保護者が知っておきたい受験・進路情報まるわかり!

お気に入り
メニュー
  1. 塾選(ジュクセン)
  2. 進学
  3. 塾選ジャーナル
  4. 明治大学付属高校はどこ?入試情報や進学実績、特徴、学費などを解説 │ 高校受験のプロ監修

明治大学付属高校はどこ?入試情報や進学実績、特徴、学費などを解説 │ 高校受験のプロ監修

更新日:
高校受験
アイキャッチ画像

「将来は明治大学に進学したい」と思っている子どもやその保護者を含めて、明治大学の付属高校受験を考えている人はいませんか?明治大学への内部進学制度だけでなく、質の高い教育環境がそろっていることからも、進学先として人気を集めています。

今回は明治大学付属高校の一覧と、それぞれの学校の入試情報や大学進学実績、特徴、学費を高校受験のプロである大山先生監修のもとで紹介。ぜひ学校選びの参考としてください。

塾選ジャーナル編集部

編集部

塾選ジャーナル編集部

塾選ジャーナル編集部です。『塾選ジャーナル』は、日本最大級の塾検索サイト『塾選(ジュクセン)』が提供する、教育・受験に関する総合メディアです。保護者が知っておきたい受験や進路情報をお届けします。

大山雅司

監修者

大山雅司

塾講師として中学・高校・大学受験指導を行っている。2020年にYou Tubeチャンネル「ひのき三軒茶屋」を開設し、主に高校受験に関する内容を配信中。2024年8月には都立高校の口コミ・データサイト「都立合格.com(ドットコム)」の運用を開始。“受験を少しでも面白く乗り越える”手助けを行うことを目標に動画制作を行っている。

目的や性格について回答するだけ!簡単10秒!ぴったりの塾を診断

目次

明治大学付属高校3校の魅力ポイント一覧

明大附属高校3校の魅力ポイント一覧

2025年7月時点で、日本には全部で3つの明治大学付属高校があります。3校の魅力や特色を、以下の表にまとめました。

正式名称 明治大学付属明治高等学校 明治大学付属中野高等学校 明治大学付属八王子高等学校
種別 付属校 系列校 系列校
住所 東京都調布市富士見町4-23-25 東京都中野区東中野3-3-4 東京都八王子市戸吹町1100番地
最寄り駅 京王線・西調布駅(複数駅からスクールバスの運行あり) JR中央線(総武線、都営地下鉄大江戸線)・東中野駅 JR中央線(横浜線、八高線)・八王子駅、JR青梅線(五日市線、八高線)・拝島駅よりスクールバス運行
校舎 ・2008年に猿楽町から調布へ移転し、敷地面積は5.5倍、床面積は2倍に拡大
・「STUDY(学習環境の整備)」「SPACE(ゆとり空間の活用)」「SPORTS(スポーツ施設の充実)」と、3つのSを確保
・2018年に新校舎が完成
・地上4階・地下2階建ての体育館や、2017年に完成した第二体育館
・森に囲まれた自然豊かな環境下
・7万坪を超える、広大なキャンパス
生徒数 ・1年生:275名
・2年生:286名
・3年生:268名
・総数:829名
※2025年4月時点
不明(公式ホームページに記載なし)
※2025年3月卒業生が409名のため、3学年合わせて1,200名ほどと思われる
不明(公式ホームページに記載なし)
※2025年3月卒業生が310名のため、3学年合わせて900名ほどと思われる
校風 ・同ランクの他私立高校の中では、規則のある管理型
・制服の着用あり
・スマホの使用禁止
・髪染めとピアスは禁止
・同ランクの他私立高校の中では、規則のある管理型
・制服の着用あり
・スマホは預ける
・頭髪と服装の規定あり
・男子校らしいノリの良さと気楽さ
・同ランクの他私立高校の中では、規則のある管理型
・制服の着用あり
・スマホの使用禁止
・頭髪と服装の規定あり
・時間枠による規則的な生活
特色 ・明治大学の唯一の付属校
・学内基準をクリアすると、明治大学の人気学部以外なら、基本的には希望する学部へ進学できる
・国公立大学のほか、一部の私立大学との併願も可能
・都心にあるため、アクセス性が高い
・内部進学率は80%前後で、他の付属校2校と比べて他大学への進学者の割合が多い
・国公立大学の併願が可能
・大自然に囲まれた中で高校生活を送れる
・駅からスクールバスで通学が基本
・内部進学率は、90%以上と高い数値
・国公立大学との併願が可能
イベント ・高校球技大会
・プレゼンテーションコンテスト
・夏期海外語学研修
・ヨーク大学3カ月留学
・アメリカへの海外研修
・桜山祭文化の部(文化祭)
・体育の部
・スキー・スノーボード講習
・戸富貴祭(体育の部・文化の部)
・オーストラリア語学研修
・スキー・スノボー教室
進学傾向 ・明治大学は商学部と政治経済学部への進学者が多い
・一橋大学や東京科学大学、早稲田大学といった難関の他大学への進学者もいる
・明治大学は商学部や政治経済学部、法学部への進学者が多い
・東京科学大学や筑波大学、慶應義塾大学といった難関の他大学への進学者もいる
・明治大学は商学部や政治経済学部、法学部への進学者が多い
・お茶の水女子大学や東京農工大学といった、難関国公立大学への進学者もいる
向いている人 明治大学の希望学部へ進学したい人 ・男子校の中で気楽に過ごしたい人
・明治大学への進学を考えている人
・自然環境の中で平和な高校生活を送りたい人
・明治大学への進学を考えている人
3年間の学費目安 3,044,200円 2,805,000円 2,710,000円

明大中野高校は男子校のため、女子生徒は必然的に明大明治高校か明大八王子高校を受験することになります。

付属校と系列校のちがい

一口に明治大学の付属校といっても、厳密には「付属校」と「系列校」の2つに分けられます。付属校は明治大学が運営母体となっており、高校3年生は希望すれば原則、全員が明治大学へ進学可能です。

一方の系列校を運営しているのは、明治大学ではありません。学校法人中野学園です。明治大学とのつながりがあるものの、学校ごとに明治大学への推薦枠が異なります。そのため、希望者全員が明治大学へ進学できるわけではありません。

3校共に国公立大学との併願は可能で、さらに明大明治高校では一部の私立大学との併願も可能です。ただし、授業カリキュラムは内部進学を前提としているため、他大学受験をする場合は、できるだけ早いうちから別に対策する必要があるでしょう。「高校3年生になったから、そろそろ受験勉強をしよう」では、間に合いません。

明大明治高校と明大八王子高校は、明治大学への内部進学生がほとんどです。一方で、明大中野高校は他大学受験組が若干名存在しています。理系学部の内部進学枠が、文系と比較して限られていることや、アクセス性の良さから塾や予備校へ通いやすいことが理由と推測できるでしょう。

明治大学付属高校 共通のメリット

今回紹介する「明大明治高校」「明大中野高校」「明大中野八王子高校」には、どの学校にも共通するメリットがあります。

主なメリットは、次の5つです。

明治大学附属高校共通のメリット

① 明治大学へ進学できる

大きなメリットが、明治大学へ進学できることです。明治大学はMARCHに属する私立大学群の中でも難関校として知られていますが、付属高校から推薦枠で進学できるのは魅力といえるでしょう。

ただし、前述したように、付属校と系列校で推薦枠に違いがあります。

付属校では高校3年間の学習成績・人物・適性・志望理由などに基づいて推薦され、毎年約9割の生徒が明治大学へ進学しています。

系列校の推薦率は学校によって異なり、明大中野高校で80.2%(2025年3月卒業生)、明大八王子高校で93.5%(2024年度)です。

② 他大学との併願ができる

明治大学の推薦資格を残しつつ、他大学との併願受験ができます。ただし、以下のように高校によって併願できる大学が異なります。

  • 明大明治高校:国公立大学と一部の私立大学
  • 明大中野高校:国公立大学
  • 明大八王子高校:国公立大学

「明治大学の保険を残して、もっと上位の大学へ行けるかも」と思われる方がいらっしゃるかもしれません。しかし、実際には8~9割の卒業生は明治大学へ進学しています。

理由のひとつして考えられるのが、カリキュラムが内部進学向けになっていることでしょう。一般的な進学校と比べると授業進度は遅く、その分、内部進学の基準となっている英語教育に力を入れています。

他大学を受験する場合は、できるだけ早いうちから、学校の授業とは別に受験勉強に取り組む必要があります。

③ 塾代不要+助成金活用で実質差が0円のケースも?コスパが良い

すでに「将来は明治大学へ進学する」と思っている場合、明大付属高校への進学はコストパフォーマンスに優れています。

例えば、一般的な公立高校や私立高校から明治大学を目指す場合、子どもによっては塾や予備校へ通うことになるでしょう。学校の授業料だけでなく、塾の費用や交通費、大学受験料などもかかり、高校3年間で約140万円は必要です。

一方で明大付属高校へ進学した場合、3年間の学費は次のようになっています。(参考値)

・明大明治高校:約300万円
・明大中野高校:約280万円
・明大八王子高校:約270万円

これらを比較すると、年間40~50万円ほどの差額です。2024年度(令和6年度)からは、東京都の「私立高等学校等授業料軽減助成金」の所得制限が撤廃され、2025年度(令和7年度)は年額最大49万円の助成(※)を受けられるようになりました。居住要件さえ満たしていれば、他県の私立大学に通う場合でも対象になります。
(※ 参照元:公益財団法人東京都私学財団ホームページ 私立高等学校等就学支援金事業)

これらの助成を活用すれば、実質的な年間差額は0円~10万円未満まで縮小されます。

助成金を活用すれば大学進学にかかる費用を抑えることができるため、明治大学への進学を希望する場合には積極的に選択肢に含めてよいと思います。

④ 受験勉強に時間をかけずに済む

明大付属高校から明治大学を目指す場合、受験勉強に時間をかけずに済みます。推薦枠は付属校と系列校によって異なるものの、系列校でも推薦率は80%を超える高い数値です。

一般入試を受験する場合、元々の学力や志望学部・学科、入試科目などにもよりますが、トータルで1,500~2,500時間もの勉強が必要ともいわれています。学校の授業が終わった後も塾へ通ったり、自宅で勉強したりと、忙しい毎日を過ごすことになるでしょう。

しかし、明大付属高校へ進学すれば、受験勉強から解放されます。あいた時間を部活動や習い事、課外活動、友人との時間などに費やせます。

ただし、明大付属はGMARCH系列の付属校の中では学内の勉強量が多いため「入学前に思っていたよりも自由な時間が取れない」という声も聞きます。また校則もしっかりとあるため、"大学受験もない完全に自由な高校生活"を希望する場合はマッチしないかもしれません。

⑤ 明治大学との高大連携

高大連携とは高校と大学が連携して教育をする仕組みのことで、学習意欲の向上や大学での学びへのスムーズな移行などに役立ちます。

明大付属高校では、次のような高大連携に取り組んでいます。

  • 大学が認める授業科目の一部履修
  • 大学の特別進学講座
  • 大学の公開授業
  • 学部の見学会
  • 夏期休暇中のサマーセミナー

高校生のうちから大学での学びをとおして、高校教育から大学教育への円滑な接続を促します。

明治大学付属高校 学校ごとの特徴

明治大学の付属高校3校は、それぞれで異なる校風や教育方針、カリキュラムなどを持っています。以下で詳細を見ていきましょう。

明大明治高校

明大明治高校のロゴ

参照リンク:明治大学付属明治高等学校・中学校

先で述べたように、明治大学付属明治高等学校は明治大学が直接運営している唯一の高校です。3校の中で最も偏差値が高く、学力レベルの高い生徒が集まってきます。

明治44年に創立され、平成20年に現在の場所へ移転・男女共学化となりました。初代校長が残した「第一級の人物たれ」という言葉を大切にし、教科指導や生徒指導、進路指導などを通じて、子どもたちの可能性を伸ばします。

明大明治高校の大きな特徴は、学内基準をクリアすると、明治大学の人気学部以外なら、基本的には希望する学部へ進学できることです。学内基準は、次のとおりです。

  • 学内成績で所定の成績を修める
  • 英検2級
  • TOEIC450点

上記の3つを満たさなければ、明治大学への推薦はもらえません。

国公立大学のほか、一部の私立大学との併願も可能です。ただし、カリキュラムはあくまでの内部進学向けなので、進学校と比較すると他大学受験対策としては進度が遅くなっています。その分、内部進学の基準となっている、英検やTOEICといった英語教育が充実しています。

国公立大学や他の難関私立大学を目指す場合は、できるだけ早い内から、高校の授業とは別に対策を始めた方がよいでしょう。

校風は「スマホの使用禁止」「髪染めとピアスは禁止」など、同ランクの他私立高校のなかでは、規則のある管理型です。

明大中野高校

明大中野高校のロゴ

参照リンク:明治大学付属中野中学校・高等学校

明治大学付属中野高等学校は男子校です。勉強だけでなく、部活動を始めとする生徒一人ひとりの個性を伸ばし、文武両道を目指しています。

昭和4年に開校した、旧制中野中学校が前身です。「質実剛毅・協同自治」を校訓にかかげ、基礎学力の習得だけでなく、学校行事や特別活動などを通して、バランス感覚を備えた生徒を育てます。

明大中野高校の大きな特徴は、男子校であることです。女子生徒は一人もいないため、男子校の中で気楽に高校生活を送れます。桜山祭文化の部(文化祭)・体育の部といったイベントを通じて、クラスメイトとの絆や友情を深めていけるでしょう。

また、部活動が活発であることも特色のひとつ。運動部や文化部を問わず、数多くの部活がありますが、なかでも陸上部・水泳部・射撃部は全国レベル。また、相撲部や射撃部、アイスホッケー、水球など珍しい部活もあります。学校内に射撃場があるなど、部活動のための設備が整っているのも魅力です。

明治大学への内部進学率は、80%前後です。他の付属校2校と比べると若干低く、他大学への進学者数の割合が多くなっています。

内部進学では、成績順に希望学部へ推薦されるのが特徴です。成績は以下の要素で決定されます。

  • 学内成績(高1:高2:高3=2:3:4)
  • 計3回の明大推薦テスト(高2で1回、高3で2回)
  • 英検準2級

学内成績は、高1と高2、高3の成績がそれぞれ2:3:4の割合で計算されます。

国公立大学の併願は可能です。明治大学への推薦を確保しつつ、国公立大学も受験できるのも大きなチャンスといえるでしょう。また慶應義塾大学や東京理科大学などには、学校推薦型選抜(指定校推薦)で受験できます。

他の付属校2校と比較すると、カリキュラム構成自体が進学校に近く、2年生で文理が分かれた後も国公立受験に対応できる構成にしていることが伺えます。ただし、外部進学用の特進クラスが設けられているわけではないので、内部進学を目指す生徒と同じカリキュラムで進むことは注意が必要です。

その分、内部進学の基準となっている、英検やTOEICといった英語教育が充実しています。

明大八王子高校

明大八王子高校のロゴ

参照リンク:明治大学付属中野八王子中学校・高等学校

明大八王子高校は、昭和59年に男子部と女子部に分かれて開校。そして平成6年に共学化になりました。「質実剛毅」「協同自治」を建学の精神とし、6年間の一貫教育の中で、世界に羽ばたく人間力育成を目指します。

明大八王子高校の大きな特徴は、大自然に囲まれた中で高校生活を送れることです。7万坪を超えるキャンパスを備え、自然豊かな環境下で知識や教養、健やかさを育めます。

八王子駅と拝島駅からは、専用のスクールバスを利用可能。バスの時間(=登下校時間)が決まっているため、時間枠による規則的な生活を送れます。

明治大学への内部進学率は、90%以上と高い数値です。成績順に希望学部へ推薦され、成績は以下の要素で決定されます。

  • 学内成績(高1:高2:高3=2:3:4)
  • 計4回の統一テスト(高2と高3で2回ずつ)
  • 英検2級かTOEIC400点

学内成績は、高1と高2、高3の成績がそれぞれ2:3:4の割合で計算されます。評定は6.5以上が目安です。

国公立大学の併願は可能です。明治大学への推薦を確保しつつ、国公立大学も受験できるのも大きなチャンスといえるでしょう。またいくつかの私立大学では、学校推薦型選抜(指定校)の対象となっています。

ただし、他の付属校2校と同じように、カリキュラムはあくまでの内部進学向けなので、進学校と比較すると他大学受験対策としては進度が遅くなっている点に注意が必要です。

また、2年生にて文系理系を分けるカリキュラム構成になっている点にも注意が必要です。文系にとっての理系教科、理系にとっての文系教科は必要最低限まで絞られているため、国公立大学進学を希望する場合は、必要な教科の学習を自分で進める必要があることもあるでしょう。

その分、内部進学の基準となっている、英検やTOEICといった英語教育が充実しています。

明治大学付属高校の高校一般・推薦入試情報

明治大学付属高校の高校一般・推薦入試情報

明大明治高校は早慶志望者も集いハイレベルな競争

入試情報

2025年4月入学生向けの入試情報は、以下のとおりでした。

項目 一般入試 推薦入試
募集人員 ・男子:約30名
・女子:約30名
・男子:約20名
・女子:約20名
試験科目 学力検査(国語・英語・数学)
※英語には10分ほどのリスニング問題が含まれる
・適正検査(国語・英語・数学)
・面接
※英語には10分ほどのリスニング問題が含まれる

参照元:明大明治高校 公式ホームページ

最新の入試情報は、各自でご確認ください。

入試倍率

2025年度の入試倍率は、次のとおりでした。

項目 一般入試 推薦入試
募集人員 ・男子:約30名
・女子:約30名
・男子:約20名
・女子:約20名
志願者数 ・男子:388名
・女子:252名
・男子:53名
・女子:44名
受験者数 ・男子:357名
・女子:238名
・男子:53名
・女子:44名
合格者数 ・男子:156名
・女子:84名
・男子:16名
・女子:16名
実質倍率 ・男子:2.29倍
・女子:2.83倍
・男子:3.31倍
・女子:2.75倍

参照元:明大明治高校 公式ホームページ

一般入試の倍率は男子と女子の両方で3.0倍を切っていますが、早慶付属校と合わせて受験校として選択されることが多く、受験生も早慶志望者が多いです。そのため、レベルの高い競争となっています。

これまで指導してきた生徒の中には、明大明治高校に不合格でも早慶や都立のトップ校へ合格した子どもがいました。

明大中野高校は一般入試2.9倍の人気校

入試情報

2025年度の入試情報は、以下のとおりでした。

項目 一般入試 推薦Ⅰ型〔総合〕入試 推薦Ⅱ型〔スポーツ特別〕入試
募集人員 約105名 約30名 約30名
試験科目 学力検査(国語・数学・英語) ・書類審査
・適性検査(国語・数学・英語)
・個人面接
・書類審査
・作文
・個人面接

参照元:明大中野高校 公式ホームページ

最新の入試情報は、各自でご確認ください。

入試倍率

2025年度の入試倍率は、次のとおりでした。

項目 一般入試 推薦Ⅰ型〔総合〕入試 推薦Ⅱ型〔スポーツ特別〕入試
募集人員 約105名 約30名 約30名
志願者数 857名 86名 28名
受験者数 801名 86名 28名
合格者数 280名 38名 28名
実質倍率 2.9倍 2.3倍 1.0倍

参照元:明大中野高校 公式ホームページ

一般入試の倍率は2.9倍と、3.0倍に迫る高い数値です。推薦Ⅱ型〔スポーツ特別〕入試は1.0倍と受験者全員が合格しているため、出願条件を満たし、かつ3年間継続する意志が強い場合は、積極的にチャレンジしてみるとよいでしょう。

推薦Ⅱ型〔スポーツ特別〕入試に関しては以下の出願条件があります。

・「本校入学後は、当該競技の運動部活動を3年間継続する明白な意志を持ち、かつ学習との両立を積極的に図る意志を持つ者」

・「都道府県大会で第8位以内または全国・関東レベルの広域大会で第16位以内の成績を収めた」

・「9教科の合計で30以上であり、かつ2以下の教科がない者」

明大八王子高校は一般入試7.7倍の激戦

入試情報

2026年度の入試情報は、以下のとおりです。

項目 一般入試 推薦入試
募集人員 約80名(単願優遇(スポーツ・文化・芸術)20名以内を含む) 約80名
試験科目 学科試験(国語・数学・英語)
※英語はリスニングテストを含む
・書類審査
・適性検査(国語・数学・英語)
・面接(グループ)

参照元:明大八王子高校 公式ホームページ

最新の入試情報は、各自でご確認ください。

入試倍率

2025年度の入試倍率は、次のとおりでした。

項目 一般入試 推薦入試
募集人員 約80名(単願優遇(スポーツ・文化・芸術)20名以内を含む) 約80名
志願者数 640名 511名
受験者数 615名 501名
合格者数 80名 151名
実質倍率 7.7倍 3.3倍

参照元:明大八王子高校 公式ホームページ

一般入試の倍率は、7.7倍と高い数値でした。2024年度は3.8倍、2023年度は3.7倍だったため、年々上昇傾向にあります。

明治大学付属高校の進学実績

明大明治高校は明大進学者が主、難関大学合格者も

2024年度卒業生の、明治大学への進学先は次のとおりです。

学部 進学者数
法学部 15名
商学部 59名
政治経済学部 52名
文学部 8名
理工学部 27名
農学部 14名
経営学部 21名
情報コミュニケーション学部 24名
国際日本学部 11名
総合数理学部 27名
進学者の合計 258名

参照元:明大明治高校 公式ホームページ

また一橋大学や東京科学大学、早稲田大学、慶応義塾大学といった、他大学への進学者が20名いました。

明大中野高校は附属最多の明大進学者数と国公立合格力

2025年3月卒業生の、明治大学への進学先は次のとおりです。

学部 進学者数
法学部 50名
商学部 58名
政治経済学部 60名
文学部 27名
理工学部 33名
農学部 17名
経営学部 38名
情報コミュニケーション学部 20名
国際日本学部 10名
総合数理学部 15名
進学者の合計 328名

参照元:明大中野高校 公式ホームページ

高校1年生と2年生、3年生の成績をそれぞれ2:3:4の比率で換算し、さらに高校2年生で1回、3年生で2回おこなわれる明治大学推薦テストの成績を加算した結果をもとに、明治大学へ推薦されます。

また東京科学大学や筑波大学、北海道大学といった国公立大学に15名の合格者も出ています。

明大八王子高校は明大進学者が主、国公立併願者も

2024年度の、明治大学への進学先は次のとおりです。

学部 進学者数
法学部 50名
商学部 45名
政治経済学部 48名
文学部 23名
理工学部 26名
農学部 16名
経営学部 38名
情報コミュニケーション学部 23名
国際日本学部 10名
総合数理学部 11名
進学者の合計 290名

参照元:明大八王子高校 公式ホームページ

また国公立大学併願制度を利用して、お茶の水女子大学や東京農工大学などにも合格者が出ています。

明治大学付属高校の学費

明大明治高校

入学初年度の学費は次の通りです。 (2023年度以降入学者)

項目 金額 備考
入学金 300,000円 初年度のみ
授業料 602,400円 1学期・2学期・3学期に分けて徴収
教育充実料 282,000円 入学時・2学期・3学期に分けて徴収
生徒会費 5,000円 1学期に徴収
PTA入会金 10,000円 初年度のみ
PTA会費 22,000円 1学期に徴収
初年度の合計 1,221,400円  

参照元:明大明治高校 公式ホームページ

上記以外に制服などの費用として約120,000~150,000円、学年費として約54,000円、林間学校費用として約45,000円、スクールバス費用として66,000円などがかかります。

明大中野高校

以下は明大中野高校の、2024年度実績の初年度学費です。

項目 金額 備考
入学金 280,000円 初年度のみ
授業料 570,000円 3期に分けて徴収
施設設備料 240,000円 3期に分けて徴収
生徒会入会費 3,000円 初年度のみ
生徒会費 12,000円 3期に分けて徴収
PTA入会費 5,000円 初年度のみ
PTA会費 17,000円 3期に分けて徴収
初年度の合計 1,127,000円  

参照元:明大中野高校 公式ホームページ

上記の他に教材費や行事費、テスト代などが必要です。

明大八王子高校

以下は明大八王子高校の、2025年度実績の初年度学費です。

項目 金額 備考
入学金 280,000円 初年度のみ
授業料 570,000円  
その他 240,000円  
初年度の合計 1,090,000円  

参照元:明大八王子高校 公式ホームページ

上記以外にも費用がかかる可能性があるため、詳細は各自でご確認ください。

【ほぼ半世紀ぶり】2026年に明治大学付属世田谷中学校・高等学校が誕生予定

明大世田谷高校が誕生予定

東京都世田谷区にある日本学園中学校・高等学校が、2026年から明治大学付属世田谷中学校・高等学校となることが決まっています。現在は男子校ですが、系列校と同時に男女共学化となる予定です。

明治大学への付属高等学校推薦入学試験による入学者の受け入れは、2029年度からを想定。同校卒業生の7割ほどが推薦入学試験によって、明治大学へ進学できる体制構築を目指します。詳しい推薦基準は未定ですが、上記で紹介した付属校・系列校に準じたものとなるでしょう。

まとめ

2025年7月時点では、明治大学の付属高校は全部で3カ所あります。2026年4月には4校目となる明大世田谷高校が誕生し、今後も付属高校全体への人気が高まると予想されます。

付属校と系列校で推薦枠や基準が異なるため、受験する前に必ず詳細をチェックしておきましょう。どの高校も国公立大学は併願可能で、さらに明大明治高校では一部の私立大学との併願もできますが、多くの生徒は内部進学しています。カリキュラム自体が内部進学向けなので、他大学を受験する場合は別に対策をしなければいけません。

そのため、現時点で明治大学以外の大学を志望している場合は、他の高校を受験することも選択肢に入れておくとよいでしょう。

今回紹介した情報を参考にしながら、将来の進路や希望に合った志望校を選んでください。

執筆者プロフィール

塾選ジャーナル編集部
編集部
塾選ジャーナル編集部

塾選ジャーナル編集部です。『塾選ジャーナル』は、日本最大級の塾検索サイト『塾選(ジュクセン)』が提供する、教育・受験に関する総合メディアです。保護者が知っておきたい受験や進路情報をお届けします。

監修者プロフィール

大山雅司
ひのき進学教室 三軒茶屋校講師
大山雅司

塾講師として中学・高校・大学受験指導を行っている。2020年にYou Tubeチャンネル「ひのき三軒茶屋」を開設し、主に高校受験に関する内容を配信中。2024年8月には都立高校の口コミ・データサイト「都立合格.com(ドットコム)」の運用を開始。“受験を少しでも面白く乗り越える”手助けを行うことを目標に動画制作を行っている。

関連記事

が選ばれる 3

掲載をお考えの学習塾様へ

初期費用無料で掲載可能 
お気軽にお問い合わせください

塾選で塾を探す