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中高生のお弁当、70%以上が週5持参!自作派は13%

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塾選ジャーナル編集部

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塾選ジャーナル編集部

子どもが中高生になると、気になるのがお昼ご飯事情。給食がなくなり、学校にお弁当を持参する必要が出てくる方も多いのではないでしょうか。今回は中高生の保護者100名に、子どものお弁当づくりについてアンケートを行いました。お弁当作りが始まる前に知っておくとよいことや、実際の調査結果をもとにしたお役立ち情報をお届けします。

目次

お弁当が必要な中高生、70%以上が週5日で持参

子どもが学校にお弁当を持参していると答えた人に、週に何日持って行っているかを尋ねました。その結果、週5日と答えた方が全体の70%を超えることが分かりました。

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高校生でもお昼に学食や購買を利用していると答えた方は半数にとどまり、お弁当を持参することが基本となっているようです。

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お弁当作りを自分で行っている子どもは13%

お弁当を作るのは主に母親が多いですが、最近では父親が作るケースや、子ども自身が作ることも増えてきているようです。アンケートでお弁当を作っている人は誰なのかを質問したところ、自分でお弁当を作っている子どもは中学生で10%、高校生で16%、中高生の平均では13%という結果となりました。子どもが自分で作る割合は高校生になるとやや増えますが、95%の家庭では母親が作っているようです。

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お弁当箱を複数持っている人は25%、主流のかたちは1段と2段

調査結果によると、4人にひとりがお弁当箱を複数持っており、用途に合わせて使い分けています。使い分けの理由としては容量の異なる弁当箱を使い分ける、季節によって使い分けるなどがあげられますが、前日のお弁当箱を洗うのが間に合わないという声も見られました。

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次に、お弁当箱の容量について尋ねました。その結果、容量は中学生と高校生、男の子と女の子で差がある結果となりました。全体で見るとお弁当箱の容量の主流は500ml~700mlで、女の子よりも男の子の方が容量が多いという傾向がありました。

また、中学生と高校生を比べると中学生の方が容量が多いという結果になりました。中学生は部活動必須の学校が多いこと、高校生に比べて学校帰りの買い食い等の機会が少ないことが影響していると考えられます。

お弁当の容量は?

  全体 高校生 中学生 男子 女子
500ml未満 9% 8% 10% 2% 7%
500ml以上~600ml未満 39% 46% 32% 14% 25%
600ml以上~700ml未満 23% 20% 26% 11% 12%
700ml以上~800ml未満 15% 14% 16% 7% 8%
800ml以上~900ml未満 12% 12% 12% 10% 2%
900ml以上~1,000ml未満 1%   2% 1%  
1,000ml以上 1%   2% 1%  

お弁当箱の形状についてもアンケートを行った結果、よく使われているお弁当箱の形状は1段タイプと2段タイプでほぼ半数ずつであることが分かりました。ジャータイプを使用している家庭は3%と低い結果となりました。ジャータイプは食材の温かさをキープできるというメリットがありますが、重いものやサイズが大きいものが多いため、学生の間では通学の邪魔になりにくい1段タイプと2段タイプが主流のようです。

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お弁当作りの味方は「冷凍食品」と「作り置き」

お弁当に作り置きのおかずや冷凍食品を使う家庭も多く、忙しい朝の味方として活用されているようです。近年では保冷剤代わりに凍ったまま入れられるものなど、冷凍食品も進化しています。味のクオリティも年々高くなっているため、冷凍食品を週3日以上使っている家庭も半数を超える結果となりました。使っていない家庭は全体の15%と低く、多くの家庭で冷凍食品が活用されていることが分かります。

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また、作り置きや冷凍食品のおかずを入れる割合についても質問しました。その結果、当日作るおかずが全体の40%、冷凍食品と作り置きのおかずがそれぞれ30%という意見が最も多く集まりました。

お弁当を効率よく作るため、「夕食のおかずを多めに作ることで作り置きをし、翌日のお弁当に利用することで手間を省いています」という意見や、「自家製冷凍食品をストックし、時短で簡単にお弁当を完成させる工夫をしています」「なるべく冷凍食品を使うか、前もって作り置きをすることで、当日の朝に時間をかけず弁当を作ることが出来ます」という意見が集まり、作り手それぞれが効率よくお弁当を作るためのアイデアを練っていることが分かりました。

お弁当作り、時短の秘けつは「メニュー決め」や「調理法」

お弁当作りの時間を短縮するために、作り置きや冷凍食品の利用をしている方が多いことがわかりました。では、その他ではお弁当作りを楽にするためにどんな工夫をしているのでしょうか。アンケートではメニューを事前に計画しておく、定番メニューを決めているという声が集まりました。

お弁当のメニューを事前に計画している方は「お弁当の内容を前もって決めておくことで、当日の準備を効率的に行う」「直前に考えないで作業をスムーズにできるようにしています」というように、当日作る派の方が多い印象です。

定番メニューを決めている方は「メニューの一覧表を作っておくことで、毎回の献立に悩むことを避ける」「おかずのルーティンを作っておき、手際よく作り慣れた状態にしておく」、調理法を工夫しているという方は「フライパン一つで複数の料理を同時に作ることで、後の洗い物を減らす」「電子レンジで作れる物にすると、簡単で時短になる」というように、自分なりに早く作れるお弁当の作り方を模索しているようです。

中には子どもに意見を聞き「同じおかずが続いても文句を言われないように話をする」という対策をしている方もおり、お弁当作りが子どもとのコミュニケーションにひとつになっている様子もうかがえました。

お弁当作り、気を付けているのは「栄養バランス」や「彩り」

お弁当作りの際、気を付けていることはどんなことなのかも質問しました。その結果、栄養バランスや見た目、お弁当が痛まないように気を付けるという意見が集まりました。

気を付けているという声が一番集まったのは栄養バランスで、「バランスよく、肉や魚、野菜を取り入れ、栄養の偏りに注意している」「タンパク質、炭水化物、野菜をバランスよく組み合わせることを意識している」といった意見が見られました。

次に多かったのは彩りや見た目で、こちらも「赤、黄、緑の食材を使い、色合いに気を付けることで視覚的に楽しめるようにする」「お弁当を開けたときにおいしそうと思ってもらえるように、華やかな色合いを意識している」と、お昼の時間が少しでも楽しくなるようにという心遣いが感じられます。

また、食べやすさや食中毒対策を上げている方も多く見られました。食べやすさの工夫では「ご飯は食べやすいように味付きのものを入れている」「丼物のようにごはんの上におかずを複数乗せるタイプのお弁当を作っている」、食中毒を意識している方は「しっかり火が通った食材や揚げ物を入れるようにしている」「腐りにくい食材を選び、痛みにくいように配慮している」というように、各家庭で工夫している様子がうかがえます。

お弁当作りの参考に!よく入れるおかずTOP10

定番メニューが決まっていると、お弁当作りにすぐにとりかかることができます。今回のアンケートでは、お弁当のおかずによく入れるものについても質問しました。その結果、栄養が高く、彩りもきれいで、どんなおかずとも相性の良い卵焼きが圧倒的に人気でした。ウインナーや唐揚げなど腹持ちがよく、子どもが好きなメニューも上位に入っています。

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まとめ

中高生のお弁当作りは、毎日の忙しさの中で大変な作業かもしれません。しかし、工夫次第でその負担を軽減することができます。作り置きや冷凍食品を活用したり、簡単なレシピを取り入れることで、時短も可能です。栄養バランスに気を配りつつ、見た目にもこだわることで、子どもも毎日のお弁当を楽しみにしてくれると思いますが、頑張りすぎは禁物。自分がやれる範囲で無理をしすぎないお弁当づくりを心がけましょう。

アンケート調査概要
調査対象:中高生の子どもを持つ保護者(有効回答数100名)
調査時期:2025年3月
調査機関:自社調査
調査方法:インターネットを使用した任意回答
調査レポート名:「中高生のお弁当」についての調査

※掲載しているグラフや内容を引用する場合は「塾選調べ:「中高生のお弁当」についての調査」と明記し、『塾選』(https://bestjuku.com)へのリンク設置をお願いします。

執筆者プロフィール

塾選ジャーナル編集部
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塾選ジャーナル編集部です。『塾選ジャーナル』は、日本最大級の塾検索サイト『塾選(ジュクセン)』が提供する、教育・受験に関する総合メディアです。保護者が知っておきたい受験や進路情報をお届けします。

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