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漢検は大学受験で意味ない?活用するなら2級以上を目指そう

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大学受験
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「漢検って大学受験で意味ないのでは?」そう感じている高校生の方も多いのではないでしょうか。

実際、漢検はすべての受験生にとって必須の資格ではありません。しかし、入試方式や受験の進め方によっては、大学受験で評価されるケースもあります。

この記事では、漢検が大学受験で「意味ない」といわれる理由を整理したうえで、大学受験における漢検のメリットや、漢検を取得してもよい人のタイプについて解説します。

漢検を受けるべきか迷っている方は、ぜひ判断材料として参考にしてください。

塾選ジャーナル編集部

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目次

漢検は大学受験で意味ないといわれる理由

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漢検は、すべての受験生にとって必須となる資格ではありません。そのため、「大学受験では意味がないのでは?」と感じる人がいるのも事実です。

ここでは、漢検が大学受験で意味ないといわれる主な理由について解説します。

一般選抜では評価対象にならない大学が多い

大学受験において、漢検が「意味ない」といわれる最大の理由は、一般選抜(一般入試)では評価対象にならない大学が多いことです。一般選抜は、共通テストや大学ごとの個別試験の得点によって合否が決まる仕組みであり、漢検などの資格が直接加点されたり、合否に影響したりするケースはほとんどありません。

そのため、一般選抜を主軸に受験を考えている場合、漢検を取得していても試験本番の点数が上がるわけではなく、「合格に直結しない資格」と捉えられがちです。この点から、「大学受験では漢検は意味がない」といわれることがあります。

ただし、これはあくまで一般選抜に限った話であり、入試方式によって評価のされ方が異なる点には注意が必要です。

取得時期が遅いと受験勉強の負担になりやすい

漢検は、取得する時期によっては大学受験の負担になりやすい点も、「意味ない」といわれる理由の一つです。特に高校3年生になってから漢検対策を始める場合、共通テストや個別試験の対策と重なり、勉強時間の確保が難しくなります。

漢検対策では、漢字の読み書きだけでなく、熟語や四字熟語、語彙の意味理解など幅広い学習が必要です。そのため、短期間で対策しようとすると、英語や数学など優先度の高い科目の学習時間を削ってしまう可能性があります。

このように、受験直前期に漢検の勉強を始めてしまうと、時間対効果が低くなりやすく、「大学受験には意味がない」と感じられてしまうのです。

英語資格などほかの対策の方が優先度が高い場合がある

大学受験では、漢検よりもほかの対策の方が優先度が高くなるケースがあります。その代表例が、英検などの英語資格です。

多くの大学では、英検をはじめとする英語資格を出願要件や得点換算、加点要素として明確に評価しています。一方、漢検は評価対象になる入試方式や大学が限られており、資格としての汎用性には差があります。

そのため、限られた勉強時間の中で受験対策を進める場合、「まずは英語資格や主要科目の得点力を高めるべき」と判断されやすく、結果として漢検は後回しにされがちです。

こうした事情から、受験戦略の観点では「漢検よりも優先すべき対策がある」=「大学受験では意味がない」と捉えられることがあるのです。

漢検は大学受験で意味ない?大学受験における漢検のメリット

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これまで見てきたように、漢検はすべての受験生にとって有利になる資格ではありません。しかし、入試方式や受験の進め方によっては、大学受験で評価されるケースもあります。

ここでは、大学受験における漢検の具体的なメリットについて解説します。

推薦入試や総合型選抜で出願要件・加点要素になることがある

漢検のメリットの一つは、推薦入試や総合型選抜において、出願要件や評価材料として扱われる場合があることです。一般選抜とは異なり、これらの入試方式では学力試験の得点だけでなく、資格やこれまでの取り組みも総合的に評価されます。

実際に、駒澤大学の自己推薦選抜(特性評価型)では、日本漢字能力検定2級以上が出願資格の一つとして認められています。
参考:自己推薦選抜(特性評価型)|think! by 駒澤大学

このように、大学や入試方式によっては、漢検を取得していることで受験の選択肢が広がるケースもあります。

学費免除などの援助を受けられる場合がある

漢検を取得していることで、大学によっては学費免除や奨学金などの援助を受けられる場合がある点もメリットの一つです。

例えば、聖徳大学の入試特待制度では、日本漢字能力検定2級以上を取得している場合、入学金が全額免除される制度があります。

参考:入学試験要項令和7年度(2025年度)|聖徳大学

このように、大学や制度によっては、漢検を取得していることで金銭面でのメリットを得られるケースも存在します。

語彙力・漢字力が国語力の土台づくりにつながる

漢検対策の過程で身につけた語彙力や漢字力は、国語力の土台づくりにつながるというメリットがあります。漢字の読み書きだけでなく、熟語や四字熟語、言葉の意味を理解する学習を積み重ねることで、文章全体の内容を正確に読み取る力が養われます。

こうした語彙力・漢字力は、共通テストや個別試験の現代文・古文だけでなく、小論文や記述式問題に取り組む際にも役立つ基礎力です。また、問題文を正しく理解する力は、国語以外の教科においても重要であり、他教科の学習を支える土台になることもあります。

ただし、漢検対策を行えば国語の得点がすぐに伸びるわけではありません。あくまで、日々の受験勉強を支える基礎力の一つとして捉えることが大切です。

入学後に単位認定の対象になることもある

漢検を取得していることで、入学後に単位認定の対象になる場合がある点も、大学受験におけるメリットの一つです。
これは、大学が定める条件を満たした場合に、特定の科目について単位が付与される制度です。

例えば、明海大学では、日本漢字能力検定2級以上を取得している場合、単位認定の対象となる制度があります。

参考:2025年度 履修の手引 経済学部|明海大学

このように、大学によっては漢検を取得しておくことで、入学後の履修負担を軽減できる可能性があります。

ただし、単位認定の有無や条件は大学・学部によって異なります。また、受験時の合否に直接影響する制度ではないため、あくまで入学後の付加的なメリットとして捉えることが重要です。

大学受験で漢検を生かせるのはどんな人?

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ここまで解説してきたように、漢検はすべての受験生にとって必要な資格ではありません。
しかし、入試方式や受験の進め方によっては、大学受験で意味を持つケースもあります。

ここでは、大学受験において漢検の取得を検討してもよい受験生のタイプを具体的に紹介します。

推薦入試・総合型選抜を視野に入れている人

推薦入試や総合型選抜を受験する予定がある人は、漢検を取得しておくことで評価材料の一つとして活用できる可能性があります。
これらの入試方式では、学力試験の得点だけでなく、資格やこれまでの学習姿勢、取り組みも含めて総合的に評価されるためです。

漢検は、出願要件や加点要素として明確に位置付けられている場合だけでなく、「基礎学力を身につけている証明」や「継続的に学習してきた姿勢」を示す材料として扱われることもあります。

そのため、推薦入試・総合型選抜を視野に入れている人にとっては、漢検が受験の選択肢を広げる要素になり得ます。

語彙力や漢字力に苦手意識がある人

語彙力や漢字力に苦手意識がある人にとっても、漢検は意味を持つ場合があります。漢検対策では、漢字の読み書きだけでなく、熟語や四字熟語、言葉の意味を体系的に学ぶため、国語の基礎力を見直すきっかけになります。

語彙力や漢字力が不足していると、現代文や古文の問題文を正確に理解できず、内容以前につまずいてしまうことも少なくありません。漢検の学習を通して言葉の理解が深まることで、文章を読む際の負担が軽くなり、国語全体の学習効率が上がる可能性があります。

ただし、漢検対策だけで国語の得点が大きく伸びるわけではありません。あくまで、国語力の土台を固める手段の一つとして取り入れることが大切です。

高1・高2など早い時期から計画的に準備できる人

高1・高2など、比較的早い時期から計画的に準備できる人にとっては、漢検が大学受験で意味を持つ場合があります。受験直前期とは異なり、時間に余裕のある時期であれば、他教科の学習と両立しながら無理なく漢検対策を進めやすいためです。

早い段階で漢検を取得しておくことで、高3以降は共通テストや個別試験の対策に集中しやすくなります。また、資格を早期に取得しておくことで、推薦入試や総合型選抜を検討する際の選択肢を広げられる点もメリットです。

大学受験で漢検を生かすなら2級以上を目指そう

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大学受験で漢検を活用したいと考える場合、一つの目安となるのが2級以上の取得です。

ただし、2級以上を取得すれば必ず受験で有利になるわけではありません。漢検はあくまで補助的な評価材料であり、合否を左右するのは入試方式や試験の得点です。

ここでは、大学受験で漢検2級がどのように評価されやすいのか、また取得する際に注意しておきたいポイントについて詳しく見ていきます。

大学受験で評価されやすいのは原則2級以上

大学受験で漢検を生かしたい場合、原則として2級以上を目安に考えるのが現実的です。
多くの大学や入試制度では、評価対象や出願要件として設定されている級が2級以上であることが多く、準2級以下では評価につながりにくい傾向があります。

2級は高校卒業程度の漢字力が求められるレベルであり、一定の学習量と継続的な努力を示す指標として受け取られやすい点も特徴です。そのため、推薦入試や総合型選抜などで資格を評価する大学では、2級以上が一つの基準として扱われるケースがあります。

漢検を取得しただけで大学に合格できるわけではない点に注意

当然ですが、漢検を取得しただけで大学に合格できるわけではありません。多くの大学では、合否を左右するのは共通テストや個別試験の得点であり、漢検はあくまで補助的な評価材料に過ぎません。

特に一般選抜では、漢検を持っていても試験本番の点数が不足していれば合格は難しくなります。そのため、漢検を「合格への近道」と捉えるのではなく、受験対策の一部として位置付けることが重要です。

漢検を生かすためには、まずは主要科目の得点力をしっかり伸ばし、自分の受験方式に合っているかを見極めたうえで取得を検討するようにしましょう。

事前に志望校で漢検がどのように評価されるか確認しよう

漢検を大学受験で生かしたい場合、事前に志望校がどのような形で漢検を評価しているかを確認することが重要です。大学によって、出願要件として扱われるのか、加点対象になるのか、あるいは評価対象外なのかは大きく異なります。

また、同じ大学であっても、学部や入試方式によって漢検の扱いが変わることも少なくありません。そのため、「漢検を取ればどこでも有利になる」と考えるのではなく、必ず募集要項や公式サイトで最新情報を確認したうえで判断するようにしましょう。

なお、漢検を活用している大学については、漢検の公式サイトで一覧を確認することができます。志望校選びや受験方式を検討する際の参考情報として、あわせて活用するとよいでしょう。
参考:大学・短大 活用校検索|公益財団法人 日本漢字能力検定協会

まとめ 漢検は大学受験で「条件が合えば使える」一つの武器

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漢検は、すべての受験生にとって大学受験で必ず役立つ資格ではありません。
一般選抜を中心に受験する場合や、受験直前期に無理に取得を目指す場合には、「意味がない」と感じてしまうこともあるでしょう。

一方で、推薦入試や総合型選抜を視野に入れている人や、早い時期から計画的に準備できる人にとっては、漢検が受験の選択肢を広げる材料になる可能性があります。
また、語彙力や漢字力を鍛える過程は、国語力の土台づくりや他教科の学習を支える基礎力としても役立ちます。

大切なのは、「漢検が意味あるか・意味ないか」を一律で判断するのではなく、自分の受験方式や学習状況に合っているかを見極めることです。

条件が合えば、漢検は大学受験で生かせる一つの武器になるでしょう。

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塾選ジャーナル編集部

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