大学受験「失敗してよかった」が81%!今つらい受験生に知ってほしいこと
大学受験に失敗してしまい、「もう人生終わった」と感じていませんか?
志望校への不合格通知を受け取った瞬間、これまでの努力がすべて無駄になったような気がして、頭が真っ白になってしまう人も多いでしょう。周りの友人が合格していく中、自分だけ取り残されたような焦りや絶望感を覚えるのも、無理もありません。
しかし大学受験の失敗は、人生の失敗ではありません。
受験に失敗した経験を持つ人は、あなたが思っている以上にたくさんいます。そしてそのほとんどの人が、その後も前を向いて人生を歩んでいます。「大学受験失敗=人生終了」というわけではないのです。
そこで今回は、大学受験に失敗した経験がある100人にアンケートを実施しました。
- 失敗したとき、どんな気持ちだったのか
- どうやって気持ちを切り替え、立ち直ったのか
- その後、どんな進路を選んだのか
「今まさにつらい思いをしている」「これからどうすればいいかわからない」という方にとって、少しでも前向きになれるヒントをお届けでします。
編集部
塾選ジャーナル編集部
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目次
大学受験に失敗したからといって人生の失敗ではない

「大学受験に失敗した=人生終了」と感じてしまうのは、受験という大きなプレッシャーの中で戦ってきたからこそです。しかし、少し視野を広げてみると、受験の失敗はけっして特別なことでも、珍しいことでもありません。
浪人する人、滑り止めに進学する人、専門学校や就職など別の道を選ぶ人など、志望通りの結果を得られなかった人はあなたの周りにもいるはずです。
また、大学受験が人生のすべてを決めるわけでもありません。社会に出てからの評価は、どの大学を出たかよりも入学後の努力や行動によって大きく変わりますし、資格取得やインターンシップへの参加で就職活動での挽回も十分可能です。
短大・専門学校からの編入や大学院という選択肢もあり、その後いくらでもルートを変えることができます。
もう一度言います。今の結果に落ち込む気持ちはよくわかりますが、受験の失敗は人生の失敗ではありません。
大学受験に失敗したとき、どんな気持ちだった?【100人アンケート】

大学受験に失敗したとき、どんな気持ちになったのか、失敗を経験した100人にアンケートを実施しました。結果は以下の通りです。

最も多かったのは「悔しさ」で33人、次いで「絶望」が29人、「申し訳なさ」が20人という結果になりました。
「悔しさ」が最多となったことからは、それだけ本気で受験に向き合ってきた人が多かったことが伝わってきます。実際に、以下のような声が上がりました。
勉強は必死でやってきたつもりだったので、自分はこんな物なのかと悔しさしか出てこなかったから。(ちいかわさん・2020年度受験・大学受験で全落ちを経験)
努力してきたのに結果が出なかったことが悔しかったです。周りの期待に応えられなかったことも心に重くのしかかりました。(conectmoreさん・2020年度受験・滑り止めのみ合格)
合格発表の日に結果を何度も見直しました。努力してきたつもりだったため、あと一歩届かなかった現実を受け入れるまで時間がかかりました。家族や先生に励まされても素直に受け止められず、自分だけが取り残されたような感覚が強かったです。(うめのはなさん・2020年度受験・滑り止めのみ合格)
「絶望」と感じた人も約3割おり、不合格を知った瞬間に頭が真っ白になったり、この先の人生が見えなくなったりと、強い喪失感を覚えた人が少なくないことがわかります。
合格はするだろうと思っていたので、まさかの落ちてしまって何も考えられなくなった。(やんくちさん・2019年度受験・大学受験で全落ちを経験)
一つの大学しか受けていなく、これから先どうしたらいいかわからなかった(ななさん・2018年度以前に受験・大学受験で全落ちを経験)
また、「申し訳なさ」を感じた人が2割いました。自分自身の悔しさよりも、支えてくれた家族への罪悪感を真っ先に感じた人も多かったようです。
感じ方は人それぞれですが、共通しているのは誰もが深く傷ついているということです。もし今、同じような気持ちでいるなら、それはごく自然な感情です。自分を責めすぎないでください。
大学受験に失敗すると、友人やSNSとの付き合い方も変わる

大学受験に失敗したとき、友人やSNSとどう関わったかについても聞きました。
合格報告や大学生活の投稿を見るのがつらい人も
受験に失敗した後、SNSの合格報告や大学生活の投稿を見るのがつらかったという声は、アンケートの中でも多く見られました。
友達がSNSで投稿をしているのを見るのが本当に耐えられなくて、アカウントごと消しました。キラキラした姿を見るのが当時は辛すぎました。(あいみぃさん・2018年度以前に受験・大学受験で全落ちを経験)
お祝いムードの中に自分がいることが耐えられなかったからです。嫉妬してしまう自分が嫌で、LINEも通知をオフにして自分の世界に閉じこもることで心を守っていました。(ゆうさん・2018年度以前に受験・滑り止めのみ合格)
友人と連絡を絶った人は24%
実際の関わり方を聞いたところ、変わらず連絡を取った人が47%と最多でした。一方で、友人と連絡を絶った人は24%にのぼります。
変わらず接した人からは以下のような声が寄せられました。
大学に落ちることは珍しくなく、人とのかかわりは変わりませんでした。高校も中学浪人や浪人することになる人が割といたので、受験はそういうものかなと思いました。(うっさ子さん・2018年度以前に受験・滑り止めのみ合格)
自分だけ落ちたことで、周りに気を使ってほしくなかったし、連絡を絶ってしまっては惨めになるし、これまでの友人関係も壊したくなかった(Lemonadeさん・2018年度以前に受験・滑り止めのみ合格)
どちらが正解というわけではなく、そのときの自分の心の状態に合わせて距離感を決めることが大切です。つらければ無理につながらなくていいし、友人の存在が支えになるなら積極的に頼っていいのです。
大学受験に失敗した人はどうやって立ち直った?【100人アンケート】

大学受験に失敗した後、どうやって立ち直ったのかについても聞きました。結果は以下の通りです。

最も多かったのは「時間」で42人と、圧倒的な1位となりました。
最初は何も手につきませんでしたが、時間が経つにつれて少しずつ気持ちが落ち着きました。数週間後には冷静にこれからどうするかを考えられるようになりました。(かずのこさん・2018年度以前に受験・大学受験で全落ちを経験)
時間が経つにつれて、結果そのものよりもこれからどう動くかが重要だと考えられるようになりました。新しい環境で学ぶ中で目標を再設定できたことが、自分にとって前向きに働いたのだと思います。(うめのはなさん・2020年度受験・滑り止めのみ合格)
今まさに苦しんでいる人にとっては、「時間が解決してくれる」という言葉は無責任に聞こえるかもしれませんが、実際に多くの人がそう実感しているのは事実です。
2位は「新環境への移行」で20人でした。予備校や進学先の大学など、新しい環境に身を置いたことで気持ちが切り替わったという人が多く見られました。
予備校で同じように悔しさを抱えた仲間と出会えたことが大きかったです。「自分だけじゃない」と思えたことで前向きになれました。プロの講師から具体的な改善点を指摘してもらい、やるべきことが明確になったことで迷いが減りました。環境が変わったことで気持ちもリセットできました。(たくみさん・2019年度受験・滑り止めのみ合格)
選んだ学校で、ステキな友人たちと巡り会えて、学力だけではない、人間の魅力に気づけた。(Lemonadeさん・2018年度以前に受験・滑り止めのみ合格)
落ち込んでいる時期でも、とにかく動いて環境を変えることが、立ち直りのきっかけになるケースが多いようです。
いずれにせよ、焦って立ち直ろうとしなくて大丈夫です。時間が経てば気持ちは必ず落ち着いてきますし、新しい環境に飛び込めばそこで新たな気持ちが芽生えてきます。今は苦しくても、出口は必ずあります。
大学受験に失敗しても、進路の選択肢はある!

大学受験に失敗した後、最終的にどんな進路を選んだのかについても聞きました。結果は以下の通りです。

最も多かったのは「第2志望以下の大学へ進学」で45人と約半数を占めました。
仮に浪人して第一志望の大学を目指したとしても、合格できるとは限らないということと、場合によっては今年合格した第二志望にも合格できないかもしれないと思ったので。(yamayamaさん・2018年度以前に受験・滑り止めのみ合格)
色々とチャンスはあると父親が言い聞かせてくれました。本当に励まされた言葉でした。(いせまるさん・2018年度以前に受験・滑り止めのみ合格)
また、進学後に新しい友人や環境に恵まれ、「結果的にここでよかった」と感じている人も多く見られました。
2位は「浪人して再挑戦」で28人でした。
第一志望への未練が強く、「このままでは一生後悔する」と思ったことが決め手です。親も最終的には背中を押してくれ、「納得できるまでやってみろ」と言ってくれたことが支えになりました。(たくみさん・2019年度に受験・滑り止めのみ合格)
後悔したくないのと他に選択肢も無かったし、冷静に考えてもう一回やるしかないと考えられた事です。(かずのこさん・2018年度以前に受験・大学受験で全落ちを経験)
このように、大学受験に失敗した後の進路は人それぞれです。浪人して再挑戦するも、別の大学に進むも、まったく違う道を歩むも、どれも立派な選択です。大切なのは、自分が納得できる道を選ぶことです。
大学受験で失敗しても、進路が閉ざされてしまうわけではありません。ここでは、受験に失敗した後に考えられる主な選択肢を紹介します。
浪人で再挑戦する
浪人とは、入学試験に失敗し、受験勉強を続けて、再び入試に挑戦することです。第一志望への思いが強く、「このまま諦めたら後悔する」と感じる人にとっては、有力な選択肢の一つです。
浪人中の勉強スタイルは主に2つあります。予備校に通う方法と、自宅で勉強する「宅浪」です。
予備校では、プロ講師による授業や同じ目標を持つ仲間との切磋琢磨が期待できる一方、費用が年間で約数十万円〜100万円かかります。
宅浪は費用を抑えられる反面、自己管理が求められるため、強い意志とスケジュール管理能力が必要です。
私立大学の「3月入試・後期募集」を出願・受験する
大学受験で失敗してしまった場合でも、まだ受験のチャンスが残っていることがあります。その一つが、私立大学の「3月入試」や「後期日程」です。
多くの私立大学では、一般入試とは別に後期日程や追加募集を実施しており、3月上旬まで出願できるケースもあります。
国公立大学の「後期日程」に向けて対策を絞る
すでに1月の出願で後期日程まで出願している場合は、後期日程での合格を目指して対策を絞るという選択肢があります。
国公立大学の一般選抜は、前期日程・中期日程・後期日程の3つに分かれて試験を実施しています。
前期日程で不合格となった場合でも、後期日程で再チャレンジが可能です。
国公立・私立の「欠員補充・追加募集」をチェックする
3月下旬になると、国公立大学・私立大学の一部で「欠員補充」や「追加募集」が突如発表されることがあります。
これは、入学手続き辞退者が出た場合に、定員を満たすために行われる募集です。一般的な入試日程とは別枠で実施されるため、事前に把握していないと見逃してしまう可能性があります。
募集人数は少なく、倍率が高くなる傾向があります。すべての受験生が情報を把握しているわけではないため、「情報を積極的に集めて動いた人だけが受けられるチャンス」でもあります。
短大・通信制大学に進学する
短期大学(短大)や通信制大学も、全落ち後の選択肢として検討する価値があります。短大は2年間で専門的な知識や資格を取得できるほか、卒業後に四年制大学へ編入する道も開かれています。通信制大学は自分のペースで学べるため、働きながら学びたい人にも向いています。
専門学校に進学する
専門学校は、特定の職業に直結する実践的なスキルを身につけることを目的とした教育機関です。美容、調理、IT、医療、デザイン、ゲーム制作など幅広い分野があり、将来就きたい職業が明確であれば、大学よりも効率的にキャリアを築ける可能性があります。
働きながら再受験を目指す
浪人ができない場合、就職して働きながら再び大学受験を目指すという選択肢もあります。収入を得ながら受験勉強ができるため、経済的な自立を保ちつつ学びを継続できるのがメリットです。
ただし、慎重な検討が必要です。大学受験の結果が出る2〜3月は企業の新卒採用がほぼ終了しているため、非正規雇用(アルバイト・契約社員等)からのスタートとなるケースが一般的です。
非正規雇用は勤務時間の調整がしやすい反面、収入が不安定で、キャリア形成の観点からは課題があります。また、仕事と受験勉強の両立は想像以上に困難で、疲労や環境によっては勉強が続かなくなるケースも少なくありません。
大学受験の失敗がプラスになったと語る人は81%

受験の失敗が今の自分にとってどんな経験かを聞いたところ、「プラス」と答えた人が30人、「どちらかと言えばプラス」と答えた人が51人で、合わせて81%がプラスの経験だったと回答しました。

プラスと感じている人からは、以下のような声が寄せられました。
挫折することなく大学へ進学していたら、努力することや辛抱強さ、打たれ強さはここまで身につかなかったと思う。留学していなかったら今の夫とも出会えていない。(もんちさん・2018年度以前に受験・大学受験で不合格を経験)
挫折を乗り越える経験をしたことで、社会人になっても失敗した時に後ろ向きにならず、気持ちを切り替えすぐに頑張ろうと思えるようになったからです。(ニナさん・2018年度以前に受験・滑り止めのみ合格)
受験の失敗が、その後の人生における強さや優しさの土台になっているケースが多いようです。
一方で、「どちらとも言えない」と答えた人も一定数おり、「就活では大学名で評価されることも多く、必ずしもよかったとは言えない」など、複雑な思いを抱えている人がいることも事実です。
ただ、失敗して落ち込んでいる人に伝えたいのは、今は「失敗した」としか思えなくても、時間が経てば見え方が変わる可能性が高いということです。アンケートに答えてくれた多くの人が、あの経験があったから今の自分がいると語っています。
まとめ 大学受験で失敗しても、人生が終了するわけではなく、その後どう生きるかが大切

大学受験の失敗は、間違いなくつらい経験です。絶望し、無気力になり、自分を責め続ける気持ちになるのは当然のことです。
しかし今回のアンケートで、一つのことが明らかになりました。受験に失敗した経験を持つ100人のうち、81%が「あの経験はプラスだった」と振り返っているという事実です。当時は人生が終わったように感じていた人たちが、時間をかけながら前を向き、それぞれの道を歩んでいます。
進路も人それぞれです。浪人して第一志望に合格した人、滑り止めの大学で生涯の友人に出会った人、専門学校や就職という別の道で自分らしいキャリアを築いた人。どの道が正解というわけではなく、その後にどう生きるかが大切だということを、多くの先輩たちが教えてくれています。
今は気持ちが落ち込んでいて当然です。まずはゆっくり休んで、少し気持ちが落ち着いてから、次の進路をじっくり考えてみてください。大学受験の失敗は、人生の終わりではありません。
アンケート調査概要
調査対象:大学受験で失敗した(希望の大学に行けなかった、大学に全落ちした)経験がある方(有効回答数100名)
調査時期:2026年3月
調査機関:自社調査
調査方法:インターネットを使用した任意回答
調査レポート名:【100人調査】大学受験で失敗した経験を持つ人にアンケート
執筆者プロフィール
塾選ジャーナル編集部です。『塾選ジャーナル』は、日本最大級の塾検索サイト『塾選(ジュクセン)』が提供する、教育・受験に関する総合メディアです。保護者が知っておきたい受験や進路情報をお届けします。