【教育情報】文科省、中学校に「新・技術分野(仮称)」創設へ 2030年度から情報教育を大幅強化


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塾選ジャーナル編集部
2025年5月22日、文部科学省は中学校に新教科「新・技術分野(仮称)」を創設する方針を固めました。現行の「技術・家庭科」を分離し、情報教育を大幅に拡充する内容です。新教科は2030年度から全国の小・中・高校で段階的に導入される予定です。
新教科のポイント
- 「技術・家庭科」を分離し、新たに「新・技術分野(仮称)」を設置
- 情報セキュリティーや生成AIの仕組み、データ分析、プログラミングなどを学習内容に追加
- 従来の木工やものづくりも、情報技術と関連付けて学ぶ内容に刷新
- 小学校では3~6年生の「総合的な学習の時間」で情報分野を拡充
- 高校の「情報科」も内容をさらに充実
背景と狙い
急速に進展するデジタル社会に対応し、児童生徒の情報活用能力を高めることが狙いです。高校では既に「情報」が必修ですが、小・中学校では体系的な指導が不足していたため、教育の連続性と実践力の強化が期待されています。
今後の予定
新しい学習指導要領は2030年度から段階的に適用される予定です。今後、具体的なカリキュラムや教員研修の詳細が発表される見通しです。
詳しくは、文部科学省の公式サイトをご覧ください。
参考文献:「教育課程部会教育課程企画特別部会(第8回)配付資料」(文部科学省)(2025年5月23日閲覧)
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