超難関の私立女子中学校とは?東京都内にある学校の特徴や受験情報、進学実績、学費などを徹底解説!


編集部
塾選ジャーナル編集部
中学受験を目指している小学生とその保護者の中には、超難関の私立女子中学校を志望している人がいるかもしれません。学校ごとで教育方針や授業カリキュラム、進学実績などが異なるため、事前に違いを理解した上で志望校を決めることが大切です。
今回は東京都内にある超難関の私立女子中学校を5カ所ピックアップして、それぞれの特徴や受験情報、進学実績、学費などを徹底解説します。
【中学受験】東京都の超難関私立女子中学校とは?
受験業界では「難関校」や「超難関校」といったワードがよく用いられますが、実は決まった定義はありません。一般的には、「入学試験の難易度が高い学校」が該当します。
東京都内にある超難関私立女子中学校として挙げられているのは、次の5カ所です。
- ・桜蔭中学校
- ・鷗友学園女子中学高等学校
- ・女子学院中学校
- ・豊島岡女子学園中学校
- ・雙葉中学校
超難関校へ進学する最も大きなメリットのひとつが、レベルの高い大学への合格可能性が高まることです。難関大学合格に向けた教育体制が整っており、効率的・効果的に受験勉強を進められるようになるでしょう。また、成績の良い同級生が自然と集まるため、切磋琢磨したり、情報交換をし合えたりするのも魅力です。
東京都にある超難関女子中学校!有名校5カ所の概要や主な特徴
続いては前述した、東京都にある難関女子中学校5カ所の概要や、主な特徴を見ていきましょう。
桜蔭中学校
参照リンク:桜蔭学園桜蔭中学校
桜蔭中学校は東京女子高等師範学校(現在のお茶の水女子大学)の同窓会、「櫻蔭会」が設立した中学校です。女子中学校の中でも偏差値が高く、難関大学への合格実績もトップクラスを誇っています。
受験・入試情報
2022年度の入学試験は、2022年2月1日におこなわれました。朝の9時から始まって13時10分~14時頃に終了予定です。
試験科目は国語(100点)・算数(100点)・社会(60点)・理科(60点)の4つです。
進学実績
2022年度の大学受験では東京大学へ77名、お茶の水女子大学へ6名、東京医科歯科大学へ11名、早稲田大学へ127名の合格者を輩出しています。
学校の特徴
中学校・高校の6年間の女子教育を通して、「礼と学び」の心を養い、さらに品性と学識を備えた人間形成を目標としています。読書や友人との議論、実験といった自分自身を深めていける体験を大切に捉え、また、進路・職業選択について考える機会としてキャリア教育にも力を入れているのが特徴です。
高校2年生以降は文系と理系にクラスが分かれ、より子どもの進路希望に沿った形で受験勉強を進められるように配慮されています。
概要
桜蔭中学校の概要は次の通りです。
住所・最寄り駅
・住所
東京都文京区本郷1-5-25
・最寄り駅
都営三田線水道橋駅から徒歩5分です。
また、JR総武線水道橋駅、都営大江戸線・東京メトロ丸ノ内線本郷三丁目駅、東京メトロ丸ノ内線・南北線後楽園駅からも、徒歩でアクセスできます。
創立
大正13年3月に桜蔭女学校が創立。昭和22年4月に桜蔭中学校が、翌年の昭和23年3月に桜蔭高等学校が設立されました。昭和26年1月に学校法人桜蔭学園ができて、現在に至ります。
生徒数
生徒数は学校のホームページ上で公表されていません。2022年度の中学入試の募集人員が235名となっているため、学校全体で1,410名ほどの生徒が在籍しているものと思われます。
偏差値
2022年度の偏差値は72です。
学費
2021年度の学費(納付金)は次の通りです。
項目 | 金額 |
---|---|
入学金 | 38万円 |
授業料 | 44万7,600円 |
施設費 | 9万6,000円 |
教育充実費 | 9万6,000円 |
生徒会費・PTA会費等 | 2万6,500円 |
合計 | 104万6,100円 |
ただし、上記の他に校服代として約4万9,000円、1口10万円の寄付を2口以上お願いされます。
鷗友学園女子中学高等学校
参照リンク:鷗友学園女子中学高等学校
1980年代は偏差値38にまで低迷したにも関わらず、現在は難関大学への合格者を多数輩出する超進学校となったのが鷗友学園女子中学高等学校です。
受験・入試情報
2022年度の入学試験は第1回が2022年2月1日に、第2回が2022年2月3日におこなわれました。募集人員はそれぞれ約180名と約40名です。試験科目は国語・算数・社会・理科の4つ。1科目100点満点で、合計400点です。
進学実績
2021年度は東京大学へ9名、一橋大学へ7名、早稲田大学へ67名、慶應義塾大学へ55名の合格実績があります。
学校の特徴
キリスト教の精神をベースに、「慈愛(あい)と誠実(まこと)と創造」を校訓とした心の教育に力を入れているのが特徴です。週1回は聖書の時間が設けられ、聖書を通して「人間とは何者なのか」「生きる意味は何か」「どう生きるべきか」などの理解に努めます。
日本の枠を超えたグローバル教育も、鷗友学園女子中学高等学校の魅力です。韓国にある高校との相互交換留学、アメリカのサマースクールへの参加、名門イェール大学の研修、外国人講師とのディベート講習会など、子どもの視野が広がるプログラムがたくさんあります。
概要
続いては鷗友学園女子中学高等学校の概要を見ていきましょう。
住所・最寄り駅
・住所
東京都世田谷区宮坂1-5-30
・最寄り駅
東急世田谷線宮の坂駅より徒歩4分、または小田急線経堂駅より徒歩8分です。
創立
昭和10年に財団法人鷗友学園により創立。昭和22年に鷗友学園女子中学校が、昭和23年に鷗友学園女子高等学校が開設されました。
生徒数
2022年4月4日時点で、1,480名の生徒が在籍しています。中学1年生は1クラス約30名、中学2年生以降は1クラス約40名です。
偏差値
2022年度の偏差値は67となっています。
学費
2022年度の学費(納入金)は次の通りです。
金額 | 金額 |
---|---|
入学金 | 25万円 |
授業料 | 57万6,000円 |
施設設備費 | 18万3,000円 |
教育振興費 | 4万5,000円 |
教材費 | 7万8,000円 |
旅行等積立金 | 10万円 |
PTA会費等 | 1万9,000円 |
合計 | 125万1,000円 |
上記の他に制服代や体操服代、通学鞄代、靴代などが必要です。
女子学院中学校
参照リンク:女子学院中学校
キリスト教精神を基盤とし、自由な校風を特徴としているのが女子学院中学校です。
受験・入試情報
2023年度の入学試験は、2023年2月1日の8時30分からおこなわれる予定です。募集人員は240名で、午前中に筆記試験が、午後に面接が実施されます。入試科目は国語・算数・社会・理科の4つで、それぞれ100点満点です。
進学実績
2022年度の大学入試では東京大学へ31名、お茶の水女子大学へ9名、一橋大学へ11名、早稲田大学へ172名、慶応義塾大学へ104名の合格者を輩出しています。
学校の特徴
超難関女子中学校の中では珍しく、週5日制・30時間の時間割で授業がおこなわれています。中高一貫のメリットを生かして、単元の組み換えや教科間で重なった部分の整理など、より効率性がアップする取り組みが特徴です。
また、高校1年生になると、さまざまな分野で活躍している先輩の話を聞く機会が設けられ、少しずつ自分の将来・進路について考え始めます。
概要
女子学院中学校の概要は以下の通りです。
住所・最寄り駅
・住所
東京都千代田区一番町22-10
・最寄り駅
東京メトロ有楽町線麹町駅から徒歩3分です。また、東京メトロ半蔵門線半蔵門駅、JR中央・総武線・都営新宿線・東京メトロ南北線市ヶ谷駅などからも、徒歩でアクセスできます。
創立
明治3年に前身となるA六番女学校が設立されました。その後明治7年にB六番女学校が、明治9年に櫻井女学校が設立され、明治23年の合併で現在の「女子学院」ができた経緯があります。
生徒数
生徒数はホームページ上で公表されていません。2023年度入学試験の募集人員が240名のため、全校合わせて1,440名ほどの学生が在籍していると思われます。
偏差値
2022年度の偏差値は71です。
学費
2021年度の学費(納付金)は次の通りです。
項目 | 金額 |
---|---|
入学金 | 38万円 |
授業料 | 49万2,000円 |
施設費 | 18万円 |
冷暖房費 | 1万3,200円 |
JG会費 | 9,600円 |
生徒会費 | 4,680円 |
旅行積立金 | 4万5,600円 |
クラス費 | 1,200円 |
防災費 | 740円(入学年度の4月のみ) |
合計 | 112万7,020円 |
上記の他に寄付金1口10万円を、3口以上お願いされます。
豊島岡女子学園中学校
参照リンク:豊島岡女子学園 中学校・高等学校
豊島岡女子学園中学校は私立大学医学部への合格実績がトップクラスで、「新御三家」とも呼ばれている注目校です。
受験・入試情報
2022年度の入学試験は第1回が2022年2月2日に、第2回が2月3日に、第3回が2月3日におこなわれました。募集人員はそれぞれ160名、40名、40名です。試験は国語と算数、社会・理科の3つ。それぞれ100点満点で、合計300点です。
進学実績
2022年度の大学入試では東京大学へ14名、東京医科歯科大学へ10名、一橋大学へ11名、早稲田大学へ133名の合格者を輩出しています。また、慶応義塾大学医学部へ6名、杏林大学医学部へ14名、順天堂大学医学部へ18名など、私立大学医学部への合格実績も豊富です。
学校の特徴
「道義実践」「勤勉努力」「一能専念」の3つを教育方針にかかげ、世界を舞台に活躍できる生徒の育成を目指しています。
国際的に広い視野を育てるためにニュージーランドやカナダ、イギリスなどへの海外研修、留学、毎週火曜日の放課後におこなわれる、英語のスキルアップを目指せる「English Special Lessons」など、豊富なプログラムが準備されています。
概要
豊島岡女子学園中学校の概要は次の通りです。
住所・最寄り駅
・住所
東京都豊島区東池袋1-25-22
・最寄り駅
東京メトロ有楽町線東池袋駅から、徒歩2分です。
創立
明治25年に現在の新宿区に設立された、東京女子裁縫専門学校が前身です。昭和22年に現在地へ移転し、校名が変更となって現在にいたります。
生徒数
2022年5月時点の生徒数は、1,752名です。
偏差値
2022年度の偏差値は71となっています。
学費
2022年度の学費(納付金)は、次のようになっています。
項目 | 金額 |
---|---|
入学金 | 28万円 |
施設設備費 | 20万円 |
授業料 | 44万4,000円 |
教育充実費 | 6万円 |
父母の会会費 | 6万円 |
生徒会会費 | 8,000円 |
合計 | 101万2,000円 |
上記の他に教材費等預り金や林間学校参加費用、校外宿泊学習積立金、修学旅行積立金などが必要です。
雙葉中学校
参照リンク:雙葉中学校
雙葉中学校はカトリック系の学校です。カトリックの精神に根差した全人教育を通じて、真の知性や思考力、広い視野などを養います。
受験・入試情報
2023年度の入学試験は、2023年2月1日に実施予定です。午前中に筆記試験、午後に面接がおこなわれます。
進学実績
2022年度の大学受験では東京大学へ9名、東京医科歯科大学へ4名、慶應義塾大学へ73名、早稲田大学へ60名の合格実績があります。
学校の特徴
週6日制を導入し、平日6時間・土曜日4時間の授業時間を確保。十分な授業時間と中高一貫の利点を生かして、中学校の授業でも高校で習う範囲まで深められるのが特徴です。
どの学年でも宗教の時間が設けられ、キリスト教の価値観に基づいた、すべての人を大切にする心の育成に取り組んでいます。また、設置母体となる修道会の語学教育が受け継がれており、質の高い英語のほか、フランス語の学習も可能です。
概要
雙葉中学校の概要は次の通りです。
住所・最寄り駅
・住所
東京都千代田区六番町14-1
・最寄り駅
JR中央線・総武線四ツ谷駅から徒歩2分、または東京メトロ丸ノ内線・南北線四ツ谷駅からも歩いてアクセスできます。
創立
明治8年に築地明石町に設立された、築地語学校が前身です。昭和22年に雙葉中学校が、昭和23年に雙葉高等学校が設立され、現在にいたります。
生徒数
ホームページ上に生徒数は公表されていません。2023年度入学試験の募集人員は100名となっていることから、全校合わせて600名ほどが在籍していると思われます。[w26]
偏差値
2022年度の偏差値は69となっています。
学費
2022年の学費(納付金)は次の通りです。
項目 | 金額 |
---|---|
入学金 | 24万円 |
授業料 | 52万9,200円 |
施設維持費 | 17万1,600円 |
後援会費 | 7万2,000円 |
合計 | 101万2,800円 |
上記の他に、任意の賛助寄付(一口5万円)があります。
超難関私立女子中学受験に向けたおすすめの学習塾
上記で挙げた超難関私立女子中学校に合格するためには、学習塾での専門的な勉強が欠かせません。中学受験対策ができる学習塾はたくさんありますが、特に以下の3カ所がおすすめです。
- ・SAPIX
- ・日能研
- ・進学個別指導のTOMAS
SAPIXは難関中学受験で有名な学習塾。小学校6年生のコースでは、学力別・志望校別のクラス編成で授業がおこなわれます。基礎や応用、発展といったさまざまな問題演習をくり返し、合格力を養います。
日能研の対象は、中学受験を予定している小学校1年生~6年生まで。低学年から受験に向けて、じっくりと対策を進めていけるのが特徴です。講師は1教科専任のため、わかりやすさに定評があります。
個別指導で中学受験対策をしたい子どもにおすすめなのが、進学個別指導のTOMASです。授業は1対1の完全マンツーマンでおこなわれるので、子ども一人ひとりの学力や希望に合わせて勉強を進めていけます。
・中学受験におすすめの個別塾11選|塾の選び方、集団塾との違いも解説!
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まとめ
難関校や超難関校の定義はありませんが、一般的には入試の難易度が高い学校のことを指します。今回紹介した5カ所の学校は、東京都内にある超難関私立女子中学校です。
それぞれ質の高い教育環境を持ち、公立中学校や私立の中堅中学校とは違った子どもの成長が期待できるでしょう。ただし、どの学校も偏差値が高く、受験で合格するためには徹底的な対策が欠かせません。
塾によって具体的なカリキュラムや指導スタイルが異なるため、いくつか気になったところを比較・検討してください。
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