【教育情報】10月3日に行われた文部科学大臣記者会見について|全国学生調査の結果と学問分野ごとの学習時間差の分析 他
2025年10月3日(金)、文部科学省から「あべ俊子文部科学大臣記者会見録(令和7年10月3日)」が公表されました。
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全国学生調査の結果と学問分野ごとの学習時間差の分析
文部科学大臣は、「全国学生調査」の結果に触れ、医学・獣医学系と人文・社会学系で学生の学習時間に大きな差があることを指摘しました。少子化の中で「知の総和」を向上させるため、学習時間の確保と質の充実が不可欠とし、特に人文・社会学系学生の数理・データサイエンスの知識不足を踏まえ、主体的学習の促進と理系的素養の教育支援を強化する方針を示しました。
全国学力・学習状況調査における結果公表方法の見直しと学力の底上げに向けた取組の具体化
全国学力・学習状況調査について、文部科学省は今年度から学校現場の要望を受けて、公表を3段階に分けるなど方法を見直し、夏休み前の結果返却やデータの可視化(箱ひげ図やチャートの活用)により、学習指導の改善に役立てているとしています。
加えて、都道府県・政令市別の結果分析では、全体的な傾向に大きな差はないものの、一部地域では成績下位層の割合が高いことが確認されました。文科省はこうした地域差に対応するため「都道府県・指定都市別ノート」を作成し、各自治体に対し、特に社会経済的に厳しい層(SES層)への支援を含めた学力底上げの具体策を進めるよう求めています。
詳しくは文部科学省公式サイトをご覧ください。
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