個別指導の明光義塾に高2から通塾し帝京平成大学に合格した方への合格者インタビュー(75)
生徒プロフィール
- 通った塾
- 個別指導の明光義塾
- 住まい
- 東京都台東区
- 性格
- 周囲とコミュニケーションを取りながら問題解決できるタイプ
- 偏差値推移
- 高1:偏差値不明 ※模試を受けていなかったため
高2:偏差値48
高3:偏差値55
私の受験ポイント
看護師資格の取得が目指せる大学を志望。通信制高校に通っていたため、塾の映像授業・対面授業を上手に組み合わせながら受験に対応
暗記科目の対策に「音読」を実施。英単語や生物の頻出語句を声に出して覚え、偏差値48→55へとUP
受験への不安、進路の悩みはいつでも親に相談。塾にも正直に打ち明け、積極的に三者面談をしていた
受験情報
- 受験年度
- 2021年
- 受験校数
- 4校
合否
志望順 | 学校名 | 合格判定 | 受験結果 |
---|---|---|---|
1 | 順天堂大学 (医療看護学部) | D判定 | 不合格 |
2 | 帝京平成大学 (健康医療スポーツ学部 看護学科) | A判定 | 合格 |
3 | 帝京平成大学 (ヒューマンケア学部 看護学科) | B判定 | 不合格 |
4 | 東京医科大学 (医学部 看護学科) | D判定 | 不合格 |
入試スケジュール
- 10月2日
- :帝京平成大学
- 1月16日、17日
- :順天堂大学
- 2月6日
- :東京医科大学
学校選び
入院した経験がきっかけで看護師を目指したいと思い、大学進学を希望
看護師になろうと思ったきっかけは?
最初は医師に興味があったんです。でも「医師は病気を治せるけれども、患者さんとの距離が遠い。看護師ならずっと一緒に、一番近くで支えていける」と思うようになり、看護師を目指そうと決めました。
以前、入院した時も看護師さんが優しく接してくれて、とても嬉しかったんです。いつも見回りの際に声をかけてくれて、たくさん話も聞いてくれました。そんな経験もあって、私も患者さんに近い場所にいたいと思いました。
第一志望校はどのように決めていきましたか?
志望校を決める際に重視していたのは、「学校の雰囲気」と「奨学金の給付があるかどうか」でした。
順天堂大を第一志望に選んだのは、学校創立の精神に共感したからです。「人を思いやり敬う“仁”の心を大切にしている」と知り、心が動かされました。また、オープンキャンパスにも行ってみました。順天堂大の説明会では学部長が「看護師は大変な仕事です。もう一度、本当にこの道を選んで良いのか、考えてみてほしい。家族ともよく話し合ってほしい」と語っていた記憶があります。それでもやはり「看護師になりたい」と思って、志望しました。
その他の志望校に関してはどのように選んでいきましたか?
順天堂大以外は志望度はそこまで変わらず、看護師の道に進めればどの大学でもかまいませんでした。学校説明会は、順天堂大と東京女子医科大の2校に参加しました。どちらもキャンパスがキレイで広かったです。やはり最終的には学費面、自宅からの通学時間、偏差値、入試科目、模試の判定などを総合的に考慮して志望校を決めていきました。
結果としては第一志望の順天堂大は残念ながら不合格。今は第二志望の帝京平成大へ進み、看護を学んでいます。
塾について
費用の手ごろさと、教室長の親切な対応に心惹かれて転塾
- メインで通っていた塾
- 個別指導の明光義塾
- 指導方法
- 個別指導
- 頻度
- 週7回
- 科目
- 英語、国語、生物
- 通塾時期
- 高2
- 授業時間と費用
-
高2:週7(1回90分~120分)、月3~4万円
高3:週7(1回90分~120分)、月3~4万円
※対面授業は90分、映像授業は60分
- 転塾する前に通っていた塾
- 東京個別指導学院
- 指導方法
- 個別指導
- 頻度
- 週2回(1回90分)
- 科目
- 数学、英語
- 通塾時期
- 中3の4月〜高1
高1の時には『東京個別指導学院』に通っていたのですね。
はい、中3の頃から通っていました。自宅からも近かったですし、見学してみたら教室長の対応も丁寧で好印象でした。それで通塾を決めたのですが、だんだんと月謝が高くなっていくのが気になり始めてしまって。
週1〜2回しか通わないにもかかわらず、「こんなに高いのか」と金額的な負担を感じていました。さらに長期休みの際には講習代も上乗せされていきます。もしかしてそのうち払えなくなるかもと感じて、他の塾へ移ろうと決めました。
『明光義塾』へ転塾した理由は?
実は通っていた『東京個別指導学院』があるビルの中に、『明光義塾』が入っていたんです。それで費用を調べてみたら、リーズナブルだと分かって。親が入塾のための相談に行ってくれたのですが、そこでの教室長の対応も良く、「楽しく勉強できるかも」と勧めてくれました。その後、私も見学に行きましたが「親切でいい先生ばっかり!」と感じて入塾しました。費用をあまりかけられないなど、私の家庭環境についても理解してくれたので安心できましたね。
また、自習室が常に開放されていて、いつでも自由に使える状態だったことも魅力的でした。席数も多く、気軽に通えて勉強できていました。
『明光義塾』では映像授業を取っていたのですか?
はい。映像授業は何度も繰り返し再生して復習でき、マイペースに勉強できて助かりました。思っていたよりも費用を抑えられましたし、学びのポイントもしっかり解説してくれるのでありがたかったです。自習室でも映像授業が視聴できたので、見終わった後にすぐ自習することもできました。
高3になって入試本番が近づくと、赤本などの過去問を解くようになりますよね。そこからは個別での対面授業で、先生によく質問していました。映像授業と対面授業の「いいとこどり」で、受験対策を進められたと思います。
改善してほしいと思う点は?
対面授業の進め方についてです。『明光義塾』は少人数制なので、先生1人:生徒3人で教わります。生徒が問題集や赤本を解き、それについて先生が個別に答え合わせをして解説するのですが、他の人の解説がなかなか終わらないことがたまにあるんです。早く解き終わってしまったりすると「ヒマだな。早く解説してほしい」と感じてしまって、ちょっともったいなかったです。先生が採点も担当していたので、他の生徒の採点・解説が終わるまではずっと待ち続けないといけませんでした。自分で採点し、解説を読んでも分からない部分だけを質問する方法でも良かったのではと、ちょっと思いました。
受験勉強について
声に出して何度も音読し、英単語を暗記。生物の知識も音読で定着
- 勉強時間
-
高1 塾:週2(1回90分)、自宅:1日120分
高2 塾:週7(1回150分~180分)、自宅:1日120分
高3 塾:週7(1回180分以上)、自宅:1日200分
受験勉強を振り返って「やってよかった勉強法」について教えてください。
私は受験科目に「生物」を選んでいたのですが、映像授業・問題集・スタディサプリの3つを駆使して勉強していました。勉強時間も他の科目より長く取っていたのもあり、赤本に載っている過去問は初見で7〜8割の得点率が出せるようになりました。「生物」は暗記が必要な分野も多いので、なるべく声に出して音読し、記憶に定着させるようにしました。
「英語」も同じように、たくさん音読し、声に出した例文を耳から聞いて覚えていました。対面授業も積極的に参加して、分からないところを一つずつ解説してもらううちに、少しずつ成績もUP。長文読解が苦手でしたが、だんだんと「読みやすい」と感じるようになりました。
他の教科はどのように勉強していたのですか?
他には「数学」「国語」を一般入試に向けて準備していました。「数学」は塾の授業は取らず、基本的には自分で勉強を進めていくスタイル。問題集・参考書をベースに解き続けて、分からない問題だけを集中して先生に質問しました。
「国語」はひたすら問題集を解き、解説を読む。この流れを繰り返し、映像授業でフォローしていました。結果として偏差値も7ポイントUPし、少しずつ成績が上がっていったと思います。
受験勉強での反省点はありますか?
周囲の友だちとつい比べてしまい、「勉強したくない。遊びに行きたい」と気持ちが不安定になる時期もありました。特に高3の夏には受験勉強自体が嫌になり、模試の成績が思うように伸びなくなってしまったんです。教室長が他の受験生に向かって「頑張ってるね!成績もすごく伸びているね」と褒めている様子を偶然目にしてしまって、気持ちばかりが焦ってしまう日もありました。
やらないとと思いつつ、塾でも家でも勉強したくない。それでも「やらないと!」と毎日塾に通って、1時間でもいいから机に向かうようにしていました。気持ちの波はありつつも、身につけていた自習の習慣は止めずに、頑張りました。
家庭のサポートについて
勉強のこと、進路のこと。なんでも話し合いながら受験を乗り越えた
受験を振り返って「やってよかった家庭での取り組み」はありますか?
気持ちを切り替えるために、家で勉強をするときはYouTube動画を流していました。勉強している様子とBGMがついている動画「STUDY WITH ME」をそばにおいて、1時間は集中して勉強しようと決めてやってみました。意外とはかどったので、オススメです。
将来への期待や受験への不安をプレッシャーに感じて、辛くなったこともありましたが、それでもいつも話を聞いてくれた親には感謝しています。塾で自習して帰宅が遅くなっても、必ず一緒に夕ごはんを食べていました。「今日はこんな勉強したよ」「受験で今、悩んでいて…」などをざっくばらんに話しあいながら、アドバイスをもらいました。
たくさん話しあえる関係だったんですね。
そうですね。確かに、進路については、いつも家族で話し合っていました。模試の結果も細かくチェックして、親と塾の先生と私で三者面談を積極的にしてもらっていたと思います。どうしたら受験を乗り越えて、希望する進路が歩めるのかについて、普段からよく話題にしていました。
「反省点」はありますか?
もう少し早く受験勉強をスタートさせていれば良かったです。私が通っていた通信制の高校は、受験対策にあまり熱心ではありませんでした。学習進度もゆっくりなので、���校では習っていない箇所を自分なりに学び、塾の先生に教わっていました。自習をしながら理解を深めていくのに、予想以上に時間がかかったような気がします。
学校生活について
温かい先生や友人に囲まれながら、看護師を目指して学び続ける
- 学校名
- 帝京平成大学
- 部活
- なし

「帝京平成大学」はどのような雰囲気だと感じていますか?
私が通っているキャンパスは、千葉県にあり、最寄り駅からちょっと遠い場所にあります。自宅を朝早くに出て電車に乗り、キャンパスには自転車か徒歩で向かうしかなくて、夏は暑いし冬は寒い。雨が降ると20分以上、濡れながら通っています。でもそういう環境に、とても鍛えられているんですよ。精神的にタフになりました。
先生たちはとても親切で、勉強や私生活のことをなんでも相談できる関係が築けています。看護師資格の取得を目指すための勉強は大変ですが、支えてくれている安心感がありますね。生徒は明るくて優しい子が多いと思います。学科内の生徒数は1学年100名ほどで、活気もありますよ。
目指している未来があれば教えてください。
看護師を目指して、引き続き勉強を続けていきます。第一志望の順天堂大には行けませんでしたが、患者さんに寄り添った看護師になりたい気持ちはずっと変わりません。入院している患者さんの「声にならない態度や様子」まで気にかけてあげられる存在になりたいです。
取材して
今回取材をさせていただいた西本さんが通っていた高校は通信制だったこともあり、一般的な受験対策には熱心ではなかったそうです。それでも看護師になりたい夢を叶えるために、親や塾の先生たちとたくさん話し合い、連携をとりながら勉強を進めていった様子がよく分かりました。一つひとつ、納得した上で進路を決め、受験を乗り越えていく姿に心を打たれました。また音読を試したり、音楽を聞いて気持ちを切り替えたりと、「聞くこと」を上手に勉強に取り入れながら成績を伸ばしていった点も印象に残りました。
※上記は、2023年1月時点での取材をもとに作成しています。
この記事はインタビューを基に執筆されました。
文:林美夢/編集:塾選(ジュクセン)編集部
通った塾について
費用の手ごろさと、教室長の親切な対応に心惹かれて転塾

ココがポイント
- 学習習慣が身につく個別指導。だからテストに強くなる
- オーダーメイドの学習プランで、受験対策ができる
- 面倒見が良く、学習内容が定着しやすいノートの取り方まで指導してくれる