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早稲田大学 英検利用は何級・何点が必要?対象学部・スコア換算・注意点まとめ【2026年度入試】

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大学受験
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塾選ジャーナル編集部

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「早稲田大学で英検®利用できる学部はどこか?」

そう考える受験生や保護者は年々増えています。早稲田大学では一部の学部や入試方式において、英検®などの英語資格・検定試験を活用できるからです。

この記事では、早稲田大学での英検利用の可否や必要なスコア、学部別の条件、スコア提出の期限、合格に役立つ戦略まで、英検®利用受験に直結する情報をわかりやすく解説します。すでに英検®を取得している方も、これから取得を目指す方も、最後まで読んで早稲田大学の入試に役立ててください。

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目次

早稲田大学の入試で英検®は利用できる?

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早稲田大学の入試では、英検®の利用が可能です。

ここでは、利用できる入試方式や学部・学科について紹介します。

英検®が利用できるのはどの入試方式?

早稲田大学では、英検®を利用できる入試方式が設けられています。一般選抜と、一般選抜のうちの「英語4技能テスト利用方式」でスコアの利用が可能です。また、英検®のほか、TOEFLやIELTSなども対象です。

ただし、利用可否やスコア要件は、入試方式ごとに異なるため、志望する学部・学科の最新年度の募集要項を必ず確認しましょう。

英検®が利用できる学部・学科一覧

早稲田大学では以下の学部・学科で英検®が活用できます。

学部 学科・専修
国際教養学部 国際教養学科
文化構想学部 文化構想学科
文学部

参照:「早稲田大学2025年度 入学試験要項」

国際教養学部では、一般選抜(大学入学共通テストの受験が必須)で、英語外部検定試験のスコアを提出できます。一方、文化構想学部および文学部は、英語4技能テスト利用方式でスコアの提出が可能です。

英検®を「出願資格」または「得点換算」で利用

英検®のスコアは、大きく分けて「出願資格」と「得点換算」の2つの方式で利用されます。

英検スコアで出願資格を満たす方式

英検®のスコアが一定基準を満たしていれば、出願できる方式です。たとえば「英検®準1級以上」や「CSEスコア2200点以上」などが条件として設定されており、基準に達していない場合は出願自体ができません。

英検CSEスコアとは、英検®の成績を「リーディング・リスニング・ライティング・スピーキング」の4技能ごとに数値化したものです。スコアの合計によって、総合的な英語力を評価します。

英検を得点に換算する方式

英検®の取得級を、大学が定められた基準に従って英語試験の得点に換算し、合否判定に反映する方式です。たとえば「英検1級で英語試験満点とみなす」など、条件を満たせば誰でも同じ得点が適用される、絶対評価の形式が一般的です。

英検®以外の英語外部検定試験も使える?

早稲田大学の入試では、英検®以外の英語外部検定試験も使えます。主に以下の英語外部検定試験が対象とされています。。ただし、学部・学科により利用できる試験やスコアが異なるため、必ず最新の入試要項を確認してください。

  • TOEFL iBT
  • IELTS(Academic)
  • GTEC(検定版・CBT)
  • TEAP(CBT)
  • ケンブリッジ英語検定

併願や他の入試方式との併用可否

早稲田大学では、複数学部の併願が可能です。文化構想学部や文学部は、同じ学部内で、複数の入試方式を組み合わせて受験が可能です。一方、国際教養学部は「一般選抜」しか実施されていないため、受験方式は一般選抜に絞られます。

早稲田大学の英検®利用では何級・何点が有利?CSEスコアの目安と注意点

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「英検®って、スコアや級はどれくらい取れば有利になるの?」と気になる方も多いでしょう。ここでは、学部ごとのスコア基準や有利になるポイントについて解説します。

学部別 英検®のスコア要件と基準

国際教養学部では、英検®の取得級に応じて加点されます。

  • 1級合格:20点加点
  • 準1級合格:14点加点
  • 2級合格:7点加点
  • 2級合格未満:0点

スコア未提出でも出願は可能ですが、加点はありません。

文化構想学部・文学部では、英検®の合否や級に関係なく、下記の英検CSEスコアが出願時に必要です。

  • 総合スコア:2200点以上
  • 各技能(Reading, Listening, Writing, Speaking):それぞれ500点以上

英検®の2級・準1級・1級、どこまで通用する?

国際教養学部では、英検®2級合格で7点、準1級合格で14点、1級合格なら20点の加点がもらえます。

文化構想学部・文学部では、級ではなく英検CSEスコアで判断されるため、英検®2級でも条件を満たせば出願できます。

どちらの学部でも、英語力は重要なアピール材料です。英検®2級以上の取得を目指しておくに越したことはありません。

英検®S-CBTやS-Interviewも有効か?

早稲田大学では、英検®のスコア提出において、従来型・CBT・S-CBT・S-Interviewのいずれの形式も有効とされています。受験方式による有利・不利はなくすべて同等に扱われます。そのため、自分に合った受験スタイルを選べるのも安心材料のひとつです。

CEFRやCSEスコア換算の基準は?

CEFR(セファール)とは、英語力の国際基準で、A1〜C2までの6段階でレベルを示します。CEFRやCSEスコア、英検®の級の換算の目安は、次のとおりです。

  • 英検1級 → CEFR「C1」レベル(CSEスコア:約2600点〜)
  • 英検準1級 → CEFR「B2」レベル(CSEスコア:約2300点〜)
  • 英検2級 → CEFR「B1」レベル(CSEスコア:約1950点〜)

※スコアはあくまで目安であり、技能ごとのバランスによって前後します。

スコアが高ければ有利になるのか?

英検®のスコアが、文化構想学部・文学部のように加点がない場合もあれば、国際教養学部のように、スコアに応じた加点がある学部もあります。加点がない場合でも、高いスコアが好印象につながることもあるため、高ければ有利になるといえるしょう。

合格最低点・倍率と英検の関係

英検®のスコアは、合格を目指すうえで大きな強みになります。

たとえば、国際教養学部では、2024年度の合格最低点が150.7点、倍率は3.2倍です。英検®1級合格なら20点、準1級合格でも14点の加点がされます。大学入学共通テストの得点が想定より低くても、英検®の加点でカバーでき、合格ラインを超える可能性を高められるでしょう。

英検®スコアの提出時期・有効期限・注意点まとめ

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英検®スコアを入試で使うためには、有効期限や提出方法に注意が必要です。受験前に知っておきたいポイントを解説します。

英検®スコアの有効期限

入試で利用できる英検®のスコアには、有効期限があります。

2025年度入試要項によると「2022年度第3回以降」に受験したものが有効です。ただし、2024年度第3回を受ける場合、結果が出るタイミングによっては出願締切に間に合わない可能性があります。その場合は、スコアが利用できないので要注意です。

自分が出願する年の入試要項で、どの受験回までが有効なのかを必ず確認しておきましょう。

合格証明書に記載されている「受験年度」と「受験回」が判断基準になります。

英検®スコアの提出方法

英検®スコアは、出願時に他の書類と一緒に、封筒へ入れて郵送する必要があります。提出締切日は「消印有効」ですが、出願期間内に大学へ届いていなければ無効になります。

また、試験団体が発行した、スコア証明書のコピーを提出する必要があり、自分で印刷したスコア画面は認められません。

また、Web出願ページにもスコアや、級、個人番号、試験日などの入力が必要です。Web出願ページも事前に確認し、準備を進めましょう。

合格証・スコアレポートは早めに準備

出願に使う英検®スコアは「証明書として提出できる形」での準備が必要です。試験団体から発行されるスコアレポートや合格証のコピーを使うため、手元に届くまでに時間がかかることもあります。

「受かったから大丈夫」と思わず、書類の到着スケジュールも含めて、英検®を利用する際の出願準備は、早めに進めておくと安心です。

英検®スコアの用意が間に合わない場合はどうする?

英検®スコアの用意が締め切りに間に合わない場合、出願は難しいです。スコアの提出が間に合わないと、加点がされなかったり、そもそも出願資格を満たせなくなったりします。どうしてもスコアの用意が間に合わない場合は、別の入試方式や学部での受験も、視野に入れることが大切です。

出願前に必ず最新の入試要項を確認しよう

英検®の取扱いは、毎年少しずつ変更される可能性があります。英検®の有効期限や提出方法、スコア基準なども年度によって違う場合があるため「昨年はこうだったから大丈夫」と思い込まないことが大切です。

出願する年の最新版の入試要項を、必ず大学公式サイトで確認しましょう。情報の見落としがないように、チェックリストを作るのもおすすめです。

早稲田大学の入試で英検®を使うメリット

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早稲田大学の入試で英検®を使うと、どのようなメリットがあるのでしょうか?ここでは、3つのメリットを解説します。

英語試験が免除されることで当日の負担が減る

英検®を使えば、入試当日の英語試験が免除されます。入試当日に英語試験がない分、当日の負担が減り、他の科目に集中できることがメリットです。緊張しやすい人や、本番に弱い人にとっては、大きな安心材料になるでしょう。

高スコア取得で出願可能な入試方式が広がる

早稲田大学には、英検®の取得級に応じて加点がもらえたり、CSEスコアの提出が出願の条件になっている入試方式があります。たとえば、文化構想学部・文学部では、CSEスコアが一定以上であれば出願できます。

つまり、英検®スコアが高ければ高いほど、受験できる入試方式が増えるということです。選べる道が広がるのは、受験生にとって大きなメリットといえるでしょう。

対策がしやすく、実力を客観的に示しやすい

英検®は、出題範囲や形式が安定していて、対策しやすいことが大きな特長です。自分のペースで勉強を進めやすく、何度もチャレンジできるのも、安心ポイントでしょう。

さらに、英検®はCSEスコアという形で、英語力を技能ごとに数値化できます。「英語が得意です」と言うだけでなく、実力の客観的な証明として使えるのも魅力です。

早稲田大学 英検®利用の受験戦略|併願パターンやスコア不足対策も紹介

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英検®のスコアをうまく使えば、入試方式の選択肢が増えたり、当日の負担が減ったりと戦略の幅が広がります。ここでは、英検®を活用した受験戦略を解説します。

自分の英検®スコアで出願可能な学部・方式を把握

まずは、自分の持っている英検®スコアで、出願できる学部や方式をしっかり確認することが大切です。

たとえば、文化構想学部・文学部は、CSEスコアが基準になります。出願条件は、学部や年度によって異なるので、最新の入試要項を必ずチェックして、使えるスコアや方式を見極めましょう。

共通テスト・通常方式との併用をどう活かすか

英検®を活用できる入試方式は、共通テスト利用と併願できるケースもあります。国際教養学部では、英語は共通テストの指定科目に含まれていないため、大学独自の外国語試験に集中できます。

また、文化構想学部・文学部では、英検®で当日の英語試験を免除し、国語や地歴で得点を稼ぐ戦略も可能です。自分に合った組み合わせで、チャンスを広げましょう。

英検®スコアが足りないときの対処法

現在の英検®スコアで、出願条件を満たせない場合でも、諦めるのは早いです。英検®は、年に複数回受験のチャンスがあるので、再受験でスコアアップを狙うことができます。

また、TOEFLやIELTS、TEAPなど、他の英語外部検定試験で代替できる場合もあるので、他資格も視野に入れてみてください。焦らず計画的に準備すれば、十分巻き返すことは可能です。

倍率の高い学部での英検®の活かし方

人気が高く、倍率の高い学部では、少しの加点が大きな差につながることがあります。たとえば、国際教養学部の倍率は、例年3倍を超えています。英検®1級合格なら、最大20点の加点があるため、合格ラインに届くかどうかのカギになることも。

英検®は、単なる語学資格ではなく、受験本番で武器になるツールです。競争の中で少しでも有利に立てるように、最大限に活用しましょう。

早稲田大学の英検®利用でよくある質問(FAQ)

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早稲田大学での英検®利用について、受験生からよく寄せられる疑問をまとめました。出願前にチェックしておくと安心です。

早稲田大学は英検は必須ですか?

早稲田大学の入試で、英検®は必須ではありません。すべての学部・入試方式で必要というわけではなく、英語外部検定試験を活用できる、特定の方式でのみ利用できます。

たとえば、一般選抜や共通テスト利用型では、スコア提出が任意だったり、そもそも英検®利用できないケースもあります。自分が受けたい入試方式で英検®が必要かどうかを、必ず募集要項で確認しましょう。

早稲田大学は英検®S-CBTを利用できますか?

早稲田大学では、英検®S-CBTも利用できます。従来型やS-Interviewと同様に、スコア証明書があれば出願できます。どの方式でも有利・不利はなく、自分が受けやすい形式を選んでOKです。

英検®スコアが2200で早稲田大学に合格するには?

英検®スコア2200点は、文化構想学部や文学部で出願資格を満たす最低ラインにあたります。各技能も500点以上必要であるため、バランスよく取れていることが前提です。

また、早稲田大学に合格するためには、英語以外の他の科目でも、得点を稼ぐ戦略が必要です。合格には総合的な学力が問われることを、忘れずに対策しましょう。

早稲田大学で英検®を利用する基準点は?

英検®を利用する基準点は、学部や入試方式によって異なります。たとえば、文化構想・文学部ではCSEスコア2200点以上かつ、各技能500点以上が出願基準です。

国際関教養学部は、級に応じた加点のため、英検®を取得していなくても出願は可能です。

まとめ|早稲田大学では一部の学部で英検®利用が可能。2級以上を取得して合格を目指そう

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英検®を使って早稲田大学に挑戦するのは、英語力を活かすチャンスです。本記事では、英検®が使える入試方式や必要なスコア、学部ごとの条件、戦略の立て方まで解説しました。

大切なのは、最新の情報を正しく理解し、自分にできる準備を一つひとつ進めていくことです。英検®2級以上を取得して最大限活用しながら、早稲田大学合格を目指しましょう。

執筆者プロフィール

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塾選ジャーナル編集部です。『塾選ジャーナル』は、日本最大級の塾検索サイト『塾選(ジュクセン)』が提供する、教育・受験に関する総合メディアです。保護者が知っておきたい受験や進路情報をお届けします。

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