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D判定からの京都大学医学部受験! スランプを克服し、逆転を叶えた名門会の戦略と勝因

更新日:
大学受験
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高校3年生夏の模試でD判定。基礎力はあるのに、京大医学部の問題には歯が立たないAさんが抱えていたのは、戦略不在という課題でした。

入試本番まで約8か月。名門会での指導によって、「出題傾向を読み解く分析力」と「部分点を確実に拾う答案作成力」を軸にした学習へとシフト。その変化が、D判定からの逆転合格を引き寄せました。

本記事では、Aさんのケースを通じて、京都大学医学部入試における戦略的学習の重要性と、それを支えた名門会の具体的な指導プロセスを解説します。

<名門会とは?>
名門会は、医学部や最難関大学を目指す受験生を対象に、完全1対1のプロ教師による個別指導を提供する進学塾。生徒一人ひとりの学力や課題、志望校の出題傾向に応じて、専用の学習計画と指導方針を設計。解答力・思考力・答案作成力を伸ばす指導で、合格までを徹底的にサポートしている。

塾選ジャーナル編集部

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株式会社名門会

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プロ教師の実力を最難関校への合格実績で証明しつづける家庭教師センター。最難関中学受験~医学部受験まで、学年を問わず、数多くの受験生をサポートし合格へと導いている。

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目次

第一志望は京大医学部。高3夏の模試はD判定

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<Aさんのプロフィール>

項目 内容
志望大学 京都大学 医学部
志望動機 両親が医師、京大出身の兄の影響から京大を志望
志望校決定の時期 高校3年の6月
名門会 入会時期 高校3年の6月末(通塾歴なし)
入会のきっかけ 数学の苦手と焦り。体験授業の過去問指導で衝撃を受けた
入会直後の模試成績 【高3夏】第1回京大入試プレ:偏差値56.9(D判定)
【高3夏】京大入試実戦模試 第1回:偏差値63.4(C判定)
その後の模試成績 【高3秋】京大入試実戦模試 第2回:偏差値68.6(D判定)
【高3秋】京大オープン模試 第2回:偏差値68.4(C判定)
苦手科目 数学・化学

京大医学部に現役で合格したAさんが通っていたのは、全国的にも有名な中高一貫校。周囲には早くから塾や予備校に通う生徒も多いなか、Aさんは自学自習で地道に学力を積み上げていたタイプでした。 志望校を京大医学部に定めたのは高校3年の6月。両親が医師という環境で育ち、兄も京大出身という影響から「自分も同じ大学で医学を学びたい」と考えたといいます。

京大医学部を志望校に見据えたAさんが、当時抱えていたのは数学への苦手意識と成績の伸び悩み問題。この問題を解決する足掛かりになったのが、名門会の体験授業でした。自分では思いつかなかった発想での解法、京大医学部の出題傾向に特化した過去問指導―体験授業を通して衝撃を受けたAさんは名門会への入会を決めたのです。

入会時(高3夏)のAさんの学力と課題

入会直後の模試では、第1回京大入試プレでD判定、第1回京大実戦模試でC判定と、合格圏には届いていませんでした。

  • 【高3夏】第1回 京大入試プレ(代ゼミ):偏差値56.9(D判定)
  • 【高3夏】京大入試実戦模試 第1回(駿台):偏差値63.4(C判定)

特に数学では、基礎力は十分ながらも、京大特有の高度な出題に対応しきれていない状況でした。この時の不安をご本人も以下のように振り返っています。

スランプと学習リズムの模索(本人の声)

当時、一番意識していたのは、毎日の学習リズムを崩さないことでした。高3の春頃からは自分で具体的な計画を立てていて、たとえば数学では『スタンダード』と『オリジナルスタンダード』(いずれも数研出版)を使って、1日1題ずつ進めていました。

目標が明確だとリズムができて、自然と勉強が習慣になっていきました。でも、夏頃には模試の成績が思うように伸びず、かなり焦りました。実力不足を痛感して、今のままでは通用しないと思いました。

数学に苦手意識は感じながらも自ら学習計画を立て、計画的に学習を続けていたAさん。しかし、戦略の不在や得点につながらない焦りを感じている状況でした。京大医学部のような難関レベルともなれば、わずかなスランプが大きな不安や自信喪失につながることもあります。

そこで名門会では、Aさんの現状を分析し、「どの課題を優先的に解決すべきか」を明確化する戦略を立てました。 この取り組みが、後にD判定からの逆転合格へとつながっていきます。次章ではその戦略部分と名門会が行った具体的な指導内容をご紹介します。

京大医学部に逆転合格するための2つの学習戦略

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高3夏のスランプ期を経ても、秋の模試ではD判定が続いていたAさん。こうした状況を踏まえ、名門会ではまず「戦略の立て直し」が必要だと判断しました。受験までの残り時間、Aさんの現状、そして京大医学部の出題傾向を踏まえ、名門会では次の3点を軸に戦略を設計しました。

  • どの単元を、どの順番で補強すべきか
  • どの課題に、優先的にリソースを割くべきか
  • 部分点を積み上げるための答案作成力をどう身につけるか

これらに基づいて、名門会では2つの戦略を実行に移しました。

学習戦略① 傾向に特化した演習設計と復習指導

名門会では、京大医学部の入試を「知識量を問う試験」ではなく、「問いの構造を読み解き、論理を構築する力を測る試験」と位置づけています。この前提に立ち、まずは出題傾向の徹底分析と演習設計から着手しました。

【戦略の具体内容】

  • 50年分の過去問から良問を厳選し、教材にする
    模試問題も含めて、京大医学部に関連する50年分の出題を精査。過去問を単なる演習素材とせず、「分析・構造化・再構成」することで、出題の本質を理解する教材として活用。

  • 出題分析をし、設問読解力を強化する
    各科目ごとに、「出題パターン」「頻出テーマ」「設問構造」の整理を徹底。単に解法を教えるのではなく、なぜその問い方になるのか、どこまで書けば点になるのかを、生徒自身が理解できるように指導を設計した。

  • 復習方針を指導し、解法の定着を確認する
    復習においては以下の観点での指導を実施。
    • 出題意図と構造の理解
    • 解答のプロセス分析
    • 時間配分と解答順の見直し
    • 採点者視点での答案再点検
    • 弱点領域に対する再演習・チェックテスト

このように、復習そのものを“答案力を鍛えるトレーニング”へと再定義し、学習の質を高めていきました。

学習戦略② 答案作成指導による「部分点力」の養成

もう一つの柱は、名門会が重視する「採点者に伝わる答案の書き方」の徹底指導です。特に数学では、Aさんが持っていた「思考はできても、点に結びつかない」課題に対して、部分点を確実に拾える答案作成力を育成しました。

【指導のアプローチ】

  • 毎週1年分の過去問演習と添削
    本番を想定し、毎週1年分の過去問を解かせ、講師が採点者の基準に基づいて添削。演習後には以下を徹底的にフィードバック。
    • なぜ失点したのか(設問の誤読、誘導の読み違い)
    • どこまで書けば点が取れたか
    • 類題が出たときの再現の仕方

  • 講師オリジナルの補強プリント・再演習
    ミスが出た分野は、講師が弱点補強プリントを作成。チェックテストで定着確認を行い、「やりっぱなし」にさせない。

  • 式変形と論理展開を意識した答案指導
    数学では、「一つひとつの式変形が得点対象になり得る」ことを指導の起点とし、解答が完答でなくても得点できる構成の考え方を習得させる。書き方・順序・図示の重要性まで、採点者目線の答案づくりを繰り返しトレーニング。

\数学担当講師の振り返り/

Aさんの場合では、問題の構造や出題者の意図を見抜く力を養うことに重点を置きました。「なぜこのアプローチなのか」を一緒に整理して、再現性のある解法パターンを確認することで、得点を積んでいけるようサポートしました。最終的には、問題の本質を見抜く力と論理的な思考力が身につき、自信を持って入試に臨んでいました。

京大医学部のような記述型中心の入試では、受験生本人の努力だけでは見えにくい「出題意図」「評価基準」をプロ教師が可視化します。見えてきたことに合わせて、学習方針を戦略的に設計・実行できるかどうかが、逆転合格の鍵になります。

京大医学部合格に向けて、Aさんに起きた5つの変化

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名門会での学習を通じて、Aさんは単に得点力を高めただけでなく、「学習に向き合う姿勢」そのものを大きく変えていきました。ここでは、どのような意識の変化が合格につながったのかを、本人の言葉や学習状況とあわせて整理します。

変化①「問題をこなす」から「得点するために学ぶ」へシフト

入会前、Aさんは市販の問題集を使い、毎日一定量をこなすスタイルで学習を進めていました。しかし、思うように模試の成績が伸びず、「これ以上、何をどうすればいいのかわからない」という閉塞感に直面したことは前述のとおりです。

名門会での指導を通じて、その姿勢は大きく変化しました。講師と一緒に入試問題の出題意図を分析し、「なぜその問い方なのか」「どこまで書けば点になるのか」を突き詰めて考えるうちに、学習の目的が「問題を解く」から「点を取る」にシフトしたのです。

変化② 学習に「優先順位」と「判断基準」が備わった

Aさんは元々、学習計画を立てる力に長けた生徒でしたが、それは「やるべきことを積み上げる」視点でした。名門会での学習を通して、「優先すべきことに全力集中」「授業の予習と復習が、合格に向けて優先的にやること」と気づけたことが、大きな転機となりました

「この単元は過去問に頻出」「この分野は直前でも伸びやすい」など、合格に直結する優先順位を講師と擦り合わせながら考えることで、学習の取捨選択に迷いがなくなり、自信を持って学習を進められるようになったのです。

変化③ 判定に一喜一憂せず、自分の軸で学び続けた

秋以降も模試ではD判定が出ることがありましたが、Aさんはそれを過度に悲観せず、淡々と学習を積み重ねていました。

「焦る気持ちはありました。でも、“今やっていることが合格に向かっている”という確信があったので、大きくぶれることはありませんでした」と本人が振り返るように、正しい努力を積み重ねているという安心感が、彼の精神的な支えとなっていたのです

変化④ 自分の答案を「採点者の視点」で見直すようになった

復習のスタイルも大きく変わりました。入会前は「解けなかった問題を解き直す」という復習中心だったAさんですが、名門会の指導を受けた後は、

  • どこまで書けば点がもらえたか
  • 論理の流れは明示できていたか
  • 誤答の要因は、読み間違いか、解釈ミスか

といった採点基準に基づく見直しが習慣化しました。このような視点を持ったことで、完答できなくても、部分点を重ねて合格点に届かせる力が身についたのです。

変化⑤ 自分の学び方の手応えと意味を信じることができた

夏から秋にかけて、Aさんの模試での数値は大きなジャンプがなかったものの、「焦らず着実に力を蓄える」意識が、最終的に合格という結果につながりました。

名門会では学習の「中身」だけでなく、「意味づけ」や「目的意識」までを本人に腹落ちさせることを重視しています。Aさんが合格をつかんだ最大の要因は、自分の学びに意味と手応えを感じながら、最後まで学習をやり抜いたことにほかなりません

京大医学部にD判定から合格できた3つの勝因

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Aさんは無事、京大医学部にD判定から現役合格を果たしましたが、そこには単なる努力や偶然では語れない明確な理由が存在します。ここからは合格に直結した勝因を振り返ります。

勝因① 効率的な復習

名門会では、復習を「問題が解けたかどうか」の確認にとどめず、「理解をどの深さで再現できるか」を測る重要なプロセスと位置づけています。Aさんに対しても、復習の目的と手順を明確に伝えたうえで、毎回の授業後に定着度を可視化する取り組みを徹底しました。

解けなかった問題だけでなく、「正解したが時間がかかった問題」も対象にして復習を実施。「解けた=理解している」という思い込みを避けるよう指導し、Aさんには理解の“深度”に注目しながら復習をしてもらいました。

勝因② 採点者視点の答案力

名門会が特に重視しているのが、「採点者視点で答案を構築する力」です。

これは単に“部分点を拾う”ための技術ではなく、論理を可視化して評価者に伝える力を育てる指導です。Aさんもこの考え方を身につけたことで、得点の安定につながりました。

  1. 基本的な解答方針が提示されている
  2. 計算過程が明記されている
  3. 解答のプロセスとして図の活用や記載がなされている
  4. 解答の正確な順番や論理が整理されて記載されている

これらを再現できれば、完答できていなくても部分点が取れます。論理の流れを正しく明示しながら、採点者が評価できる答案を粘り強く書く訓練を繰り返しました。

名門会の講師は「採点者目線でどう評価されるか」を具体的にフィードバックします。苦手な教科はもちろん、得意な教科ほど客観視できないケースもあるので、こうしたサポートは効果的です。

勝因③ 苦手を最優先する学習習慣

「一番やりたくないことこそ、最初に取り組む」

これは、Aさんが徹底していた学習習慣のルールです。後回しにすればするほど手をつけられなくなると理解していたからこそ、日々の優先順位を明確にしていました。とてもシンプルな習慣ですが、苦手から逃げない強い姿勢は難関大学の合格に欠かせないポイントです


以上、3つの勝因に共通しているのは、「点を取るための行動に優先順位をつける」という考え方です。名門会では、どれだけ努力しても“戦略のない努力”では成果につながらないと考えています。Aさんのケースは、その好例といえるでしょう。

まとめ 正しい学習方法を確立したら、自信になるまでコツコツ続ける

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医学部のような難関大学に合格する生徒には「合格できる理由」が必ずあります。もちろんテクニックも大事ですが、それよりも「ほかの受験生にはぜったい負けない、それくらい対策してきたんだ」 と自負できることが重要だと思います。

揺るがない自信があれば、難しい問題を目の前にしても、落ち着いて力を発揮できます。こうした力を早く身につけるためにも、今回紹介した戦略の見直しと実践例を参考に「コツコツ」「粘り強く」努力を積み上げていきましょう。

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塾選ジャーナル編集部
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