【共学】神奈川県の難関私立中学校とは?各学校の特徴や受験情報、進学実績、学費など徹底解説!


編集部
塾選ジャーナル編集部
神奈川県には共学の難関私立中学校がいくつかあります。充実した教育環境やカリキュラムの中で、子どもの将来性や可能性を広げられるでしょう。
今回は中でも人気が高い「慶應義塾湘南藤沢中等部」「神奈川大学附属中学校」「中央大学附属横浜中学校」「法政大学第二中学校」「青山学院横浜英和中学校」「桐蔭学園中等教育学校」「山手学院中学校」の7校を取り上げ、それぞれの特徴や受験情報、進学実績、学費などを解説します。志望校選びの参考にしてください。
【共学】神奈川県の難関私立中学校とは?
そもそも難関中学校とは、どのような学校のことを意味するのでしょうか?実は明確な定義は存在しません。一般的には「偏差値が高い学校」とされていますが、塾や模擬試験の種類などによって偏差値が異なるため、メディアによって難関校に挙げている学校も違います。
今回紹介する7校は、どれも神奈川県内における共学の難関私立中学校で間違いありません。偏差値が高い分、合格するのは大変です。しかし、多くの学校は中高一貫校のため、高校受験をする必要がありません。中学1年生から大学受験を意識したカリキュラムが取られており、余裕を持って受験対策を進めていけるでしょう。また、国際教育や理数教育に力を入れているなど、一般的な公立中学校にはない魅力を持つ学校もたくさんあります。
慶應義塾湘南藤沢中等部
参照リンク:慶應義塾湘南藤沢中等部
慶應義塾湘南藤沢中等部は生徒の多様性を重視し、帰国生が多く在籍していることで知られています。2022年の偏差値は69ほどです。
学校の特徴や受験情報、進学実績など
慶応義塾系列の学校の中で唯一、中学校と高校との間で空間と教育が途切れない一貫教育をおこなっている学校です。多様性の中の個性を大切に捉え、自分の個性を誇りに持ち、さらに他者の個性を尊重できる人物を育みます。
英語は中学1年生・2年生は3つ、3年生は2つのクラスに習熟度別に分割。少人数制でネイティブスピーカーの授業も受けながら、実践的な英語力を養います。
また、ICT教育も充実。パソコン・タブレット端末は合計約600台もあり、さらに中等部の学生には全員ノートパソコンが貸与されます。独自の教科「情報」を設け、身につけたスキルはすべての教科で活用します。
2023年度入試は一次試験が2023年2月2日、二次試験が2月4日に行われる予定です。入試科目は国語・社会・理科・算数の4科目、または国語・英語・算数の3科目となっています。
2021年度は卒業者数237名のうち、205名が慶應義塾大学へ進学しました。その他の進学先はホームページ上で公表されていません。
学費
2023年度入試における、初年度の学費は次の通りです。
項目 | 金額 |
---|---|
入学金 | 34万円 |
授業料 | 87万円 |
教育充実費 | 27万円 |
部会費 | 1万3,000円 |
保護者会費 | 1万2,000円 |
合計 | 150万5,000円 |
神奈川大学附属中学校
参照リンク:神奈川大学附属中学校
学力だけでなく、豊かな人間性の育成にも力を入れた教育をしているのが神奈川大学附属中学校です。2022年の偏差値は61ほどとなっています。
学校の特徴や受験情報、進学実績など
「質実剛健」「積極進取」「中正堅実」の3つを建学の精神にかかげ、たくましく生きられる力を育みます。
中高一貫教育を生かし、6年間を「成長期」「発展期」「飛躍期」の3つのブロックに分割。無理のない先取り学習を通して、大学受験対策を進めていきます。3学期制・50分授業・月曜と火曜の7限の導入など、効率的・効果的な学習環境がそろっています。
また、英単語コンテストやe-ラーニング教材「College Pathway」の活用、ネイティブスピーカーによる少人数制の英会話授業など、英語教育が充実。海外研修プログラムも用意されており、子どもの英語力と国際力を高められます。
2023年度の入学試験は第1回が2023年2月1日、第2回が2月2日、第3回が2月4日、帰国生入試が2022年12月22日におこなわれる予定です。入試科目は第1回が国語・算数、第2回と3回が国語・算数・理科・社会、帰国生が算数・英語となっています。
2022年度の大学入試では、東京大学へ3名、東京工業大学へ6名、早稲田大学へ43名、慶應義塾大学へ29名の合格者を輩出しました。
学費
2023年度入試における、初年度の学費は次の通りです。
項目 | 金額 |
---|---|
入学金 | 25万円 |
授業料 | 61万円 |
施設設備資金 | 18万円 |
預り金 | 14万7,000円 |
合計 | 118万7,000円 |
中央大学附属横浜中学校
参照リンク:中央大学附属横浜中学校・高等学校
中央大学の附属校の中で、最も生徒数が多いのが中央大学附属横浜中学校です。2022年の偏差値は61ほどとなっています。
学校の特徴や受験情報、進学実績など
「謝恩礼節」「自立実践」を校訓とし、心身ともに健全な自立した人材育成を目標としています。
中学校課程では基礎学力を身につけた上で、校外研修や海外研修、行事、部活動などを通してコミュニケーション力も育成。これからにつながる人間力の土台を築きます。
特に力を入れているのが理数教育です。数学の概念を理解できるように映像やCGといったビジュアルを駆使したり、生物室や化学室には充実した実験設備がそろっていたりします。知識と経験豊富な理科助手が3名在籍しており、生徒の高度な学びをサポートしてくれます。
2023年度の入学試験は第1回が2023年2月1日、第2回が2月2日におこなわれる予定です。入試科目は国語・算数・理科・社会となっています。
2022年度の大学入試では東京大学へ2名、一橋大学へ4名、早稲田大学へ21名、慶應義塾大学へ14名の合格者を輩出しました。また、中央大学への内部推薦入学制度があり、225名が合格しています。
学費
2023年度入試における、初年度の学費は次の通りです。
項目 | 金額 |
---|---|
入学金 | 29万円 |
授業料 | 58万8,000円 |
施設設備資金 | 29万円 |
奨学会(PTA)会費 | 1万円 |
生徒会費 | 7,200円 |
学年費 | 8万円 |
積立金 | 11万円 |
合計 | 108万5,200円 |
法政大学第二中学校
参照リンク:法政大学第二中・高等学校
以前は男子校でしたが、2016年より共学となったのが法政大学第二中学校です。2022年の偏差値は61ほどとなっています。
学校の特徴や受験情報、進学実績など
「自由と進歩」を学風とし、平和で民主的な社会の担い手の人材育成を目指しています。
中学校・高校・大学の10年一貫教育をかかげ、中学生を「基本の確立期」、高校1年生・2年生を「成熟期」、高校3年生を「完成期」および、大学進学に向けた準備期とし、発達段階に合わせた指導を実施。中学校では基礎学力の定着を目標に、数学・英語などの少人数制授業、理科実験におけるチームティーチングなどを取り入れて、効率的に学力を高めていきます。
2023年度の入学試験は一般の第1回が2023年2月2日、第2回が2月4日、帰国生が1月8日におこなわれる予定です。入試科目は一般が国語・算数・理科・社会、帰国生が国語・算数と面接となっています。
2022年度の大学入試では筑波大学へ3名、お茶の水女子大学へ1名、早稲田大学へ4名、慶應義塾大学へ6名の合格者を輩出しました。また、法政大学への内部推薦入学制度があり、多数の生徒が合格しています。
学費
2023年度入試における、初年度の学費は次の通りです。
項目 | 金額 |
---|---|
入学金 | 30万円 |
入学時教育充実費 | 5万円 |
学費 | 82万8,000円 |
預り金 | 21万3,280円 |
合計 | 139万1,280円 |
青山学院横浜英和中学校
参照リンク:青山学院横浜英和中学高等学校
もともとは横浜英和学院横浜英和女学院中学高等学校という女子校でしたが、2016年に青山学院大学の系属校となり、さらに2018年から共学になったのが青山学院横浜英和中学校です。2022年の偏差値は61ほどとなっています。
学校の特徴や受験情報、進学実績など
「心を清め 人に仕えよ」を校訓とし、キリスト教を基盤とした人格教育をおこないます。
中高6年間を連続させたカリキュラムを採用し、中学校では主に基礎学力の定着を目指した指導を実施。放課後の補習や補講など、サポート体制が整っています。また、中学3年生からは先取り学習をおこない、余裕を持って大学受験に臨めるのも特徴です。
2023年度の入学試験はA日程と帰国生選抜が2023年2月1日、B日程が2月2日、C日程が2月3日におこなわれる予定です。入試科目はA日程が国語・算数・理科・社会、B日程・C日程が国語・算数、帰国生選抜が国語・算数と面接となっています。
2022年度の大学入試では早稲田大学へ2名、慶應義塾大学へ4名、上智大学へ3名の合格者を輩出しました。また、青山学院大学への内部推薦入学制度があり、86名が合格しています。
学費
2023年度入試における、初年度の学費は次の通りです。
項目 | 金額 |
---|---|
入学金 | 28万円 |
施設費 | 20万4,000円 |
年間授業料 | 52万8,000円 |
教育充実費 | 3万6,000円 |
その他諸経費 | 2万4,000円 |
学年諸経費 | 14万2,800円 |
給食費 | 9万3,000円 |
合計 | 130万7,800円 |
桐蔭学園中等教育学校
参照リンク:桐蔭学園中等教育学校
桐蔭学園中等教育学校は他校に先がけて、アクティブラーニング型授業を取り入れていることを知られています。2022年の偏差値は57ほどです。
学校の特徴や受験情報、進学実績など
考える力を重視する今後の大学入試に対応するために、「自ら考え判断し行動できる子どもたち」の育成を目指しています。
大きな特徴のひとつが、2015年から取り入れているアクティブラーニング型授業です。まずは授業冒頭で、目標や授業で学ぶべき内容を明確化。授業の中盤では学んだ知識をもとに、グループワークやペアワークをおこない、他者の意見や考えに触れます。授業の最後にはふり返りを実施。目標が達成できたかどうかをチェックし、ふり返りシートを使って記録をします。
2023年度の入学試験は第1回の午前・午後が2023年2月1日、第2回が2月2日、第3回が2月5日、帰国生が1月11日におこなわれる予定です。入試科目は日程と入試形態によって、以下のように異なります。
・第1回の午前
探究型(みらとび)入試 総合思考力問題・算数基礎
4科目入試 国語・算数・社会・理科
・第1回の午後
2科目入試 国語・算数
・第2回
グローバル入試 国語・算数基礎
2科目入試 国語・算数
・第3回
2科目入試 国語・算数
4科目入試 国語・算数・社会・理科
・帰国生
国語・算数、または英語・算数
2022年度の大学入試では東京大学へ2名、一橋大学へ4名、早稲田大学へ29名、慶應義塾大学へ36名の合格者を輩出しました。
学費
2023年度入試における、初年度の学費は次の通りです。
項目 | 金額 |
---|---|
入学金 | 24万円 |
施設設備費 | 28万7,000円 |
授業料等 | 68万6,400円 |
保護者会入会金 | 1万円 |
同窓会費 | 1万円 |
合計 | 123万3,400円 |
山手学院中学校
参照リンク:山手学院中学校
創立から国際交流に力を入れており、また、近年は目覚ましい進学実績で注目されているのが山手学院中学校です。2022年の偏差値は58ほどです。
学校の特徴や受験情報、進学実績など
「世界を舞台に活躍でき、世界に信頼される人間」の育成を目標に、「国際交流教育」「教科教 進路指導」「誠人教育」の3つを柱にした学習指導をおこなっています。
中学1年生・2年生は全員が一般クラスに所属し、基礎学力と学習習慣の確立を目指します。中学3年生では選抜クラスが設置され、発展的な学習内容を導入。一般クラスはクラスの人数が少なくなり、よりきめ細かい学習指導がおこなわれます。また、思い出づくりだけでは終わらない、北米研修プログラムやオーストラリアのホームステイ、国連世界高校生会議といった国際交流の機会も豊富です。
2023年度の入学試験はA日程と特待選抜が2023年2月1日、B日程が2月3日、後期日程が2月6日におこなわれる予定です。入試科目はA日程とB日程、後期日程が国語・算数、または国語・算数・社会・理科、特待選抜が国語・算数となっています。
2022年度の大学入試では東京大学へ1名、一橋大学へ5名、早稲田大学へ73名、慶應義塾大学へ48名の合格者を輩出しました。
学費
2018年度入試における、初年度の学費は次の通りです。
項目 | 金額 |
---|---|
入学金 | 20万円 |
授業料 | 44万4,000円 |
維持費 | 10万2,000円 |
国際交流費 | 3万円 |
保健衛生費 | 3,000円 |
図書館運営費 | 6,800円 |
施設設備費 | 24万円 |
合計 | 102万5,800円 |
難関私立中学受験に向けたおすすめの学習塾
上記で紹介したような難関私立中学校は偏差値が高く、塾に通って受験対策をするのが一般的です。最後におすすめの学習塾を、全部で5カ所紹介します。
おすすめ塾1.SAPIX
1つ目は難関中学校受験に強いといわれている、SAPIXです。2022年度の入試では慶應義塾湘南藤沢中等部に46名、神奈川大学附属中学校に102名、中央大学附属横浜中学校に151名の合格者を輩出しています。
授業は複数の生徒が一緒に受ける、集団指導型。復習中心の学習法をカリキュラム全体に取り入れて、らせん階段を少しずつ上っていくように、無理なくレベルアップが期待できます。
授業料は小学6年生で、月5万9,950円となっています。
おすすめ塾2.日能研
日能研も中学受験で有名な学習塾のひとつです。2022年度の入試では慶應義塾湘南藤沢中等部に17名、神奈川大学附属中学校に165名、中央大学附属横浜中学校に94名の合格実績があります。
授業は複数の生徒が一緒に受ける、集団指導スタイルです。講師は1教科専任で、わかりやすさに定評がある人材ばかり。授業の前後や休み時間は自由に質問できるため、わからないところをそのままにすることもありません。
小学6年生が通塾する場合の授業料は、「Wコース4科」で月3万2,076円です。
おすすめ塾3.四谷大塚
おすすめ塾の3つ目は、四谷大塚です。2022年度の入試では慶應義塾湘南藤沢中等部に27名、神奈川大学附属中学校に135名、中央大学附属横浜中学校に111名の合格実績があります。
授業は複数の生徒が一緒に授業を受ける、集団スタイルです。受験学年となる小学6年生では、徹底した入試対策・学校別対策を実施。どのような問題にも対応できる、本番に強い本物の学力を養成します。
小学6年生が通塾する場合の授業料は、8月までが月5万7,750円、9月以降は月7万9,750円です。
おすすめ塾4.個別指導の明光義塾
個別指導スタイルで受験勉強をしたい子どもにおすすめなのが、個別指導の明光義塾です。中学受験の合格実績はホームページ上で公表されていないため、各自でお問い合わせください。
個別指導のため、一人ひとりの学力や志望校に合わせたカリキュラムを作成。基礎学力育成や苦手科目の克服、志望校の入試問題演習など、さまざまなニースに対応可能です。
小学6年生が週1回通塾した場合、月の授業料は1万3,200円(90分授業)となっています。
詳細はこちらの記事でも解説しているので、ぜひご覧ください。
おすすめ塾5.東京個別指導学院
最後は東京個別指導学院です。中学受験の合格実績はホームページ上で公表されていないため、各自でお問い合わせください。
授業は個別指導スタイルで、講師1人に対して生徒は2人まで付きます。集団指導塾と併用できるため、苦手科目や重点的に勉強したい科目だけ受講する方法も取れるでしょう。
ホームページ上に授業料は公表されていないので、各自でお問い合わせください。
また、こちらの記事でも塾の詳細を解説しています。ぜひ目を通してみてください。
まとめ
神奈川県内には今回紹介したような、共学の難関私立中学校がいくつかあります。合格するのは大変ですが、充実した教育環境やカリキュラムを通じて、難関大学にも合格できるような高い学力を身につけられるはずです。
受験対策には塾が欠かせません。塾によって指導スタイルやカリキュラム、費用などが異なるため、じっくりと比較・検討することが大切です。
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