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大学受験|志望校が決まらないと悩む子に親はどう関わる?大学選びのサポート術

更新日:
大学受験
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「志望校がなかなか決まらない……」そんな子どもの様子に、親としてどう関わればよいのか悩んでいませんか?思春期の子どもは、親の助言を素直に受け入れにくい時期でもありますが、一方で信頼できる相手との会話が将来を考えるきっかけになることもあります。今回は大学受験指導のプロ・青戸一之先生に、迷う子どもと向き合うための“寄り添い方”を伺いました。

塾選ジャーナル編集部

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塾選ジャーナル編集部

塾選ジャーナル編集部です。『塾選ジャーナル』は、日本最大級の塾検索サイト『塾選(ジュクセン)』が提供する、教育・受験に関する総合メディアです。保護者が知っておきたい受験や進路情報をお届けします。

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目次

志望校が決まらず迷うわが子…親として、どう声をかければいいのか悩む

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【CASE 027】高校1年生・女子
性格:
優しいが、優柔不断な一面もある。

【今回のお悩み】
ペンネーム:カミーさん(高校1年生 保護者)

「経済学部がある大学に通いたい」とは言うものの、行きたい大学が複数あり、どこを選べばよいのかわからなくなってしまっています。親としては、あまり口出しをするのも違うと思い、本人に任せるスタンスでアドバイスしていますが、相談される度になんと言葉をかけるべきか、真剣に悩んでしまいます。

子どもの興味を引き出す親の関わり方。大学選びを一緒に考えるには?

子どもの大学選び。親としてどこまで・どうやって関わる?

子どもから大学選びについて相談されている時点で、信頼関係はしっかり築けています。まずは、「最終的にはあなたが決めることだけど、一緒に考えるよ」というスタンスで関わってあげましょう。

すでに「経済を学びたい」と希望があるのは、とても素晴らしいことです。まだ十分な判断材料を集められていないので、どの大学にするか迷っている状況だと思われます。一緒に調べてあげると、子どもは安心して判断できます。

一見すると具体的なようですが、学部を決めただけでは、まだ大学選びの入り口に過ぎません。なぜなら、同じ“経済”というキーワードでも、大学によって学びの内容やアプローチは大きく異なるからです。

たとえば、早稲田大学の場合、経済を学べる学部として「政治経済学部」と「商学部」があります。政治経済学部では歴史や理論など、よりアカデミックな側面から経済を探究します。一方で商学部では、会計やマーケティングなど、実務的・ビジネス寄りの内容が中心です。

このように同じ「経済」と言っても、学びの方向性は大きく異なります。もし現時点では「経済に興味がある」といった漠然とした段階なのであれば、「大学でどんなことができたら楽しそう?」「何が面白そうだと思った?」と問いかけながら、具体的な質問から始めてみてください。

志望校で迷ったときの優先順位の付け方の3つのヒント

興味のある分野が学べる大学が複数あると、迷ってしまうこともあります。
進路に迷うのは、多くの高校生にとって当たり前のことです。だからこそ、比較の軸を明確に持つことが大切です。以下のような視点から優先順位を整理してみると、自分に合った大学を具体的に比較・選択しやすくなります。

✅ 優先順位の決め方のヒント

  • 先の将来を見据え、「就職実績」を見る
    大学によっては特定の企業・業界とのパイプが強いこともあります。卒業生の就職実績や業界への就職率を比較して、自分が描く将来像とのマッチ度で決めるのもおすすめです。
  • “背伸び”を前向きな戦略にする
    もし偏差値に差がある場合、少し高めの大学を目指すことで、やる気や目標が明確になり、結果的に多くの受験生が実際に学力を伸ばしています。
    迷ったときこそ、「上を目指す」という選択肢もぜひ視野に入れてみてください。
  • 現実的な条件を見比べる
    どうしても決めきれないときは、キャンパスまでのアクセスの良さや、学費や奨学金制度などの現実的な条件も比較ポイントになります。特に大学から一人暮らしになる場合、高校生にとっては必要なお金や生活のイメージがつかみにくいため、一緒に考えてあげるとよいでしょう。

大学選びで注意したい、ありがちな失敗

大学選びでよくある失敗の1つが、「今の学力でなんとかなりそうな大学」を早い段階で選んでしまうことです。安全圏の大学を早く選んでしまうと、受験勉強を頑張るモチベーションを保ちにくくなってしまいます。そのままズルズルと学力が下がってしまい、最終的に志望校のランクも下がってしまうケースは珍しくありません。

大学受験に限らず、「自分の進路を真剣に考える」「挑戦する」という経験は人生において糧となります。伸びしろを信じて努力する姿勢が、より良い進路選択につながります。

最後は、自分で決めさせるスタンスで。

大学選びは、多くの高校生にとって初めての「人生の選択」です。悩みながら決めていくのが自然な姿であり、最初からすべてを決める必要はありません。試行錯誤の中で、自分に合った進路を見つけられます。

親としては、つい「こうした方がよい」と言いたくなる場面もありますが、最終的には子ども自身が納得して選ぶことが何よりも大切です。そのためにも、「一緒に考えるよ」「気になったら一度調べてみようか」といった対話の姿勢で寄り添いましょう。

成功へ導く賢者からの金言!

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一緒に考えるスタンスで、
子どもの興味関心を引き出して!

※塾選調べ:
対象:大学受験をする予定の子どもをもつ保護者50名にアンケートを実施
期間:2025年3月5日~12日実施

「もっと情報収集しておけば…」大学受験を経た保護者79人のやってよかったこと・後悔・費用のかけ方「もっと情報収集しておけば…」大学受験を経た保護者79人のやってよかったこと・後悔・費用のかけ方

Onayami Bnr

執筆者プロフィール

塾選ジャーナル編集部
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塾選ジャーナル編集部です。『塾選ジャーナル』は、日本最大級の塾検索サイト『塾選(ジュクセン)』が提供する、教育・受験に関する総合メディアです。保護者が知っておきたい受験や進路情報をお届けします。

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