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新学期とは?不安定な時期を上手く乗り越えるために、保護者が心がけたいこと

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「新学期、うちの子は上手になじめるかな……」

そんなふうに感じながら、何となく新学期に関する情報を探している方も多いのではないでしょうか。

新学期は、クラスや授業の流れが切り替わる節目の時期です。勉強や生活リズムが変わりやすく、子どもだけでなく、支える側の保護者も「どう関わればいいの?」と判断に迷いやすくなります。

新学期とは1学期・2学期・3学期、それぞれの「学期が始まる時期」のことです。そのなかでも4月に始まる1学期は環境の変化が大きく、意識されやすい学期です。学期の始まりには、緊張や疲れから学習習慣が崩れたり、授業についていけなくなったりすることも少なくありません。

この記事では、新学期の正しい捉え方から、各学期の始まりに起きやすい変化、学年別に保護者が意識したいポイント、そして「やらなくていいこと」まで整理して解説します

焦らず状況を見極めるための考え方を、一緒に確認していきましょう。

塾選ジャーナル編集部

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目次

新学期はいつから?

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新学期という言葉は、「新しい学年の始まり」と「新しい学期の始まり」の2つの意図で使われます。少し混乱しやすいため、意図するタイミングを整理しながら、新学期に気持ちよくスタートを切るコツを解説していきます。

新学期は「4月・9月・1月」が一般的

まず「新学期」の正確な意味を確認しておきましょう。

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新学期とは、1学期・2学期・3学期それぞれの始まりを指します

  • 1学期の始め(4月上旬)
  • 2学期の始め(9月上旬)
  • 3学期の始め(1月上旬)

一部の地域や学校で採用されている2学期制の場合は次のとおりです。

  • 前期の始め(4月上旬)
  • 後期の始め(10月中旬)

参照:輪之内町教育委員会「令和5年から小・中学校で2学期制を実施します

これらすべてが新学期と呼ばれますが、日常会話では「4月の1学期開始」を指すことが多いです。クラス替えや担任の変更、新入生の入学など、環境の変化が多いタイミングだからです。

そのため、子どもにとっては期待よりも不安が上回りやすい時期でもあります。保護者は、いつも以上に「小さな変化」に注意を払い、心に寄り添うことが大切です。

今回は4月の新学期(1学期開始)を中心に、不安を感じやすい時期に、何を気にして見守ればよいのか、逆にやらなくていいことは何かを整理して解説します。

1学期の新学期は4月。環境の変化が大きい

1学期の新学期は、4月上旬から始まります。

多くの学校では4月の第1週~第2週に始業式が行われ、そこから1学期がスタートします。具体的な日程は学校や自治体によって異なりますが、4月7日前後が目安です

この時期が「新学期」として最も意識されやすい理由は、次のような変化が重なるからです。

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つまり春休み明けの4月上旬は、子どもにとっても保護者にとっても、環境や気持ちの変化が大きく、不安を感じやすいタイミングと言えます。

2学期は9月、3学期は1月から新学期

2学期は、夏休み明けの9月1日前後に始業式が行われます

長い休み明けのため、生活リズムが崩れやすく、学習習慣を取り戻すのに時間がかかる子どもも少なくありません。2学期は運動会や文化祭などの学校行事が多く、授業時間が不規則になりやすいのも特徴です。

3学期は、冬休み明けの1月8日前後に始業式が行われます。

学年の総まとめの時期であり、小学6年生や中学3年生にとっては受験や卒業を控えた重要な学期です。同時に期間が短いうえ、感染症の心配もあり、一度遅れを取ると、追いつく余裕が少ない点に注意が必要です。

小中高別・新学期で起きやすい勉強面の変化

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新学期は1年に3回ありますが、1学期の始まりは環境変化が大きく勉強面への影響が出やすい時期です。どのような変化があるのか、小・中・高別で気持ちの面での影響にも触れながら確認していきましょう。

小学生:まずは生活リズムを整えること

小学生の場合、新学期は生活リズムそのものが乱れやすい時期です。特に長期休暇の後では、次のような変化が見られます。

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小学生は環境の変化に敏感で、長期休暇明けではもとの学習習慣を取り戻すのに時間がかかることがあります。特に1学期は新しい担任の先生、クラス替え、席替えなど、ささいに思える変化でも大きなストレスになりがちです。

特に低学年では勉強に意識を向ける余裕がなくなるケースもあるため、この時期は無理に勉強を詰め込むより、まず生活リズムを整えることに重きを置きましょう。

中学生: 「授業の理解度」をさりげなく把握する

中学生になると、新学期は学習内容の難易度が急に上がる時期です。特に4月の1学期開始時には次のような変化が顕著です。

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中学生は思春期も重なり、友人関係や自己評価に敏感な時期です。新学期のクラス替えで「前のクラスの友達と離れた」「新しいグループになじめない」といった不安を抱えることもあります。

勉強面でも、周りと比較して焦りを感じやすく、「自分だけわかっていないのでは」と不安になる子どもも少なくありません。この時期は勉強の理解度を確認しながら、子どもの様子を丁寧に見守ることが大切です

高校生:管理よりも「安心できる環境」を整える

高校生の新学期は、一度つまずくと挽回が難しくなるという点で注意が必要です。

中学以上に授業のスピードが速く、内容も高度になります。新学期の始めにつまずくと、その後の授業についていけなくなるリスクが高まります。

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高校生にとっての新学期は、進路選択や受験を意識し始める時期。そのため「このままで大丈夫か……」という不安を抱えがちです。特に高校2年生の4月は、文系・理系でコースが別れるなど、精神的なプレッシャーもかかるでしょう。

また友人関係も固定化しつつあるため、新しい環境への適応に時間がかかるケースも考えられます。だからこそ対応できる勉強面のつまずきは放置せず、できるだけ不安を減らしてあげることが大切です

【保存版】新学期をスムーズに乗り切る親子チェックリスト

新学期の最初の2週間、保護者が意識したい項目をまとめました。「何もしない」のではなく、土台だけを整えて、あとは見守るのがコツです。

※すべてに当てはまる必要はありません。
※「整える必要がありそうな点があるかどうか」を確認するための目安です。

<小学生 まずは生活の土台が整っているか>

チェック 内容
朝、決まった時間に起きられない
登校前の準備がスムーズにいかない
帰宅後、極端に疲れ切った様子の日がある
宿題や家庭学習の習慣が以前より不安定
新しいクラスや学校の話題をあまりしてくれない

▶ チェックがいくつか当てはまる場合

勉強量を増やすよりも、起床・就寝時間や生活リズムを整えることを優先しましょう。最初の2週間は「毎日学校に行けている」「机に向かう習慣が戻りつつある」だけで十分です。

<中学生 授業の流れに乗れているか>

チェック 内容
授業の内容について、何をやっているか説明があいまい
ノートやプリントが極端に整理できていない
小テストや課題の結果を、隠して見せてくれない
勉強時間の有無や、何を勉強しているか把握できていない
以前に比べて、落ち込む様子を目にする日が増えた

▶ チェックがいくつか当てはまる場合

点数を責めるより、「どこがわかりにくいか」を一緒に整理する姿勢が大切です。最初の1か月は、理解の遅れを放置しないことを意識しましょう。

<高校生 つまずきを抱え込んでいないか>

チェック 内容
授業のスピードや難易度について、まったく話さない
以前よりも、何かに追われて焦っていることが増えた
生活リズム(睡眠・食事)が大きく乱れてきている
進路や将来の話題になると急に静かになる・不機嫌になる
困ったときに相談してくれる機会や習慣がない

▶ チェックがいくつか当てはまる場合

管理や口出しを増やすより、「必要なときに頼れる環境」があることが大切です。学期初めの小さなつまずきは、早めに気づければ十分立て直せます。

チェックリストの使い方とポイント

チェックが多くても、焦ってすぐ結論を出す必要はありません。新学期は、すべてが整っているかを確認する時期ではなく、2週間ほど様子を見ながら土台が崩れていないか、少しずつ改善しているかを見守る時期です。

新学期は「なんとなく様子見」で終わらせない

新学期では、「まずは様子をうかがってから」と慎重に構える保護者も多いでしょう。実際は様子を見ているうちに状況が悪化するケースもあり、可能なら始業前から最初の2週間までを目途に対応できると無難です

小学生の場合:声がけで生活と学習のリズムをつくる

新学期に保護者が最初に考えることは、生活リズムと学習習慣を整えることです。

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①起床・就寝時間を休み前に戻す

長期休暇で乱れた生活リズムを、新学期開始の1週間前から少しずつ修正します。朝7時起床、夜9時就寝など、具体的な時間で動くよう声をかけましょう。

②学習時間を固定する

たとえば「夕食前の30分」「お風呂の後の15分」など、時間帯を決めて学習の習慣化を目指します。最初は短時間でも構いません。継続することが優先です。

③声かけは「やったこと」を確認

「宿題やった?」ではなく「今日は何を勉強したの?」と聞きます。結果ではなく、取り組んだ内容を褒めて、前向きな気分を引き出します。

小学生の場合、新学期の最初の2週間はきちんと学校に行くこと、毎日少しずつでも勉強することの2つができれば十分です。

中学生の場合:勉強の理解度をさりげなくフォローする

中学生の新学期は、授業の内容をきちんと理解できているかを確認することが大切です。中学生になると親と話をしなくなる子もいて難しいかもしれませんが、できる範囲で対話の機会を探りましょう

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①授業の様子をさりげなく聞く

「今日の数学、どんなことやったの?」とやんわり聞いてみましょう。あいまいな返事が続く場合は、理解が追いついていない可能性もあります。

②小テストや課題の結果を確認

最初の1か月で行われる小テストは、新しい流れに上手く乗れたかを測る重要な指標です。点数のことは一旦横に置いて、「どこでつまずいたか」「何が難しいか」を聞いてみましょう。

③解決への糸口をさりげなく伝える

もしつまづいているポイントが把握できたら、「数学の〇〇って難しいよね」と声をかけます。もし可能なら解法の参考になる情報を渡してあげたり、塾や先生に聞いてみたら?と提案したりします。

中学生の場合は、わからない箇所を放っておかずに対処するクセを身につける(再確認する)ことが大切です

高校生の場合:管理よりも、安心できる環境づくり

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高校生の場合は、親が勉強を管理するのではなく、子どもが自分で学習できる、安心できる環境を整えます。高校生は自律性が高まる時期であるため、過度な干渉は避け、間接的なサポートが重要になります。

①学習環境を整える

快適に勉強できる環境があるかを確認します。照明の具合や机の広さ、Wi-Fi環境など、物理的な部分を可能な範囲で調整してあげましょう。

②最初の1~2週間の疲労度を観察する

新学期は授業のペースや課題量が前学期と変わることが多いため、心身ともに負担が大きくなりがちです。疲労で睡眠時間や食事が乱れていないか観察しましょう。

疲れているなと感じたら、好きなメニューやいい香りのする入浴剤など、気分が上がる工夫で、さりげなくフォローするといいでしょう。

③困ったことを口にしやすい環境と関係を整える

常日頃から「困ったことがあれば言ってね」と伝えて、必要なときに相談できる雰囲気づくりを意識しましょう。勉強の内容に踏み込むよりも、必要な時に支えてもらえる安心感を整えます。

高校生の場合、新学期の最初の2週間を目途に「自分で学習計画を立て、実行できる環境」「支えがある安心感」を整えましょう

逆効果!新学期に「やらなくていいこと」

新学期は「何かしなければ」と焦りやすい時期ですが、実際にはやらない方がいいことも多くあります。

ここでは、つい不安でやってしまいがちだけれど、結果的に子どもや家庭の負担を増やしがちな行動を整理します。先に「やらなくていいこと」を決めておくことで、本当に必要な対応に集中できるようになります。

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周りと比べて焦ること

新学期になると、他の家庭の様子が気になり始める保護者は少なくありません。しかし、他の家庭と自分の家庭では、子どもの状況も目標も違います。

同じ学年でも理解度や性格は一人ひとり異なり、他の子に合う方法が自分の子どもに合うとは限りません。焦って始めた習い事や塾は続かないケースも多く、親の不安が子どもに伝わると自信を失うきっかけにもなります

急に環境や勉強方法を変えること

新学期は「心機一転」という言葉が頭に浮びやすく、つい環境や勉強方法を大きく変えたくなる時期です。しかし、急激な変化は子どもの負担を増やしがちです。

特に4月の新学期はクラス替えや担任の変更などの変化があり、さらに勉強方法や生活リズムを変えると適応しきれないこともあります。新しい方法は効果が出るまでに時間がかかり、新学期の忙しさで続けられず挫折しやすくなります。

例えば、変えること1つに絞り、お試し期間と称して気楽に取り組むなど、力加減しましょう。

情報を集めすぎて、ひとりで迷うこと

新学期が近づくと、教育系の記事や塾の広告など、さまざまな情報が目に入りやすくなります。しかし情報を次々と見ていると、かえって何をすればいいのか分からなくなることがあります。

選択肢が多すぎると、決めることに時間とパワーがかかります。情報収集に時間をかけすぎて何も行動しないまま時間が過ぎるケースも少なくありません。

「今やらないと手遅れ」といった心境は冷静な判断を妨げます。特に新学期は新しい情報源は一度横に置いて、子どもの観察とペースメイキングに集中しましょう

新学期に「学校に行きたくない」と言い出したら

新学期は環境の変化が大きく、子どもが「学校に行きたくない」と言い出すことも珍しくありません。

「なんとなく行きたくない」という漠然とした不安なのか、友人関係や勉強面で具体的な悩みがあるのかによって対応は変わりますが、無理に登校や返答を促すよりは、子どもの気持ちに寄り添いながら、必要であれば担任の先生やスクールカウンセラーに相談しましょう

無理に結論を急がず、まずは気持ちを受け止めることが大切です。

不登校への具体的な対応方法については、別の記事で保護者向けに独自の調査を実施しています。参考になる声も載せているので、必要な時は参照してください。

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まとめ 新学期は「焦る時期」ではなく「見極める時期」

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新学期とは、1学期・2学期・3学期それぞれの始まりを指します。なかでも4月の1学期開始は、学年が上がり環境が大きく変わるタイミングです。

この時期は、生活リズムが崩れたり授業についていけなくなったりと、勉強面での変化が起きやすくなります。だからこそ、「何かしなければ」と焦りを感じる保護者も少なくありません。

しかし、新学期に本当に必要なのは「焦って何かを始めること」ではなく、子どもの今の状態を整理し、見極めることです。

小学生なら生活リズムと学習習慣の確認を、中学生なら理解度の把握を、高校生なら学習環境の整備を優先しましょう。一方で、周りと比べて焦ったり、いきなり環境を変えたり、情報を集めすぎて迷ったりする必要はありません。

塾が必要かどうかも、新学期だからという理由ではなく、子どもの状態を見て判断します。授業についていけない、家庭学習が習慣化しない、本人が希望している、といった明確な理由があるときが検討のタイミングです。まずは最初の2週間で子どもの様子を観察し、必要なサポートが何かを見極めていきましょう。

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