滋賀県にある高校受験の塾を探す
滋賀県の高校受験は、公立・私立ともに制度や特色に違いがあり「うちの子に合った学校はどこ?」「どんな準備が必要?」と悩む家庭も少なくありません。特に2026年度からは滋賀県の公立高校入試制度が大きく変わるため、これまでの情報だけでは対応しきれない部分も出てきます。
例えばこれまで複数回に分かれて実施されていた入試が1回に統一されるなど、受験スケジュールや対策の立て方にも影響が出るでしょう。制度変更の内容をしっかりと把握しておくことが、志望校合格への第一歩です。
この記事では、公立・私立を問わず滋賀県の高校受験に関する基本情報から、入試制度の解説、志望校の選び方、塾や模試の活用法まで、受験に必要な情報を網羅的にご紹介します。子どもの進路を考えるうえで、ぜひ最後まで参考にしてください。
2026年から滋賀県公立高校の入試制度が変わる
2026年度から、滋賀県の公立高校入試制度が大きく変わります。変更になる点は主に以下4点です。
1.入試選抜が1日程に
2025年度まで滋賀県の公立高校入試では、「推薦選抜」「スポーツ・⽂化芸術推薦選抜」「特⾊選抜」を2月上旬に、「⼀般選抜」を3月上旬に実施していました。しかし2026年度からこれらを1日程に集約し、「一次募集」として実施します。なお入試の名称も、学科試験の「一般型選抜」と、作文・小論文・面接・実技検査などの「学校独自型選抜」の2種類に変更されます。2月上旬に行われていた入試が「学校独自型選抜」という名称で実施されるイメージです。
2.学力検査の受検が全員必須に
従来は推薦やスポーツ・文化芸術推薦選抜などの場合、学力検査を受ける必要はありませんでした。しかし2026年度からは1日目に全員が学力検査を受け、2日目に希望者が「学校独自型選抜」を受験する形に変わります。
3.学校独自型選抜の実施
学校独自型選抜では「自己推薦」と「中学校長推薦制度」という2つの推薦制度を実施。面接、実技試験、小論文、作文など、学校の特色に合わせた方法で試験されます。この制度により、生徒は学力検査以外の方法で自分をアピールでき、高校側も多面的に評価を行えるようになります。
4.Web出願システムの導入
Web出願システムの導入により、インターネットを通じて、時間や場所を問わず願書提出や受検料の納付が可能になります。受検票の印刷や合格発表の確認も、Web出願システム上で行えます。
(参照:令和8年度入学者選抜から滋賀県立高校の入試制度が変わります)
滋賀県の高校受験の基本情報
ここでは、滋賀県の高校受験の基本的な流れを確認しておきましょう。
高校受験の流れ
・公立高校の場合
もし志望校に合格できなかった場合、以下の流れで二次選抜を受けることができます。
なお二次選抜は一次選抜の入学許可予定者の発表後、定員割れの高校に限って実施されます。
12月もしくは1月の3者面談で志望校を決定し、2月上旬の出願受付期間中に出願手続きを行います。出願後、1度のみ他学校・学科への変更が可能です。
一次募集は2日に分け実施され、1日目に学力検査を全員受験し、2日目に学校独自型選考を希望者のみ受験します。試験当日に感染症や交通事故など、やむを得ない事情がある場合に限り、2月下旬に追検査を受けることができます。
・私立高校の場合
12月上旬~1月上旬 | 出願 |
---|---|
2月初旬 | 試験 |
2月初旬 | 合格発表(試験日から3、4日後に発表) |
滋賀県の私立高校の出願は12月初旬に始まり、1月上旬に締め切られるため、遅くとも12月までには志望校を決めておく必要があります。
2025年度の試験は2月3日、4日で実施されました。試験後、2・3日で合格発表されるので、公立高校との併願にも対応しやすいスケジュールです。
滋賀県 公立・私立高校の受験制度の違い
ここからは、滋賀県の公立高校と私立高校の受験制度について紹介します。
公立高校の受験制度
2026年度に実施予定の内容に基づき、公立高校受験の選抜方法を解説します。
まず2026年度から滋賀県の公立高校入試の選抜方法は2種類になります。それぞれの内容や出願時のポイントを確認しておきましょう。
選抜方法名 | 内容 | 出願 | |
---|---|---|---|
一次募集 | 一般型選抜 | ・5教科の学力検査 ・全員受験が必須 |
・1人1校に出願可 ・「一般型選抜」と「学校独自型選抜」は同じ学校であれば併願できる ・定員に満たない学科でのみ二次募集が実施される |
学校独自型選抜 | ・自己推薦もしくは中学校長推薦 ・小論文、面接、口頭訪問、作文、プレゼンテーション、実技検査など、高校の特色に合わせた学校独自検査を実施(実施内容は高校が選択) ・希望者のみの受験 ・一般型選抜との併願が可能 |
一般型選抜の選抜方法は、学力検査と個人調査報告書などの結果をもとに評価されます。
学校独自型選抜では、学校独自検査と学力検査の結果、個人調査報告書などに基づいて選抜が行われます。
学力検査と内申書の配点比率や、学校独自型選抜で行われる試験内容は、高校によってさまざまです。そのため自分が志望する高校の配点比率や試験内容は事前に確認しておきましょう。
令和8年度の各高校の配点と試験内容の確認は「令和8年度 滋賀県立高等学校入学者選抜制度 各学校募集概要および出願・推薦要件等について」より確認可能です。
滋賀県・公立高校入試制度のポイント
ここでは、滋賀県の公立高校入試制度で押さえておきたいポイントを紹介します。
・併願受験
滋賀県公立高校入試でいう併願受験とは、複数の高校を受験するのではなく、同じ高校で「一般型選抜」と「学校独自型選抜」の2つの選抜を受けることをいいます。
試験は「一般型選抜」が先ですが、選抜は「学校独自型選抜」から行われます。併願受検をすると、「学校独自型選抜」で不合格でも「一般型選抜」で再度選抜を受けられる可能性があります。合格のチャンスを増やすために、併願受験は有効な手段といえます。
・学校独自型選抜の「自己推薦」と「中学校長推薦」
高校によって「自己推薦」と「中学校長推薦」の一方、もしくは両方が導入されます。
自己推薦は、学校または学科の出願要件を満たし、活動実績報告書を出すことで出願できます。志願者は活動実績報告書で活動実績や興味、関心などについてアピールします。
中学校長推薦は学校または学科の推薦要件に適した人が、中学校長の推薦を受けて出願できます。
自己推薦と中学校長推薦の両方への出願はできません。どちらか一方を選んで出願する必要があります。
自己推薦と中学校長推薦の出願要件については以下にまとめました。
自己推薦 | 中学校長推薦 | |
---|---|---|
推薦者 | 志願者自身 | 中学校等の校長 |
要件 | 高等学校の示す出願要件 | 高等学校の示す推薦要件 |
作成書類 | 活動実績報告書 | 推薦書 |
(参照:令和8年度 滋賀県立高等学校入学者選抜制度 各学校募集概要および出願・推薦要件等について、滋賀県公立高等学校入学者選抜制度大綱)
私立高校の受験制度
滋賀県の私立高校入試では、主に以下の方法で選抜が行われます。
高校入試の種類 | 内容 |
---|---|
専願入試 | 合格したらその学校に入学することを約束して、受験。内申点基準や学力検査の合格基準の点数が低いなど、併願入試より優遇されることが多い |
併願入試 | 第一志望が不合格の場合に入学する、滑り止めとして志願する人の入試形態。第一志望が公立高校の生徒などが、併願入試を活用 |
推薦入試 | 学業、スポーツの成績、学校活動の実績などから中学校長の推薦を受けて受験 学科試験がなく面接のみであったり、学科試験数が少なかったりと、優遇されて受験可能。ほかの学校との併願は不可で、受験したら必ずその学校に入学 |
私立高校を第一志望とする人は専願や推薦入試を、公立高校を第一志望とする人は併願入試を受けて、公立高校の滑り止めとするのが一般的です。
2025年、滋賀県の私立高校入試は2月3日・2月4日で行われました。試験日が異なる場合は、複数の学校を受験することも可能です。
滋賀県・私立高校入試制度のポイント
ここでは滋賀県の私立高校入試のポイントを確認していきましょう。
・回し合格制度について
回し合格制度とは、学科やコースが複数ある私立高校で第一志望の学科・コースに不合格だった場合でも、同じ高校の第二志望の学科・コースで合格基準をクリアしていれば合格になる制度です。合格の可能性を高めるためにも、受験校を決める際には、回し合格制度の有無を事前に確認しておきましょう。
・京都の私立高校受験
滋賀県の隣、京都府の私立高校受験は2月10日を初日として行われます。そのため京都府の有名私立校への進学や滑り止め確保を目的に、京都の私立高校を併願受験する人も少なくありません。
受験科目と配点
本章では、滋賀県の公立高校と私立高校での受験教科の違いや配点について解説します。
公立高校の受験科目・配点
滋賀県の公立高校受験における「一次選抜」では、受験科目や問題、各教科の配点はすべての高校で共通です。ただし学力検査の点数と個人調査報告書の比率などは高校によって異なります。
一般型選抜 | 1日目 | ・国語・数学・英語・理科・社会の学力検査 ・試験時間:全教科50分 ・配点:各教科100点満点 ※英語はリスニングテストあり |
---|---|---|
学校独自型選抜 | 2日目 | ・自己推薦と中学校長推薦の2種類から1つまたは2つを各高校が選択して実施 ・小論文、作文、面接、口頭試問、プレゼンテーション、実技試験のうち、1つ以上の検査を実施。学校または学科の特色に合わせた試験内容が行われる。 |
選抜方法 | ・一般型選抜では、学力検査の結果や個人調査報告書などを用いて、学力で志願者を評価。 ・学校独自型選抜では、学力だけでは測れない能力・資質を多面的に評価。学校独自型選抜の結果だけでなく学力検査結果、個人調査報告書などを資料とする。 |
入学許可予定者の決定はまず学校独自型選抜の受験者、次に一般型選抜の受験者という順で行われます。
滋賀県では学力試験、学校型独自選抜の結果だけでなく、総合的な学習の時間の記載事項や個人調査報告書の特別活動なども積極的に評価されるので、普段の学校生活から入試を意識した行動をする必要があります。
検査内容や選考基準は高校ごとに任されている部分があります。そのため各公立高校の募集概要を事前に確認しておきましょう。
私立高校の受験科目・配点
滋賀県の私立高校の受験教科と配点は、下記のとおりです。
学力検査 | ・「併願」は5教科(国・数・英・理・社)、「専願」「推薦」は2〜3教科の学力検査+作文や面接を課す傾向。 ※試験科目数、配点、試験時間などは高校によってさまざまなので、確認が必要。 |
---|---|
そのほかの検査 | 面接、作文、小論文など |
選抜方法 | ・選抜方法の種類:推薦入試、併願入試、専願入試 ・選抜基準:当日の学力検査、面接、作文、調査書の内容、スポーツ・帰国生推薦など |
滋賀県の私立高校受験では、学校によって選考方法や試験内容が大きく異なります。そのため募集要項やオープンキャンパスなどで、選考方法を詳しくチェックする必要があります。志望する学科や併願・専願によって試験科目数も変わるため、自己判断せずに学科ごとの募集要項を確認することが大切です。
受験スケジュール(年度別)
ここでは滋賀県の高校受験に関する年度別スケジュールを紹介します。以下は公立高校の2026年度の入試日程です。
滋賀県公立高校入試日程(2026年版)
【2026年度 日程】
出願受付日 | 2026年2月2日(月)〜2月5日(木) |
---|---|
検査日 | 2026年2月25日(水) |
学校独自型選抜検査 (自己推薦、中学校長推薦) |
2026年2月26日(木) |
入学許可予定者発表 | 2026年3月9日(月) |
滋賀県私立高校入試日程(2025年版)
次に2025年度に実施された滋賀県の私立高校入試の日程を確認しましょう。
併願 | 専願 | |
---|---|---|
出願受付日 | 2025年12月2日(月)〜1月17日(金) ※高校によって異なる |
|
試験日 | 2025年2月3日(月)もしくは2月4日(火) ※2月3日、2月4日両日の学校も一部あり |
|
合格発表日 | 2025年2月6日(木)・2月7日(金) ※高校によって異なる |
滋賀県の高校受験における内申点の基本
ここでは滋賀県の高校受験における内申点の基本について解説します。
内申点の対象期間
滋賀県の高校受験における内申点の対象期間は、中学1年生から中学3年生です。
中学1年生から中学3年生まで内申点は各45点で、学年に関係なく内申点は同等に評価されます。地域によっては中3のみ内申点の配点が高く、中3で内申点の挽回ができる地域もありますが、滋賀県はそうではありません。
そのため滋賀県では、中学入学と同時に内申点を意識した行動が求められます。
内申点の計算方法
次に滋賀県の内申点の計算方法を確認しましょう。
中1 | 中2 | 中3 | |
---|---|---|---|
評価項目 | 9教科の5段階評価 | 9教科の5段階評価 | 9教科の5段階評価 |
満点(135点満点) | 45点満点 | 45点満点 | 45点満点 |
滋賀県の公立高校入試では、内申点と学力検査の得点を合計した総合点によって合否が決まります。ただし内申点と学力検査の配点比率が各高校で異なるので、注意が必要です。比率は「3:7」「4:6」「5:5」のいずれかで各高校が選択でき、学力検査と内申点の総合点が高い人から合格が決まります。
内申点を上げる方法
内申点を上げるためには、定期テストの点数を伸ばすことが不可欠です。1点でも高い点数を取ったほうが内申点が上がりやすくなります。定期テストの前には、出題範囲をしっかりと確認したうえで、テスト本番までにしっかりと計画的に勉強を進めていきましょう。
また提出物もきちんと期限までに提出することで、内申点アップにつながります。ただし提出物が未完成だったり、雑に書かれていたりすると、マイナス評価につながることも。提出物は丁寧に最後まで仕上げて提出しましょう。
定期テスト対策と同じくらい大切なのが授業態度です。授業中に話をしっかり聞くだけでなく、積極的に発言したり、わからないところを質問できたりすると、評価につながりやすくなります。
志望校の選び方
志望校を決める際には、複数の高校を比較して、自分に合った学校を選ぶことが大切です。ここからは志望校の選び方を解説します。
偏差値だけで決めない!適切な学校選び
志望校選びでは、偏差値だけでなく学校の校風やカリキュラムも重要です。
校風は高校によって大きく異なります。学校行事に力を入れている高校や、英語の教育に特化している高校などさまざまです。気になる高校の資料を見て、どのような校風なのか事前に確認しておきましょう。
また高校を選ぶ際にはカリキュラムのチェックも不可欠です。特に大学進学を目指している場合は、志望大学の受験に適したカリキュラムになっているか確認しておく必要があります。自分の将来の夢や目標に向けたカリキュラムが充実している高校であれば、有意義な学生生活を送れるでしょう。
公立高校 vs 私立高校のメリット・デメリット
次に公立高校と私立高校のメリット・デメリットを紹介します。
公立高校 | 私立高校 | |
---|---|---|
メリット | ・費用が安い ・比較的自由度が高い ・全国共通のカリキュラムを採用している |
・面倒見がよい ・大学受験対策に力を入れている ・施設・設備が充実している |
デメリット | ・生徒一人ひとりのサポートが私立高校より手厚くない ・数年ごとに教師が変わることがある |
・費用が高い ・校風が合わない場合がある |
公立高校は、費用が安い・自由度が高いなどのメリットがある一方で、私立よりも学習サポートが手厚くないというデメリットがあります。自由度が高い分、生徒自らが積極的に学習をしなければ勉強についていけなくなる可能性もあるでしょう。
一方で私立高校は、大学受験対策に力を入れていて、生徒の面倒見のよさが魅力です。しかし公立高校に比べて高校ごとの校風が大きく異なるため、入学後に校風が合わないと感じる可能性もあります。志望校のオープンキャンパス活用法
志望校を選ぶ際には、複数の高校のオープンキャンパスに参加し、比較・検討することをおすすめします。オープンキャンパスでは、授業の体験や入学ガイダンス、部活体験など高校ごとにさまざまな催しを実施しています。
高校のオープンキャンパスで確認しておきたいポイントは下記のとおりです。
在学生の雰囲気
在校生の様子を見れば、どのような校風か、なんとなくつかめます。生徒の自主性を重んじる高校もあれば、伝統ある趣で落ち着いた雰囲気の高校もあります。
教師の様子
高校によっては体験授業が受けられます。どのような雰囲気で授業が進むのかを確認しましょう。
施設・設備の充実度
校舎、体育館、プール、グラウンドのほか、学食や購買の有無など、自分がこの高校でどのようなことをしたいかを想像しながら必要な施設を考えましょう。またトイレや更衣室の清潔さもチェックしておきたいポイントです。
学習カリキュラム
文系・理系の決定時期、クラス分けが成績別かどうか、定期テストや大学進学に対するサポートなどは、自分の進路に関わるため重要です。
部活動の様子
部活動の加入率や入りたい部活動があるかなどを確認しておきましょう。
通学の利便性
通学にかかる時間や、電車の場合は利用経路などを調べておきましょう。自転車や徒歩の場合は、天候が悪い日でも通学しやすいかも考えてみましょう。
オープンキャンパスは、高校の資料や先輩からの話などではわからないリアルな雰囲気を感じられる貴重な機会です。在学生・教師の雰囲気や通学の利便性、授業の様子などは、実際に見ておくことで入学後の生活が想像でき、自分に合った高校かどうか見極めるときの参考になります。
少しでも気になる高校があれば、積極的にオープンキャンパスに参加しましょう。
進学実績・大学合格実績の確認
大学受験を検討している人は、進学実績をチェックしておくことが大切です。なぜなら進学実績を見ることで、その高校の進路指導の充実度を確認できるためです。
大学への進学実績が豊富にある高校では、個別相談や進学セミナーなど大学進学へのサポートが充実していると考えられます。高校によっては指定校推薦枠を設けている場合もあり、大学進学に有利に働く可能性があるでしょう。
高校の進学実績は、高校ごとの資料やサイトなどに掲載されています。またオープンキャンパスや学校説明会に参加した際に、進学実績について直接確認することも可能です。
進学実績をチェックして、自分の目標に近づける高校を選びましょう。
塾・家庭教師・オンライン学習の選び方
文部科学省のデータ(※2)によると、公立中学生が通信教育・家庭教師を利用しなかった割合は約72.7%、学習塾を利用しなかった割合は約34.1%とわかりました。この結果から、通信教育・家庭教師を利用した人は全体の約3割、学習塾を利用した人は約7割にのぼるといえます。
文部科学省が公表したデータは中学生全体の割合なので、中学3年生の受験生だけに絞ると、さらに多くの人が通信教育・家庭教師・塾などを利用したと考えられるでしょう。
ここからは滋賀県の高校受験に適した塾を選ぶ方法を紹介します。高校受験を考えている人にとって、塾選びは合格への重要なステップの一つです。
高校受験対策の塾の種類を大きく分けると、「集団指導塾」「個別指導塾」「映像授業の塾」「オンライン塾」の4種類があります。
塾の種類 | 講師1人が指導する人数 | 授業料目安 | カリキュラム | 代表的な塾 |
---|---|---|---|---|
集団指導塾 | 少人数/6~10人 大人数/11人以上 |
約6,000~15,000円 ※中学3年生が週1回通塾する場合の月額相場 |
あり | ・KEC近畿教育学院 ・成基学園 ・やまっこ向明塾 |
個別指導塾 | 1~3人 | 約6,000~36,000円 ※中学3年生が週1回通塾する場合の月額相場 |
オーダーメイド | ・個別指導学院フリーステップ ・個別教室のトライ ・個別指導WAM |
映像授業の塾 | ー | 3,278円 ※東進オンライン学校中等部 |
オーダーメイド (ない場合も) |
・東進オンライン学校中等部 |
オンライン塾 | 1人 (大人数の場合も) |
5,400円 ※そら塾 |
オーダーメイド (ない場合も) |
・トライのオンライン 個別指導塾 ・そら塾 |
(※2)出典:文部科学省「令和5年度子供の学習費調査」
集団塾 vs 個別指導塾の違い
どちらが自分に合っているか?メリット・デメリットを比較
高校受験対策ができる塾には、集団塾と個別指導塾があります。
集団塾は、講師1人が生徒10名以上に対して指導を行う指導スタイルです。学習カリキュラムはあらかじめ決まっており、学校の授業のように講師が一方通行で解説を行うのが特徴。生徒の学力や目標に合わせてクラスが分かれている塾が多く、同じ目標を持った同級生と切磋琢磨しながら学習を進めることができます。
ライバルがいたほうが学習のモチベーションになる人や、学習習慣がある程度身についている人には、集団塾がおすすめです。
一方で個別指導塾は、講師1人が生徒1~3名に指導をするスタイルです。生徒の学力や目標に合わせてカリキュラムを設定するため、一人ひとりのニーズに合った授業を受けられます。講師が生徒の近くで指導を行っているため、解説中にわからないところがあればすぐに質問できる環境です。
苦手分野が多い人や自分のペースで学習を進めていきたい人は、個別指導塾が向いているでしょう。
オンライン学習の活用法
オンライン学習は、インターネットを活用して学習指導を行うスタイルです。インターネット環境さえあれば、場所を問わず授業を受けることができます。通塾する必要もなく、通塾にかかっていた時間を勉強に回せることはメリットといえます。
また場所にとらわれずに授業を受けられるオンライン学習では、自宅にいながら有名講師の授業を受けることが可能です。ただし高校受験は各地域の特色が出ます。地元にある学習塾のほうが受験に対するノウハウを持っていることが多いため、志望校への合格実績があるかどうかは事前にチェックしておきましょう。
模試の活用法
模試は自分の苦手分野や受験時点での学力を客観的に把握できるため、受験生にとって欠かせない存在です。しかしさまざまな種類の模試があり、どれを受験したらいいのかわからない人もいるでしょう。
本章では千葉県の主要な模試を紹介します。それぞれの模試のレベルや出題傾向も解説するので、模試選びの参考にしてください。
主要な模試の種類
滋賀県の高校を受験する中学生におすすめの模試は次の2つです。
模試の判定結果の見方
A判定でも安心できない?偏差値の信頼度
模試の結果が返ってきたら、一番気になるのは志望校の判定結果でしょう。志望校にA判定が出ていたら、今の自分の実力でも合格できると安心する生徒もいるかもしれません。しかしA判定が出たからといって、必ず合格するというわけではありません。
模試の合格判定は、過去に模試を受けた生徒の合格率で判断されています。例えば過去にその模試で偏差値60だった人たちの80%以上がその高校に合格していれば、偏差値60を取れるとA判定が出るという仕組みです。
そのため模試の判定結果を見る際には、偏差値と過去の生徒の合格率を結び付けて合格判定を出していることを認識しておきましょう。
模試を有効活用するには、自分が間違えた問題や足を引っ張っている教科を確認し、見直しをすることが大切です。
高校受験を成功に導くために大切なこと
滋賀県の高校受験では、公立・私立ともに学力試験だけでなく推薦入試が導入されており、内申点や部活動、学校内での活動実績を生かした合格も目指せます。さらに2026年度からは入試制度が大きく変わり、これまで別日程で実施されていた複数の選抜が1回に集約。「一般型選抜」と「学校独自型選抜」の併願が可能になり、独自型で不合格でも一般型で再度選抜を受けられるなど、受験生にとっては合格のチャンスが広がる制度となっています。
とはいえ制度の仕組みや出願要件、配点比率などは高校ごとに異なるため、募集要項を丁寧に確認し、自分に合った選抜方法を見極めることが大切です。また効率的に受験勉強を進めたい人には、地域の受験事情に詳しい学習塾の活用もおすすめです。塾では過去の入試傾向や指導ノウハウに基づいた学習サポートが受けられるため、安心して準備を進められるでしょう。
塾選では、滋賀県の高校受験対策に強い塾を多数紹介しています。志望校合格に向けて、ぜひ塾選びの参考にしてください。