【中学受験】成蹊大学附属校につい徹底解説|特徴やおすすめ塾も紹介


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塾選ジャーナル編集部
成蹊大学附属校は、1912年創立して以来、小学校から大学院まで一貫した教育を行う学校です。確かな教養と豊かな人間性を併せ持ち、社会の発展のために献身的に貢献できる人材を育成することを目指しています。
成蹊高等学校の卒業生は、内部進学により30%の生徒が成蹊大学へ進学。70%の生徒は成蹊大学以外の歯科薬系や芸術系、建築学、心理学、歴史学、数学など多様な大学へ進学を希望しています。
学園中学校高等学校への進学を検討している方に向けて、受験情報や学校の特色をまとめました。受験にむけておすすめの塾もご紹介しますので参考にしてみてください。
成蹊学園の理念・目的とは?
成蹊学園は「個性の尊重」「品性の陶冶」「勤労の実践」の3つを教育理念としています。創立者の中村春二は「修養」という精神を鍛錬し、優れた人格を形成することを教育の基本としました。
人間育成、人格養成を教育の根幹に据えて、自発的精神と個性の発見伸長を目指しています。様々な国籍・文化・バックグラウンドの人々が共生する現代では、多様性を受け入れながら個性を伸ばす教育を大事にしています。
成蹊学園では創立当初から英語教育に注力し、小学校や中学校に国際学級を設けたり、海外の高校・大学と提携して、国際的な人材の育成に尽力していることで有名です。個性を育む一貫教育を大切にしている成蹊学園では、本物に触れる教育を通して必要な知識と自ら考える力、豊かな心を育んでいきます。
小学生から大学院生までが一同に集う吉祥寺のキャンパスで、世代を超えて交流し学び合うことで多様な価値観に触れ、多角的な思考力を身につけます。2018年にサステナビリティ教育研究センターを開設し、小学校から中学・高等学校・大学までの連携により持続可能な開発のための教育をすすめていることも特徴的です。
また、1918年から帰国生の受け入れを行うなど、伝統的に国際理解教育への取り組みを行っており、国際社会で個性を発揮できる人材育成のために、小学校から大学まで共通して、外国語によるコミュニケーション能力、国際理解教育を体系的に進めています。
成蹊中学・校高等学校
参照リンク:成蹊中学・高等学校
受験情報
一般入試、一般入試(帰国生枠)、国際学級入学、中学2年生帰国生入試の4枠があります。2022年度の入試日程は次の通りでした。
・一般入試第1回:2022年2月1日、第2回2月4日
・一般入試(帰国生枠):2022年2月1日
・国際学級4月入学:2022年1月8日
・国際学級9月編入:2022年7月6日
・中学2年生帰国生編入入試:2022年1月8日
進学実績
成績、出席状況が一定の条件を満たした生徒のほぼ全員が、成蹊高等学校に内部進学で進学します。
また、生徒の30%が推薦により成蹊大学へ進学しています。一方、生徒の70%が成蹊大学以外の大学へ進学し、医学部志望者が多いのも特徴です。成績上位者には、内部推薦の権利を保持しながら他大学を受験できる併願制度があります。
学校の特徴や特色
成蹊中高では、幅広い学習を通して詰め込み教育ではなく考える力を育成していくことが教育理念の「自奮自励」「自学自主」につながっています。高い専門知識を持った教員が授業を行うことで、生徒は積極的に発言し、いろいろなことに関心を寄せることができるでしょう。
実験、実習、芸術分野の学習活動にも力を注いでいて、豊かな教養を身につけ偏りのないものの見方を習得していくことを大切にしています。
ほとんどの生徒がクラブ活動に参加、自主的に運営しながら中学生と高校生が一緒に活動しているのも特色の一つ。創立以来、凝念という手を組み目を閉じて精神を集中させる精神集中法を受け継ぎ、生徒は精神の集中をはかっています。
概要
最寄り駅
最寄り駅はJR中央線・総武線・京王井の頭線 吉祥寺駅です。吉祥寺駅北口より関東バスで約5分、成蹊学園前下車、バス停から徒歩約8分。
創立年
1912年に創設されました。
建学の精神・校風
成蹊中学・高等学校では自ら課題を発見し解決できる「0 to 1」(ゼロ トゥ ワン)の発想が持てる人材の育成を目指しています。伝統を受け継いできたうえで、「グローバルに認知される教養と個性」「協調性のある自立精神と自律的行動」「知的好奇心と科学的探究心」を教育ビジョンとして掲げ、新たなものを創造する「0 to 1」の発想を持つ人材育成に力を注いでいます。
グローバル化が進む国際社会に対応できるように、「発信力」や「コミュニケーション力」を発揮できる非認知能力を育成。また、自己の個性を磨くとともに、他者の個性も理解し尊重する「共感力」を育て、異文化理解をすすめています。
総生徒数
2022年5月1日現在の総生徒数は、中学生818人、高校生986人です。
学費
項目 | 金額 |
---|---|
入学金(入学年次のみ) | 300,000円 |
授業料(年額) | 668,000円 |
施設費(年額) | 200,000円 |
こみち会(中学) | 1,200円 |
こみち会費(年額) | 2,500円 |
PTA会費(年額) | 7,200円 |
成蹊学園中学校高等学校の中学受験におすすめの塾
おすすめ塾①:栄光ゼミナール
授業形式は少人数グループ指導で、難関校合格を目指したい人向けのコースも用意されているので、目的にあった授業を選択することができます。
生徒一人ひとりの学力を把握した講師が、教室内を机間巡視し積極的にコミュニケーションをとるなど、親身な指導を行っています。
オンライン学習システム「CAST@Home」を活用し、授業でわからなかったところや塾内もしは解説動画ですぐに復習することができます。
自宅からのリモート受講も双方向授業で行っています。
栄光ゼミナールについては、こちらの記事にも詳しく解説してありますので、ぜひご覧ください。
公式サイトで公開されておらず、学年・コース・お住まいの地域により変動しますので、問い合わせを行い正確な料金を知ることをおすすめします。
おすすめ塾②:スクールIE
スクールIEは生徒の性格・学力に対応した個別指導システムなので、それぞれのニーズに合わせたオーダーメイドカリキュラムを提供してくれます。自分だけの効果的な学習で生徒のやる気を引き出すことで志望校合格に近づくでしょう。また、IE-GAIAではインターネットを介して難関大学の現役学生からマンツーマン指導を受けられ、受験突破するためのポイントをおさえた指導を受けることができます。
費用は入会金20,000円、授業料は教科数や入会時期によって変わりますので、問い合わせていただき正確な料金を知ることをおすすめします。
おすすめ塾③:国大Qゼミ
集団型授業と個別型授業の2スタイルがあり、習熟度別にクラスが編成され、10人前後の同じような学力や目的をもった子どもたちが切磋琢磨しながら授業を受けます。
豊富な種類の学習コースが設定されていて、基礎力養成から受験対策まで幅広くカバーしているのが特徴です。中学受験コースでは、知的好奇心を高めてくれる授業カリキュラムで、小学3年生からでも無理なく受験に必要なベースを作ることができます。
授業料は小学5年生トップ校特進コース算・国・英で10,263円です。料金は目安なので直接塾に問い合わせてみることをおすすめします。
おすすめ塾④:城南コベッツ
学習支援システム「GoNAVI」によって生徒一人ひとりに合わせて最適な学習プログラムを作成してくれる個別指導です。常に学習状況をチェックして学習プランを修正しながら、志望校合格まで最短ルートで導いてくれます。
「スタディ・フリープラン」は定額・通い放題の新しい受講スタイルで、成績アップに必要な質の高い学習・十分な時間・計画性を満たすことを追求しています。費用は小学6年生が週1回通塾で16,459円です。
おすすめ塾⑤:四谷大塚
集団授業で東京を中心とした首都圏エリアで中学受験の学習塾として有名で、難関中学への高い合格実績を誇ります。四谷大塚では小学5年生までに中学受験に必要なカリキュラムはすべて終えているので、小学6年生からの1年間は中学入試対策に専念できるでしょう。
自宅近くに教室がない生徒には、通塾コースの他に通信コースがあり、インターネットを介して自宅で授業を視聴できるので通塾コースと同じ進度で受けることができます。通塾費用は入会金2,200円、授業料が小学6年生の場合、コースと入会時期によって変わりますので、実際に問い合わせにより正確な料金を知ることをおすすめします。
まとめ
成蹊の教育理念に「自奮自励」「自学自習」の精神に基づき、詰め込み教育ではなく授業の面白さから生徒が興味をもち自ら考える力が育つはずです。生徒が自分の得意分野、才能を認識できるように実験、実習、芸術分野の学習活動にも力を入れています。
中高一貫の教育体制を整えていて、生徒は才能や個性を伸ばすことができ、やがて海外を含む多様な大学への進学を実現するために飛躍のサポートをしてくれる、数少ない学校といえるでしょう。
本記事を参考に、子どもの性格や家庭のニーズに合った学習塾を選んで合格まで効果的な学習をすすめてください。
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