神奈川県立追浜高等学校の入試を徹底分析!倍率/合格点/難易度など解説


編集部
塾選ジャーナル編集部
追浜高校は、神奈川県横須賀市にある公立高校です。
「文武両道」「独立自主」の校訓のもとで、学習活動、部活動、学校行事が活発に行われています。
国公立大学や有名私立大学に合格実績があり、過去には神奈川県の学力向上進学重点校に指定されていました。
今回は、追浜高校の入試について分析し、合格へのポイントをご紹介します。
追浜高校の基本情報
住所 | 〒237‐0061 神奈川県横須賀市夏島町13 |
---|---|
アクセス | ◆京浜急行線 追浜駅より徒歩13分 |
創立年 | 1963年 |
生徒数 (令和5年5月現在) |
男子:390名 女子:477名 |
共学・男女別 | 共学 |
制服 | あり |
追浜高校の入試情報
追浜高校の入試制度は、一般的な神奈川県立高校と同じです。
2024年度の具体的な日程は以下の通りです。
出願時期 | 1/24(水)~1/31(水) |
---|---|
学力検査 | 2/14(水) |
面接 | 2/14(火)、2/15(水)、2/16(木)のいずれか |
合格発表 | 2/28(水) |
検定料 | 2,200円 |
追浜高校の倍率
追浜高校の定員は278名です。
倍率は例年1.2〜1.3あたりで、直近3年の倍率は以下の通りでした。
募集定員 | 志願者数 | 倍率 | |
---|---|---|---|
2023年度 | 318名 | 385名 | 1.21 |
2022年度 | 278名 | 350名 | 1.26 |
2021年度 | 278名 | 359名 | 1.29 |
追浜高校の得点配分・合格点
追浜高校の得点配分は以下の通りです。
【得点配分】
内申点 (135点満点) | 学力考査 (500点満点) |
---|---|
4 | 6 |
(内申点) / 135 × 100 × 4 + (学力考査の合計点) / 500 × 100 × 6
計算式はこのようになります。
内申点を学力考査の得点に変換すると、内申点の1点が学力考査の約2.5点に相当します。
直近3年の合格者平均点は以下の通りです。
【合格者平均点】
内申点 | 学力考査の合計 | |
---|---|---|
2023年度 | 114/135 | 374/500 |
2022年度 | 117/135 | 366/500 |
2021年度 | 117/135 | 387/500 |
内申点は学年で39/45、学力考査は8割弱取れると安全圏と言えます。
追浜高校の内申点について
神奈川県の内申点計算方法で内申点を計算します。
135点満点で、計算方法は以下の通りです。
【神奈川県の内申点計算方法】
追浜高校入試の内申点は2年生時は45点満点、3年生時は90点満点です。
(中2学年末の教科5段階評定)×(9教科)+(中3秋の教科5段階評定)×(9教科)×2
※各高校の判断により、3教科まで2倍の傾斜配点が可能
追浜高校の合格者平均点は115/135点前後で、各教科平均は4.3程度です。
内申点によって合格に必要な学力考査での得点が変わるので、自分の内申点の概算を立てておきましょう。
追浜高校の学力考査を徹底分析!合格へのポイント
ここからは、追浜高校入試の目標点数やポイントを教科別にご紹介します。
2023年度の学力考査の合格者平均点が約375点であることから、約75%の得点が求められます。
また、追浜高校は内申点の得点が4割を占めるため、当日だけでなく内申点の積み重ねも必要です。
追浜高校の英語の入試問題
追浜高校に合格するためには、英語は75点以上を目標にするといいでしょう。
神奈川県立高校入試の英語は、40点が長文読解です。
語彙・文法の穴埋めや並び替え問題での失点がないように、基礎を固めておく必要があります。
また、75点以上をとるためには、語彙・文法問題を確実にとった上で、長文読解でどれだけ点を稼げるかが勝負になるでしょう。
実践問題を解くなどの演習を積んで、読解力やスピードを身につけておくことが大切です。
追浜高校の数学の入試問題
追浜高校を受験する人の、数学の目標点数は70点以上です。
神奈川県立入試の数学は、神奈川県全体で正答率が95%超えの非常に基本的な問題から、正答率5%以下の問題まで、幅広く出題されます。
追浜高校を目指すのであれば、基本的な問題での失点はできません。
問1や問2の小問集合は確実に点をとり、問3以降の分野別の大問でどれだけ点数を稼げるかが重要です。
神奈川県立高校の数学では、大問の最後に正答率が1桁の問題が出題されることもあります。
満点をとらなくても大丈夫なので、解けない問題に時間をかけすぎて時間が足りなくならないように、問題の取捨選択も意識しましょう。
時間配分や問題の取捨選択の練習をするためにも、実践演習を重ねることをおすすめします。
追浜高校の国語の入試問題
追浜高校の受験生は、国語は85点以上をとれるようにしましょう。
神奈川県立高校入試の国語は、他の教科に比べて難易度が低いです。
点数をとりやすい国語では、着実に点数をとる必要があります。
目標点は他の教科よりも高めに設定しておきましょう。
年によって差はありますが、読解問題や古文は正答率が高い問題の出題が多いです。
他の受験生が正解する問題で失点することのないように、読解問題や古文の練習をしておくことをおすすめします。
追浜高校の理科の入試問題
追浜高校の受験生は、理科では70点以上を目標にするといいでしょう。
年によって変動はありますが、理科の平均点は他の教科よりも低くなることが多いです。
理科の出題は正答率に幅があるため、基本的な問題は確実に正解できるようにしたうえで、正答率の低い問題にも対応できるように知識を積み重ねる必要があります。
物理・化学・生物・地学で満遍なく点数をとれることが重要なので、苦手分野にもしっかり向き合うようにしましょう。
追浜高校の社会の入試問題
追浜高校を受験する人は、社会で80点以上をとれるようにしましょう。
神奈川県立高校入試の社会は、年によって変動はあるものの平均点が比較的高い傾向があります。
毎年、地理・歴史・公民全てから満遍なく出題されているため、追浜高校に合格するためには、全分野の知識が必要です。
社会は知識の積み重ねが重要なため、通学時間や寝る前の少しの時間を有効活用して、繰り返し覚えることで知識を定着させるとよいでしょう。
追浜高校の特色検査について
現時点では、追浜高校では特色検査は実施されていません。
特色検査の実施校についての最新の情報は、神奈川県教育委員会の公式ホームページ等で確認してください。
追浜高校の入試傾向まとめ
今回は、追浜高校入試情報と対策のポイントをご紹介しました。
倍率は例年1.2〜1.3倍程度で、合格者平均点は内申点が115/135点、学力考査が380/500点でした。
追浜高校に合格するためには、基礎レベルの確実な理解と、発展的な内容にもある程度対応できる思考力が必要です。
中学校の定期テストなどの日々の学習も大切にし、入念な受験対策をしましょう。
また、追浜高校の学校情報は以下の記事で紹介しているので、あわせてご覧ください。
神奈川県立追浜高等学校の進学実績は?校風、カリキュラム、部活動も紹介
【参照元】
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