エディック・創造学園に小3の4月から通塾し須磨学園中学校に合格した方への合格者インタビュー(26)
生徒プロフィール
- 通った塾
- エディック・創造学園
- 住まい
- 兵庫県西宮市
- 性格
- 負けず嫌いで、最後まで根気強く取り組むタイプ
- 偏差値推移
- 小4:偏差値52
小5:偏差値56
小6:偏差値61
私の受験ポイント
受験の最終決定権はすべて本人。親が提示した選択肢をじっくり吟味して判断
学習進度をチェックする塾のテストを復習に活用。負けず嫌いに火がつき、成績UP
得意な算数は計算の正確さとスピードを強化。苦手な社会はYouTuberの歌で暗記
受験情報
- 受験年度
- 2022年
- 受験校数
- 2校
合否
志望順 | 学校名 | 合格判定 | 受験結果 |
---|---|---|---|
1 | 須磨学園中学校 (Aコース) | A判定 | 合格 |
2 | 仁川学院中学校 (αコース) | A判定 | 合格 |
入試スケジュール
- 1月15日
- :仁川学院中学校
- 1月16日
- :須磨学園中学校
学校選び
勉強に集中できる母校の良さを息子に伝えた
志望校はどのように決めていきましたか?
第一志望の須磨学園は、私の母校です。とても良い学校でしたし、どんな校風かも熟知しているので「入学後もしっかり学べる環境だから、良いんじゃないかな」と思い、息子に勧めました。第二志望の仁川学院は、自宅から通いやすいかどうかで選びましたね。
須磨学園は、実は休暇期間がとても短いんです。夏休みや冬休みが少ない代わりに、授業日数が多いので、高校2年生の時点ですでに3年生までのカリキュラムをすべて終えてしまいます。そのため3年生になってからは、受験勉強に完全に集中できる環境が整っています。さらに、文化祭などの行事ごとは3学期には決して行ないません。これも入試と重ならないよう、1学期中に終わるよう配慮されています。勉強したいと考えている方には、ピッタリだと思いますよ。
実際に説明会にも、息子と一緒に参加しました。説明を聞いて「こんなに勉強するんだね」とちょっと圧倒されながらも、学内の部活動紹介には心を惹かれたようでした。最終的には「受験してみるよ」と自分から決めてくれました。
いつ頃から受験について考え始めたのですか?
父親として受験を意識し始めたのは、息子が幼稚園の頃でした。とはいえ、小学校受験は本人よりも親の力量が問われるという噂を耳にしたこともあり、中学受験に向けた準備が必要になってくるだろうなと思いました。具体的に息子と相談したのは、小3の頃だったでしょうか。「そろそろ受験に向けて、志望校や塾を考えていこう」と話しましたね。
塾について
友だちと競い合って学び、切磋琢磨できたことが成績UPにつながった
- メインで通っていた塾
- エディック・創造学園
- 指導方法
- 集団授業
- 頻度
- 週2回
- 科目
- 算数、国語、英語、理科、社会
- 通塾時期
- 小3の4月〜小6
- 授業時間と費用
-
小4:週2(1回60分~90分)、月3~4万円
小5:週2(1回60分~90分)、月3~4万円
小6:週2(1回60分~90分)、月3~4万円
『エディック』を選んだ理由について教えてください。
自宅から通いやすく、受験対策に強い塾を選びました。親としては送迎の負担はなるべく減らしたいですし、夜道も心配なので徒歩圏内で通える場所かどうかは重視しました。また、合格実績も同じようにチェック。エディックならばその二つの条件をクリアしていると感じたので、入塾を決めました。息子には様子を見ながら続けて、もし合わなかったら相談しながら変更してみようかと伝えていました。
『エディック』に通って良かった点は?
集団塾だったので、他の小学校からも生徒がたくさん通ってきていました。なので自然と塾で友だちができ、仲良くなって一緒に勉強できる環境が整っていた点は良かったです。夏期講習が充実していたのもポイントが高かったと思います。
夏期講習中は毎日「テスト」があり、その合計点数によってクラスの中から表彰者が決まります。前日までに習った範囲について翌日すぐにテストを実施し、10名ほどが表彰されていました。満点に近くないと表彰されないので、息子もがんばって勉強していましたね。そのおかげなのか、小5の夏には全教科の成績がグッと伸びました。2回ほど表彰もされていたと思います。
成績別にクラス分けもされていたので、良い意味で競争心を煽ってくれていたのかもしれません。元々勉強自体は好きでしたし、小さい頃から負けず嫌いなところもありましたから。
改善してほしいと思う点は?
先生の中には忙しすぎて、担当している授業が終わるとすぐに次のクラスへ移動してしまう方もいました。「この問題、分からないな」と思った息子が質問しに行ったのですが、すでに先生がいなくなっていてがっかりした…なんて日もありました。もちろん、他の先生に質問すれば対応してくれるのですが、子ども心としてはいつも習っている先生に、質問したかったようです。
受験勉強について
計算問題100問を毎日解き続け、20分で全問正解できるように!
- 勉強時間
-
小4 塾:週2(1回60分~90分)、自宅:1日60分~90分
小5 塾:週2(1回60分~90分)、自宅:1日90分~120分
小6 塾:週2(1回60分~90分)、自宅:1日120分~150分
受験勉強を振り返って「やってよかった勉強法」について教えてください。
夏期講習で毎日取り組んでいた確認テストの他にも、家での学習によって算数の成績が飛躍的に伸びました。その要因となったのが、時間を決めて「毎日計算問題を100問、解く」という方法です。計算の正確さとスピードを高めるために、市販の問題集を使ってチャレンジしました。最初は40〜50分かけて100問を解いていたのですが、だんだんと速く計算できるようになり、最終的には20分で100問が解けるようになりました。
さらに苦手意識を持っていた社会は、YouTuberが紹介していた「歌」を使って克服しました。特に年号の暗記ができなくて、関係性がないから覚えにくいと悩んでいたのですが、リズムをつけて歌で覚えると忘れないんですよ。
塾での取り組みで印象に残っていることはありますか?
小6の夏期講習中に参加希望者を募り、避暑地で2泊3日の勉強合宿をしてくれたことでしょうか。友だちと一緒なので気分転換にもなったみたいです。「授業の合間に花火をして楽しかった」と話してくれました。ちょうど勉強に対するモチベーションが下がり始めていた時期と重なっていたので、助かりました。家での勉強に集中できない時は、塾で課題に取り組むようにして、上手にメリハリをつけてもらえたのは良かったと思います。
受験勉強で苦労したことはありましたか?
小6の夏から少しずつ勉強へのモチベーションが下がり始めたことに気づいたので、そこからどのように接していけば良いかを考えていくのが大変でした。今まで楽しそうに塾で勉強していた息子が、明らかにつまらなそうな顔をして過ごしていたんです。そこで「どうする?受験、やめる?」と率直に聞きました。成績もアップダウンが激しくて心配でしたし、「勉強をする意味が分からない」と言うわけです。でも息子はイヤだとは言いませんでした。そのため、もうちょっと様子を見守っていこうと決めました。落ち込んでいるような日もありましたが、受験当日まで辛抱強く勉強を続けてくれました。親としては、立ち直ることを信じて待つしかなかったです。本番が近づいてくるとメンタルも落ち着いてきて、成績も上向きになっていきました。
家庭のサポートについて
勉強する意味について、もう一度親子でじっくり話し合った
受験を振り返って「やってよかった家庭での取り組み」はありますか?
将来について家族で話し合えたことが、良かったと思います。受験本番が近づくにつれて、息子の気持ちが少しずつ勉強から離れているように思えたので、もう一度、「勉強する意味ってなんだろう?」というところから話し合いました。
将来、どんな職業につきたいのか。収入面、生活面などさまざまな角度から将来を考えると、今何をすべきなのか。社会で生きていくために必要な学びについて、一緒に考え、共有することができたと思います。
さらに息子の頑張りを応援するために、私自身も自由奔放に好きなことをしないように気をつけました。本当はリビングでゲームをしたり、ちょっと1杯飲みたいなと思ったりすることもありましたが、控えるようにしました。妻も同様です。
最後はしっかり合格しました。合格の決め手はなんだったと思いますか?
「受験をしてみようか」と提案したことが、すべての始まりでした。受験をしなければ、合格もありません。貴重な経験を通じてさまざまな選択肢が提示できましたし、達成感を味わうこともできました。合格した時には「がんばってきたことが認められて、嬉しい!」と喜んでくれていたので、私も嬉しかったです。
学校生活について
気づけば机に向かってしまう生徒が多く、自然と勉強してしまう校風
- 学校名
- 須磨学園中学校
- 部活
- テニス部
「須磨学園」はどのような雰囲気だと感じていますか?
自然と勉強する習慣が身に付くようなカリキュラムが組まれているので、周囲の姿に触発されて「自分も勉強しようかな」と思ってしまう雰囲気がありますね。かと言って、校則が厳しいわけでもなく、自由さもあります。部活に力を入れて、勉強と両立しながらがんばっている生徒も多いですよ。息子はテニス部に入部し、毎日テニスの練習に明け暮れています。
目指している未来があれば教えてください。
得意になった理系科目をさらに伸ばして、国公立大学へ進み、研究者かITエンジニアになってみようかなと話しています。幼い時から科学系イベントに参加してよく遊んでいたので、自然と興味を持ったのでしょう。最近は息子も思春期を迎えたからか、ちょっと口数も少なめになりましたが、今までと同じように成長を見守っていきたいと思います。
取材して
自分が通っていた母校の受験を勧め、合格を手にした須藤さん。負けず嫌いで競争が好きという強みが発揮され、塾内で表彰されるなど順調に成績を伸ばしていました。ところが勉強をする意味が分からないと悩み始め、偏差値もメンタルも不安定な状態になってしまいます。しかし親子でもう一度、受験に対する姿勢を確認。受験の危機を対話で乗り越えたエピソードをお聞きし、息子さんの精神年齢の高さに心を打たれました。幼少期から息子さんの意見を尊重し、丁寧に向き合ってきた積み重ねが、合格に結びついたのだと感じました。
※上記は、2022年9月時点での取材をもとに作成しています。
この記事はインタビューを基に執筆されました。
文:林美夢/編集:塾選(ジュクセン)編集部
通った塾について
友だちと競い合って学び、切磋琢磨できたことが成績UPにつながった
ココがポイント
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- 学校ごとに徹底分析された定期テスト対策で点数アップ!実技教科を含めたテスト対策授業とアドバイスで内申点向上
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