中学受験に向いている・向いていない子はどんな子?気をつけておきたいことなど紹介


編集部
塾選ジャーナル編集部
同じ学校へ通っている小学生でも、中学受験に向いている子と向いていない子がいます。それぞれの特徴を事前に知っておくことで、子どもに合った関わりを柔軟にとれるようになるでしょう。
今回は中学受験に向いている・向いていない子はどんな子どもなのかについて、受験をするにあたって気をつけておきたい点などと一緒に紹介します。
中学受験に向いている子の特徴とは?
以下で紹介する8つの特徴にあてはまる場合、中学受験に向いている子どもといえます。それぞれの詳細を見ていきましょう。
特徴①:学ぶことが好きで、知的好奇心が高い
学ぶことが好きで、「もっと勉強したい!」と知的好奇心が高い子どもは中学受験に向いています。
中学受験では、たくさんの勉強時間を確保しなければいけません。自宅学習だけでは足りず、多くの子どもは学習塾へ通って勉強しています。そのため、もともと勉強すること自体が好きな子どもは、あまり苦痛を感じずに受験勉強を乗り越えられるでしょう。
好きな科目は1つだけだったり、特定の分野だけだったりしても構いません。勉強する楽しさ自体を知っているので、他の科目の勉強も頑張れます。
特徴②:精神年齢が高く、自立している
2つ目は精神年齢が高く、自立している子どもです。中学受験では毎日の生活の中で、効率よく勉強する時間を確保しなければいけません。ゲームをする時間を守ったり、友達からの誘いを断ったりと、自己管理できる力が必要です。
親のサポートが少なくて済み、自立している子どもは、自分から進んで勉強に取り組む特徴もあるでしょう。
特徴③:目的や叶えたい夢がある
「あの学校へ入学して、レベルの高い勉強をしたい」や「あの学校の校風にあこがれている」「将来は医者になるために、進学実績が優れている学校で勉強したい」など、特定の学校に対する目的や、叶えたい夢が明確な子どもは、中学受験に向いています。子ども自身に進学したい気持ちが強いため、厳しい受験勉強にも耐えられるでしょう。
反対に、「親が受験しろとうるさいから」「他の友達が受験するから」などと目的意識が薄い場合、受験勉強の途中でモチベーションがなくなってしまう可能性があります。
特徴④:勉強に限らず、高い集中力を持っている
勉強に限らず、何かへ取り組むときに高い集中力を持っている子どもも、中学受験に向いているといえます。
受験勉強の内容がいつも楽しく、興味があるものならよいですが、必ずしもそうとは限りません。漢字の書き取りや文章読解、計算問題など、子どもによっては「退屈だな」と感じるような内容もあるはずです。退屈な作業でもコツコツと頑張れる子どもは、総じて高い集中力を持っています。
特徴⑤:素直で、親の言うことをしっかり聞く
中学受験は子どもの受験であると同時に、親の受験ともいわれています。小学生の子どもにとって志望校を選んだり、通塾先を探したり、勉強計画を立てたり、苦手科目の対策法を考えたりするのは難しいこと。そのため、親の密なサポートが欠かせません。
あらゆる面で親がリードしてサポートしていくこととなるため、素直な子どもが向いています。親の言うことを素直に聞き、従順に勉強を進めていけるような子どもです。
特徴⑥:思考・行動のスピード感がある
6つ目は思考・行動のスピード感がある子どもです。入試では難しい問題を、スピーディーに解いていく必要があります。わからない問題は飛ばし、できる問題から取り組むことも求められるでしょう。また、難関校によっては原稿用紙20枚以上にもおよぶ、長文読解を課すところもあるほどです。
ゆっくりと時間をかけて考えたり、順番通りに問題を解いていったりすると、制限時間内に終わらないかもしれません。そのため、頭の回転が速く、物事をテンポよく進めていける力が大切です。
特徴⑦:体が丈夫で、体力がある
受験勉強中はハードな生活を強いられます。学校から帰ってきてから塾に通い、帰りは夜の20時や21時頃。帰宅後に宿題をしたり、塾で習った内容を復習したりしていると、必然的に睡眠時間も減ってしまいます。
そのため、ハードな生活に耐えられるような体が丈夫で、体力がある子どもが向いています。
特徴⑧:友達と性格や趣味が合わない
最後の特徴は、友達と性格や趣味が合わない子どもです。周りにいる多くの友達と性格が合わなかったり、他の子どもとは違った趣味を持っていたりする子どもは、公立中学校の生活になじまない可能性があります。中にはいじめの対象となる子どもも出てくるでしょう。
反対に、私立中学校や公立の中高一貫校などは、さまざまな特性を持つ子どもが集まってきます。公立中学校にはない独自の校風やカリキュラムを持つ学校もあり、伸び伸びとした学校生活を送れるはずです。
中学受験に向いてない子の特徴とは?
中学受験に向いている子がいる一方で、向いていない子も存在します。子どもによっては受験勉強が大きな負担となることもあるため、注意しなければいけません。
特徴①:成長が遅く、生活面の多くで親のサポートを必要とする
小学生の子どもは成長著しい時期であると同時に、同じ学年の子どもの間でも成長の差が表れやすいのが特徴です。前述したように、精神年齢が高い子どももいれば、自分で自分のことをできない子どもいることでしょう。
「忘れ物が多い」「宿題を一人ではできない」など、生活面の多くで親のサポートを必要とする子どもは、ハードな生活が求められる中学受験に向いていないかもしれません。
特徴②:体が弱く、体力がない
頻繁に学習塾へ通ったり、自宅に帰ってからも勉強をしたりと、中学受験では体力が求められます。そのため、体が弱くて風邪を引きやすかったり、体力に自信がなかったりする子どもは向いていないかもしれません。
勉強で無理をして、心身の健康をくずしてしまう可能性があるでしょう。
特徴③:普段からよく嘘をつく
3つ目は普段からよく嘘をつく子どもです。勉強面に限らず、さまざまな場面で平気で噓をつく子どもは、受験勉強で塾の宿題を丸写ししたり、模擬試験でカンニングをしたり、理解していないのにわかったふりをしたりする可能性が出てきます。
勉強を続けても学力がなかなかアップせず、時間と費用が無駄になってしまうかもしれません。
特徴④:学校のテストで高得点が取れない
学校のテストで高得点が取れない子どもも、中学受験に向いていない可能性があります。小学校でおこなわれるテストは、どれも基礎的な内容のものばかり。多くは暗記のみで対応可能で、算数の計算問題も決して難しくありません。
反対に、中学受験で求められるのは高度な学力です。知識の暗記だけでは対応できず、思考力や表現力が問われるなど、レベルの高い問題が出題されます。小学校のテストで高得点が取れない子どもの場合、難易度が高い中学受験レベルの試験には太刀打ちできないかもしれません。
特徴⑤:子ども本人が勉強や受験に興味が全くない
最後は子ども本人が勉強や受験に対して、全く興味を持っていないことです。
親がリードをしたりサポートしたりしても、いつも勉強をしたり、入試本番で試験を受けたりするのは子ども自身です。子ども自身が興味を感じられないと、勉強に対するモチベーションも上がらず、勉強自体が大きな負担となるでしょう。
中学受験をするにあたって気をつけておきたいこと
中学受験をする場合、いくつか気をつけておきたいことがあります。主なものは次の3つです。
親への負担も大きいことを理解しておく
親も一緒に頑張ることが多い中学受験では、親にかかる負担も大きいことを理解しておきましょう。学習塾への送迎や持って行くお弁当の準備、スケジュール管理など、やるべきことはたくさんあります。
また、多大な努力をして受験に合格すればよいですが、不合格となる可能性も考えられること。「高い塾代を払ったのに」「あれほど頑張ったのに」などと、精神的に大きなショックを受けることも想定しておく必要があります。
子どもを叱りすぎない|良好な親子関係を保つ
子どもを叱りすぎないことも大切です。特に子どもより親が受験勉強に力が入ると、思ったように成績がアップしなかったり、勉強しなかったりする子どもに対して、つい叱りすぎてしまうこともあるでしょう。
過度な叱責な子どもの自信をなくさせ、また、親に対する不信感を抱かせるきっかけにもなります。親への不信感が他者への不信感につながることもあるため、叱りすぎず、良好な親子関係を保つ努力が欠かせません。
親子で方向性を共有・統一する
最後は親子で方向性を共有・統一することです。二人三脚で進んでいく中学受験において、子どもと親、それぞれが考える方向性が異なると、必ず勉強の途中で不協和音が生まれます。
「どのような中学校を目指すのか」「なぜ中学受験をするのか」など、親子の間で中学受験に関する話し合いを重ね、方向性を統一しておくことが大切です。
向いていない子は中学受験しないほうがいいの?
上記で挙げた、中学受験に向いていない子どもの特徴にあてはまったとしても、必ずしも受験をしない方がよいわけではありません。
たとえば、自宅から通うことになる地元の中学校は環境が悪く、満足できる教育を受けられないとわかっている場合、多少無理をしても中学受験をさせた方がよいケースもあります。子どもの向き・不向きだけでなく、さまざまな観点から受験するかどうかを考えるとよいでしょう。
ただし、中学受験に向いていない子どもはが受験する場合、多くのサポートが必要です。中学受験対策を専門にしている学習塾などを通い、手厚い指導体制の中で勉強を進めていく必要があります。
中学受験におすすめの塾は、下記の記事で解説しています。ぜひご覧ください。
・中高一貫校生におすすめの塾|塾に通うメリット、注意点を徹底解説!
・小学生向けのおすすめ学習塾を紹介!特徴・費用・サポート体制も比較チェック
知っておきたい!中学受験するメリットやデメリット
中学受験にはどのようなメリットやデメリットがあるのでしょうか?
たとえば、特色あるカリキュラムを組んでいる学校へ進学すると、子どもの個性や可能性を伸ばせるようになります。また、中高一貫校へ通うと、高校受験をする必要がなくなります。その分、じっくりと大学受験対策に時間をかけられるはずです。
反対に、受験に向けた勉強時間を確保するために、友達と遊ぶ時間がなくなってしまうデメリットが考えられます。
中学受験におけるメリット・デメリットは、以下の記事で解説しています。ぜひ目を通してみてください。
・中学受験はした方がよい?得られるメリットやデメリットを解説
まとめ
中学受験に向いている子どもは、「学ぶことが好きで、知的好奇心が高い」「精神年齢が高く、自立している」「目的や叶えたい夢がある」といった特徴を持っています。反対に、「成長が遅く、生活面の多くで親のサポートを必要とする 」「体が弱く、体力がない」といった特徴がある場合、受験には向いていないかもしれません。
ただし、受験に向いていない特徴にあてはまっても、進学予定の公立中学校の環境の悪さなどから、頑張って受験をさせた方がよいケースもあります。
子どもの性格や特性、学力だけでなく、さまざまなことを想定しながら、受験するかどうかを決めるとよいでしょう。
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・中学受験に失敗する原因は?上手くいかない親・子どもの特徴や後悔しないためのポイント
・中学受験の準備・対策はいつから?通塾のタイミングや塾の選び方、おすすめ塾など紹介
・【小学4年生】中学受験に向けた学習スケジュールの立て方|やっておくべきことや勉強時間、おすすめ塾など解説
・【小学5年生】中学受験に向けてスケジュールを立てる際のポイント|やっておくべきことや勉強時間、おすすめ塾を解説
・【小学6年生】中学受験に向けた年間スケジュール|勉強スケジュールを立てる際のポイントや親がすべきことなど解説
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