鬼管理専門塾 柏校
回答日:2025年05月19日
成績が最初から良くて、自分で勉...鬼管理専門塾 柏校の保護者(りゅう)の口コミ
総合評価
5
- ニックネーム: りゅう
- 通塾期間: 2024年6月〜2025年2月
- 通塾頻度: 週5日以上
- 塾に通っていた目的: 大学受験
- 成績/偏差値: 上がった
- 第一志望校: 明治大学
総合評価へのコメント
総合的な満足度
成績が最初から良くて、自分で勉強を管理できるような子なら、たぶんここに通う必要はありません。逆に言えば、「自分じゃどうにもできない」「もう追い込まれている」「本気で変わらないといけない」と思っている子にとっては、これほど効果的な環境はないんじゃないかと思います。 うちの息子は、偏差値45くらいからのスタートでした。はっきり言って、その成績で明治大学の政治経済学部なんて、私の時代ならまず「無理」と言われぶん殴られていたレベルです。普通に考えたら、日東駒専でも通れば御の字だろうと。正直、私もそう思っていました。 「それでも、やるならやらせる」という構えだったし、息子もその中で逃げずに向き合った。結果として、第一志望に合格できたことは、奇跡というより、“やらせ切った環境”が引き起こした必然だったように思います。万人向けではないけれど、「何かを変えたい」と思っている家庭には、一度本気で検討してみる価値がある塾だと思います。
この塾が性格に合っていると思った点、合っていないと思った点
正直、うちの息子にとっては、この塾は“合っていたところ”と“合わなかったところ”が両方ありました。 合っていた点は、やはり「管理される環境」だったと思います。本人はもともと自分から計画を立てて動くのが得意なタイプではなく、どちらかというと流されやすい性格でした。鬼管理専門塾のように、やるべきことが明確に決まっていて、それを毎日やらないと先に進めない仕組みは、息子にとっては“自分を動かすエンジン”になっていたと思います。あとから振り返っても、「あの環境じゃなかったら、たぶんここまでやり切れなかった」と言っていました。 一方で、合っていないと感じたのは、精神的なプレッシャーの強さです。常に管理されていること、テストで合格できなければ同じ範囲をやり直しになることは、息子にとって少しきつかったようです。実際、途中でモチベーションが落ちた時期もありましたし、時々「もう無理かも」と弱音を吐くこともありました。 でも、それも含めて「受験とはそういうものだ」と思いますし、むしろ“合わない部分を避けずに乗り越える経験”をこの塾でできたことが、結果的に本人の成長につながったのだと思います。
目次
保護者プロフィール
回答者:
父親(50代・自営業)
お住まい:
千葉県
配偶者の職業:
主婦(主夫)
世帯年収:
901~1000万
生徒プロフィール
通っていた学校種別:
公立
教室:
鬼管理専門塾 柏校
通塾期間:
2024年6月〜2025年2月
通塾頻度:
週5日以上
塾に通っていた目的:
大学受験
志望していた学校
成績について
入塾時の成績/偏差値:
44
(河合模試)
卒塾時の成績/偏差値:
65
(河合模試)
費用について
塾にかかった月額費用:
50,001~100,000円
塾にかかった年間費用:
700,001~1,000,000円
塾にかかった年間費用の内訳
指導料
この塾に決めた理由
最初に名前を聞いたときは正直、「大丈夫か?」と思いました。鬼管理なんて、少し極端じゃないかと。実績のある大手予備校と比べて知名度もそこまで高くなく、ネット上でも情報は少ない。親としては慎重にならざるを得ませんでした。 でも、息子が珍しく「ここに通いたい」と強く言ったんです。今まで塾選びにそこまで口を出さなかった子が、ここだけは譲らないと。理由を聞くと、無料面談の時点で「ここならサボれない」と思ったらしく、本人なりに危機感を持っていたようでした。
この塾以外に検討した塾:
講師・授業の質
講師陣の特徴
講師についても、実は一度つまずきがありました。最初に担当していただいたのは年配のベテラン講師で、知識も経験も申し分なかったのですが、うちの息子とはどうも相性が合わなかったようです。コミュニケーションのテンポや言葉の選び方が、今の高校生には少し重たく感じたのかもしれません。丁寧すぎる説明が逆に伝わらなかったり、質問しづらい空気があったりと、うまく噛み合わず、途中で若い講師に変更していただきました。 正直、若い先生に変えることに最初は少し不安もありました。受験という大事な時期に、経験値が浅いのでは…と。でも、結果的にはそれが正解でした。話しやすさ、距離感、テンポ感、そして何より“やる気を引き出す力”が抜群でした。特にこのAIの時代、知識は探せばいくらでも手に入る。むしろ今必要なのは、「人としてやる気に火をつけてくれる存在」なのだと実感しました。
生徒からの質問に対する対応の有無
あり
生徒からの質問への対応については、特に大きな不満やトラブルは聞いておりません。息子からも「わからないことが聞けない」といった不満の声は一度もなかったので、必要なサポートはしっかり受けられていたのだと思います。
1日あたりの授業時間について
4時間以上
授業の形式・流れ・雰囲気
指導の形式や流れについては、かなり明確でシステマチックだと感じました。まず最初に単元ごとの確認テストがあって、それを突破しない限り次に進めない、というルールが徹底されていました。息子も「同じところを何回もやらされる」と愚痴をこぼすことはありましたが、逆に言えば、それだけ“できないことを曖昧にしない”仕組みがあるということ。 できないまま進ませない、というのは、言葉で言うほど簡単ではないと思います。実際、多くの塾では「一応やったことにして先に進む」ような指導も少なくないので、その点はかなり徹底している印象でした。毎回毎回、逃げ場がない。息子にとってはキツい部分もあったと思いますが、それが逆に“本気にさせた”のかもしれません。
テキスト・教材について
テキストや教材については、最初に「特別なオリジナル教材があります」というよりも、どちらかというと市販の参考書や過去問を活用しながら、それをどう使うかの設計がしっかりしているという印象でした。「特別な教材があるわけではないのか」と思ったのも事実ですが、結局のところ、問題は“何を使うか”より“どう使うか”だと途中から考えが変わりました。
指導方針・カリキュラム
カリキュラムについて
カリキュラムについては、最初に「明治大学に特化した対策をしていく」と説明を受けました。実際に通わせてみると、前半は正直、特化というよりは一般的な基礎固めが中心でした。最初から明治一本に絞ったような対策ではなかったので、「特化ってこういう感じなんだな」と少し拍子抜けした部分もありました。 ただ、後半に入ってからは確かに明治大学の出題傾向や形式を意識した対策にシフトしていて、納得感がありました。考えてみれば、いきなり特化しすぎてしまうと、他の大学に対応できなくなってしまうのは当然ですし、うちの息子も途中まで学習院や中央も視野に入れていたので、柔軟性がある方がありがたかったです。
定期テストについて
塾内のテストについては、思っていた以上に頻繁にありました。うちの息子は英語・国語・日本史の3科目を受講していたので、それぞれ週に1回ずつ、計週3回テストがありました。これは最初かなり負担が大きいように見えましたが、逆に言えば“常にアウトプットを意識させられる”環境だったとも言えます。
宿題について
課題については、本当に毎日出されます。しかも“こなせばOK”ではなく、“できるようになるまでやる”というのが前提なので、本人も途中何度か「もうキツい」と言っていたことがありました。でも、それくらい徹底して管理されているからこそ、逆に“やるしかない”状態になるんだと思います。 印象的だったのは、ただの量稽古ではなく、すべてが“大学合格から逆算された内容”になっていたことです。たとえば暗記系の課題一つにしても、「このレベルの問題が出るから、今これを定着させよう」という説明があって、親が見ていても納得できる内容でした。 毎日の課題を積み重ねていくうちに、息子も少しずつ“やらされる勉強”から“自分で積み上げる勉強”に変わっていったように感じます。簡単なことではなかったですが、やっぱり受験勉強は、日々の小さな積み重ねがすべて。そういう意味で、この塾の課題設計は、よくできていると感じました。
塾のサポート体制
保護者への連絡手段
LINE連絡
保護者への連絡頻度・内容などについて
週に1回
保護者への連絡に関しては、必要最低限という印象でしたが、聞けばしっかり返ってきますし、対応は丁寧でした。こちらから何か質問や相談をすると、比較的早く返事をいただけたので、不安を感じることはありませんでした。 また、月に一度の面談があり、学習状況や課題の進捗、志望校との距離感などを確認できたのは安心材料でした。子どもがどんな状況にいるのか、ある程度客観的に把握できる場だったと思います。 逆に言えば、「必要以上に頻繁に連絡がくる」ということはなかったので、干渉されすぎるのが苦手なご家庭にはちょうどよい距離感かもしれません。一方で、もっとこまめに様子を知りたいという親御さんにとっては、少し物足りなく感じる部分もあるかもしれません。
保護者との個人面談について
月に1回
個人面談では、毎回「今後どう戦っていくか」という戦略的な話を中心にしていただきました。ただ単に現状を報告するだけではなく、志望校との差分をどう埋めていくか、どの科目をどう伸ばすべきか、かなり具体的なプランまで踏み込んで話していただけたので、保護者としても今やるべきことが明確になり、安心感はありました。 一度だけ、面談中に息子が涙を流したことがありました。内容的には厳しい話ではなかったのですが、焦りやプレッシャー、そして思うように結果が出ないことに対して、感情があふれたのだと思います。私も思わず熱くなってしまい、その場で息子を叱る形になってしまいました。今思えば、あれは完全に家庭の問題であって、先生の前でやることではなかったな…と反省しています。先生も気まずそうでしたし、本当に申し訳なかったです。
成績が不振だった場合の塾側との相談・アドバイスについて
秋口に、模試の判定が思ったより伸びず、親子ともに少し焦りを感じていたタイミングがありました。そのとき、塾の先生からは「目先の偏差値ではなく、日々のタスクが積み上がっているかを見てください」と言われたのを覚えています。正直、最初は“綺麗ごと”のように聞こえてしまいましたが、毎週の小テストや課題の定着率など、具体的なデータを示しながら「やるべきことはできている」と説明してくれたので、納得感はありました。また、成績が伸び悩んでいるときほど、塾側は「戦略を変える」ことよりも、「粘り強く継続させる」方針を取っていた印象です。これがうちの息子には良かったようで、結果が出なくてもペースを崩さず、淡々と日々のやることを積み上げられたのが、後半の伸びにつながったのだと思います。
塾内の環境(設備・騒音対策・衛生面など)
特になし
アクセス・周りの環境
特になし