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【小学生】勉強の教え方のコツ|子供に教える際の注意点ややる気にさせる方法など解説

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中学受験
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塾選ジャーナル編集部

編集部

塾選ジャーナル編集部

小学生の子供にうまく勉強を教える方法がないか悩んでいる親御さんも多いと思います。

今回は、勉強の教え方のコツや注意点について解説します。また、やる気にさせる方法や、どうしてもうまく教えられない場合におすすめできる学習塾も紹介していますので、ぜひ参考にしてみてください。

目次

【小学生】勉強の教え方のコツ

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小学生のお子様に勉強を教えるには、いくつかコツやポイントがあります。教え方のポイントやコツを押さえて指導すれば、飛躍的に学力を向上させられる可能性を秘めているのが小学生です。

全部で8つの教え方のコツを知って、効率よく、かつ効果的な家庭学習が行えるようにしましょう。

教え方1.子供と一緒に勉強する

お子様だけに勉強させるのではなく、ご家庭全体で一緒に勉強する姿勢は、お子様の学習意欲を伸ばすのに不可欠です。

親子で勉強を楽しむことは、お子様が勉強に対して良いイメージを抱いたりやる気を持ったりするきっかけとなります。また、わからない問題があったときは、一緒に調べて解決すると、お子様は「一緒に勉強できた」という喜びを見出します。

さらに、ご家族の方自身が勉強する際も、お子様の目の届く範囲で勉強するのがおすすめです。子供は親のすることを真似をすることがあるので、つられて勉強を始めることも多くなるでしょう。

教え方2.全てを説明せずヒントを出しながら気づきを与える

お子様に対しては、色々なことを学んでほしいと熱心になるあまり、最初から解法テクニックや知識を全て説明してしまいがちです。

しかし、全てを説明してしまうということは、自分で考えて答えを導き出す能力が伸びなくなる、ということになってしまいます。受身の学習になってしまうので、勉強のモチベーションが維持できなかったり、勉強嫌いになってしまったりする場合もあるでしょう。

おすすめは、お子様から助けを求められて初めてヒントを出す、という指導法です。たとえ答えに近いヒントであったとしても、お子様は「自分で問題が解決できた」という達成感や気付きを得ることができます。また、達成感と合わせて記憶も長くのこりやすいというメリットもあります

教え方3.友達や兄弟と比較しない

お子様の競争心を引き出そうとして、友人・兄弟と比較してしまうこともあるかもしれません。

しかし、他の人と比較するような発言や態度は、お子様の劣等感を刺激してしまい、勉強への意欲をそいでしまう原因の1つとなってしまいます。

勉強のモチベーションを維持するには、基本的には褒めて伸ばすことが大切です。褒めるときには、多少大げさでも「うわ、凄いね!しっかりできるじゃん!」などと盛りあげるのもポイント。お子様の成長や気付きに着目して褒めてあげるとさらに効果的です。

教え方4.間違いを否定しない

簡単な問題や既習分野の問題を間違えてしまったとき、間違えたことを否定しないことも効果的な教え方のポイントです。

間違えたことについて否定的な態度を示すと、お子様は「間違えたら怒られる」「間違えるのが怖い」という考えに陥ってしまい、「勉強したくない」と、結果として勉強嫌いになってしまいます。

たとえ簡単な問題を間違えていたとしても、間違いを否定するのではなく、できている箇所を褒めてあげるようにするとよいでしょう。その上で間違いを本人に気付かせることができるとベストです。

教え方5.子供が興味や関心のあるものから勉強する

勉強の意欲を伸ばすだけではなく、勉強を好きになってもらうには、お子様が興味関心のあるものから勉強することが望ましいです。

勉強となると、得意な分野や興味のある分野が見つからない、とお悩みの方もいらっしゃるかもしれません。しかし、日常には勉強につながる様々なものがあります。

例えば、お子様が好きな食べ物について、「英語でなんて言うか知ってる?」「どうやってつくっているか知ってる?」など、学習につながり得るクイズを出題するのもよいでしょう。楽しみながら学ぶことで、理解が深まり、学習も定着しやすくなります

教え方6.写真やイラスト、モノを使って教える

文章や言葉だけでは理解しにくい場合、写真やイラスト、モノを使って教えるのも非常に有効です。また、文章の補助として使用するだけではなく、視覚に訴える写真などを使うことで、得た情報を整理する力を付けることもできます

絵や写真、モノを使って学習するときは、お子様に気付いたこと、わかったことを聞くようにすると、情報を読み取る力がさらに効率的に身につきます。視覚的な教材が用意できない場合は、一緒に作図してみたり、イメージ図を描いてみたりするのも良いでしょう。勉強を楽しくして学習の理解を深める手段の1つとなります。

教え方7.子供のペースに合わせる

お子様自身のペースに合わせて勉強を進めることは、家庭学習を成功させるためには非常に重要なポイントです。

周りにペースの速い人がいる場合、つい焦ってお子様をせかしてしまうこともあるかもしれません。しかし、学習能力を向上させるための最適なペースは個人個人で異なります。また、年齢が低いほど適切なペースはゆっくりになる傾向があります。話すスピードを遅くしたり、扱う問題を少なくして学習ペースを調整しましょう。

教え方8.すぐ忘れてしまうという認識を持っておく

子供の理解力は、大人と比べて成熟していません。そのため、理解したことをすぐに忘れてしまうことや、時間がたつと全く思い出せないということが多々起こりやすくなっています。お子様も、忘れたくて忘れているわけではないので、「子供は理解したこともすぐ忘れてしまうものだ」という認識を持っておきましょう

一度教えたことをすぐにクイズにして出したり、また、時間を置いてからもう一度同じ単元を学習したりと、復習に時間をとることが定着度アップのポイントです。

小学生の子供に勉強を教える際の注意点

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小学生のお子様に勉強を教える際には、感情的になったり、すぐに答えを教えたり、お子様の状況を無視したりしてしまうことは避けましょう

勉強を教えるのに必要なものは、お子様を見守る姿勢です。「お子様自身が問題について考える為のサポート」が基本的な役割であることも意識しておきましょう。

イライラしたり強要したりしない

お子様が教えたことを中々できなかったり、簡単な問題を間違えてしまったりしてしまうことでイライラしてしまうこともあるかもしれません。また、勉強を習慣化してほしいがあまり、お子様のやる気がないときに勉強することを強要してしまうこともあるでしょう。

しかし、こうした勉強への態度は、勉強嫌いになってしまう原因となってしまいます。中には、怒られることが嫌で、わからない問題を隠して学力の伸びをストップさせてしまう、ということもあります。

ポイントは、「子供は問題が解けないものだ」という意識を持つことです。その上で、お子様と一緒に勉強する姿勢を持ち、お子様に勉強することの楽しさを持ってもらうことができると良いでしょう。

すぐに答えを教えない

すぐに答えを教えてしまうことは、お子様の勉強意欲だけではなく、思考力を奪ってしまいます。勉強の楽しみは、自分で創意工夫して発見を得ることです。この勉強の楽しみを上手く与えることによって、お子様に勉強が好きになってもらうことは、成績アップに不可欠となっています。

答えを教えたくなってしまったら、まずはヒントを出すことを心がけましょう。最初は間接的なヒントを出し、わからない場合は直接的なヒントでお子様の学習をサポートするのがおすすめ。また、ヒントは日常生活に絡めたものを出すと理解が深まりやすいです。

たとえヒントありきであったとしても、お子様は「自分で気付くことができた」という達成感を味わうことができ、「勉強は楽しいものだ」という認識が生まれます。

子供の目線に合わせる

「自分にとっては」簡単な問題が子供には解けない、「自分だったら」すぐに答えがわかるなど、思っていなくても自分の目線で考えてしまうことは多々あります。こうした自分本位の目線は、お子様の勉強が進まない、上手く勉強が教えられない、と感じる原因です。

最近家庭学習がうまくいかない、と感じたら、まずは「自分」目線で考えていないかチェックしましょう。もし自分の目線で考えてしまっている場合は、「子供にとってはどうなのか?」と、子供の目線で考えてみると良いでしょう。

また、「自分がどれだけ子供の学習に関わるべきか」という範囲を考えるのも有効です。ご家庭だけで勉強を完結させる必要は全くありません。できる範囲でサポートを行い、心の余裕を持った状態で家庭学習を進めましょう。

学年に合わせた関わり方・教え方を意識する

お子様の学年に応じて、できること・理解できることは異なります。年齢や学年に合った関わり方や教え方のポイントを押さえておくことも、家庭学習には重要です。

小学1年生から3年生の低学年のお子様には、宿題の丸付けや復習など、保護者による積極的な管理が必要になります。比較的学習がゆっくり進み、内容が分かりやすい時期であるからこそ、学習のペースをつくってあげましょう。

また、4年生〜6年生の高学年であれば、お子様の自立度合に応じて、積極的な管理から間接的なサポートに切り替えます。この時期から勉強の難易度があがるので、教えきれない場合には無理に教えず、学校や塾を活用しましょう。

【小学生】勉強をやる気にさせる効果的な方法

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小学生のお子様に勉強にやる気を持たせるには、興味関心に訴えかけることが非常に効果的です。得意な科目がある場合は、その分野の簡単な問題からはじめ、興味関心に合わせてどんどん学習内容を深めていくとよいでしょう。日常生活でのお子様の小さな気付きも学習につなげられるとベストです。

また、楽しく勉強できるような工夫を凝らすこともポイントとなっています。勉強が楽しいという気持ちから、その科目に興味を持つというケースは珍しくありません。お子様の興味を広げることができれば、勉強に対してよりやる気がアップします。

さらに、楽しく勉強することは、勉強の飽きを減らすことにも繋がります。大人と比較して、子供の集中力は続きにくい傾向にあります。大人にとっては短い時間でも、子供が勉強に飽きるには十分な時間となっていることもあるので、集中力の管理も重要です。

これらに加えて、些細な事でも褒めることで、お子様の勉強のやる気はさらに増します。褒めてもらうことで、お子様は「勉強できた」という成功体験を積むことになります。この成功体験は、勉強をしてもっと褒めてほしい、もっと成功体験を積みたいと、次の学習へのきっかけとなるでしょう。

効果的にやる気を高める方法や、そもそもやる気にならない原因はこちらでご紹介しています。お子様の勉強のやる気が出ないと悩まれている方は、ぜひ参考にしてみてください。

【小学生】勉強をやる気にさせる方法|やる気が出ない原因や目安となる学習時間など解説!

どうしてもうまく教えられない場合は塾がおすすめ

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小学校の勉強は、決してご家庭で完結しなければならないというわけではありません。ご家庭で学習のサポートがうまくできない場合、または中学受験を検討している場合には、通塾がおすすめです。

特に、勉強があまり好きではない、苦手であるというお子様の場合は、集団塾よりも個別指導塾への通塾を検討するとよいでしょう。

個別指導塾は、苦手な科目や克服したい分野など、個々の能力に応じたカリキュラムできめ細やかなサポートを受けられるところが魅力となっています。また、学習ペースの管理も行ってくれるため、ご家庭で家庭学習の時間が取れない場合には非常に有効です。

中学受験を検討している場合は、中学受験に特化した学習塾に通うのがおすすめです。中学受験対策として通塾を始めるのは、小学4年生頃が一般的とされていますが、それ以前から通って学習サイクルをつくっているというご家庭もあります。

小学生向けのカリキュラムを設置している塾は、集団塾も個別指導塾もどちらもありますが、基本的にはお子様の性格や能力に合わせて選びましょう。無料体験を実施している塾がほとんどなので、体験でお子様が気に入った塾を選ぶのも1つの手です。

勉強のサポートから中学受験対策まで、目的に応じた塾を選ぶことで、学習効果はさらに高まります。ジュクセンがおすすめする塾はこちらでご紹介しています。

中学受験におすすめの個別塾11選|塾の選び方、集団塾との違いも解説

小学生向けのおすすめ学習塾を紹介!特徴・費用・サポート体制も比較チェック

まとめ

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小学生のお子様に勉強を教えるときには、効果的な教え方で効率よく成績アップを目指しましょう。お子様の学習への意欲をうまく引き出して、問題解決のサポートをしてあげる意識を持つことがポイントです。

感情的になったり勉強を強要してしまったりすることは避け、学習のポイントをしっかり押さえて一緒に学習を進めていく姿勢も重要となっています。

また、勉強を進める上で、全てをご家庭で行う必要は全くありません。家庭学習の時間がとれなかったり、上手く教えられないという場合には、塾の利用も検討してみてください。

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