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C113310500033
生徒
桜蔭中学校 (東京都) 合格
東 かおるさん(仮名)
マイペースに学べる個別指導を選択。桜蔭学園中は塾のアドバイスで出願締切4日前に受験を決意!
インタビューに回答してくれた人:お母さま

生徒プロフィール

住まい
千葉県千葉市
性格
真面目にコツコツ, 好きな教科ばかり勉強してしまうタイプ

私の受験ポイント

不合格も正面から受け止めて、第三志望校の桜蔭学園中学に挑戦。塾のアドバイスを信じて受験し合格!

志望校以外の過去問にもチャレンジし、どんな問題にも対応できる力を習得

不安だった理科・社会の暗記を強化。学習アプリや暗記本、ふせんなどを活用しながら毎日コツコツ覚えた

受験情報

受験年度
2022年
受験校数
6校

合否

志望順 学校名 合格判定 受験結果
1 渋谷教育学園幕張中学校 E判定 不合格
2 千葉県立千葉中学校 B判定 不合格
3 桜蔭中学校 E判定 合格
4 市川中学校 非公開 不合格
5 昭和学院秀英中学校 非公開 合格
6 千葉大学教育学部附属中学校 非公開 合格

入試スケジュール

12月11日、1月24日
:千葉県立千葉中学校
1月20日
:市川中学校
1月20日
:昭和学院秀英中学校
1月21日
:千葉大学教育学部附属中学校
1月22日
:渋谷教育学園幕張中学校
2月1日
:桜蔭中学校
2月2日
:渋谷教育学園幕張中学校

偏差値推移

小4:偏差値 不明
小5:偏差値 不明
小6:偏差値 不明

学校選び

テレビ番組がきっかけで第一志望校を決定。塾のアドバイスも参考に

志望校はどのように決めていきましたか?

第一志望の渋谷教育学園幕張中(以下、渋幕中)を受験したいと娘が言い出したのは、テレビのドキュメンタリー番組を見たことがきっかけでした。自分と同じぐらいの年齢の子が猛勉強している様子を目にして、「かっこいい!私もやってみたい」と。ちょうど小3の半ば頃でした。私も夫も他県の公立学校に通っていたので、中学受験に対してあまり実感がわかなかったんです。「公立の学校でもいいじゃない?」と考えていたので、まずはどんな学校なのかを調べてみることにしました。

「渋幕中」は自由な校風で、生徒の自主性を重んじてくれる学校です。好きなことに打ち込める環境であり、共学で学べるところにも娘は惹かれたようでした。さらに他の中学も調べていくと、「県立千葉中学」も同じように自由な校風の学校だと分かりました。自宅からも通いやすく、将来的に大学進学もしやすい公立校ならば良いかもしれないと思い、第二志望に選びました。

その他の志望校に関しては?

ネットで情報を集めながら、第一志望・第二志望に近い偏差値の学校を中心に、決めていきました。コロナ禍だったのでほとんどの学校がオンライン説明会でしたが、仕事が忙しく、なかなか参加できませんでした。

ただ参加できた学校説明会のなかには、学校説明と同時に「入試の傾向」など役立つ情報も多くあったんです。あとになって「説明会に参加しなかった学校について、入試対策に関する情報を事前にしっかりと入手しておけばよかった」と後悔してしまったので、学校説明会にはきちんと参加するほうが良いと思いますね。

合格した桜蔭学園中学を選んだきっかけは?

『進学個別指導のTOMAS』からオススメされて、受験を決めました。しかも出願日が1月19日締切で、「やっぱり受けてみようかな」と本人が言い出したのが締切4日前の1月15日で。出願には通知表のコピーが必要だったので、大至急学校に電話しました!先にネットで出願し、後から郵送物を慌てて送ってギリギリ間に合ったので良かったですが…。

『進学個別指導のTOMAS』では以前から、何度か桜蔭学園中の過去問に取り組んでいたそうなんです。そのため、「第一志望ではないけれど、ここまで頑張ったんだから受けてみたら」と背中を押してくれました。本人も桜蔭学園中の過去問は最初から解きやすいと感じていたらしく、急遽受験を決めたものの、高いモチベーションを保ったまま、本番を迎えることができたようです。

結果として第一志望も第二志望も不合格になってしまいましたが、桜蔭学園中は合格。全力を尽くして取り組めたので、本人としては納得していましたね。「出願が間に合ったので、合格できた!」と語っていたぐらいです。

塾について

夜遅くまで勉強する集団塾に抵抗を感じ、マイペースに学ぶ個別指導を選択

メインで通っていた塾
進学個別指導のTOMAS(トーマス)
指導方法
個別指導
頻度
週2回
科目
算数、国語
通塾時期
小3の4月〜
授業時間と費用
小3:週1(1回90分)
小4:週1(1回90分)
小5:週2(1回90分~120分)
小6:週2(1回90分~120分)
転塾:
併塾:
併塾していた塾
SAPIX 小学部
指導方法
集団授業
頻度
週1回
科目
算数、国語、理科、社会
通塾時期
小6の夏期講習のみ
授業時間と費用

『進学個別指導のTOMAS』を選んだ理由について教えてください。

『進学個別指導のTOMAS』は小学校低学年の時にずっと通っていた学童保育所の系列塾です。「中学受験をしたい」と娘が言い出した際に、「ここならいいかも」と思って選びました。自宅からも近く、系列塾だったので安心もありましたし、個別指導で自分のペースでのんびりと勉強していけば良いかなと思ったんです。まずは勉強習慣をつけることを目標に、娘の学習レベルにあった問題集に取り組むところから始まりました。

『進学個別指導のTOMAS』に通って良かった点は?

本人が本当に楽しそうに通っていたところが一番、良かったです。先生も娘の話をじっくり聞いてくれて嬉しかったみたいですし、自分のペースでどんどん先に進んでしまっても大丈夫でした。

中学・高校レベルまで先取りして勉強を教えてくれることもあったみたいで、元々勉強が好きだった娘には最高の環境でした。「今日は物理の振り子の問題を教えてもらったよ」と話してくれたことを覚えています。途中で担当の先生が変わってしまい、「新しい先生は話を聞いてくれないので、交代してもらいたい」といった相談をしたこともあったのですが、教科担当の先生をマネジメントしている方がすぐに対応してくれて助かりました。

また、最終的に「桜蔭学園中を目指してみては」とアドバイスいただけたことは、本当に感謝しています。面談で「大丈夫です、行けますよ」と背中を押してもらえなければ、受験はしていなかったので。

小6の短期間だけ『SAPIX』に通っていますね。通うことになったきっかけは?

『進学個別指導のTOMAS』の先生から「多くの人が受けているサピックスオープンという模試で、どのくらいの偏差値が取れるかを実感した方がいいかも」とアドバイスをいただき、チャレンジしてみたんです。申し込んで模試を受けたら、夏期講習への参加を促すお知らせハガキが来たので、試しに通ってみました。

夏期講習後も週1回の「受験の直前講習」に参加できたので、9〜12月までの全12回は通いました。ただ朝の8時半〜夕方6時半までみっちり勉強するので、だいぶ疲れてしまって。「これはちょっとムリだ」と娘本人も語っていたので、これを3年以上も続けている受験生はすごいなと思いました。

そのまま『SAPIX』には通わなかったのですね。

はい。集団塾は娘には合わないかなと思ったんです。周りはみんな5〜6年間も猛勉強してきた生徒さんばかり。もう小6でしたし、娘がそこに入っても「私はついていけない」と感じて勉強へのモチベーションが下がってしまいそうなので、通うのはやめました。

知人のお子さんも小学校に入った時から中学受験を視野に入れて、高学年になれば週3で塾に通い、土日は模試。平日も夜10時に帰宅して勉強して…という生活を送っていると聞いていましたが、私自身は、それほど遅くまで勉強をさせること自体に抵抗があって。そのため『進学個別指導のTOMAS』でマイペースに学ぶことを選びました。

受験勉強について

アプリや暗記本、ふせん、問題集をフル活用し理科・社会の暗記を強化

勉強時間
小4 塾:週1(1回90分)、自宅:1日30分~60分
小5 塾:週2(1回90分~120分)、自宅:1日60分~90分
小6 塾:週2(1回90分~120分)、自宅:1日120分~150分

受験勉強を振り返って「やってよかった勉強法」について教えてください。

『進学個別指導のTOMAS』に入塾した頃は算数・国語が中心でしたが、次第に理科・社会にも力を入れて勉強した方が良いと感じて、受講数を増やしました。また娘から「好きな算数をたくさんやりたいのに!」と反発されてしまったため、算数を理科・社会の間に挟むようにし、勉強のモチベーションが維持できるように工夫しました。

さらに理科・社会の暗記科目が特に苦手だったので、少しでも覚えられるように学習アプリを使っていました。夫が探してきたもので、なるべく楽しく勉強できる方法を試行錯誤していましたね。アプリは気軽に取り組めて、いつも楽しそうに覚えていました。

また、問題集は塾で使っていたものを一冊やりきりました。分からないところにはかわいいふせんを貼って印をつけ、目立つようにして勉強していました。できなかった問題や、覚えたい語句はどんどんふせんに書いて、机の周りにもずらっと貼っていましたね。

アプリや問題集の他に、取り組んだものはありましたか?

暗記を強化したかったので、本屋さんへ行って「寝る前に読む5分の暗記術」のような本を何冊か買いました。理科と社会に関する知識が自然と身につくかわいらしいイラストがついた本で、娘も気に入って読んでいましたね。

他には過去問でしょうか。小6までに受験時に必要な単元をすべて終わらせ、6年生になったらいろいろな学校の過去問を解いていました。塾の方針として、傾向の違う学校の過去問を織り交ぜて解いていたそうです。志望校以外の過去問も沢山解いていくなかで、「東邦大東邦中の過去問が全然解けない!絶対受けないから」とよく言っていました(笑)。そのタイミングで桜蔭学園中の過去問にも触れていたことで、受験を決めたのが直前だったにも関わらず合格できたのだと思います。最後まで理科・社会の対策に追われましたが、桜蔭は国語・算数の方が配点比重が大きかったので、娘にとっては少し有利だったかもしれません。

家庭のサポートについて

両親のリラックスしている様子を見て、緊張感がほぐれた

受験を振り返って「やってよかった家庭での取り組み」はありますか?

合格した一番の要因は、メンタル面だったのかなと思っています。第一志望、第二志望が不合格となってしまい、母としては「ああしておけば…こうしておけば…」とクヨクヨ思い悩んでいました。ところが、肝心の娘は受験とは関係のない小説を読み出し、「息抜きしよ〜」とリラックスしていたんです。それを見ていたら、「もういいや。悩むのをやめよう!結果はどうであれ、やるべきことは全部やりきったんだ。あとはとにかく笑って、楽しく勉強してもらおう」という気持ちになって、吹っ切れたんです。

そういう親の気持ちが、娘にも伝わったのでしょう。桜蔭学園中の入試前日からゆったりした気持ちでいられたみたいでした。夫と娘で学校近くのホテルに宿泊してもらったのですが、夫はデパ地下のお惣菜をつまみに缶ワインを飲み、まるで旅行気分。いびきもすごくて、娘は夜中に3回も目が覚めたそうです。良い意味で緊張感の抜けた両親の様子に、娘もホッとしたと思います。「肩の力を抜いて、本番に臨めた」と後で話してくれました。

他には何か、意識したことはありましたか?

娘の下にまだ2人の小さい子がいるので、本人には自宅ではなく、夫とカフェで勉強してもらうことも多かったです。分からないことがあればその場で問題を解き、理解できるまで一緒に考えてもらいました。基本的には娘がもくもくと取り組んでくれていたので、夫も仕事をしながら付き合っていたそうです。

「反省点」はありますか?

終わってみて思うのは、もう少し情報集めからしっかりやれば良かったなということです。中学受験を考え始めた当初は「なんとかなるよ」と親子で思っていました。しかし、予想以上に受験は厳しかったです。事前にさまざまな合否のケースを想定して、準備しておくべきでした。今は小3の次女も中学受験をする可能性があるので、今から少しずつ準備しておきたいなと考えています。その子にあった勉強方法を模索しながら、進路をじっくり考えていく大切さを学びました。

学校生活について

心配していた女子だけの生活にもすぐに慣れて、楽しく過ごす毎日

学校名
桜蔭中学校
部活
バレーボール部(週3回)

「桜蔭学園中学」はどのような雰囲気だと感じていますか?

落ち着いた雰囲気だと思います。生徒さんは活発なタイプもいますし、おとなしいタイプもいて、本当にさまざまですね。女子校なので「どんな雰囲気なんだろう?」と心配していたところもあったみたいですが、体育祭や文化祭でお互いに少しずつ打ちとけてきて、今では楽しく過ごしています。「休み時間にトランプをして負けた子が、腕立て伏せを20回やってた」なんて、楽しそうに話していました。今はバレーボール部に入ったので朝練もあり、母としては早起きしてお弁当を用意しないといけないのがちょっと大変です。

学習面ではみんな優秀な生徒さんばかりですから、なかなか大変なようです。先日は定期テストの追試を受けていました。小学校時代はクラスの中でも成績優秀タイプでしたが、今はまったく違う環境ですからね。良い経験を積んでいると思います。

入学してみて意外だなと感じた点はありましたか?

夏休みがけっこう長いですね。子どもにとっては良いことですよね。部活もそれほどハードな練習をしないので、勉強との両立もしやすいのではないでしょうか。

それと偶然ですが、家の近所に同学年の同級生がいました。入学後に知って驚きましたが、今では仲良く一緒に登校しています。

目指している未来があれば教えてください。

将来は医師か、数学者になってみたいと考えているそうです。「最近、数学が楽しい!数学の研究もいいなあ」と楽しそうに話してくれています。入学後にお友だちや先輩からの影響を受けたみたいで、留学にも興味を持ち始めました。これからも娘の歩みを見守りながら、応援していきたいと思います。

取材して

「第一志望の渋幕中は残念でも、第二志望の県立千葉中には受かるだろう」と前向きに考えていたという東さん親子でしたが、緊張してしまったせいか、惜しくも不合格。しかし桜蔭学園中を受けると決めてからはいつものメンタルの強さを取り戻し、楽しく問題に取り組めた様子が伝わってきました。『進学個別指導のTOMAS』の先生方が常に寄り添い応援してくれていたことが、諦めずに最後まで頑張る原動力になったそうです。自分の実力が最も発揮できる環境を選び、最後までそのやり方を貫いた力強さを感じました。

※上記は、2022年10月時点での取材をもとに作成しています。

この記事はインタビューを基に執筆されました。

文:林美夢/編集:塾選(ジュクセン)編集部

通った塾について

夜遅くまで勉強する集団塾に抵抗を感じ、マイペースに学ぶ個別指導を選択

進学個別指導のTOMAS(トーマス)

  • 小学生
  • 中学生
  • 高校生
  • 大学生
  • 完全個別指導

ココがポイント

  • ホワイトボード付き個室での完全1対1指導
  • 志望校から逆算した個人別カリキュラム
  • 最難関校への合格実績が出せるハイレベル指導