【小学生】勉強をやる気にさせる方法|やる気が出ない原因や目安となる学習時間など解説!


編集部
塾選ジャーナル編集部
子どもの学習意欲がなく悩んでいる親御さんもいることでしょう。
今回は、小学生向けに勉強のやる気を出させる方法や、やる気が出ない原因、目安となる学習時間を解説します。また、学習塾に通うのはありなのかどうかについても紹介していますのでぜひ参考にしてみてください。
【小学生】勉強のやる気を出させる方法
「子どもがまったく勉強してくれない」「勉��してても集中が続かず、すぐにスマホやゲームに手を付けてしまう」このようなお悩みを持つ親御さんは多いのではないのでしょうか?
小学生の子どものやる気を引き出すには、やる気を上手に刺激し、親が一緒に頑張ってあげる気持ちが大切です。以下、子どものやる気を引き出す方法をご紹介します。
簡単な問題や得意な科目から勉強する
そもそもやる気のない子どもに勉強を始めさせることは、最初にして最大の難関です。そのような状態の子どもに、最初から苦手な科目や難しい問題からやらせると、解けないのでさらにやる気を失ってしまう場合が多いです。
ですから、初めは自力で解けそうな問題、得意科目や苦手な科目でも比較的易しい問題から始めましょう。それでしたら自分一人の力で解くことができるので、自信がつき、やる気が出るきっかけとなります。
目標を一緒に決める
大人でもそうですが、目標もなく漠然と勉強を始めてもなかなかモチベーションは上がりません。それが小学生の子どもであればなおさらです。まずはどこに向かって勉強をするのか目標を明確にしましょう。
そのときに、親子で一緒に目標を決めることが大切です。子どもだけでは適切な目標が立てられないかもしれません。かといって親が一方的に与えた目標では、子どもの納得感が得られず、やる気の低下につながりかねません。親子で「何を」「どれだけ」「いつまでに」やるのか、具体的な目標を立てましょう。
学習計画を立てる|時間を決める
目標が決まったら、次は1日の学習計画を立てましょう。平日なら「学校から帰ってきて、1時間は宿題をしてから遊びに行き、夕食後はお風呂に入るまでの1時間で漢字と計算問題を行う」など、生活のリズムに合わせて計画を立てましょう。
また、あらかじめ決めた時間が来たらキリが悪くてもそこで終わらせましょう。食事の時間や、お風呂の時間など守らなければならない時間があることを子どもに学んでもらうためです。次回から、限られた時間の中で終わらせることができるようにしようとすることで、勉強への集中力も高まります。
短時間でも良いので学習習慣をつける
勉強が苦手な子にとって、学校の授業以外でいきなり1時間や2時間勉強することは大変です。なので、初めは短時間でも良いのでとにかく学習習慣をつけることを重視しましょう。
一般的に小学生が集中できる時間は、低学年では15分、高学年でも30分程度と言われています。教科や問題にもよりますが、低学年なら大問1つ分、高学年なら大問2つ分程度です。
時間が短くなることで集中力を切らさず勉強ができるので、だらだらと長時間続けるより学習効果は高いです。また、これを習慣化していくことができれば、1回で集中できる時間も次第に長くなっていくでしょう。
楽しく勉強できるような工夫をする
嫌いなことや難しいことはできれば敬遠したいものです。子どもであればなおさらでしょう。まずは、勉強自体を楽しいと思ってもらうことが勉強の習慣化や、やる気アップへとつながります。
具体的に工夫できることとして、人気のアニメ・キャラクターを使った教材や学習マンガを使用したり、タブレットでアプリを使って学習したりすることで勉強に対する抵抗が低くなり楽しく学ぶことができます。
また、日常的に楽しめるようクイズ(一問一答)形式の問題を書いたポストイットを部屋やトイレの扉などいろいろなところに貼ったりして、ゲーム感覚で勉強に取り組めるとなお良いでしょう。
些細なことでも褒める
子どもだけでなく大人でも、やる気を引き出すためには褒めることが必要不可欠です。人間は褒めてもらえたからこそ、次へと向かう意欲をかき立てられるだけでなく、自己肯定感が得られるのです。どんなに些細なことでも良いので、子どもに褒められたという経験をさせてあげることが重要です。
ただ、褒めると言ってもテストの点数のように客観的な数字を褒めることはできるだけ避けるべきです。小学生にとってテストの点数は単なる数字にすぎません。それよりも「今日は宿題が早く終わった」「スケジュール通り行動できていた」など、具体的な行動を褒めるようにしてあげてください。そうすることで、褒められた行動を選択する回数が増えていく傾向があります。
親・兄弟も一緒に勉強する
リビングで子どもが勉強する際には、子どもが見える場所で親や兄弟が勉強する姿を見せることも効果的です。これから勉強を習慣化しようとしている子どもにとって、隣で親や兄弟が一緒に勉強しているという連帯感が大事になります。
連帯感が高まることで、お互いの距離が縮まりコミュニケーションを円滑に進めることができるでしょう。また、親や兄弟など、年上の人間が身近で集中して勉強する姿を見せることで、勉強する際の集中の仕方や姿勢などのお手本となることもできます。
学習環境を整える・場所を変える
いざ勉強をしようとしたときに机の上が散らかっていたら、すぐに始めることはできません。勉強を始める前に机の整理というワンアクションが加わってしまうので、せっかくのやる気がそがれてしまいます。常に勉強が始められるよう机の上は整理整頓しておきましょう。集中できるよう机の上にはゲーム類などの娯楽品はおかないようにしてください。
また、自分の机で集中するのがなかなか難しい子どもも多いです。そこで、自分の部屋で勉強ができない子どもは、あえて親の目の届くリビングなどに場所を変えて勉強させることも効果的です。
規則正しく生活を送る
一般的に成績の向上や学習習慣の確立には、規則正しい生活習慣を身に付けられているかどうかが重要であると言われています。
ベネッセ総合研究所と早稲田大学柴田重信研究室の調査によると、成績が上位の子どもほど成績が下位の子どもに比べて、睡眠、食事、学習が規則正しく、寝る前のスクリーンタイム(スマホなどを使用する時間)が無いと回答する傾向にあります。規則正しい生活を送る子どもは、身体的にも精神的にも健康状態が良いので結果として学習効率も上がります。
また、小学生から高校生まで学年が上がるごとに生活習慣は乱れる傾向にあるので、できるだけ早いうちから規則正しい生活リズムを身に付けられるようにしておきましょう。
なぜ勉強をするのかわかってもらう
目的や理由がわからないままでは、モチベーションを保って勉強を続けていくことは難しいです。なぜ勉強するのか、子どもと話し合う機会を作ってみましょう。今している勉強が将来どのようにつながるのか、もし勉強しなければどういった影響があるのか子どもと一緒に考え、教えてあげてください。
日本の公教育ではキャリア教育があまり行われません。そのため多くの子どもは、今現在している勉強は「勉強のための勉強」であり、それが自分の未来とどのような関係があるのかを理解していないのです。親が子供の将来も見据えて勉強の意義を
【小学生】勉強のやる気が出ない原因
そもそも子どもが勉強に対してやる気をもてない原因には何があるのでしょうか?子どもの性格や環境によってさまざまなケースが考えられます。ここでは考えられる原因のうちのいくつかをご紹介したいと思います。
強要したり叱ったりしている
子どもがなかなか勉強してくれないと、親はつい「勉強しなさい」と強い口調で言ってしまうのではないでしょうか。しかし、強要されてする勉強はただの作業になりがちで、自主的に勉強する意欲を奪ってしまうこともあります。作業化してしまった勉強は「とにかく時間をこなせばいい」という中身の伴わない非効率的な勉強法であり、達成感を感じにくいです。
前の章でも述べましたが、なぜ勉強するのかしっかりと親子で共有し、子どもに理解してもらったうえで勉強するよう促しましょう。まだ小学生だから説明しても無駄だと考えず、根気強く子どもと向き合うことが大事です。
勉強の仕方がわからない
子どもになぜ勉強しないのか聞いた時によく返ってくる言葉として「勉強の仕方がわからない」というものがあります。学習習慣が身に付いていない子どもにとっては、そもそも「何を」「どのように」勉強したらよいのかがわからないのです。
すでに目標を決めたり学習計画を立てることの重要性については述べましたが、その際に、勉強の仕方についても子どもに教えておきましょう。漢字の覚え方や、問題を解いた後の丸付けとやり直しなど、大人がわかっているだろうと考えていることも、案外子どもはわかっていないものです。早いうちから勉強の仕方を身に付けておくことは中学以降の学習にとっても重要です。
学習環境が悪い
騒がしかったり、机の上が散らかっていたり、近くにスマホやゲームなどの誘惑があったりすると勉強に集中することは難しいです。勉強に集中するためには静かで、落ち着いて勉強できる環境を整えてあげることが大事です。
机が散らかっている場合は、日頃から整理整頓することを心掛けましょう。スマホやゲームなどについては、「勉強をするときは親に預ける」など家庭でルールづくりをしておくのがおすすめです。
兄弟や友達と比較している
勉強をしない、勉強が苦手な子どもに対して親が言ってしまいがちな言葉が「お兄ちゃん(お姉ちゃん)は~」「〇〇君(ちゃん)は~」といったものです。言う側の気持ちとしては、他人と比べることで競争心をあおり、発奮してほしいという思いもあるでしょう。
ですが、言われた子どもの多くは「どうせぼく(私)なんて~」という劣等感を抱くことになり、ますます勉強が嫌いになります。勉強が苦手だったり、やる気がなかったりする子どもを他人と比べるのは絶対にやめましょう。
ご褒美や罰則を与えている
いくら言っても勉強しない子どもには、何らかのご褒美や罰を与えたりしがちです。ご褒美や罰といった利害が発生すると、一時的には勉強に取りかかるでしょう。
しかし、そのような動機で始めた勉強では本当の意味での学力を身に付けることは難しいです。勉強とは本来、好奇心や探究心、向上心など内発的動機のもと行われるべきであり、ご褒美や罰という外発的動機によって行うものではないからです。
また外発的動機による勉強が習慣化してしまうと、報酬なしには勉強できない子どもになってしまう恐れがあります。安易に、ご褒美や罰によって子どもの学習意欲を高めるのは危険といえるでしょう。
生活リズムが悪く疲れている
規則正しい生活の重要性については既にふれましたが、生活リズムが悪いと身体的にも精神的にも不健康になり、勉強に集中することができません。また、小学生は成長期でもあるので、生活リズムが悪いと健全な成長を妨げることにもなりかねないでしょう。
子どもの生活リズムには親の生活習慣が深く関わってきます。勉強だけでなく、子どもの健康のために、親も子どもに合わせた規則正しい生活を送ることを日頃から心がけるようにしましょう。
小学生の目安となる勉強時間は
小学生の家庭での勉強の平均時間はおよそ1時間前後です。この時間には宿題の時間も含まれています。平均で40分ほど宿題に時間をかけているため、宿題以外の学習時間はおよそ30分前後です。
学年によっても違いがあり、1年生では50分程度ですが、6年生になると1.5倍の1時間30分になります。小学生の勉強時間の理想の目安は学年+20分です。
当然ですが、中学受験を目指す小学生の場合は上記の時間では全く足りません。中学受験を目指す小学生では、4・5年生なら平日1~3時間、休日2~3時間が目安です。スケジュールがタイトになってくる5年生の後半までには学習習慣を付けておく必要があります。
6年生になると平均勉強時間は週20時間が目安です。難関中学を目指す場合は、さらに多く21~35時間程度必要となり、平日は2~3時間を目標とすれば良いですが、休日は8~10時間くらいと1日のほとんどを勉強に充てる受験生も少なくありません。
【小学生】学習塾に通うのもアリ
「親が共働きで学習をサポートできない」「高学年になり親が勉強を教えることが難しくなってきた」「どうしても家庭で学習習慣が身に付かない」など、家庭で解決できない問題を抱えた場合は、学習塾に通うのもアリです。
一口に学習塾と言ってもさまざまです。大きく分けると集団授業・個別授業に分けることができますが、それぞれに、メリット・デメリットがあります。例えば、学校の勉強についていけていない子どもが、授業形式の集団塾に通っても結果は得られません。まずは、親が学習塾の特性を十分に学び理解する必要があります。
一番やってはいけないのが「あの塾は家から近いし、よく人が集まっているから」と、子どもの事情を考慮せずに入れてしまうことです。子どもの学習状況や性格、または意志を踏まえたうえで最適な塾を選んであげることが重要です。
以下で小学生におすすめの学習塾を紹介していますのでぜひ参考にしてみてください。
・小学生向けのおすすめ学習塾を紹介!特徴・費用・サポート体制も比較チェック
まとめ
小学生の勉強をやる気にさせる方法について解説しました。小学生をやる気にさせるには、やる気が出ない原因を探り、適切な方法で対処することが必要です。また、家庭で対処しきれない場合は学習塾に通うのもいいでしょう。その際は、親が塾の特性をよく理解したうえで、お子様に合った塾を選びをすることが大切です。
勉強のモチベーションをうまくアップさせられるようにぜひ参考にしてみてください。
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