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都立高校の倍率とは?倍率の見方と受検直前の心得を現役塾講師が解説!

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高校受験
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塾選ジャーナル編集部

編集部

塾選ジャーナル編集部

大山雅司

ひのき進学教室 三軒茶屋校講師

大山雅司

今回は、これから都立高校受検を目指す新中学3年生向けに倍率の基本的な意味について解説します。特に受検直前期には、自分が目指す都立高校の倍率が上がって焦ってしまうという受検生もいるかもしれませんが、「倍率が上がる=合格が難しくなる」とは限りません。受検に向けて倍率の数字と正しく向き合えるよう、ぜひ参考にしてください。

目次

都立高校の倍率とは?

都立高校の倍率とは?

都立高校の倍率とは、都立高校受検において毎回注目される指標のひとつです。「うちの志望校、倍率はどうなんだろう?競争率は高いのかな?」と不安や期待が入り混じる気持ち、きっと多くの方が感じていることでしょう。

ひと口に都立高校の倍率といっても、発表される時期によって5つの種類があり、それぞれ異なる意味合いを持ちます。そのため、倍率を見る際にはその種類を正しく理解しておくことが大切です。

以下で、都立高校受検で用いられる5種類の倍率について詳しく見ていきましょう。

都立高校倍率の種類

①校長会調査時の倍率

校長会調査時の倍率は、毎年1月上旬に発表されるものです。

前年の12月に、生徒は各中学校の担任との面談を踏まえて、第一志望の都立高校を申告。各校長が申告状況を教育委員会に報告し、取りまとめた倍率を指します。

受検生にとっては、志望校の人気度を確認できる、最初の指標となるでしょう。

ただし「これからの伸びしろによっては、志望校を変更する可能性が高い」「私立高校を併願する生徒の動向が確定していない」など不確定な要素を含み、また、今後推薦で合格する生徒も含まれるため、あくまでも参考として捉えておく必要があります。

②応募倍率

応募倍率は、出願締切後に発表されるものです。推薦入試の倍率は1月下旬、学力検査の倍率は2月上旬に発表されます。

一般的に推薦入試の倍率は、学力検査の倍率よりも高くなる傾向にあります。そもそも一般入試と比較して枠が少なく、「推薦入試で不合格だったとしても、学力検査で再チャレンジできる」「部活動や委員会活動といった、学力検査以外の要素で評価される」などが、高倍率となる主な理由です。

学力検査の倍率は、第一志望校として真剣に考えている生徒の動向が反映されます。初期における実質的な人気度を測る指標となりますが、志願変更期間で変動する可能性もあるでしょう。応募倍率を見て志願変更する人が多いので、その後、取り下げ再出願を経て変動することはありますが、受検生にとっては、最終的に志望校を変えるか、変えないかを判断する情報として重要になります。

③最終応募倍率

一度提出した入学願書を取り下げて、他の高校へ再提出した後の倍率が最終応募倍率で、毎年2月中旬に発表されます。

志願変更後の最終的な志望状況を反映しているため、都立高校受検の競争率を予測する上では、受検生にとっては入試前最後に見る倍率であり、この倍率を見た状態で、当日の試験に臨むことになります。

④受検倍率

受検倍率は入学試験が終了した、2月下旬に発表されるものです。風邪やインフルエンザといった病気で受検できなかった生徒や、私立高校へ合格して受検しなかった生徒が反映されるため、最終応募倍率より倍率が下がる高校があります。各学校の競争の激しさもわかります。

⑤合格倍率(=実質倍率)

3月上旬の合格者発表時にわかるのが、合格倍率です。実質倍率と呼ばれることもあります。「受検者数÷合格者数」で計算され、その年における本当の競争率を示しています。

都立高校の合格を辞退し、国立高校や私立高校へ進学する生徒を見越して、募集定員よりもやや多く合格者を出す高校もあります。そのため、受検倍率より低くなる場合があります。

また、受検者全員が合格した場合(=全入)は、実質倍率は1.00になります。

私立高校の場合は、合格辞退者が多いことを見越して、定員よりもかなり多く合格者を取ります。そのため受験倍率と実質倍率が大きく乖離することがありますが、都立入試においては、ほぼ受検倍率と変わらない値になります。合格者数と実際の入学者数とは数値が異なることもありますが、次年度の受験を目指す人にとっては、各校の合格難易度を測る上で重要なデータになります。

倍率が上がると合格ラインも上がる?その仕組みを解説

倍率と合格ラインの関係

結論から言うと、倍率が上昇すれば合格点も上がる傾向があります。ただし、それがどの程度影響するかはケースによって異なります。

1.すべての試験で合格点が変わるわけではない

例えば、英検や漢検のような資格試験では、受検者の数が多かろうが少なかろうが、合格点が変動することはありません。合格基準はあらかじめ決められているためです。

一方で、入学試験のような競争試験では、受検者のレベルや人数によって合格ラインが変動します。都立高校入試もこのタイプに該当します。

2.都立高校入試には足切り点がない

一部の試験では、一定の点数を下回ると不合格になる「足切り点」が設定されています。しかし、都立高校入試には足切り点がないため、その年の受検者のレベルや倍率によって合格ラインが決まります。

3.倍率が上がると合格ラインも上がるが、その影響は徐々に小さくなる

ここで重要なのは、高倍率時の合格ラインの変動は、低倍率時の変動に比べると小さいという点です。

倍率と合格ラインの相関図

倍率が1.2倍から1.4倍に上昇した場合と、1.8倍から2.0倍に上昇した場合を比較すると、後者の方が「倍率が高くなってしまった!」と感じるかもしれません。しかし、実際には倍率が高いほど、合格ラインの上昇幅は小さくなります。イメージとしては1.3倍までは合格ラインの上昇が大きく、それ以降は緩やかになります。

4.都立入試は時期で倍率が変化する

倍率は応募時点で一時的に上がり、その後、受検倍率→実質倍率と段階的に下がっていく傾向があります。

具体的には、

  • 第一次応募倍率の倍率は高くなりやすい(「とりあえず出願」が多いため)
  • 私立の合格発表後に倍率が落ち着く(合格者が出願を取り下げるため)
  • 受検倍率から実質倍率にかけて大きな変化はない

つまり、出願時点の倍率が高くても、最終的に受検倍率・実質倍率では落ち着くことが多いため、必要以上に焦る必要はありません。

参考記事:受験倍率とは?倍率と合格率の関係性についても解説!

倍率が上がった時に受検生が意識すべきこと

倍率が上がったときに意識すべきこと

倍率が上がると不安になるかもしれませんが、実際には1問の重みが増す程度で、大きな影響はありません。

例えば、受検者が30人増えたとしても、合格ラインの上昇は1問分にも満たないことがほとんどです。倍率が上がっても、模試でA判定・S判定を取れている場合は、合否にほとんど影響がありません。

合格ラインに影響を与える要素

✔ 倍率が低い時ほど合格ラインの変動が大きい
✔ 倍率が高くなるほど、合格ラインの上昇は緩やかになる
✔ 最終的には、試験当日1問でも多く正解することが合格の鍵

倍率を気にするよりも、1問でも多く正解するために今できることに集中することが重要です。

志望校変更を迷ったら

倍率を見て「このまま受けるか、志望校を変更するか」と悩むことも出てくるかもしれません。

変更を考えている場合、最も大切なのは「納得できる受検ができるかどうか」です。

倍率の変化に振り回されるのではなく、自分がどうしたいかを軸に考えましょう。

✔ S判定・A判定が出ているなら、倍率は気にせず突き進む
✔ 高倍率・高偏差値の学校ほど逆転合格の難易度は上がるが、最後まで粘ればチャンスはある
✔ 変更するなら、自分が納得できる選択をすることが大事

2025年度都立高校応募倍率~実質倍率の動向(旧学区別)

2025年度都立高校倍率の動向

参考までに2025年度の都立高校応募倍率~実質倍率の動向を、旧学区ごとに見ていきましょう。東京都では2003年に都立高校の学区制が廃止されましたが、本記事では便宜上、旧学区別に分けて紹介します。

旧第1学区

旧第1学区にある都立高校の2025年度 倍率動向は、次のとおりです。

学校名 一般入試 推薦入試
応募倍率 最終応募倍率 受検倍率 実質倍率 応募者数 実質倍率
応募者数 最終応募倍率 応募倍率からの増減人数
日比谷 2.01 507 2.00 -1 1.57 1.46 203 3.17
小山台 1.42 368 1.46 +10 1.36 1.34 171 2.67
三田 1.78 354 1.74 -9 1.60 1.57 212 4.08
雪谷 1.65 358 1.62 -6 1.45 1.42 169 3.02
田園調布 1.35 248 1.41 +10 1.23 1.23 94 1.96
大崎 1.53 339 1.53 0 1.39 1.37 205 3.66
八潮 0.73 128 0.76 +5 0.68 1.00 86 1.79
大森 0.44 58 0.45 +1 0.42 1.00 30 0.94
蒲田 1.09 93 1.09 0 1.04 1.04 76 1.58

主な高校の一般入試の動向を、以下で見ていきましょう。

日比谷高校

日比谷高校の最終倍率は2.00倍で、おおむね2024年度並みでした。最終応募倍率から実質倍率で大きく下がるのは、私立難関校と併願して出願し、私立合格を経て出願を取り下げる生徒が多いためです。2024年度の実質倍率は1.4倍ですので、2025年度はやや難化したことが分かります。

小山台高校

小山台高校の最終倍率は1.46倍で、応募倍率より10名増加しました。三田高校が9名減少しているため、小山台高校へ移ってきた可能性があります。

また自校作成校から入っている生徒もいることから、上位層からの流入とも考えられます。

田園調布高校

田園調布高校は最終応募倍率1.41倍で、応募倍率より10名増加しました。雪谷高校が6名減少しているため、志願先変更で移ってきた可能性があるでしょう。

その他

八潮高校と大森高校は、どちらも定員が割れ、全員合格となりました。

旧第2学区

旧第2学区にある都立高校の2025年度 倍率動向は、次のとおりです。

学校名 一般入試 推薦入試
応募倍率 最終応募倍率 受検倍率 実質倍率 応募者数 実質倍率
応募者数 最終応募倍率 応募倍率からの増減人数
戸山 2.14 526 2.09 -14 1.74 1.69 227 3.55
青山 2.04 433 1.96 -17 1.72 1.68 238 4.25
駒場 2.08 423 1.92 -35 1.79 1.76 228 4.07
目黒 1.35 265 1.40 +10 1.16 1.12 102 2.13
広尾 1.79 331 1.79 -1 1.48 1.46 129 2.69
松原 1.48 219 1.40 -12 1.23 1.23 91 2.28
桜町 1.15 290 1.15 -1 1.04 1.02 155 2.42
千歳丘 1.13 252 1.14 +2 1.05 1.04 140 2.50
深沢 0.83 123 0.87 +5 0.73 1.00 70 1.75

主な高校の一般入試の動向を、以下で見ていきましょう。

戸山高校

戸山高校の最終応募倍率は2.09倍で、応募倍率より0.05ポイント減少しました。おそらく他の都立高校への流出が原因です。

また、受検倍率は1.74倍と最終応募倍率から0.35ポイント下がりました。上位の私立高校と併願している生徒が、すでに合格した私立高校への進学を決定したのも、ひとつの理由として考えられます。

駒場高校

駒場高校は応募倍率が2.08倍と高かったからか、最終応募人数が35名減少。最終応募倍率は1.92倍となりました。

目黒高校などへ移ったほか、GMARCHレベルの私立高校へ合格した生徒が出願を取り下げた可能性も考えられます。

目黒高校

目黒高校の最終応募倍率は1.40倍で、例年と比較すると競争はかなり穏やかになりました。

その他

松原高校は2024年度よりも応募倍率が高かったこと、また私立高校に合格したことなどから、最終応募倍率が減少したと考えられます。

深沢高校は最終応募時点で5名増加しましたが、最終的に定員は割れ、全員合格となりました。

旧第3学区

旧第3学区にある都立高校の2025年度 倍率動向は、次のとおりです。

学校名 一般入試 推薦入試
応募倍率 最終応募倍率 受検倍率 実質倍率 応募者数 実質倍率
応募者数 最終応募倍率 応募倍率からの増減人数
西 1.6 407 1.62 +3 1.31 1.27 177 2.77
豊多摩 2.27 538 2.13 -34 1.90 1.87 209 3.27
井草 1.41 318 1.44 +7 1.29 1.28 126 2.25
石神井 1.87 407 1.85 -5 1.68 1.65 192 3.43
武蔵丘 1.54 391 1.55 +2 1.47 1.45 164 2.56
杉並 1.22 323 1.28 +15 1.10 1.09 221 3.95
鷺宮 1.76 362 1.65 -26 1.50 1.49 221 3.95
光丘 0.72 139 0.75 +5 0.68 1.00 71 1.54
練馬 1.04 209 1.11 +12 1.04 1.02 114 2.38
田柄 0.81 107 0.83 +3 0.74 1.00 29 0.83

主な高校の一般入試の動向を、以下で見ていきましょう。

西高校

西高校の最終倍率は1.62倍で、2024年度ほどの倍率ではありませんでした。また、日比谷高校や戸山高校と同じく、受検倍率では大きく下がりました。

豊多摩高校

豊多摩高校は応募倍率より34名減少したものの、最終応募倍率は2.13倍と高数値です。井草高校を始めとする、他の高校へ志願先を変更した可能性が考えられます。

杉並高校

杉並高校は最終応募人数が15名増加しており、鷺宮高校などから移ってきた可能性があるでしょう。

その他

光丘高校と田柄高校は、どちらも最終応募倍率が1.00倍を下回っています。実質倍率では1.00ですので、両校とも最終的には全入となりました。

旧第4学区

旧第4学区にある都立高校の2025年度 倍率動向は、次のとおりです。

学校名 一般入試 推薦入試
応募倍率 最終応募倍率 受検倍率 実質倍率 応募者数 実質倍率
応募者数 最終応募倍率 応募倍率からの増減人数
竹早 1.53 320 1.53 0 1.43 1.42 130 2.45
北園 1.9 465 1.84 -15 1.70 1.68 167 2.61
文京 1.3 381 1.34 +13 1.23 1.22 171 2.38
豊島 2.23 534 2.12 -28 1.98 1.97 256 4.00
向丘 1.57 347 1.58 +1 1.44 1.43 131 2.34
高島 1.03 273 1.08 +13 1.03 1.01 190 2.97
板橋 1.47 315 1.43 -10 1.35 1.33 195 3.48
大山 0.69 99 0.72 +5 0.66 1.00 48 1.20

主な高校の一般入試の動向を、以下で見ていきましょう。

竹早高校

竹早高校は志願先変更による増減が一切なく、最終倍率は1.53倍でした。ほぼ2024年度同様の、安定した倍率です。

北園高校

北園高校の最終応募倍率は1.84倍で、応募倍率より15名減少しています。文京高校が13名増加しているため、志願先変更があったと考えられます。

豊島高校

豊島高校は応募倍率より28名減少したものの、最終応募倍率は2.12倍、受検倍率は1.98倍と高い数値です。2024年度に引き続き、非常に激しい競争になりました。

その他

高島高校は13名増加し、板橋高校は10名減少しました。板橋高校から高島高校へ、志願先変更があったと考えられます。

旧第5学区

旧第5学区にある都立高校の2025年度 倍率動向は、次のとおりです。

学校名 一般入試 推薦入試
応募倍率 最終応募倍率 受検倍率 実質倍率 応募者数 実質倍率
応募者数 最終応募倍率 応募倍率からの増減人数
上野 2.02 481 1.91 -27 1.79 1.75 199 3.11
江北 1.67 415 1.65 -5 1.59 1.57 184 2.88
足立 1.52 338 1.54 +5 1.50 1.49 184 3.29
足立西 1.08 176 1.13 +8 1.10 1.09 106 2.65
足立新田 0.9 202 0.97 +13 0.92 1.00 148 2.64
竹台 1.57 229 1.48 -14 1.43 1.43 153 3.56
淵江 0.7 148 0.83 +23 0.80 1.00 84 1.75
青井 0.54 77 0.54 +1 0.52 1.00 35 0.88
足立東 1.05 128 1.05 0 1.01 1.01 124 2.07

主な高校の一般入試の動向を、以下で見ていきましょう。

上野高校

上野高校は応募倍率より27名と大きく減少し、最終応募倍率は1.91倍となりました。2024年度の最終応募倍率と、ほぼ同じ数値です。

その他

足立新田高校と淵江高校、青井高校は、どこも定員割れにより全員合格となりました。2024年度と比較しても、学区の中で定員割れの高校が増えています。

旧第6学区

旧第6学区にある都立高校の2025年度 倍率動向は、次のとおりです。

学校名 一般入試 推薦入試
応募倍率 最終応募倍率 受検倍率 実質倍率 応募者数 実質倍率
応募者数 最終応募倍率 応募倍率からの増減人数
小松川 1.14 300 1.19 +12 1.14 1.12 142 2.22
城東 1.5 374 1.48 -5 1.42 1.41 254 3.97
江戸川 1.5 372 1.47 -7 1.43 1.42 184 2.88
深川 1.82 335 1.81 -1 1.69 1.61 141 3.07
1.51 290 1.53 +4 1.45 1.43 130 2.71
本所 1.52 285 1.51 -3 1.46 1.45 122 2.54
小岩 1.72 466 1.64 -22 1.58 1.57 276 3.83
紅葉川 1.17 224 1.19 +3 1.15 1.14 128 2.67
日本橋 1.16 216 1.21 +8 1.16 1.16 94 1.96
葛飾野 1.17 300 1.19 +5 1.14 1.14 201 3.14
篠崎 0.78 187 0.84 +13 0.80 1.00 110 1.96
南葛飾 1.57 234 1.45 -19 1.40 1.40 175 4.07
葛西南 0.57 112 0.59 +4 0.53 1.00 56 1.17

主な高校の一般入試の動向を、以下で見ていきましょう。

小松川高校

小松川高校は応募倍率より12名増加したものの、実質倍率時点では2024年度よりもやや倍率が下がりました。

小岩高校

小岩高校は応募倍率より22名と、大きく減少しました。応募倍率が1.72倍あったため、他の志願先へ変更したものと思われます。

その他

篠崎高校と葛西南高校は、どちらも応募倍率より増加しましたが、定員は割れ、全員合格となりました。

旧第7学区

旧第7学区にある都立高校の2025年度 倍率動向は、次のとおりです。

学校名 一般入試 推薦入試
応募倍率 最終応募倍率 受検倍率 実質倍率 応募者数 実質倍率
応募者数 最終応募倍率 応募倍率からの増減人数
八王子東 1.49 382 1.52 +6 1.41 1.39 130 2.03
町田 1.12 296 1.17 +12 1.11 1.10 115 1.80
日野台 1.17 289 1.20 +8 1.12 1.10 96 1.57
南平 1.43 364 1.44 +2 1.37 1.35 86 1.34
成瀬 1.48 312 1.41 -16 1.33 1.32 106 1.89
松が谷 1.38 262 1.39 +2 1.34 1.33 164 3.42
富士森 1.24 299 1.39 -10 1.15 1.12 202 3.26
日野 1.47 359 1.42 -12 1.38 1.35 216 3.38
小川 1.15 307 1.22 +16 1.17 1.16 144 2.25
片倉 1.23 228 1.21 -5 1.17 1.16 164 3.42
八王子北 1.24 193 1.22 -3 1.19 1.18 121 3.03
山崎 0.61 92 0.67 +8 0.65 1.00 69 1.73
野津田 0.51 49 0.49 -2 0.46 1.00 20 0.83

主な高校の一般入試の動向を、以下で見ていきましょう。

八王子東高校

八王子東高校の最終応募倍率は1.52倍、実質倍率1.39倍で、2024年度よりも高くなりました。

成瀬高校

成瀬高校は2024年度よりも応募倍率が高かったためか、16名減少して、最終応募倍率は1.41倍、実質倍率では1.32倍となりました。

その他

山崎高校と野津田高校は、どちらも定員が割れ、全員合格となりました。

旧第8学区

旧第8学区にある都立高校の2025年度 倍率動向は、次のとおりです。

学校名 一般入試 推薦入試
応募倍率 最終応募倍率 受検倍率 実質倍率 応募者数 実質倍率
応募者数 最終応募倍率 応募倍率からの増減人数
立川 1.6 333 1.51 -18 1.40 1.38 192 3.43
昭和 1.58 392 1.56 -7 1.51 1.48 206 3.22
東大和南 1.28 288 1.31 +6 1.24 1.22 139 2.48
東大和 0.91 221 1.00 +19 0.94 1.00 193 3.45
福生 1.18 255 1.15 -5 1.14 1.13 184 3.29
武蔵村山 1.17 256 1.16 -3 1.14 1.13 136 2.43
拝島 0.91 218 0.99 +16 0.96 1.00 121 2.16
羽村 0.73 125 0.73 -1 0.69 1.00 70 1.46
多摩 0.49 79 0.50 +1 0.49 1.00 39 0.98
五日市 0.45 58 0.46 +1 0.45 1.00 45 1.41
秋留台 0.82 117 0.86 +5 0.85 1.00 126 1.75

主な高校の一般入試の動向を、以下で見ていきましょう。

立川高校

立川高校は応募倍率より18名減少し、最終応募倍率は1.51倍、実質倍率は1.38倍でした。

創造理数科に合格しなかった生徒が普通科に流れてくるため、実際の倍率はおよそ1.87倍程度と考えられます。

東大和高校

東大和高校は19名増加し、最終応募倍率は1.00倍となりました。定員が221名のため、この時点でぴったりの人数になり、実質倍率では1.00倍、全入となりました。

その他

拝島高校・羽村高校・多摩高校・五日市高校・秋留台高校は、いずれも定員が割れ、全員合格となりました。

旧第9学区

旧第9学区にある都立高校の2025年度 倍率動向は、次のとおりです。

学校名 一般入試 推薦入試
応募倍率 最終応募倍率 受検倍率 実質倍率 応募者数 実質倍率
応募者数 最終応募倍率 応募倍率からの増減人数
武蔵野北 1.31 259 1.37 +11 1.25 1.23 81 1.69
小金井北 1.51 282 1.49 -4 1.41 1.39 94 1.96
小平 1.39 222 1.41 +3 1.31 1.28 84 2.10
清瀬 1.15 264 1.20 +10 1.13 1.11 136 2.43
小平南 1.31 287 1.30 -3 1.23 1.20 122 2.18
保谷 1.40 355 1.40 0 1.35 1.33 187 2.92
田無 1.19 305 1.21 +4 1.13 1.12 170 2.66
久留米西 1.06 221 1.18 +22 1.15 1.14 109 2.27
小平西 1.14 266 1.20 +12 1.17 1.15 162 2.89
東村山西 0.84 166 0.88 +7 0.85 1.00 96 2.00
東村山 1.61 178 1.53 -9 1.50 1.50 233 3.88

主な高校の一般入試の動向を、以下で見ていきましょう。

武蔵野北高校

武蔵野北高校は11名増加で、最終応募倍率は1.37倍、実質倍率は1.23倍でした。

自校作成校から移ってきた生徒がいると思われますが、倍率自体は2024年度と同じ程度でした。

その他

久留米西高校と小平西高校は、どちらも応募倍率より人数が増加しました。東久留米総合高校などから移ってきたと推測できます。

旧第10学区

旧第10学区にある都立高校の2025年度 倍率動向は、次のとおりです。

学校名 一般入試 推薦入試
応募倍率 最終応募倍率 受検倍率 実質倍率 応募者数 実質倍率
応募者数 最終応募倍率 応募倍率からの増減人数
国立 1.56 386 1.53 -7 1.42 1.38 220 3.44
調布北 1.74 325 1.73 -3 1.60 1.58 89 1.85
狛江 1.85 459 1.81 -8 1.67 1.64 199 3.11
神代 2.09 499 1.98 -27 1.84 1.82 171 2.67
調布南 1.71 315 1.67 -8 1.52 1.50 103 2.15
府中 1.32 349 1.38 +16 1.27 1.25 137 2.14
府中西 1.07 254 1.07 +1 1.00 1.00 143 2.42
府中東 1.26 302 1.26 -1 1.20 1.20 190 2.97
永山 0.9 235 0.97 +16 0.93 1.00 105 1.64

主な高校の一般入試の動向を、以下で見ていきましょう。

国立高校

国立高校の最終応募倍率は1.53倍で、応募倍率より7名減少しました。実質倍率でも2024年度とほぼ同様です。

神代高校

応募倍率より大きく人数を減らしたのが、神代高校です。

27名減少しましたが、最終応募倍率は1.98倍とやや高い数値のままです。実質倍率でも1.82倍とやや高く、例年通り人気の高さが伺えます。

単位制普通科

単位制普通科を持つ都立高校の2025年度 倍率動向は、次のとおりです。

学校名 一般入試 推薦入試
応募倍率 最終応募倍率 受検倍率 実質倍率 応募者数 実質倍率
応募者数 最終応募倍率 応募倍率からの増減人数
新宿 1.92 551 1.94 +7 1.72 1.69 170 5.31
忍岡 0.85 115 0.93 +10 0.88 1.00 52 1.63
墨田川 1.03 278 1.10 +18 1.05 1.04 116 1.81
美原 0.98 153 0.98 0 0.93 1.00 113 2.83
芦花 2.07 445 2.02 -11 1.83 1.81 162 2.89
飛鳥 1.05 179 1.05 +1 0.99 1.00 106 2.47
板橋有徳 0.99 155 0.99 0 0.97 1.00 76 1.90
大泉桜 1.19 191 1.22 +6 1.17 1.16 180 4.50
翔陽 0.65 147 0.76 +21 0.72 1.00 43 0.90
国分寺 1.7 421 1.67 -8 1.54 1.51 182 2.84
上水 1.35 248 1.32 -5 1.29 1.27 140 2.92

主な高校の一般入試の動向を、以下で見ていきましょう。

新宿高校は応募倍率より7名増加し、最終応募倍率は1.94倍でした。実質倍率では1.69倍と2024年度と比較すると穏やかな倍率となりました。

芦花高校は11名減少しましたが、最終応募倍率は2.02倍、実質倍率は1.81と例年通り人気の高さが伺えます。

コース制

コース制を持つ都立高校の2025年度倍率動向は、次のとおりです。

学校名 コース名 一般入試 推薦入試
応募倍率 最終応募倍率 受検倍率 実質倍率 応募者数 実質倍率
応募者数 最終応募倍率 応募倍率からの増減人数
深川 外国語 1.68 95 1.7 -1 1.46 1.44 45 1.88
片倉 造形美術 0.95 53 0.95 0 0.95 1.00 60 2.50
松が谷 外国語 0.95 59 1.05 +6 1.02 1.00 41 1.71
小平 外国語 1.14 69 1.23 +5 1.13 1.09 37 1.54

主な高校の一般入試の動向を、以下で見ていきましょう。

松が谷高校は6名増加で、最終応募倍率は1.05倍、実質倍率は1.00で全員合格となりました。

商業

商業系の都立高校の2025年度 倍率動向は、次のとおりです。

学校名 コース名 一般入試 推薦入試
応募倍率 最終応募倍率 受検倍率 実質倍率 応募者数 実質倍率
応募者数 最終応募倍率 応募倍率からの増減人数
芝商業 ビジネス 1.08 105 1.06 -2 1.01 1.00 107 1.53
江東商 ビジネス 0.84 93 0.89 +5 0.83 1.00 75 1.07
第三商 ビジネス 0.87 92 0.88 +1 0.84 1.00 91 1.30
第一商 ビジネス 0.83 110 0.87 +5 0.78 1.00 125 1.49
第四商 ビジネス 0.66 73 0.7 +4 0.69 1.00 81 1.16
葛飾商 ビジネス 1.21 140 1.11 -13 1.04 1.04 116 1.38
第五商 ビジネス 1.35 164 1.3 -6 1.30 1.29 169 2.01
大田桜台 ビジネスコミュ 0.77 81 0.77 0 0.67 1.00 79 1.13
千早 ビジネスコミュ 1.31 164 1.3 -1 1.21 1.17 160 1.90

主な高校の一般入試の動向を、以下で見ていきましょう。

葛飾商業高校と第五商業高校は、どちらも応募倍率より人数が減少しました。その分が、他商業高校へ移ったと思われます。

農業・家庭

農業系と家庭系の都立高校の2025年度 倍率動向は、次のとおりです。

学校名 コース名 一般入試 推薦入試
応募倍率 最終応募倍率 受検倍率 実質倍率 応募者数 実質倍率
応募者数 最終応募倍率 応募倍率からの増減人数
園芸 園芸 1.08 55 1.12 +2 1.04 1.02 51 2.43
食品 1.36 33 1.32 -1 1.28 1.23 26 2.60
動物 2.52 63 2.52 0 2.48 2.38 36 3.60
農芸 園芸科学 1.13 28 1.22 +2 1.17 1.13 28 2.33
食品科学 1.15 51 1.11 -2 1.02 1.00 45 1.88
緑地環境 0.87 22 0.96 +2 0.91 0.91 16 1.33
農産 園芸デザイン 1.24 45 1.07 -7 1.00 0.98 47 1.68
食品 1.07 48 1.14 +3 1.14 1.12 50 1.79
農業 都市園芸 1.62 33 1.57 -1 1.57 1.50 27 1.93
食品科学 1.76 36 1.71 -1 1.67 1.59 35 2.50
緑地計画 1.24 23 1.1 -3 1.05 1.00 18 1.29
瑞穂農芸 園芸科学 1.12 28 1.12 0 1.08 1.04 15 1.50
畜産科学 1.88 45 1.8 -2 1.80 1.73 39 3.90
食品 1.08 26 1.04 -1 1.04 1.00 14 1.40
赤羽北桜 保育・栄養 0.59 60 0.61 +2 0.58 0.97 50 1.19
調理 1.08 29 1.16 +2 1.12 1.08 20 2.00
農業 服飾 1 23 0.92 -2 0.92 0.96 28 2.80
食物 1.44 34 1.36 -2 1.32 1.27 32 3.20
瑞穂農芸 生活デザイン 0.94 47 0.96 +1 0.96 1.00 49 2.33
忍岡 生活科学 0.9 44 0.9 0 0.86 1.00 40 1.90

主な高校の一般入試の動向を、以下で見ていきましょう。

園芸高校の動物科は、応募倍率から人数の変動がありません。最終応募倍率は2.52倍・実質倍率は2.38倍と高倍率でした。

工科

工科系の都立高校の2025年度 倍率動向は、次のとおりです。

学校名 コース名 一般入試 推薦入試
応募倍率 最終応募倍率 受検倍率 実質倍率 応募者数 実質倍率
応募者数 最終応募倍率 応募倍率からの増減人数
工芸 マシンクラフト 1.52 38 1.52 0 1.40 1.35 33 3.30
アートクラフト 1.52 38 1.52 0 1.52 1.46 34 3.40
インテリア 1.48 36 1.44 -1 1.40 1.35 22 2.20
デザイン 2.12 53 2.12 0 2.04 1.96 51 5.10
グラフィック 1.52 38 1.52 0 1.48 1.42 38 3.80
蔵前工 機械 0.45 22 0.45 0 0.37 0.75 18 0.64
電気 1.79 35 1.84 +1 1.63 1.63 24 1.71
建築 0.67 17 0.81 +3 0.81 0.89 21 1.50
設備工業 0.27 5 0.23 -1 0.23 0.63 8 0.57
墨田工 機械 0.29 9 0.32 +1 0.32 0.69 8 0.57
自動車 1.43 30 1.43 0 1.43 1.43 37 2.64
電気 0.53 24 0.53 0 0.51 0.85 27 0.96
建築 0.84 21 0.84 0 0.84 0.95 13 0.93
総合工科 機械・自動車 1.1 22 1.05 -1 0.95 1.00 32 2.29
電気・情報デザイン 0.4 18 0.43 +1 0.33 1.00 27 0.96
建築・都市工学 0.5 21 0.5 0 0.40 1.00 34 1.21
中野工 食品サイエンス 0.89 55 0.87 -1 0.84 1.00 68 1.21
杉並工 IT・環境 0.26 31 0.26 0 0.22 1.00 27 0.48
荒川工 電気 1 25 1 0 0.96 1.00 11 0.79
電子 0.12 3 0.09 -1 0.09 1.00 1 0.07
情報技術 0.51 25 0.47 -2 0.43 1.00 18 0.64
北豊島工 都市防災 0.49 48 0.49 0 0.48 1.00 43 0.77
練馬工 キャリア技術 0.59 53 0.6 +1 0.60 1.00 83 1.19
足立工 総合技術 0.83 83 0.82 -1 0.78 1.00 39 0.70
葛西工 機械 0.57 11 0.52 -1 0.52 1.00 21 1.50
電子 0.9 20 0.95 +1 0.90 1.00 19 1.36
建築 0.63 32 0.65 +1 0.65 1.00 19 0.68
デュアルシステム 0.67 16 0.67 0 0.63 1.00 8 0.57
府中工 機械 1.14 23 1.1 -1 1.05 1.05 23 1.64
電気 0.6 25 0.6 0 0.60 0.78 40 1.43
情報技術 2 42 2 0 1.71 1.71 30 2.14
工業技術 0.86 19 0.9 +1 0.67 0.67 21 1.50
町田工 総合情報 1.05 108 1.03 -2 1.00 1.00 104 1.49
多摩工 機械 1.19 49 1.17 -1 1.14 1.14 42 1.50
電気 1.05 22 1.05 0 0.95 0.95 16 1.14
環境化学 0.52 11 0.52 0 0.52 0.79 24 1.71
デュアルシステム 0.68 16 0.73 +1 0.64 0.88 11 0.79
田無工 機械 0.81 34 0.81 0 0.79 1.00 35 1.25
建築 0.71 33 0.79 +3 0.79 1.00 28 1.00
都市工学 0.95 20 0.95 0 0.90 1.00 22 1.57
六郷工科 ものづくり工学 0.71 68 0.71 0 0.67 1.00 64 1.00

工科系の一般入試は、全体として応募倍率より大きな変化はありませんでした。

科学技術

科学技術系の都立高校の2025年度 倍率動向は、次のとおりです。

学校名 コース名 一般入試 推薦入試
応募倍率 最終応募倍率 受検倍率 実質倍率 応募者数 実質倍率
応募者数 最終応募倍率 応募倍率からの増減人数
科学技術 科学技術 1 106 1.01 +1 0.70 0.90 71 1.01
多摩科学技術 科学技術 1.46 213 1.45 -2 1.04 1.00 84 1.33

多摩科学技術高校の一般入試では、応募倍率よりも2名減少しました。受検倍率では大きく下がり、実質倍率が1.00なので、まさかの全員合格となりました。

中上位の高校としては異例だと言えるでしょう。

産業

科学技術系の都立高校の2025年度 倍率動向は、次のとおりです。

学校名 コース名 一般入試 推薦入試
応募倍率 最終応募倍率 受検倍率 実質倍率 応募者数 実質倍率
応募者数 最終応募倍率 応募倍率からの増減人数
産業 0.94 124 0.98 +6 0.95 1.00 106 1.26
八王子桑志 デザイン 1.24 51 1.21 -1 1.19 1.16 65 2.32
クラフト 0.95 21 1 +1 0.95 0.91 22 1.57
システム情報 1.19 25 1.19 0 1.00 0.95 26 1.86
ビジネス情報 0.5 24 0.57 +3 0.55 1.00 28 1.00

八王子桑志高校 システム情報の一般入試では、最終応募倍率が1.19倍、実質倍率は0.95倍でした。2024年度よりも、大きく下がりました。

創造理数

科学技術系の都立高校の2025年度 倍率動向は、次のとおりです。

学校名 コース名 一般入試 推薦入試
応募倍率 最終応募倍率 受検倍率 実質倍率 応募者数 実質倍率
応募者数 最終応募倍率 応募倍率からの増減人数
科学技術 創造理数 1.86 72 1.95 +3 1.27 1.21 5 0.63
立川 創造理数 4.57 158 4.51 -2 4.20 3.97 9 1.13

立川高校 創造理数の一般入試では最終応募倍率が4.51倍と、高倍率です。しかし、普通科と併願できるため、理系の生徒の多くが創造理数と普通科を併せて志願していることが高倍率の要因のひとつと考えられます。

専門学科その他

その他の専門学科の都立高校の2025年度 倍率動向は、次のとおりです。

学校名 コース名 一般入試 推薦入試
応募倍率 最終応募倍率 受検倍率 実質倍率 応募者数 実質倍率
応募者数 最終応募倍率 応募倍率からの増減人数
赤羽北桜 介護福祉 1.12 26 1.04 -2 0.92 1.00 25 2.50
野津田 福祉 0.24 6 0.24 0 0.24 1.00 12 1.20
体育 0.88 21 0.88 0 0.83 1.00 24 2.00
駒場 保健体育 2.29 64 2.29 0 2.21 2.07 60 5.00
総合芸術 音楽 1.46 40 1.43 -1 1.18 1.10 36 3.00
美術 2.21 125 2.23 +1 2.16 2.09 122 5.08
舞台表現 1.25 35 1.25 0 1.14 1.07 40 3.33
国際 国際 1.89 181 1.85 -4 1.50 1.46 124 2.95
大島海洋国際 海洋国際 1.12 46 1.1 -1 1.02 1.00 54 1.93

駒場高校 保健体育は志願変更では倍率が一切動かず、最終応募倍率2.29倍・実質倍率2.07倍と高倍率でした。

総合学科

総合学科の2025年度 倍率動向は、次のとおりです。

学校名 一般入試 推薦入試
応募倍率 最終応募倍率 受検倍率 実質倍率 応募者数 実質倍率
応募者数 最終応募倍率 応募倍率からの増減人数
晴海総合 1.69 321 1.67 -4 1.53 1.52 242 2.88
つばさ総合 1 169 1.03 +5 0.96 1.00 131 1.82
世田谷総合 0.87 160 0.98 +18 0.88 1.00 96 1.33
杉並総合 1.79 254 1.69 -15 1.59 1.56 209 3.17
王子総合 1.18 194 1.18 0 1.12 1.10 154 2.14
葛飾総合 1.17 157 1.15 -2 1.11 1.09 113 1.88
青海総合 1.27 200 1.22 -9 1.20 1.18 206 2.86
町田総合 0.97 163 0.99 +4 0.97 1.00 108 1.50
東久留米総合 1.59 233 1.42 -27 1.35 1.33 200 2.78
若葉総合 1.04 185 1.13 +15 1.10 1.08 137 1.90

世田谷総合高校や杉並総合高校、東久留米総合高校、若葉総合高校の一般入試では、志願変更時に大きな増減がありました。

産業技術高専

産業技術高専の2025年度 倍率動向は、次のとおりです。

学校名 一般入試 推薦入試
応募倍率 最終応募倍率 受検倍率 実質倍率 応募者数 実質倍率
応募者数 最終応募倍率 応募倍率からの増減人数
産業技術高等専門学校 1.57 351 1.57 0 1.47 1.19 143 1.49

産業技術高等専門学校 一般入試の最終応募倍率は1.57倍、実質倍率では1.19倍と2024年度よりも下がりました。実質倍率が大きく下がっているのは入学辞退者が出ることを見越して定員よりも合格者数を多く出しているためです。

定時制

2025年度 倍率動向は、次のとおりです。

学校名 コース名 一般入試
応募倍率 最終応募倍率 受検倍率 実質倍率
応募者数 最終応募倍率 応募倍率からの増減人数
新宿山吹 普通 2.06 205 2.05 -1 1.76 1.57
情報 1.39 64 1.39 0 1.26 1.04
一橋 普通 0.88 151 0.88 -1 0.85 1.02
浅草 普通 1 177 0.98 -4 0.93 1.03
荻窪 普通 0.47 88 0.49 +3 0.47 1.00
八王子拓真 普通 1.13 213 1.11 -4 1.08 1.13
砂川 普通 1.08 140 1.08 -1 1.02 1.03
六本木 総合 1.98 336 1.98 -1 1.88 1.84
大江戸 総合 1.27 216 1.27 0 1.20 1.17
世田谷泉 総合 1.11 188 1.11 -1 1.03 1.08
稔ヶ丘 総合 1.36 311 1.35 -1 1.31 1.29
桐ヶ丘 総合 1.21 206 1.21 0 1.18 1.15
小台橋 総合 1.09 283 1.09 0 1.06 1.05
立川緑 総合 2.59 434 2.55 -6 2.45 2.38
八王子拓真 チャレンジ 1.18 71 1.18 0 1.12 1.05

新宿山吹高校と六本木高校、立川緑高校では、いずれも最終応募倍率が高くなっています。なかでも新設校である立川緑高校は実質倍率も2.38倍と、非常に激しい競争となりました。

応募倍率や最終応募倍率が高くても合格の可能性は十分にある!

都立高校の受検が近づくにつれて、「倍率が高いから落ちるかも…」と不安に思うことがあるかもしれませんが、倍率だけで合否が決まるわけではありません。そのため、高倍率という理由だけで、必要以上に恐れるのはやめましょう。

たとえば、倍率が2.0倍でも、定員内に入れば合格します。大切なのは「他の受検生より1点でも多く取る」ことです。

反対に、倍率が低かったとしても、油断から本番でミスをして、不合格になってしまう可能性があります。

また、応募倍率や最終応募倍率が高くても受検倍率が下がるのは、よくあること。特に、私立高校との併願組が辞退するケースが多いので、焦らずに落ち着いて準備を進めていきましょう。

新中学3年生向け受検直前期の心得

受検直前期には倍率を気にするよりも、残りの時間をどう使うかが重要です。以下で、受検直前期の心得を3つ紹介します。

体調管理を最優先!

何よりも優先してほしいのが、体調管理です。普段から体調管理を怠っていると、入試当日に風邪をひいたり、インフルエンザに感染したりするかもしれません。体調不良の状態で受検しても、本来の力は発揮できないでしょう。

食事の時間すら惜しくなってしまう気持ちはわかりますが、食事の時間を休憩時間だと割り切って三食しっかり食べましょう。

また睡眠をしっかり取ることも大切です。受検直前は遅い時間まで勉強したくなりますが、最低でも1日6時間の睡眠は確保してください。

最後まで自分を信じる!

「自分は大丈夫!」と、最後まで自分を信じましょう。

入試本番が少しずつ近づいてくると、多くの受検生は不安に感じてしまうもの。今まで頑張ってきたはずなのに、急に「合格できない」「もう勉強したくない」と思ってしまいがちです。

本番で実力を発揮するためには、自信を持つことが大切。高校受検生は、最後の最後まで頑張れば伸びます。あきらめず、最後まで自分を信じて頑張りましょう。

本番をシミュレーションする!

入試本番前には、当日の過ごし方をシミュレーションしておくと安心です。たとえば、次のような内容を考えておくとよいでしょう。

  • 自宅から試験会場までの行き方をチェックする
  • 集合時間から逆算して、自宅を出発する時間を決める
  • 休憩時間の過ごし方を考える

また時間に余裕がある場合は、これまで勉強したノートなどを見返して、自分の頑張った足跡をたどると、本番に向けて気持ちを落ち着かせることができるでしょう。

まとめ

都立高校受検で用いられる倍率には「校長会調査時の倍率」「応募倍率」「最終応募倍率」「受検倍率」「合格倍率(=実質倍率)」と、全部で5つの種類があります。それぞれで持つ意味合いが異なるため、倍率をチェックする際は注意しなければいけません。

特に受検直前期は志望校の倍率が気になるところですが、大切なのは受検までの時間をどう使うかです。これから都立高校受検を目指す皆さんは、倍率の情報に振り回されず、最後まで自分の学習計画を着実に進めることを心がけましょう!

※参考動画:【都立入試】最終応募倍率が出ました。受検生頑張って。

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塾選ジャーナル編集部
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塾選ジャーナル編集部です。『塾選ジャーナル』は、日本最大級の塾検索サイト『塾選(ジュクセン)』が提供する、教育・受験に関する総合メディアです。保護者が知っておきたい受験や進路情報をお届けします。

監修者プロフィール

大山雅司
ひのき進学教室 三軒茶屋校講師
大山雅司

塾講師として中学・高校・大学受験指導を行っている。2020年にYou Tubeチャンネル「ひのき三軒茶屋」を開設し、主に高校受験に関する内容を配信中。2024年8月には都立高校の口コミ・データサイト「都立合格.com(ドットコム)」の運用を開始。“受験を少しでも面白く乗り越える”手助けを行うことを目標に動画制作を行っている。

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