあり、大学進学に有利に働く可能性があるでしょう。

高校の進学実績は、高校ごとの資料やサイトなどに掲載されています。また、オープンキャンパスや学校説明会に参加した際に、進学実績について直接確認することも可能です。

進学実績をチェックして、自分の目標に近づける高校を選びましょう。

塾・家庭教師・オンライン塾の選び方

SEO Iwate 07

塾の種類 講師1人が指導する人数 授業料目安 カリキュラム 代表的な塾
集団指導塾 少人数/6~10人
大人数/11人以上
約6,000~約15,000円
※中学3年生が
週1回通塾する
場合の月額相場
あり ・進学個別教室まつがく
・ちだ塾
・学研教室
個別指導塾 1~3人 約6,000~約36,000円
※中学3年生が
週1回通塾する
場合の月額相場
オーダーメイド ・個別教室のトライ
・スクールIE
・明光義塾
映像授業の塾 3,278円
※東進オンライン
学校中等部
オーダーメイド
(ない場合も)
・東進オンライン学校
中等部
オンライン塾 1人
(大人数の場合も)
5,400円
※そら塾
オーダーメイド
(ない場合も)
・トライのオンライン
個別指導塾
・そら塾

高校受験を考えている人にとって、塾選びは合格への重要なステップの一つです。

高校受験対策の塾の種類を大きく分けると「集団指導塾」「個別指導塾」「映像授業の塾」「オンライン塾」の4種類があります。

文部科学省※が公表したデータによると、公立中学生が家庭教師を利用していない割合は72.7%、学習塾を利用していない割合は34.1%です。この結果から、公立中学生の約3割は家庭教師を利用していて、約7割は学習塾を利用していることがわかります。

文部科学省が公表したデータは、中学生全般のデータです。中学3年生に限定すると、さらに家庭教師や学習塾を利用している人数が多くなると考えられます。

しかし、これから通塾を検討している人の中には、どのように塾を選んだらよいかわからないと悩んでいる人もいるでしょう。ここからは、高校受験に適した塾の選び方を紹介します。

※出典:「令和5年度子供の学習費調査」(文部科学省)

集団塾 vs 個別指導塾の違い

高校受験対策を行っている塾は、集団塾と個別指導塾に分けられます。

集団塾は、10名以上の生徒が一緒に授業を受ける指導形式です。学校の授業と同じように、講師が一方通行で問題の解説を行う授業スタイルが特徴です。

集団塾では学力や志望校別にクラスがわかれています。テストや模試の結果を掲示する塾もあり、生徒同士で切磋琢磨しながら学習できるのがメリットです。レベルの高い授業を受けたい人や、ライバルがいたほうがやる気が出る人は、集団塾を検討してください

一方、個別指導塾は、講師1人が生徒1~3人に指導を行う形式です。生徒一人ひとりの学力や目標に合わせて学習カリキュラムを作成しており、生徒のニーズに合わせた授業を受けられます。

個別指導塾では、講師が生徒の近くで授業をしており、質問がしやすい環境です。授業の途中でも、わからない所があればすぐに質問できるため、苦手克服に向いている塾といえます。勉強の仕方がわからない人や、苦手分野を克服したい人には、集団塾がおすすめです。

オンライン塾の活用法

高校受験対策を効率よく進めたい人は、オンライン塾を活用しましょう。

オンライン塾は、インターネット環境があれば場所を問わず勉強できます。塾に通う必要もないため、通塾にかかっていた時間を勉強に回せるのがメリットです。部活動やほかの習い事で忙しい人でも勉強時間を確保しやすいでしょう。

また、オンライン塾は、有名講師の指導を受けられるのも魅力です。塾が近くにない場合でも、自宅にいながら質の高い指導を受けられるため、レベルの高い授業を受けたい人にも適しているといえるでしょう。

ただし、オンライン塾は、勉強の様子を確認する講師がいないため、モチベーションが下がりやすいのがデメリットです。オンライン塾だけで学習が進められるか不安な人は、集団塾または個別指導塾とプラスしてオンライン塾を活用することをおすすめします。

模試の活用法

主要な模試の種類(白ゆりテスト、そっくりテスト)

岩手県の高校入試で主要な模試は、以下の2つです。

SEO Iwate 08

模試の判定結果の見方

模試の結果が出たときに、一番気になるのは、志望校の合格判定の結果ではないでしょうか。A判定やB判定が出ていたら安心する人も多いでしょう。しかし、よい判定結果でも志望校に必ず合格できるとは限りません。

模試の結果は、あくまで現在の学力による評価であると認識しておくことが大切です。よい結果が出たからと安心して勉強をおろそかにすると、志望校に合格できない可能性があります。反対に、志望校がE判定の場合でも、今後の学習の仕方次第では、志望校への合格を目指せるでしょう。

模試の結果を勉強に生かすには、間違えた問題を見直すことが不可欠です。見直しをすることで自分の弱点が把握でき、効率よく受験勉強に取り組めます。

まとめ

岩手県の高校受験は、公立高校と私立高校で入試制度が異なります。公立高校では2025年度から新たな選抜方法が導入されるため、特色入試や学力検査の比率変更など、知っておくことが重要です。

自分に合った学校を見つけるためにも、早めの情報収集と計画的な学習を心がけ、受験本番に向けて準備を進めましょう。

また、効率的に高校受験の勉強を進めたいという生徒には、学習塾の活用がおすすめです。学習塾は、指導形式や講師の指導方法など、教室によって大きく異なります。塾を選ぶ際には、体験授業に参加して、自分に合っている塾かどうか見極めましょう。

  1. 塾選(ジュクセン)
  2. 高校受験
  3. 岩手県の高校受験に対応した塾を探す
お気に入り0
7/31までなら入塾で、最大10,000円プレゼント
キャンペーンの詳細はこちら

が選ばれる 3

掲載をお考えの学習塾様へ

初期費用無料で掲載可能 
お気軽にお問い合わせください