【お悩み相談室♯005】「気分屋で集中力が続かない」気を散らさず勉強に専念させる方法は?


編集部
塾選ジャーナル編集部

受験指導専門家
西村 創先生
「中学受験は親子二人三脚で頑張るもの!」そう思ってスタートしたものの、現実は思った以上に厳しい…。子どもが勉強に集中せず遊びに夢中になる姿に、ついイライラしてしまうこともあります。その結果、親自身が疲れてしまうケースも多いようです。
実際、塾選ジャーナル編集部が行ったアンケートによれば、中学受験をする保護者の92%が「悩みがある」と回答しています。この記事では、保護者のリアルな悩みを集め、受験指導のプロ・西村創先生からのアドバイスをご紹介します。
今回のお悩み:苦手な教科に直面すると集中力が続かない…どうすればいい?
【CASE 002】小学6年生・男子
性格:
・好き嫌いが表情に出やすい
・好奇心旺盛な気分屋
【今回のお悩み】
ペンネーム:シクレタスさん(小学6年生 保護者)
集中力が続かず、よく他のことに気をとられています。
特に難しい問題に直面してしまうと、休憩と言って消しゴムを削ったり、さっき食べたばかりなのにお菓子を食べたり、勉強を中断してしまうのですが、どうすればよいでしょうか?
西村創先生のアドバイス:時間と目標を決めてゲーム感覚でクリアさせましょう
勉強に集中させる一番手っ取り早い方法は、塾の自習室を利用すること。通っている塾に自習室があるなら、「今から向かわせます」と塾に電話を1本入れてから送りだすといいでしょう。
自宅で勉強させる場合はリビングがおすすめ。保護者が一緒に横についていると子どもがプレッシャーを感じてしまうため、目が届くけれど少し離れたところで、自分も仕事や作業をしながら見守るといいですね。
ダラダラと勉強させても集中力が続かないので、時間を区切ってタイマーをセットし、休憩時間を入れることも大切です。「私は30分でこの作業を終わらせるけど、あなたはその時間で問題集をどこまで進められそう?」と子どもに目標を決めさせて、「5問くらいできると思う」「じゃあ、30分タイマーをセットするよ。クリアできたらお菓子タイムにしよう」とゲーム感覚で取り組めるようにすると集中しやすいと思いますよ。
目の前にタイマーを置いて「どこまで進むかな、よーいドン!」とカウントダウンすると、ゲームをするようにモチベーションが上がるでしょう。30分も集中力を維持するのが難しいなら、最初は10分から始めて、次に20分と段階を経て時間を延ばしていくといいですね。
勉強に対する集中力にはかなり個人差があります。1時間でも2時間でも集中できる子どもの場合、30分ごとに休憩を入れると、ペースが上がってきたときに中断されることになり、集中力が途切れて逆効果になってしまうかもしれません。自分の子どもの特性に合わせて時間を設定することが、集中力を持続するポイントです。
休憩時間の目安は、30分だったら5分、1時間なら10分程度。休憩時間もタイマーを活用して、きっちり区切りましょう。科目の好き嫌いなどでも集中できる時間が変わってくるので、例えば得意科目は1時間、苦手科目なら30分、と科目によって勉強時間を変えてもいいですね。
50分勉強して10分休憩のインターバルだと、小学校や塾の授業に近いので、取り組みやすいと思います。
ポモドーロテクニックを活用するのもおすすめです。ポモドーロテクニックとは「〇分勉強+〇分休憩」を繰り返し、集中力を高める学習法です。
例えば「25分勉強+5分休憩」で、算数の計算問題を解いた後、軽くストレッチをするなどリフレッシュします。2セット繰り返したら、長めの休憩を取ると効果的です。
集中が苦手な子は「15分+5分」から始めるのもおすすめです。ダラダラ勉強を防ぎ、学習効率を高められます。
YouTubeでポモドーロテクニック用の学習BGMなどを探して、活用するのもおすすめですよ。
成功へ導く賢者からの金言!
時間と目標を決めてゲーム感覚で集中させよ!
※塾選調べ:
対象:中学受験をする予定の子どもを持つ保護者50名にアンケートを実施
期間:2025年1月2日~8日実施
執筆者プロフィール

塾選ジャーナル編集部です。『塾選ジャーナル』は、日本最大級の塾検索サイト『塾選(ジュクセン)』が提供する、教育・受験に関する総合メディアです。保護者が知っておきたい受験や進路情報をお届けします。
監修者プロフィール

早稲田アカデミー、駿台、河合塾Wingsなどで指導歴25年以上。新卒入社の早稲田アカデミーでは、入社初年度に生徒授業満足度全講師中1位に輝く。駿台ではシンガポール校講師を経て、当時初の20代校長として香港校校長を務め、過去最高の合格実績を出す。河合塾Wingsでは講師、教室長、エリアマネージャーを務める。現在は、セミナー講演や書籍執筆、「にしむら先生 受験指導専門家」としてYouTube配信(チャンネル登録12万人超)などを中心に活動。著書は『中学受験のはじめ方』(KADOKAWA)など多数。 http://www.youtube.com/@nishimurasensei